2026/04/30 18:00

Ebony Riley 『Beautiful Tragedy』

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ビッグメゾンのモデルとして活躍してきたライリー・モンタナが、エボニー・ライリー名義でR&Bシンガーとして放つデビューアルバム。2023年のEP『ebony』でも非凡な才能を感じさせたが、本作ではその真価ともいえるすばらしい歌唱を披露している。ラランス・ドップソンやロドニー・ジャーキンス、ジェイムス・フォントルロイらR&B界屈指の制作陣が参加していることからも、彼女への業界内の期待の高さがうかがえる。スマッシュヒット曲「Only You」に象徴されるように、正統派R&Bを真正面から歌い切る確かな実力と、深く艶のある低い声が何よりの魅力だ。オルタナティヴR&Bが切り開いた音響感覚や内省性を踏まえつつ、再び「歌」そのものを主役に据えた現代R&B――その現在地を示す一枚!(つやちゃん)

Chxrry『U,Me&My Ego』

三作目のアルバム。FADER誌が「80年代シンセポップとトラヴィス・スコット以降のスタジアム級ラップ、そして現代R&Bを横断した作品」と評したように、本作の魅力は、これだけ幅広いサウンドを扱いながらもアルバムとしての一貫性をまったく損なっていない点にある。hyperpop的な音像で弾ける「Blockstar」、キャッシュ・コベインを迎えてSexy Drillに接近した「Badness」、さらに「Main Character」ではPluggnBの浮遊感まで取り込み、楽曲ごとに表情を変えていく。それでも耳に残るのは、ジャンルではなく、チェリーというひとりのアーティストのキャラクターだ。流行のサウンドを吸収しながら、それらを自身のポップセンスへと引き寄せる編集力が際立っている。ポップスターになることを恐れないR&Bの最前線。(つやちゃん)

Gemini 『k night』

良質なR&Bを歌い続けてきたGeminiが、満を持してファーストアルバムを完成させた。GroovyRoomが主宰する〈AREA〉の第一号アーティストとしてデビュー以来、次世代K-R&Bを担う存在として注目を集めてきたが、その期待に十分応える一枚だ。「夜のドライブ」をコンセプトに紡がれた全10曲は、甘くセクシーなムードに包まれている。K-POP、ヒップホップ、クラブミュージックを横断しながら韓国の新しいサウンドを切り拓いてきたGroovyRoomらしいプロダクションも秀逸で、メロディの心地よさとグルーヴが絶妙なバランスで共存。肩の力を抜いて聴けるポップさと、本格派R&Bならではの色気を見事に両立した、K-R&Bの現在地を示す快作だ。 (つやちゃん)

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