大友良英と高田漣のセッションを高音質で!

清水靖晃+渋谷慶一郎の『FELT』で大きく話題となったOTOTOYとサウンド&レコーディング・マガジンのDSD配信企画の第2弾が登場! 今回は、2010年8月27日に一口坂スタジオで行われたライブ・レコーディング・イベント「Premium Studio Live Vol.1」の模様を高音質でお届け。販売形式は、「DSDファイルとmp3のバンドル」「HQD(24bit/48kHzのWAVファイル)」の2種類。緻密な音を、聴き逃すことなく体感できます。JJのライブ・レポートと共にどうぞ。


DSDとは?

DSDとはDirect Stream Digita(ダイレクト・ストリーム・デジタル)の略称。音声をデジタル化する方式の1つで、音の細かいニュアンスの忠実な再現を目指して開発されました。DSDは通常のCDのPCM方式とはまったく違う1bitのレコーディング形式で、サンプリング周波数は2.8224MHz(CDの44.1kHzの64倍)にも及びます。奏でられた音と会場の空気が蘇るその音質は、アナログ・レコードのような滑らかさと、デジタルならではの透明度を合わせ持っています。

大友良英+高田漣『BOW』
1.街の灯 / 2.It's Been A Long, Long Time / 3.教訓1 / 4.At The Airport / 5.BOW

販売形態
1.『BOW』DSD+mp3 Ver.(※1.15GB)
2.『BOW』HQD(24bit/48kHzのWAV) Ver.(※617MB)

※DSDの聞き方は、本ページ『How to enjoy DSD?』と、ダウンロードしたファイルに同封されている資料「How_To_Enjoy_DSD(PDF形式)」を参考にしてください。また、ダウンロードしたファイルに不備や不明点がありましたら、info(at)ototoy.jpまでお問い合わせください。

9月15日の17時頃までにダウンロードされたお客様へ:
ダウンロード時、回線が過負荷状態になっていたため、正常にダウンロードできていない可能性がございます。大変申し訳ありません。現在は正常にダウンロード頂けますので、お手数ですが、再度ダウンロードをお試しくださるようお願い申し上げます。本件につきまして、不明な点がございましたらinfo(at)ototoy.jpまでお問い合わせください。


Premium Studio Live Vol.1 大友良英+高田漣 ライブ・レポート

2010年8月27日@一口坂スタジオ。日本が誇るミュージシャン、大友良英と高田漣というありそうでなかった組み合わせの2人が、なんと観客を迎えてのレコーディング&スタジオ・ライブ「Premium Studio Live—vol.1」を行った。会場内はマイクが四方八方に吊るされ、目の前には巨大なコントロール・ルームが見える。もちろんライブ・レコーディングと名打つからには一発録り。場内は、咳をするのもはばかられる程に緊迫している。現れた大友良英と高田漣でさえそうだ。

撮影:八島崇

最初に演奏したのは大友良英の「街の灯」。長尺の演奏を行い、もう一度初めから流し、なんとオーヴァー・ダビングまで。しかもオーヴァー・ダビングまで一発録り。やっている本人ぐらいしか何をかぶせているのかは分からなかったんじゃなかろうか? 会場に設置されたスピーカーから出てくるサウンドと見事に同化した名演。少し緊張気味のお客さんを和ませたのは、高田漣が歌った「It's Been A Long, Long Time」。さらには会場をリスナーに歩き回らせ、それさえも音楽としてしまった高田漣の「At The Airport」は、会場を明るく陽気な色味に変えた。彼は、なによりもお客さん目線で音楽を作成している。そして本作のハイライトは、長い大友良英の歴史の中で、初めて歌うレコーディング作品である「教訓1」。そう、加川良のカヴァーだ。少し照れながらも、ゆっくりと囁くようなその歌に、会場中の神経はとがり、大友良英の爆発ギターで張りつめた空気は崩壊する。「MCではファニーなのにな...」と狂気を目の前にしながら震えた。

今、その録音されたDSD音源を聞いている。勿論音が良い。壁の隅々の反響まで聞こえると言っても遜色はない。ただ本作で最も気づかされるのは、音が良いと言う概念だ。パンチ・イン、パンチ・アウトが簡単に出来るこの時代に、何故最高音質のレコーディングと名打ちながら、一発録りにこだわったのか? 本作を聞いていると、メロディ、音色、演奏力だけでは無く、レコーディングそのものの空気さえも音楽であると気づかされる。アーティストの息づかい、ノイズ、タッチ... 一発録りのその手法は、もしかしたら逆戻りの発想かもしれないが、大友良英の激しさや高田漣の優しさが如実に伝わってくるこのスタイルにこそ、リスナーが新たに興奮する可能性をみる。良い音で聞くなら、良い演奏でどうぞ!(text by JJ(Limited Express (has gone?))

>>ライブの詳細はこちら

PROFILE


大友良英(おおともよしひで)
1959年生。ギタリスト/ターンテーブル奏者/作曲家/プロデューサー。ONJO、FENなど複数のバンドを率い、またFilamnet、JoyHeightsなど数多くのバンドに参加。日本はもとより世界各地でのコンサートやレコーディングに常にインディペンデントなスタンスでかかわる。また映画音楽でも高い評価を得ている。著書に『ENSEMBLES』。


高田漣(たかだれん)
1973年生。スティール・ギターをはじめとするマルチ弦楽器奏者。17歳で西岡恭蔵のアルバムでセッション・デビュー。ソロ・アーティストとしても5枚のアルバムをリリースするほか、pupa、細野晴臣WORLD SHYNESS、サケロック・オールスターズなどに参加。イエロー・マジック・オーケストラのサポートも務めるなど多岐にわたって活躍中。

第1弾 清水靖晃+渋谷慶一郎のセッションはこちら

2010年3月8日、東京芸術劇場中ホールで行なわれたコンサートより、この日が初顔合わせだった二人の、デュオでの演奏が6曲と、それぞれのソロ・パフォーマンスが1曲ずつ収録されています。

清水靖晃+渋谷慶一郎『FELT』
1.Kiwa / 2.フーガの技法 コントラプンクトゥス 第1番 / 3.パルティータ 第4番 アルマンド / 4.無伴奏チェロ組曲 第2番 サラバンド / 5.Dolomiti Spring / 6.Samayoe Renga / 7.Ida / 8.Stardust

販売形態
1.『FELT』DSD+mp3 Ver.(※1.16GB)
2.『FELT』HQD(24bit/48kHzのWAV) Ver.(※654MB)

How to enjoy DSD?

KORG MR-2を使用して鑑賞する

KORG MR-2は、mp3、WAV、そしてDSDといった幅広いフォーマットで録音・再生ができる小型レコーダー。ダウンロードしたDSDファイルをSD/SDHCカードにコピーし、それをMR-2に挿入すれば、即座にヘッドフォンで聞くことができます。(注 : SD/SDHCカードをあらかじめMR-2でフォーマットした上で、“Playback”というフォルダーにコピーしてください。)


KORG MR-2000Sを使用して鑑賞する


KORG MR-2000Sは、プロのスタジオでも使用されているラック型DSDレコーダー。内蔵されているハードディスクにダウンロードしたDSDファイルをUSB経由でコピーすれば、ヘッドフォンもしくはオーディオ・セットにつないで聞くことができます。


SONY SCD-XA5400ES、SONY SCD-XE800を使用して鑑賞する

SONY SCD-XA5400ESは、オーディオ・マニアも認める高品位なSACD/CDプレーヤー、SCD-XE800は、実売価格が3万円台とは思えない高音質なSACD/CDプレーヤー。ダウンロードしたDSDファイルを、DVD-ROMと互換性のあるDVD-R、DVD-RW、DVD+R、DVD+RWのいずれかに記録すれば、再生することが可能になります。(注 : ダウンロードしたDSDファイルを、“DSD_DISC”というフォルダーごと記録してください。)


PlayStation 3を使用して鑑賞する

「PlayStation」は株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの登録商標です。

SONY PlayStation 3は、どの時期に発売されたモデルにもDSDファイルをPCMにコンバートし、HDMI経由で再生する機能が搭載されています。ダウンロードしたDSDファイルを、DVD-ROMと互換性のあるDVD-R、DVD-RW、DVD+R、DVD+RWのいずれかに記録すれば、HDMI入力を持ったAVアンプとの組み合わせで再生が可能になります。(注 : ダウンロードしたDSDファイルを、“DSD_DISC”というフォルダーごと記録してください。)

今後のDSD音源配信スケジュール

サウンド&レコーディング・マガジンが展開するライブ・レコーディング・イベント「Premium Studio Live Vol.2」の開催が決定! 10月31日になんと原田郁子と高木正勝が共演!!! これは、大変なことになる。詳細は後日発表!

イベント詳細はこちら

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レヴュー

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by 尾野 泰幸
筆者について
J J (JJ)

パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyのチーフ・プロデューサー。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。ototoyでは、リミエキのJJとして喋っている時は、JJ(Limited Express (has gone?))と記載しています。

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