菊地成孔や南博等、ジャズを中心に音質にこだわったリリースを続けるEast Worksの12タイトルもの音源が、なんとHQD(24bit 48kの高音質音源)で発売する。HQDの配信は、クラムボンの『2010』やTOEの『For Long Tomorrow』等のリリースで大きく盛り上がり、明らかに通常のCDよりも音が良いことが認識され始めた。また多くのアーティストが、HQDの配信に挑戦したいと名乗りを上げている。e-onkyo music等の他社サイトも、HQDよりもさらに音質の良い24bit 96kの高音質音源の配信に挑戦し続け、成果をあげているようだ。とは言え、まだまだ一般層にまで届いていないのが現状であろう。配信音源が携帯電話でダウンロードされるのではなく、もっと良い環境で聞かれるためには、高音質音源の広まりが、大きな鍵を握っているのは間違いない。そこで、OTOTOYでHQDを提唱する高橋健太郎と、高音質音源にこだわり続けるEast Worksからオーディオにも精通している阿部淳一に、高音質の魅力とその行く末を語ってもらった。(text by 飯田仁一郎)

East WorksのHQD作品を一挙配信開始!!!

高橋健太郎(OTOTOY)×阿部淳一(East Works)が高音質音源の魅力を語る

——OTOTOYでHQD(高音質音楽配信)を提唱している高橋健太郎さんと、ジャズを中心に音質にこだわったリリースを続けるEast Worksの阿部さんに、これからのサウンドの在り方について、お話しして頂きたいと思っています。

高橋健太郎 : なるほど。East WorksはSACDをずっと出し続けていますよね。阿部さんは、オーディオにも精通してることで知られますけれど、個人的には、いつから音質へのこだわりが?
阿部淳一 : 当初はエンジニア志望でフリーランスでエンジニアをやっていたんですが、当時、尊敬するオノセイゲンさんが新しくスタジオを作るっていうんで、丁稚として無給で働きに行ったりしていました。そこで出会った才能あるエンジニアの人達ってやることがもの凄くて、出音がもの凄く良いんですよね。これは自分には出来ない世界だなと思うと同時に、そういうエンジニアと一緒に仕事が出来たら、自分も作品もハッピーなのではと思っていた頃に、East Worksのボスとセイゲンさんが交流があるのが判り、スタジオに籍を置きながらも、East Worksにバイトとして出入りさせてもらって今に至るんですね。そういう経緯があるので、単純に高音質の作品を聞くと盛り上がりますし、わくわくドキドキしますね。こんな所まで聞こえる! とか、この立体的な感じがすごい! とか思いますし。

——通常のCDに収録された音質を、どう感じていましたか?

阿部淳一 : 当時マスターを作る段階のアナログ・テープの音ってもの凄くいいなって思いました。トラッキングはデジタルもアナログもあるけど、ミックスしたアナログ・マスターの音をCDにするのに、エンジニアは苦労していたと思うし、そこに独自のノウハウだったり視点だったり、エンジニアの独自色みたいなものも生まれたと思うんですよ。それで録っている側がアナログから完全にデジタルに変わってく中で、今度はマルチの段階で24bit 48kだったり24bit 96kだったものを16bit 44.1kにするのにエンジニアはまた苦労してる印象があった。元の方が、アーティストもエンジニアも色々やってるのが伝わるのに、なんで必ずCDフォーマットに収めなきゃいけないんだろうって思ってました。

——そこにはストレスを感じていたんですか?

阿部淳一 : 現場の人はみんな感じていたんじゃないでしょうか。

——健太郎さんはどうですか?

高橋健太郎 : 僕は90年代に入ってから現場に入り込むようになって、CDの音はどんどん良くなっていくんだけど、制作の過程はどんどん複雑になっていった印象。ビョークとかね。昔はスピーディーにできた物事が、制作過程の中で生演奏もあればコンピュータもあり、ミックスとかマスタリングのエンジニアがすごいことやって仕上げるみたいな、もの凄く手の込んだフランス料理的になってしまったと思う。で、トップのアーティストがもの凄く頑張って作ったものは良いいんだけど、全体としては、なんか息苦しくなってる様な。16bitだって、手の込んだものはもちろん、凄い音をしているんだよね。僕自身もスタジオ制作に入って、Pro Toolsを買ってエンジニア的なことをやって、自分のスタジオを作って色々探っていく中で、そういう方向のことをめざして、沢山やってきた。でも、ある時から、意外に昔自分が聞いていたものが良い音だったって思うようになったのね。昔はたいしたステレオも持ってなかったのに、開放的な良い音を聞いていたと思ったり。凝縮したいい音ってのはあるんだけど、さりげなくいい音ってのはあまりない時代だなと。今はHDレコーダーとかも24bit 48kだし、高校生の宅録レベルでいい音を聞いてると思う。でもCDになるとレートが下がっちゃう。下がるからこそ、ミックス〜マスタリングで頑張って、素晴らしい懐石弁当作るって世界だったと思うのね(笑)。SACDは良い音だけど、あれは凄くお金がかかるもので、僕も一時期はSACDのプレイヤー買って、普通のCDも一回DSDにアップ・サンプリングして聞いてたんだけど、これは続けられないなぁと思った。で、配信で24bit 48kで聞けるなら、手頃でいいなと。要はマスタリング前のマスター出してくださいってことだったりするから。刺身でボンってだされたみたいでいいなって思うし、あんまりマスタリングで詰め込みすぎないっていうか、デジタルの面で頑張らなくても楽に聞こえるものでいいなって思う。それって、僕が高校生くらいの時にレコードを聞いていた感覚に近いと思うのね。
阿部淳一 : なるほど。
高橋健太郎 : 配信って変に縛りが無いから可能性があるなって思って。OTOTOYも高音質配信を始めて一年も経ってないけど、それでもここまで来たかって思うしね。

中島ノブユキ

——どうしてEast WorksはSACDだったり、DVDオーディオとかの高音質音源を出し続けているんですか?

阿部淳一 : そうですね。単純にアーティストが出す音って凄いですからね。それをスタジオで皆でよってたかって小ちゃい器に閉じ込める努力をするよりは、それを生に近いかたちのままお届けした方が良いんじゃないかっていうことですかね。
高橋健太郎 : やっぱり生な音楽を扱ってるのが大きいと思う。
阿部淳一 : そうだと思いますね。アコースティックの再現っていう意味では、ダイナミクスにしてもfsにしても器が大きい方が楽な部分があるんですよね。

——健太郎さんが「OTOTOYで高音質音源の配信をしよう」と閃いた瞬間はなんだったんですか?

高橋健太郎 : 別に閃いたわけではなくて、95年位から自分のスタジオで常に24bit 48kは毎日聞いてるわけね。それは16bit 44.1kのCDの音とは確実に違うんですよ。だから、自分の中でレイヤーを分けてるのね。CDで良い音を聞くにはそれなりにシェフが手間をかけなくてはならなくて。でも、これは刺身で出したら、それだけで美味いんだよってのは、僕だけじゃなくて色んな人が感じてたことだと思う。鮮度の良いうちに早く出したいみたいな(笑)。音を聞く環境が実は段々悪くなってるっていうか、放っとくと悪くなると思うんですよね。大っきな話で言うと僕は東京育ちだけど、高校生位の頃の東京の住環境はずっとユルいわけですよ。今ほど密集していないし。だけど自分が大人になって一人暮らしとかするようになると、もう大きい音なんか出せなくなる。一方で、僕は仕事でもどんどんニュー・リリースを聞かなくちゃならないし、そうすると今は、普段聞いてるのがmp3とかCDRとかばっかりになっちゃうわけです。でも、1970年位、高校生の時には、当時買えた最低限のレベルのオーディオで聞いてたんだけど、レコードに針落として聞いていた環境は、結構開放的だったと思うのね。その時のベルト・ドライブのプレイヤーの音とか覚えてるしね。今はハイテクな環境にいるのに、実際に聞いてる音はせせこましい。
阿部淳一 : そうかもしれませんね。

——阿部さんはどういう環境で音楽を聞いてるんですか?

阿部淳一 : 僕は仕事柄なところもあるし、オーディオ・マニアでもあるんで。CDもSACDもLPも専用プレイヤーでスピーカー(AVALON)を鳴らして聞いてます。PCオーディオでいうと、アメリカのスタジオとマスタリングのファイルをやり取りするのに、PCからD/A経由で出して聞いたりもしてますね。

スタンダードが変わった

——お二人にとって高音質音源は広まったっていう印象ですか? まだ好きな人にしか知られてない印象ですか?

阿部淳一 : より広まるのはこれからだと思いますが、エポックな時期にいるんじゃないかなって思いますね。昔CDとかで買ってたものよりも、送られてくるものの方が解像度が高くて、一曲から買えたりするわけじゃないですか。そういう意味ではすごく転換点にいるんじゃないかなって思いますね。
高橋健太郎 : 今、OTOTOYでは24bit 96kでもやってるけど、個人的には24bit 48kが主力の形態で良いのかなって思います。24bit 48kのデータを出して、ユーザーがそれをFLACとかAACとかに圧縮してもらってもいいし、mp3も320kbps位あれば、十分音は良いと思う。だからもう高音質、高音質ってうたうことでもない気がする。逆に高音質の音源で言えば、DSDってのはホントにアナログ的なきめ細かさがあって、これはこれで本当の高音質音源としてあるべきものだと思うのね。データ量も半端ないけれど、でも、SACDの場合は生産コストもユーザー側の環境を揃えるコストも大変だけども、データでDSDが購入出来れば、SACDの敷居も下がると思うのね。だから本当にハイ・エンドな音をハイ・エンドなオーディオで聞きたい人はDSDに行くべきだと思う。普通に良い音をPCやipodで聞きたい人にとっては、24bit 48kの音源はこれからのカジュアルな形だと思う。高音質音源だって気張ることの無い感じ。そうなったらいいなって思って。
阿部淳一 : スタンダードが変わったみたいな。
高橋健太郎 : 24bit 48kは高音質音源っていうよりは、今までのCDの音が低かったんだよっていう位のカジュアルな感じでいいと思うんだよね。

——24bit 48kに3年後の未来を感じますか?

阿部淳一 : 単純に物で持ってていたい人と、もので持たなくてもいい人にバッサリ分かれると思うんですよね。多分物で持っていたい人は減ると思うんで、高音質パッケージ・メディアの値段は上がっちゃうかもしれませんね。その代わり、配信がもっと広がれば配信の単価は下がると思いますね。二極化するんではないでしょうか。

——健太郎さんは、24bit 48kの音源配信は3年後どうなっていると思いますか?

高橋健太郎 : 僕らは24bit 48kの音源を売る側だから、この数ヶ月間の実績で、もう売れることは分かってるんですよ。ミュージシャンも24bit 48kのマスター音源を持ってるし、聞かせたいと思っている。ただ、それを商品として魅力的に見せる工夫をこれからどうすればいいかってことだと思う。パッケージが無いからその変わりにどうするかとか、ライナー・ノーツが欲しい場合はどうするかとか。後は配信だから出来る何かとか。配信って売った時点で誰が買ったか分かっているじゃない? メール・アドレスとかで確実に繋がってるわけだから、ミックスをやり直しましたって言って、また送ることだって出来るわけですよ! 新しくリミックスが出来たんで、差し上げますとかね。クラムボンの作品をたくさんの人が聞いて、音は明らかに良いってのが認知された。次は、それをどういう環境で聞くかっていうことだったり、その音がどれだけ自分にとって魅力的かってことをリスナーが咀嚼する段階かな。今はまだパッケージの魅力がでかいと思うんですよ。ただ配信の場合は、繋がってるわけだから、別の魅力を持たせることができるはず。で、部屋は狭いから物は持たなくていいやって人が、その魅力に気づき始めたら、バン! と変わると思うんだよね。この2、3年で行くんじゃない?

——阿部さんは高音質音源が一般層にどうすれば広がると思いますか?

阿部淳一 : そうですねぇ。皆さんもっと、ヘッドフォンだけじゃなくスピーカーから音を聞くようになればいいと思うんですけど。今、住宅のインテリア系の所でも色んな製品が出てるじゃないですか。そういうメーカーがもう半歩前に踏み込んでくれるといいんですけど。リビングで聞くならいい音がいいなって、一聴瞭然の世界だと思うんですよ。mp3と24bit 48kはそりゃ違うんで。リビングで流れた時にどっちが気持ちいいかって体験できるような場があれば違うと思うんですけど。

——健太郎さんはどうですか?

高橋健太郎 : ゆっくりスピーカーに向かって聞くみたいなことを知らない人が多いじゃない? それか忘れてるか。街中の店先でバシャバシャ鳴ってるのが音楽みたいな印象になっちゃってるんじゃないかな? ゆっくり聞くと音の違いは分かるんだよね。それはご飯と一緒で、25分しか無いって時には、マクドナルド行って食べようが、そこらで天丼食おうが、あるいは高級そば屋行こうが、満足感はそんなに変わらないことあるじゃない? でも、これが2時間かけて食べようってなったら、マクドナルドに行かないわけで。もう少し、そういう価値観を、大切にしてもいいんじゃないかな? 音楽を聞く時のユルさってのは贅沢なものだから。CDでの良い音ってのはユルさが無い音っていうか、頑張ってそこに詰め込んでた音だけれど、そうじゃないもっと楽に聞ける良い音もあるんだから、もっと時間かけてじっくり聞いてもいいじゃないかって。短時間で沢山聞きたいんならPCでネット・サーフィンして聞くってのも、それはそれで楽しい。でも、みんなそっちにばかり行っちゃって、普通に音楽を聞く楽しみを忘れてる気がする。僕も90年代以後はそうなってたもん。聞かなきゃならない音源が多すぎて、あらゆる時代の音源がリイシューされて、インディーとかのリリースもものすごく増えたし。でも、最近は少し落ち着いてきた。こういう時にもう一回音楽の聞き方みたいなものを考えても良いんじゃないかなって思う。

——以前からいい環境でゆったり聞くことを続けてきた阿部さんとしてはどうですか?

阿部淳一 : 単純に、家の中で過ごす時間を大切にする人とか、家にいる時間を前より持てるようになった人とかも増えてくると思うんですよ、この先。そういう時に音楽をいい環境で聞くことってとっても贅沢だと思うんですよね。ホントにシンプルなんですけど。その環境をもっと多くの方が楽しめるようになれば良いですよね。オーディオ・ショウとかも対マニアックですし、メーカーの宣伝もクローズな感じで対象を絞り込んでますし、それを広げていく様な何かがあれば良いですよね。

——例えばipodとかってCMとか宣伝が格好いいじゃないですか? そういったものがあるともっと広がると思いますね。お二人の時代にそういったかっこいいアイコンみたいなものはあったんですか?

阿部淳一 : 当時JBLのスピーカーが出た時に、憧れた世代は僕らのもう一つ上位でしょうか?
高橋健太郎 : 長岡鉄男先生見たいなね(笑)。
阿部淳一 : (笑)
高橋健太郎 : ジャズ喫茶世代みたいな。昔はジャズ喫茶みたいなのがあって、JBLとMacintoshとOrtofonでいい音を聞く機会はよく考えれば500円払えばあったんだよね。まぁそれが良いか悪いかは別としてさ。今はどこでそれが聞けるか? 普通の人は、オーディオのショー・ルームなんかに行くわけないじゃない? クラブとかライブ・ハウスとかも、必ずしも良い音じゃないし。昔あったいい音を聞ける場所が無くなったってのは残念だよね。

南博


——5.1chってどうですか?

阿部淳一 : 僕らはあの規格が出た時に、これはすごいぞって言って結構力を入れてタイトルをリリースしたんですね。多くはライブ盤を5.1サラウンドでやったんですけど、そもそも5.1chっていう規格に多少の無理があるんですよね。スタートが4.1chとかだと全然違ったと思うんですけど、センター・スピーカーの扱いが僕らも大変ですし、家庭環境でもなかなかなじむのは難しいと思いました。結局もの凄い制作費をかけて作っても、誰も聞いてないんじゃないかっていう疑念に苛まれまして(笑)。
高橋健太郎 : 僕はちょっと試したくらいで、殆どやってないんだよね。あれって住環境の問題がでかいですよね。
阿部淳一 : 映画とか観るのは楽しいんですけどね。

——結局それも需要と供給のバランスが悪いって事なんですよね。

阿部淳一 : そうですね。ただ配信であれば、4ch位ならいけると思うんですよね。再生環境さえあれば。
高橋健太郎 : 5.1chの配信はどっかでやってましたよね。でも、そこまでスピーカー揃える以前に、結局、普通にスピーカーで聞くことが無くなったのが一番の問題だと思う。例えば、音楽雑誌の編集部に行ってもスピーカーないよね。唯一、でかい音で聞ける環境があったのが、旧Remix編集部くらいかな。だから、プロモーションでCD持ってっても、それ机に置いてコーヒー飲んでしゃべるだけでしょ? 昔はレコード会社もJBLの部屋とかあったもん。今はどこ行っても、机ばっかり並べてあって全然音楽的じゃない。みんなヘッドホンして聞いてるだけだし、そういう音楽を発信する場所からして、ゆとりのある聞き方が無くなっちゃった訳だから。
阿部淳一 : うちのオフィスにはありますよ。5.1chになってます(笑)。でもヘッドフォンで聞く人もヘッドフォンにはお金かけたりするじゃないですか。だから、時間もスペースもお金もセーブして、みたいな人ばっかりじゃないと思うんですよね。

——海外はアナログと配信が一緒になったものが増えてきてますが、阿部さんはそれをどう思いますか?

阿部淳一 : そうですね。セッティングが決まったアナログの音はもの凄く良いんで、アナログっていうメディア独自の開放感のある音が支持されるのはすごく納得がいきますね。気持ちいいもんねっていう正直な気持ちがあると思う。
高橋健太郎 : アナログはデータに出来ないから、チップが封入してあってそれでダウンロードするみたいなのは、ヨーロッパでは多くなってきたもんね。
阿部淳一 : アナログ聞く人も、デジタル・データも欲しいっていう気持ちがあるんですね。オーディオ・マニアの人にとってのアナログって、どんどん値段が上がってきてるし、作れる工場も減ってますし、カッティングできる人も減ってきてますし、ちょっと特別な感じになってきてますよね。そう考えると、アナログをいい音で出すために使う投資と、ちょっと良いデジタル・ファイルから再生するのとをコスト・パフォーマンスで比べたら、何百分の一だと思うので、配信の方が敷居は低いと思うんですよ。
高橋健太郎 : アーティストの欲求としても、アナログ作りたいっていう欲求がすごいあるから、こういう方式が生まれてるんだね。

——OTOTOYの高音質音源の配信がもっと広まるには、どうしたらいいのでしょう?

高橋健太郎 : 君、今日はコンサルタントに来てもらったみたいだね(笑)。
阿部淳一 : 例えば、OTOTOYがどこかと組んで、24bit 48kの音源を聞ける洒落たハードを作ってみるとかどうですか(笑)? 聞いてもらって体験してもらわないとダメじゃないですか? なので何か普段目線で広げられる何かがあると良いですよね。

——East Worksは高音質を知ってもらう為に何かしてますか?

阿部淳一 : それがまだこれからなんですよ。
高橋健太郎 : 作りますか!
阿部淳一 : 作りましょう!

PROFILE

East Works Entertainment
今に生きるジャズとその周辺の音楽を更新し続けるミュージック・カンパニー。邦人ジャズ・メンの作品を中心としたewe recordsを中心に350タイトルをリリースする一方、アーティスト・マネジメント、コンサート・マネジメントを積極展開。キップ・ハンラハン主宰、american claveとのコラボレーションも継続中。代表アーティストに菊地成孔、渡辺香津美、綾戸智恵など。
East Works Entertainment Web

阿部淳一
録音スタジオなどを経て1996年よりEast Works Entertainmentに参加。A&R/プロダクツ・マネージャーとして200タイトル以上の制作に従事。2010年3月より同社取締役。

高橋健太郎
1956年、東京生まれ。音楽評論家、音楽プロデューサー、レコーディング・エンジニア、インディー・レーベル「MEMORY LAB」主宰。音楽配信サイト「ototoy」の創設メンバーでもある。一橋大学在学中から『プレイヤー』誌などに執筆していたが、82年に訪れたジャマイカのレゲエ・サンスプラッシュを『ミュージック・マガジン』誌でレポートしたのをきっかけに、本格的に音楽評論の仕事を始めた。twitterアカウントは@kentarotakahash

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筆者について
J J (JJ)

パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyのチーフ・プロデューサー。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。ototoyでは、リミエキのJJとして喋っている時は、JJ(Limited Express (has gone?))と記載しています。

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