2005年から始まった都市型アート・フェスティバル「SYNCHRONICITY」。渋谷に拠点を移し、O-EASTとDUOで開催しているこのフェス。渋谷のど真ん中で、LIVE×DJ×VJ×LIVE PAINTING等をいち早く融合させたり、グリーン電力を使い、新たなフェスの姿勢を示したりと果敢な挑戦を続け、中規模のフェスティバルとしては、絶大な支持を得ている。
さて、そんな「SYNCHRONICITY」も、決して順風満帆ではなく、2012年秋開催のヴァージョンでは、大きな赤字を抱えてしまったようだ。フェスティバルにとって、赤字は死を意味する。何故なら、額が巨大だから...。それでも、彼らはまたやることを選んだ。「いったい、何故...?」 「SYNCHRONICITY」主催麻生潤の熱い思いを、ぜひ目撃して欲しい。そして、3月9日は渋谷へ!
インタビュー&文 : 飯田仁一郎(BOROFESTA、Limited Express (has gone?))
都市型アート・フェスティバルの2013年が幕を開ける
SYNCHRONICITY'13
2013年3月9日(土)
会場 : Shibuya O-EAST、duo MUSIC EXCHANGE(二会場連結開催、往来自由)
料金 : 前売 4,800円 / 当日 5,500円
OPEN / START : 15:00
【LIVE】
ZAZEN BOYS / ROVO / 渋さ知らズオーケストラ / group_inou / 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 / Nabowa / COMEBACK MY DAUGHTERS / JABBERLOOP / Fragment / SOUND OUT / ATOM ON SPHERE / Indus&Rocks / rega / RIDDIMATES
【DJ】Ko Umehara
【VJ】矢吹和彦 / eetee
【ライヴ・ペインティング】gravity free
【DECO】大島エレク総業
【主催】EARTHTONE Inc.
【企画・制作】-kikyu-
SYNCHRONICITY official HP
SYNCHRONICITY facebook
3名様にKEEN×BAKIBAKI×SYNCHRONICITYのコラボレーション・シューズをプレゼント!
『KEENーYOGUI ARTS SYNCHRONICITY』
アートの活性化、新たなエネルギーの創造をテーマに生み出される、KEENとSYNCHRONICITYのスペシャル・コラボレーション企画『YOGUI ARTS SYNCHRONICITY 2013』。今回は、ライヴ・ペイントデュオ「DOPPEL」の一人で、アンダーグラウンド・クラブ・シーンから様々な企業とのコラボレーションを果たす山尾光平(BAKIBAKI)とコラボレーション。SYNCHRONICITY YOGUI「SYNC BLACK」と「SYNC WHITE」を計3名様にプレゼント!
詳しくはこちらから
【応募方法】
件名に「SYNCHRONICITYプレゼント希望」、本文に氏名、住所、電話番号をご記入の上、「info(at)ototoy.jp」の(at)を@に変更してメールをお送りください。当選者の方には追ってメールにてご連絡します。
応募締切 : 2013年3月8日24時
※あらかじめinfo(at)ototoy.jpからのメールを受信できるよう設定してください。
※当選者のお知らせは商品の発送をもって、お知らせいたします。
※カラー(黒、白)やサイズは対応出来ます。当選された際にご希望されるカラー、サイズを教えて頂きます。
INTERVIEW : 麻生潤
——今回で何回目になるのでしょうか? SYNCHRONICITYの渋谷ヴァージョン(O-EAST / DUO)は?
麻生潤(以下、麻生) : 2会場渋谷ヴァージョンとしては3回目だね。この2会場は1Fがduoで2F&3FがO-EASTでアクセスは1分もかかりません。いわゆるサーキット型とは違って一つの会場のような一体感が出るのが魅力ですね。
——今回はROVO、渋さ知らズオーケストラ(以下、渋さ)やZAZEN BOYS(以下、ZAZEN)など、かなり豪華なメンツが集まったと思います。前回は集客的に厳しかったということですが…
麻生 : うん、正直厳しかった。前回はクリエイターチーム-kikyu-の10周年というのもあってこれまでとはやり方を変えたんだよね。新しいトライをした。でもそれが上手く行かなかった。
——こういう経験をしたのは初めて?
麻生 : ここまでなのは初めてだね。
——実際に経験して、どんな心の動きになったのでしょう?
麻生 : より強く責任を感じるようになった。多くの人が関わってるしそれを束ねているからね。SYNCHRONICITYって実はすごく人間臭くてさ、気持ちで動いてくれてる人がたくさんいて、だからこそ強い信頼関係で結ばれてるんだよね。それに対しての信頼にはしっかり答えていかなきゃいけない。また曖昧なものがなくなったかな。成功と失敗を両方経験すると曖昧なものがはっきりするじゃない? コントラストが生まれるっていうか。何が良くて何が悪いのかということがはっきり分かるようになった。ここ数ヶ月だけど自分でもはっきりと変わったと思う。イベントには足を運んでもらうこと、そして心底楽しんでもらうことっていう二つの基本的で大切なことがある。それらは本来一つのものなんだけど、別々の考え方をしなくちゃいけない。そのバランスがすごく大切なんだよね。集客が厳しいというのはお客さんに価値の一つを与えられていないということ。それはもちろんいつもすごく考えてるんだけど、今回の経験を経て改めて考えさせられました。
——例えば、2回目が金銭も含め沢山の学びを得れた失敗だったとして、その中で一番何を学びました? そして、第3回には何を変えようと思います?
麻生 : 一番学んだのはやっぱり足を運んでもらうっていうことの大切さ。そしてその方法です。それが上手くいかなければ、どんなに素晴らしい空間を作ったとしても成功とは言えない。その二つをきちんと形にすることが大切なんです。そのためにはお客さんが何を求めているかということを真に考えることが必要だし、それに応えなければいけない。今回はその基本に改めて立ち返り、SYNCHRONICITYの持つ魅力を最大限に高めたい。それがお客さんに取っての価値にもなると思う。
——お客さんにとっての価値とは?
麻生 : 最高に楽しい空間であること。そして、魅力的なラインナップであること。特に魅力的なラインナップがないと足を運んでもらうことにつながらないよね。
——今の言葉は重い!
麻生 : SYNCHRONICITYはもう今年で8年目になるし、SYNCHRONICITYそのものの魅力を感じてくれて毎回足を運んでくれるお客さんもたくさんいる。それは本当にうれしいことで「いつもありがとう。」って心から感謝してます。だけど知らない人ももちろん多くいるし、SYNCHRONICITYってこんなに素敵なフェスなんですよって言葉で言ってもなかなか伝わるもんじゃないよね。もちろんコンセプトは一番大切なんだけど、それを体現したラインナップって本当に大切だと思う。
——例えばイベントを創ったことのない人が、「ラインナップが大事なんだよ」って言われたときのそのラインナップっていうのはどういうものでしょうか? 有名なところだけ招集すれば良いってものでもないと思うんだけど。
麻生 : 一言で言えば、コンセプトと規模感に合わせたワクワクするような組み合わせかな。SYNCHRONICITYに関して言えば、8年続けているフェスだからもう求められるものがある。それは純粋に僕の好みからスタートしているものだと思うんだけど、今となってはSYNCHRONICITYの個性になってるんだよね。例えばROVOとか渋さ知らズオーケストラとかさ。SYNCHRONICITYのトリを務めてもらっているバンドは"ザッツ・SYNCHRONICITY"でもうその形はでき上がってる。それは豪華なアーティストを呼べばいいっていうものじゃなくて、その個性や魅力を考えた上でワクワクするような組み合わせにしていかなければならない。
——前回の開催を経験に、今回はどういうことをキーワードにしましたか?
麻生 : SYNCHRONICITYの本質を大切にしてその密度を圧倒的に高めるということ。ラインナップで言うと、ROVO、渋さ知らズオーケストラ、NabowaやZAZEN BOYSは、SYNCHRONICITYにとってはすごく自然なアーティストなんだよね。そういう個性はすごく大切にした。その上でまだまだこれからだけど素晴らしい芽を持つアーティストや意外性のあるラインナップを意識した。
人生を変えるくらいの圧倒的な感動を体験できる空間
——以前お話したときに、「次のSYNCHRONICITYはある意味集大成なんだ」と言っていましたが、その真意は?
麻生 : まず一つは、渋さ知らズオーケストラとROVOというキャリアも豊富でSYNCHRONICITYの魅力を体現するアーティストに出演してもらうことになったということ。この二つのバンドは今までSYNCHRONICITYのトリも務めてもらってて特別なんだよね。その二つのバンドが決まった後、SYNCHRONICITYの魅力に逆らわないで自然なラインナップを意識して決めていった。またduoとEASTの二会場は3回目というのもあり、秋に全く同じ形でやるのは考えていないんです。僕は人はワクワクと感動のために生きてると思ってて、SYNCHRONICITYもその最高を形にしなければならない。でもそれは新しさなしには生まれない。一つ完成させたらまたイノベーションを起こしたいと思ってる。7年の経験とともに前回のSYNCHRONICITYはまた多くの学びと確信をくれた。それを形にしたいなと思ったときこれは一つのターニングポイントだなって。そんな風に自然と集大成感が芽生えてきた。しかも偶然にも今回が10回目の開催なんだよね。
——大トリはどちら?
麻生 : まだ悩んでる(笑)。よりSYNCHRONICITYらしいのは渋さだから渋さになるかな。でも、渋さを最初にやってもらって、最後ROVOで締めるという流れもエキサイティングかもね。
——ボロフェスタは続けることを選んだんですよ。どこかの時点で、新しいことだけをやり続けるのは無理だと思ったんです。それはたぶんFUJI ROCK FESTIVALも同じだと思うんですよね。ROVOと渋さ知らズオーケストラがでたその後、SYNCHRONICITYはどうなっちゃうのでしょう?
麻生 : SYNCHRONICITYも続けるということをすごく大切にしてる。続けないと届けたいことも届けられないし、経験も信頼も生まれない。ただ僕は続けていくためには新しいことに絶えずチャレンジしなくちゃいけないと思うんだよね。そのとき新しくても時間が経てば古くなり陳腐化していく。それはフェスでも同じで、陳腐化したものは良い空間になり得ないし人に感動なんて与えられない。ROVOと渋さ知らズオーケストラに出演してもらうことは本当に特別で素晴らしいこと。だけどそれは決して終わりじゃないんだよね。あくまでも一つのターニングポイントなんだ。SYNCHRONICITYのテーマは「CREATION FOR THE FUTURE 。未来のためにどれだけ有意義な空間にするかってこと。常に今できる最高を形にしているけれどまだイメージの半分も達成できていない。あとね、俺には夢があるんだよね。それは日本の音楽を海外に届けたいってこと。SYNCHRONICITYも将来そこに繋げていきたい。
——SYNCHRONICITYの一番やりたいことは、日本の音楽を海外に伝えること?
麻生 : いや、SYNCHRONICITYはその一つの流れの中にあるもの。SYNCHRONICITYでやりたいことは超シンプルで「最高のワクワクと感動を届ける」こと。ワクワクと感動が人に活力や希望を与えるし、未来に繋がっていく。そういう意味での「CREATION FOR THE FUTURE」なんです。やっぱり何々はいいなとか冷静な感覚じゃなくて、最高すぎて頭が真っ白になっちゃう、素晴らしくって自然と涙が溢れてくる、そんな空間をSYNCHRONICITYではいつも目指してます。そしてそんな感動を呼び起こすアーティストに出演してもらってます。だからこそ海外にも発信したいよね。
——SYNCHRONICITYとして8年やっているけれども、「最高のワクワクと感動」を実はまだ与えられていないと思っている?
麻生 : 僕らは常にベストを尽くしているし、それはSYNCHRONICITYごとに実現できてると思ってる。ただそれは終わりがあるものじゃなくってさ、アーティストが最高の曲を生み出そうと何度もトライするようなものなんだよね。また、僕は新しいものが好きでSYNCHRONICITYにどんどん取り入れたいと思ってる。まだ実現できていないけれど、もちろん科学も。音楽を中心にしながらも、いろんなアートやデザインがあって、そこに実際の未来の技術があって。音楽やアート、デザインはもちろん、そういう手に触れられる科学技術とかも通して未来を感じる空間、感動を生み出したい。それがSYNCHRONICITYの目指す形です。
——来てくれたお客さん達が、「すげえ! 俺らもやりたい」ってなるのが一番のSYNCHRONICITYの喜びだと。
麻生 : 人生を変えちゃうくらいの圧倒的な感動を体験できる空間。それがSYNCHRONICITYの理想であり喜びです。
続けていくことで多くの学びを得て、信頼が生まれ、フェスの本質も確かになる
——SYNCHRONICITYをやろうと思ったきっかけはなんだったの?
麻生 : 2005年に始めたんだけど、その頃はクラブ・カルチャーはクラブ・カルチャー、ライヴ・カルチャーはライヴ・カルチャーって明確にジャンル分けされててさ、それがすごくつまらないないからぶっ壊したいと思ったんだよね。クラブもライヴもすごく魅力的で最高に楽しかった。音楽はひとつなんだから一緒に楽しんでほしいと思ったんだよね。それで代官山UNITとSALOONを使って始めたんです。今思えばDogggystyle、Dachamboという今でもSYNCHRONICITYらしい組み合わせの中にズボンズ、井上薫さんのバンドなどもあって面白い組み合わせだなって思う。DJも光くん、YOGURTくん、SHIRO THE GOODMANとかに出演してもらいましたね。
——そのときはただジャンルを繋げたいと。
麻生 : むしろジャンルの壁をぶっ壊したいって感じ。こんなに最高の音楽やカルチャーがあるのに知らないのはもったいないって思ってさ。その頃そういうのは本当に少なくて新しくてさ、僕はそれを一つにしたいって気持ちで夢中だった。あれから8年が経とうとしてるけど、振り返るとSYNCHRONICITYの本質的なことは変わらないなって感じるよ。
——語弊のある言い方なんですけど、ボロフェスタは、人数の増加を止めたんです。2年前にjojo広重さん(非常階段)に占ってもらったんですよ。5,000人くらいまではよべるようになっちゃったから、これからは10000人を目指してもいいですか? って。jojoさんは、10000人を目指したら一回失敗する、でも将来的には成功する。その代わりに友達を何人か失いますよっておっしゃられたんです。仲間は、今の仲間じゃなくやりなさいっていうことを言われたんですよ。それって占いで言われなくても当たり前のように気付いていたことで。みんな生活があるし、収支も一桁変わってくるし。だからボロフェスタは、面白い音楽を投下して、規模を大きくしないで、毎年スタッフやお客さんが帰って来れる場所を作ろうと思ったんです。そして、俺たちはこれをなくさないって決めたんです。帰って来れる場所だから。SYNCHRONICITYを継続しようと思う一番のモチベーションは、なんでしょうか?
麻生 : やっぱね、めちゃくちゃ素晴らしい音楽やアートがここにあるからですよ。俺は日本が大好きなんだよね。日本人が好きだし、そこから生まれる素晴らしい音楽とか文化が好き。それを多くの人に伝えたい。音楽やアートって人にめちゃくちゃ活力を与えるじゃない。そいういう活力が未来につながって行くと思うしかけがえのないことだと思うんだよね。それが一番のモチベーションです。こないだ渋さを観たんだけどさ、やっぱ本当に最高でさ、心の底から活力がみなぎってくるし日本を体現してるなって思ったんだよね。こういうの観るともっともっと多くの人に伝えたいって思う。もちろん海外にもね!
——SYNCHRONICITYは、特定の音楽シーンを大きくしたいとか、あるミュージシャンを応援したいとか、そういうモチベーションはない?
麻生 : そういう気持ちも多少はある。だけど自分がやることではないかなって思う。ある一定のジャンルを盛り上げたいというよりは、この世の中にはこんな素晴らしいことがあるよってできるだけ多くの人に伝えたいんだよね。2011年から東北六魂祭っていうお祭りのワン・ステージをやらせてもらってるんだけど、しまじろうとか早食い大会の中に、SYNCHRONICITYでもおなじみのJABBERLOOPやタップ・ダンサーのSAROとかをブッキングしたりしてるんだよね。もちろんお祭りのコンセプトやお客さんが何を求めているかということが一番大切なんだけど、そこを理解した上でもSYNCHRONICITYから引っ張ってこれるものはある。それはすごくバランス感覚が問われる仕事だけど、子どもからお年寄りまで本当に喜んでくれる。そういう瞬間って本当にグッとくるよね。こうして人の心に活力や希望を届けられることは自分にとって大きなモチベーションになる。
——これからのフェスの役割ってなんだと思います?
麻生 : お客さんにとって楽しみ方はそれぞれだから、役割っていうのは正直ないと思うんだよね。ただ、理念やビジョンに魅力がありそれがしっかり反映されるフェスっていうのは残っていくと思う。今やたくさんのフェスがありラインナップは正直似通ってるものも多いよね。そして翌年にはなくなってまた新しいフェスが生まれてくる。そういうのが最近とても多いけどそれじゃつまらないんだ。ラインナップは大切って話もしたけれど、それと同時に主催者が何を考えているのか、そのフェスがどういうテーマで取り組んでいるのかってこれから問われていくんじゃないかな。そして本当に大切なのは、さっき飯田くんも言ってたように続けるってことだと思う。続けていくことで多くの学びを得て、信頼が生まれ、そのフェスの本質も確かになってくる。そういう経験が魅力のあるフェスを作り、これからのフェスの役割を担っていくんだと思う。きっとそういうのは自然に起こる。
——最後に、今回のSYNCHRONICITYに来る人に一番見てもらいたい部分はどこですか。
麻生 : 僕の勝手な希望だけど、普段観ないアーティストを観てほしいです。SYNCHRONICITYに出演するアーティストはみんなめちゃくちゃ素晴らしい。そこにまた新しい感動があると思う。
——今回は、一番上のフロアでDJは行いますか? SYNCHRONICITYのポイントの一つだったと思うけど。
麻生 : 今回はDJフロアはなくすつもりでいます。ここ最近DJフロアが生きてなかったんだよね。改善して続けることもできたけれど、どうせなら一度なくしてみようと思って。そうすることでまた新たな経験ができるから。クラブ・カルチャーとライヴ・カルチャーをミックスするっていう最初のSYNCHRONICITYの目標はすでに実現できてるし、今や色んな場所で行われてる。イベントも常にイノベーションが大切。今回は無くすという方向を選んだ。
——では、そこには何ができるのでしょうか?
麻生 : まだ検討中だけど今回は展示と装飾のあるラウンジ・スペースにしようかなと思ってます。小さなスペースだけど、コミュニケーションできる空間になれば良いなと思ってる。また、会場にお願いして条件付き(再入場時に1ドリンク必要)ですが再入場できるようにしてもらっています。これ実は警備上と会場の売り上げの面からすごく壁が厚かったんです。ライヴ・ハウス特有の難しさだよね。だけど、野外のように再入場できるようにしてほしいという希望が以前からあった。そういうのは可能な限り実現したいと思って。twitterやfacebookでもお問い合わせや要望をいただければ可能な限り答えていきたいと思っているので、お気軽にお問い合わせいただければ嬉しいです。僕も見てますので!
——なるほど。色々聞かせていただいて、ありがとうございました! 集大成のSYNCHRONICITYが、とても楽しみになってきました。
SYNCHRONICITY'13の出演者の音源をチェック
SYNCHRONICITYのコンセプト
『SYNCHRONICITY』とは、「CREATION FOR THE FUTURE」をテーマにグリーン電力で開催する都市型アート・フェスティバル。音楽、ライヴ・ペインティング、映像、ダンス・パフォーマンス、デザイン等、ジャンルを超え様々なアートが交わる空間を通して、未来へ続く前向きなエネルギーを生み出すことを目的に開催しています。
-kikyu-(クリエイターチーム)
「楽しさの、一歩先へ」をテーマに2002年に結成されたクリエイター・チーム。自由の象徴としての「気球」、願い求めるというベクトルを指す「希求」。その二つの意味を合わせ持ち、イベント制作をベースとしながら、映像、デザイン等幅広いクリエイティヴ・ワークを手がける。オーガナイザーを始め、トラック・メイカー、VJ、ムービー・ディレクター、フォトグラファー等様々なクリエイターが在籍。未来へ向けた様々なクリエイションを発信し続けている。
GREEN POWER : グリーン電力
『SYNCHRONICITY』は、グリーン電力を使用して行われています。グリーン電力とは、風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの環境への負荷を極力与えない自然エネルギーによって発電された電力です。クラブ、ライヴ・ハウスにてグリーン電力を使用したのは『SYNCHRONICITY』が初めてと言われています。音楽やアートが交わる有機的な空間を持続可能なエネルギーで生み出していくこと。それは素晴らしい音楽やアート、それらを感じる喜びを未来に永続的に残していきたいという想いであり、私たちの未来への責任であると考えています。自然は優しさや豊かさを教え、心を潤してくれるものです。その自然への想いを形にしていくことは、家族や大切な人への想いを形にするようなもの。その想いと行動が未来へ向けての大切な一つと考えています。
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