"音楽前夜社"、思わず目を引くその名前。しかし印象的なのは名前だけじゃなく、その活動もかなりおもしろい。

今年8月にはメイン・アーティスト、GORO GOLOの最新作、7インチ・アナログ盤を、カクバリズムのカクバリワタルと銀杏BOYZの安孫子真哉が1999年に設立したSTIFFEEN RECORDSとダブルネームでリリース、STIFFEEN RECORDSを知っている年代の音楽ファンをよろこばせ、新宿LOFTにて音楽をメインとしない音楽イベント「ロフト飲み会」、さらにバンド同士で対決し勝敗を観客に決めさせるバンド版Back to Backトーナメント「ステゴロ」といった、いま熱狂のイベントを主催している集団。

彼らはいったい何者なのか? 音楽前夜社のアーカイヴ・シリーズの配信、そしてすでに売り切れ店も続出しているSTIFFEEN RECORDSとダブルネームでリリースしたGORO GOLOの最新作の配信開始を機に、主催者のスガナミユウにインタヴューを敢行!! 注目の音楽集団の、その正体お届けします。

音楽前夜社とは

東京で活動する音楽創作クルー。GORO GOLO、ジャポニカソングサンバンチ、MAHOΩなどでのバンド活動の傍ら、劇団ロロ、ダンスユニットflep funce! の劇中曲を担当するなど多岐に渡り活動中。先日、初期の活動とother worksをまとめたV.A.「音楽前夜社archives1」を発表。

>>音楽前夜社 Official HP

V.A. / 音楽前夜社archives 1

【配信価格】
WAV 単曲 90円 / アルバム購入 1,400円
mp3 単曲 80円 / アルバム購入 1,300円

音楽前夜社の多岐に渡る活動、デモ音源をまとめたアーカイヴ・シリーズの第1弾。今回は、活動が本格化する直前、2010年までに録音した未発表音源を多数収録。また、各メンバーのソロ作品、劇団ロロ・ダンス・ユニットflep funce! へ提供した劇中曲や、震災で繋がった東北仲間PANORAMA FAMILYのONAGAWA remix、Bankart Lesion(from FOUR TOMORROW,東京スパースターズ)の未発表曲を併せて収録。まさに"音楽前夜社の「前夜」"的作品ながら、近年の活躍を予感させる充実した内容!!

【Track List】
01. intro (classic five) / 02. Hello gonna ryun (ナァゴナリズン) / 03. in the pool (nyue) / 04. 日と蒔くの即興 (日と蒔く) / 05. サマーメマイ (classic five) / 06. JAVADAVA (ナァゴナリズン) / 07. soul dandy,suger baby (nyue) / 08. 居留守と暮らし (日と蒔く) / 09. するめ劇場のテーマ (するめ劇場) / 10. GO! SUGANAMI GO! (スガナミ ユウ) / 11. Camouflage (きむらかずみ) / 12. 夏至祭 (しいねはるか) / 13. sofas (Bankart Lesion) / 14. 父母姉僕弟君"劇中曲 (ロロ×音楽前夜社) / 15. グッドラック! つづき (flep funce! ×音楽前夜社) / 16. グッドラックのテーマ (flep funce! ×音楽前夜社) / 17. ONAGAWA remix (PANORAMA FAMILY feat音楽前夜社)

>>特設サイト

所属アーティスト

GORO GOLO
先日、12年の時を経て7インチレコード『GOD SAVE THE DANCING QUEEN EP』にて奇跡の復活を遂げたソウルフル・スウィンギン・パンク・バンド。ハイテンションかつセンスフルなドラム、ベース、ギター、鍵盤に加え、ヴォーカル、スガナミユウのバイブス満点のダンス&シャウトがライヴハウスを席巻中。2ndアルバムを発売予定。

GORO GOLO / GOD SAVE THE DANCING QUEEN EP

【配信価格】
WAV 単曲 190円 / アルバム購入 950円
mp3 単曲 180円 / アルバム購入 900円

1999年に安孫子真哉氏とカクバリワタルによって設立され、数々の名盤を世に送ってきたSTIFFEEN RECORDSがここにきて! まさかの! 約7年ぶりに、"音楽前夜社”とのダブルネームでのリリースを果たした話題作。都内では売り切れ店続出の7インチ・レコードの配信がスタート!

【Track List】
01. GOD SAVE THE DANCING QUEEN / 02. Theme#3 / 03. Dance Craze / 04. MONKEY SHOW / 05. Midnight Hour


ジャポニカソングサンバンチ
スチルパン、サックス、鍵盤、ベース、ギター、ドラムに乗せて展開するツイン・ヴォーカル。昔も今も未来へつなげる現在進行歌謡をうたうは拍子も調子もノッてるグループ、ジャポニカソングサンバンチ。毎月1回新宿ロフト・バー・スペースにて夜20時から1000円で飲み放題の「ロフト飲み会」をショウパブ・スタイルで開催、余興、酒肴、出会いのBGMとして軽音楽を演・奏・中! 「クライマックスEP」「WASURENAGUSA EP」発売中!!

MAHOΩ
8人の男女からなるグッドラックでキッチュカルトなポップ・バンド。2013年2月、惜しまれつつ解散。

INTERVIEW : スガナミユウ(音楽前夜社 / GORO GOLO)

スガナミユウ

インタビュー : 飯田仁一郎(Limited Express (has gone?))

これがおもしろいって思ったらすぐに表現できる場所

――率直に、音楽前夜社ってなんですか?

スガナミユウ(以下、スガナミ) : わかりづらいのでみなさんにすごく聞かれるんですけど、そもそもはいろんな音楽が好きで、ひとつのものをやるにはなかなか収集がつかなくて。好きな音楽も、イベントも、あまり方向性とか気にせずに、これがおもしろいって思ったらすぐに表現できる場所として作ったんです。「社」と書くけど、レーベルでも会社でもなくてヒップホップでいう、クルーみたいな感じです。

――作ったきっかけはどんなことだったんですか。

スガナミ : 音楽前夜社をやる前は、気負って音楽と向き合い過ぎていた時期があって、だんだん家にこもるようになっちゃって。かなり頭でっかちになってたから、いったん辞めて、もっと自由にやろうって思ったんですよ。

――そのときは何人でやってたんですか。

スガナミ : 3人です。

――それはいま音楽前夜社にいるメインの3人?

スガナミ : そうです。その3人時代が少しあって、現在の5人になります。

――その5人というのは。

スガナミ : 僕、スガナミユウと。

――スガナミさんは、音楽前夜社のメインバンド、GORO ROLOもやられてますね。

スガナミ : そうですね。GORO GOLOってバンドのヴォーカルをやっています。あとは、今日出ていたジャポニカソングサンバンチのヴォーカル以外の4人が、音楽前夜社で主に名乗ってる人になりますね。

GORO GOLO

――今日のロフト飲み会はもう1年ぐらいやってるんですか?

スガナミ : 1年以上、毎月やってます。イベントって対バンとかがルーティンな感じになるのがどうしてもあって。音楽をメインにしなくても絶対楽しいはずなので、歌舞伎町で何かやるってときに、飲み会にしたら関係ない人たちもたくさん来るんじゃないかなと思ったんです。「飲み放題だから遊びにいこうかな」って来てもらって、音楽は聴いても聴かなくてもいいしみたいな感じで、気軽に音楽と接してもらってもいいんじゃないかなって。

――客電もついたままですしね。今日はジャポニカソングサンバンチのレコ発でもあるんですよね。

スガナミ : そうなんです。ジャポニカソングサンバンチはロフト飲み会を拠点にずっとやっていて。GORO GOLOもジャポニカソングサンバンチも、音楽前夜社で一括りにするというよりそれぞれのステージをちゃんと作りたくて。その手伝いのために音楽前夜社があるイメージです。

ジャポニカソングサンバンチ@ロフト飲み会

――それぞれのステージというと?

スガナミ : 「ジャポニカソングサンバンチのロフト飲み会」って言われるように、GORO GOLOは一時からロフト飲み会出ないようにしたりとか。GORO GOLOだったら、やっぱり西荻WATTS時代からの仲間や先輩が大きいですね。それこそ角張渉さんとか、箕浦建太郎さんとか、A PAGE OF PUNKのツトムさんとか、出会ったころとはかたちを変えつつもまた繋がってきたりしてきていて。

――スガナミさんはいくつでしたっけ。

スガナミ : 32歳です。

――角張くんとかの2、3個下。

スガナミ : そうですね。尊敬する先輩です。それこそ元パーフェクトミュージックの内さんとかもそうですし。10年ぐらい前に対バンしてたような人たちが、それぞれの分野で自分の城をかまえてやってるのが刺激的で。それを考えると自分も何か看板を持ちたいなって。バンドとはまた別の視点で、もっとおもしろいことを自由にできる基盤として、音楽前夜社の看板を掲げてるんです。

大事なことは、1000人にちゃんと出会って関わることだと思ってる

――例えば、僕も角張くんも内くんも、それなりについて離れないものがビジネスという感覚じゃないですか。逆に今日来てた谷口順さんとかってそこをすっとばしてる。音楽前夜社は、まだ結論は出てないと思うんですけど、どっちを目指してます?

スガナミ : そこは狭間で考えている部分で。CDが売れない時代とか僕はそんな渦中にいないんでわかんないですけど、10年前に僕たちがCD出したころよりも売れない状況になってるのはわかるんです。もちろん1万枚、人に届けるのは大事で絶対やりたいんですけど、もうひとつ大事なことは、1000人にちゃんと出会って関わることだと思ってるんです。ただCD聴いてライヴに来てくれる関係とかだけじゃなくて、普通に友達になって遊んだり飲みに行ったり、その人のいろんなことを知って、欲を言えばその人と何かできないかなと考えたり。1000人とより親密になれば、その1000人が音楽前夜社やGORO GOLO、ジャポニカのことを、隣の人に話してしてくれると思っていて、それは1番目標にしていることです。演者と聴く側の関係というより、お互いが交わっていく、みんなで鳴らしている感覚みたいな、その方が価値のある時代なのかなって自分なりに思っています。

――その関わるというのを、もうちょっと聞かせてください。

スガナミ : 今は解散しちゃったんですけど、僕はMAHOΩってグループで、曲のライティングをしてて。MAHOΩは音楽をやってない人も誘ったりしてたんですよ。おもしろいものを持ってるから一緒にやってみようとか、そういうのが大事だと思っていて。たとえばその人が八百屋さんをやっていたら、じゃあ野菜にダウンロードコードつけて、そこ限定で売りましょうとか。それはless than TVと近いとこなんですけど、その人と接点を見出したいなってつねに思ってるんです。それは互いにチャンスを作りたいとかじゃなくて、ただやりたいんですよね。友達となんか考えたいなって。

――スガナミさんはステゴロもやってますよね。



日本初のバンド版Back to Backトーナメント「ステゴロ」
ドラムセット・アンプを2セット並べて1曲あるいは数分を間髪をいれず交互にサウンドクラッシュ!! 勝敗は観客による拍手でジャッジを取り、ファイトマネーは優勝者総取り。観客動員の上がりと、観客・出場者による投げ銭が賞金になります。まさにバンド版天下一武道会の開催を宣言します!

【第1回ステゴロ】
2013年5月26日(日)@下北沢SHELTER

参戦BAND
GORO GOLO(from 音楽前夜社) / A PAGE OF PUNK(from Underground Government) / V/ACATION (from LESS THAN TV) / THE SENSATIONS (from I HATE SMOKE) / NUMBER TWO (from SUBURBIA WORKS) / SHORT STORY (from I HATE SMOKE) / 左廻 (from 横須賀/マキビシレコード) / MILK (from 名古屋)

司会/ MC : JAPAN(four tommorow) / ひらっち(MANGA SHOCK)
DJ : D.J APRIL(Booty Tune)

Togetter :「ステゴロ」at 2013/5/26下北沢シェルター証言まとめ

【準決勝 / 決勝】
2013年12月8日(日)@下北沢SHELTER

>>ステゴロ Official HP

スガナミ : ヒップホップで言うところのUMB、バンド版BacktoBackトーナメントで、そもそも音楽に勝ち負けをつけることは、すごくナンセンスな部分もあると思うんですけど、それとは別の視点として、この日だけは勝敗をつけてみようよ! ってイベントなんです。お客さんもライヴ見に行った帰り道に友達と「あのバンドが1番よかったね」とか言うじゃないですか。それだけの話で。第1回目は8バンド4試合やったんですけど、150人ぐらいのお客さんがすごい熱量で見てくれて。お客さんが真剣にジャッチをしなきゃいけない状況がすごくおもしろいんです。タブーとされることを純粋な気持ちで突き詰めていくと見えることがあるなって思っていて、これはそういう気持ちでやったんです。結果で言うと第1回目はすごく成功しました。真剣な部分がそれぞれバンドにも出るので、それがすごく良かった。

――でも負けたバンドは悔しい。

スガナミ : めちゃくちゃ悔しいです。ちなみにGORO GOLOは負けたんですけどめちゃくちゃ悔しかったです。でも僕たちにないものが浮き彫りになるので、次の活動の糧になる。やっぱり音楽やってると純粋なものにケチつけたりしないんですよ。だからその判定に対して、自分たちに足りなかったものを探して次に繋げるって、それぞれ負けたバンドも言ってたので収穫でしたね。しかも仲良くなるんですよ、戦ったバンドって。ほんとに無二の親友ぐらいに仲良くなっててそれがすごい美しいなって。

――ステゴロは企画として本当にすごいと思ってて。スガナミさんはプロデュースや企画の方向に興味があるんでしょうか?

スガナミ : そういう時期なだけで、プレイヤー1本でやりたくなるときもくるかもしれないですけど。いまは現場の可能性を探りたいというか。

――そう思ったのはなんでですか?

スガナミ : 人が好きで、人に興味があるんですよ。この人のもっとよろこんだ顔とか悔しい顔とか楽しい顔とか、ロフト飲み会だったらめちゃくちゃ酔っぱらってる姿とかみたいなって思って。その気持ちを動かすのって、音楽はわりと得意だから。

東京はまだまだ人がいて、音楽もたくさんあるので、そこを感じたい

――今回、音楽前夜社のアーカイブスを出したのは、これはどういった意図で?

スガナミ : これは冒頭でお話させていただいた、音楽前夜社をつくる前の、僕たちなりの音楽との格闘みたいな。そのときもすごい純粋で。何か突き詰めたかったり、部屋の中で起きる奇跡のようなものを掴みとりたかった。結果としてうまくいかなかったりもしたんですけど、やっぱり探究していくことで輝きが増すこともあって。そのころはどっちかっていうと人と対するよりは音楽を創作することに意欲を燃やしてましたね。

――それが変わったのが2011年。

スガナミ : そうですね。ひきこもりからの脱却みたいな感じです。ジャポニカやMAHOΩ、ロフト飲み会もはじめて、やっぱり人っておもしろいなって思って。(『音楽前夜社archives 1』の)13曲目からはずっとコラボ曲なんです。劇中曲を作ったりとか。それを演者さんに弾いてもらう演奏指導とかもあって。この15、16曲目に関しても、flep funce! はダンス集団で、飲能吹奏楽研究会はおじいちゃんからこどもまでいる吹奏楽団なんですけど、彼らとコラボレーションして僕たちがライティングと譜面を書かせてもらって、一緒に演奏したんです。色々な人と関わりたいっていうのがここに繋がってくるんですけど。ほんとにひきこもりからの脱却。

――変わろうとするきっかけはあったんですか。

スガナミ : 2010年に、ここに入っている9曲目までのバンドでライヴしたいねって話になって、月1でイベントを組んだんですよ。でもイベントを組むとなるとブッキングというかバンドを探さなくちゃいけないじゃないですか。当時、ひきこもってて友達いなかったんで、自分が好きだなって思うバンドを外に見に行くようになったんですよ。やっぱり自分たちが思ってるよりいい音楽ってたくさんあるし、ライヴハウスでしか見れないものがたくさんあるから、おもしろいなって思ってライヴにすごい行くようになって。それからですね。

スガナミユウ

――東京でやることを意識してる部分はあります?

スガナミ : 僕、地元は福島なんです。震災後、福島がかなりフィーチャーされるようになって、当時同じようなこと考えた方もいると思うんですけど、いま僕たちの音楽が必要かどうかまで考えました。でも、音楽を止めて何か月経ったあとに、少しづつ周りが見えるようになってきて、やっぱり音楽やりたいなって素直に思って。でも福島に戻る選択肢は自然となかったんです。まずは東京で音楽を続けたいと。やっぱり東京はまだまだ人がいて、音楽もたくさんあるので、そこを感じたい時期にあったんですよね。東京以外で良い音楽やっている人たちはもちろんたくさんいるんですけど、それは会いに行こうって思って。いまのところ、東京で音楽やるのが音楽前夜社としてはヒットしてるんです。

――でもすごく…… なんでしょうね。僕も個人的に東京がヒットしてると思いました。今日もそうで、曽我部恵一さんが来て、谷口順さんが来て、いわゆる東京のライヴ、音楽シーンをひっぱる人が来てる感じとかも。

スガナミ : おもしろい人と出会えるっていうのが1番にありますね。たとえば、飯田さんが挙げていただいた音楽の先輩たちって、みんなえらそうにしてないし、コミュニケーションをすごく取ってくれるんですよね。若い人たちにも積極的というか、道を広げてくれるというか。CHABEさん(松田“CHABE"岳二)がギャラリーをやってたり、オルガン・バーで毎月イベントやってたり。曽我部さんもROSE RECORDSで好きなもの出してる。めちゃくちゃキラキラしてて、めちゃくちゃこどもなんですよ。失礼な話じゃなくて、こどものように見えるというか。もちろん大変なことがたくさんあると思うんですけど、楽しいと思えることを続けていきたいなと思わせてもらえるっていうのがすごくあって。そこに触れていたいってのもあるんです。あと、若いミュージシャンに出会えるチャンスも多いし、逆に地方のバンドが演奏をしにくる場所でもあるので。

――音楽前夜社として、若い子入れたり、地方のバンドを呼んだりとかは今後予定としてありますか?

スガナミ : 今度1月にやるイベントは、音楽前夜社の本公演とGORO GOLOのレコ発になるんですけど、16バンド呼んで昼からやるんです。そのなかの10バンドぐらいが20代前半から中盤のバンドで、自分がすごいおもしろいなって思うバンドを、東京以外のいろんな地方から呼ぶんです。もちろん東京のバンドもいるんですけど。彼らに、谷口さんみたいな人と出会ってほしくて、ちょうど僕が32歳なので、その間を埋めたいというか、まだまだなんですけど、そういうことも考えてます。

――GORO GOLOはアナログ盤をSTIFFEENから出して、STIFFEEN知ってる人からは、「えっ!」ってなる話でした。あれはどういう経緯だったんですか?

スガナミ : 12年前に1stアルバムを出したレーベルで、STIFFEEN 自体の活動が止まっているのは知っていたんですけど、GORO GOLOで音源作りたいなってなったとき、どういうものがよろこんでもらえるかと考えたときに、やっぱりSTIFFEENでしょう! ってなって(笑)。

――めちゃくちゃやな(笑)。

スガナミ : それでダメもとで角張さんに連絡したら、ちょっと考えてみようかって。

――きちゃったって思ったでしょうね、角張くんも。

スガナミ : ほんとに、はい。そうですね。角張さんもすごく忙しい人なので、やっていただいて本当に感謝です。

――スガナミさんがいろんな人と関わるなかで音楽前夜社はあるけれども、中心はGORO GOLOになっていくんですかね。

スガナミ : そうですね。音楽であったり、場所の創作チームとして音楽前夜社をやりながら、GORO GOLOのヴォーカリストとしてさらにバイブス上げたいなってのがあって。今度12月にアルバムが出るんですけど、老体に鞭打ってさらなるおじさんの高みにいきたいなって思ってます。

――スガナミさんにとって、どっちかがなくなっても成立しますか?

スガナミ : いまのところどっちかなかったら悲しいですけど、そのときに固執しないのも大事かなって思ってるんです。変わっていっていいと思うんですよ。人も変わるし、自分以外の人の考え方も変わっていくし。でも音楽を続ければ、たとえ辞めたり失ったとしてもまた繋がる部分も出てくるんじゃないかなって。やってるからには成長したいし、研ぎ澄ましたいってのはあるんですけど、全力でおもしろいことができる場所を、形を変えて続けていってもいいかなって思いますね。

LIVE INFORMATION

3バンド合同レコ発!!!
ヤング「NEW PARK」
でぶコーネリアス「DEVPHONIX」
GORO GOLO「GOD SAVE THE DANCING QUEEN EP」

2013年10月18日(金)@下北沢SHELTER

ステゴロ 準決勝 / 決勝戦
2013年12月8日(日)@下北沢SHELTER

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筆者について
J J (JJ)

パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyのチーフ・プロデューサー。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。ototoyでは、リミエキのJJとして喋っている時は、JJ(Limited Express (has gone?))と記載しています。

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