2026/06/24 12:00

終わりなき挑戦が、リスナーとの愛をつないでいく

――“Florisia”は現在開催中のツアー〈Mahiru ONE MAN LIVE ASIA TOUR 2026-2027 "Auralisia"〉のテーマ・ソングで、茉ひるさんのライブにかける思いがダイレクトに届く正統派J-POPです。日本人のシンガー・ソングライターとしてのアイデンティティも感じられました。

茉ひる:これはかなり振り切りましたね。最近は絵を描いて、そのイメージから曲を作ることが多いんです。頭の中に湧き上がってくるものを絵にして、それを言葉に置き換えていくんですけど、比喩を重ねすぎると伝わりづらくなってしまうし、そのバランスがすごく難しくて。

でも、この曲では「自分のことを好きでいてくれる皆さんに、まっすぐ気持ちを届けたい」という思いが強かったんです。だからこれまで以上に率直な表現になった曲だと思います。

――このインタビューは初日の台北公演と2本目の三重公演の間に行っていますが、実際に台北のお客さんの前で披露してみていかがでしたか?

茉ひる:ライブ後に「あの曲はなんというタイトルですか?」というコメントをたくさんいただいて、曲そのものに興味を持っていただけたことがすごくうれしかったですし、リリースされたら歌詞の意味もしっかり届けたいなという気持ちがより強くなりました。

――「Auralisia」というワードは「Aura」「Lyric」「Florisia」を混ぜた造語で、これについて茉ひるさんはSNSにて「つないできた過去の余韻と、新たに解き放つ空間を包み込んで、次のページを残す物語を描く」と発信していました。どんな思いからこのようなテーマに至ったのでしょう?

茉ひる:去年のツアーも「感情をつないでいきたい」という思いで作っていて。ツアーを通じて生まれた愛を大切に抱えながら、その先へ進んでいきたいんです。

皆さんにもっと愛を表現したいし、楽しいことを続けていきたい。そのためには進化し続けなければいけないとも思っています。今の自分だから伝えられることももちろんあるし、進化した先だからこそ伝えられるものもある気がしていて。

“Florisia”の《辿る足跡/モノクロだった世界に/開いた花拾い集め/また歩き出す》という歌詞はまさにそれを歌っています。何も知らなかったわたしが、皆さんと出会って愛を知って、また次の一歩を踏み出していく。その繰り返しが新しいものを生んでいくんだろうなって。

――実際に現地に足を運んで、リスナーの方々と顔を合わせているからこそ書ける歌詞だと思います。恋愛などを超えた、大きな愛情が込められている。

茉ひる:わたし自身も書きながらそう思いました。音楽人生において何を大切にしたいかと聞かれれば、この愛を大切にしたい。その思いはこれから先も変わらないと思います。

皆さんからの愛を受け取って、愛を共有できたからこそ、世界で起きている出来事にも以前より心が動くようになった気がします。歌詞って、その人が歩んできた人生そのものから生まれるんだなと改めて感じました。

――茉ひるさんが歌詞の内容とサウンドの方向性を近いものになさっているのも、海外ライブの経験が影響していると聞きました。

茉ひる:そうなんです。海外では歌詞の意味よりも、まずグルーヴやメロディ、テンポから音楽を受け取る方が多い印象があります。一方で日本のリスナーの方は、歌詞にも深く耳を傾けてくださる。だからこそ、曲全体から伝わる空気感と歌詞の内容がちゃんと結びついていることが大事なんだなと感じるようになりました。

バラードの“百日草”は海外でもじっくり聴いてくださっている方が多くて、“ダブルベッド”や“フレグランス”よりも歌詞の意味も届いているのかなと感じます。ライブで歌っていると、涙を浮かべている方がいたり、さまざまな感情が表情に表れていたりして……その反応を見るたびに感動していますね。

――多言語の歌詞が収録された『Cinema』でどんなリアクションをもらえるのか、なおさら楽しみですね。

茉ひる:本当に! “ロストライン”はBillyくんの広東語が入っているから広東語圏の方々には歌詞も伝わりやすいだろうし、海外の皆さんがどう感じてくださるのか気になるところです。“UI”は英語詞ですし、“百日草(REMIX)”では中国語でも歌っているので、それぞれの言語を通じて海外の皆さんに歌詞が届いたらうれしいですし、わたしもSNSを通して歌詞に込めた深い思いをお届けしていきたいです。

――現在開催中のツアーと今作をきっかけに、茉ひるさんの活動の場はさらにボーダレスになっていくのではないかと思います。

茉ひる:いろんな国の方が聴いてくださっているので、これからさらに広げていきたいです。でも広げていくから浅くなるのではなく、一人ひとりに深く刺さりながら広がっていくのが理想ですね。

これまでもアジアの様々な都市でライブをさせていただいていますが、まだ行ったことのない場所にも行ってみたいですし、何より「やりたいことをやり続けられること」がわたしの夢なんです。

課題を見つけて、それを乗り越えて、また新しい課題を見つける。それを繰り返すことでゴールがない状態をずっと保ち続ける。そうすれば皆さんとの愛はずっとつながり続けていくんじゃないかなと思っています。

編集 : 石川幸穂

“自由に心を映し出す”ことをテーマに制作
茉ひるのメジャー・ファーストEP



LIVE INFORMATION

Mahiru ONE MAN LIVE ASIA TOUR 2026-2027 “Auralisia”

【大阪】
2026.7.26 sun
開場 17:00 / 開演 17:30
BANANA HALL

【愛知】
2026.10.24 sat
開場 17:00 / 開演 17:30
NAGOYA JAMMIN

【東京】
2027.1.23 sat
Spotify O-EAST

チケット:https://eplus.jp/sf/detail/3800690001

MAHIRU ONE-MAN LIVE 2027 in Zepp New Taipei

2027.3.27 sat
開場 17:00 / 開演 18:00

2027.3.28 sun
開場 14:00 / 開演 15:00

会場:Zepp New Taipei

※公演日時はTPI時間

DISCOGRAPHY

PROFILE

シンガソングライター
2000年生まれ

SNSを起点に国内外で注目を集める次世代アーティスト。
エモーショナルな歌声と共感を呼ぶ歌詞で注目を集め、SNS総フォロワー数は90万人を超える。

「言葉の壁を越える情感」が特徴で、心に寄り添う歌詞と繊細な歌声が海外リスナーの心も掴み、SNSでの多言語発信や国境を超えたファン交流により、アジアを起点とした国際的な活動モデルを構築。
国内外の音楽シーンでさらなる飛躍が期待される、今もっともグローバルな広がりを見せる若手女性アーティスト。

■Instagram : @mahiru_automobile
■X : @mahiru_atmobile
■YouTube : @mahiru_automobile

この記事の編集者
石川 幸穂

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