2025/05/17 18:00

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』

相手を尊重する礼儀とは、「全部わかったと思わない」こと──ゲスト : 長谷川陽平(ミュージシャン)

見汐麻衣、長谷川陽平 (L→R)

シンガー・ソングライターの見汐麻衣が、いまお会いしたい方をゲストにお迎えする対談連載、『見汐麻衣の日めくりカレンダー』。「大人になったと感じた時のこと」をテーマに据え、逆戻りの「日めくりカレンダー」をめくるように、当時のあれこれを振り返ります。

第4回目となるゲストは、プロデューサー、ギタリスト、DJとして活躍する長谷川陽平さん。1995年、韓国から帰国した知人からもらった1本のカセットテープをきっかけに韓国の音楽に興味を持った長谷川さんは、やがて拠点を韓国へと移します。2005年には、韓国を代表するロック・バンド、サヌリムの再結成に召集され、2011年にはチャン・ギハと顔たちのセルフ・タイトル・アルバム『チャン・ギハと顔たち』でプロデューサーとギタリストを務めました。同作は2012年の〈第9回韓国大衆音楽賞〉で4部門を受賞し、大きな注目を集めることとなります。

現地で文化や慣習の違いを肌で感じながら、約30年にわたって活動してきた長谷川さん。彼は今なお、「簡単に韓国を語るなんて到底できない」と語ります。その理念の根底には、「人は誰かを完全に理解することはできない」という、人間関係における深い洞察がありました。

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』過去の記事はこちらから

【第4回】ゲスト : 長谷川陽平

文 : 石川幸穂
写真 : 安仁

独自の進化を遂げた韓国ポピュラー・ミュージックと、現代におけるK-POPの快進撃

見汐麻衣(以下、見汐):初めて長谷川さんとお会いしたのは、〈PEACE MUSIC〉(レコーディング・スタジオ)だったと記憶しています。2010年か、2011年ですかね。

長谷川陽平(以下、長谷川):そうでしたか。〈PEACE MUSIC〉の中村さん(中村宗一郎)は、ざっくりとしか紹介してくれなかったから……。

見汐:たしかに、「長谷川さんです~」位の紹介でした(笑)。当時すでに長谷川さんは韓国を拠点に活動されていたので、私は韓国の方だと勝手に思っていました。コロナ以降に阿佐ヶ谷の〈roji〉などでお会いして話すようになるうちに、失礼ながら「おもしろい方だな」と思っていて、今回お誘いしました。

長谷川:僕も今回おもしろそうだと思って引き受けました。

見汐:嬉しいです。長谷川さんは1990年代後半から韓国に住まわれていますよね。以前お話ししたときに、「イギリスに行くことも考えていた」とおっしゃっていましたが、韓国に決めたきっかけが何かあったんでしょうか? 私はチャン・ギハと顔たちの作品を聴く中で長谷川さんのギター・プレイ、音やフレージングを聴くうちに、テレビジョンオンリー・ワンズ……、というよりトム・ヴァーレイン、リチャード・ロイド、ピーター・ペレットなどを思い出すといいますか。ああいう雰囲気を一方的に感じていて。移住先をヨーロッパと迷っていたと聞いて「なるほどなぁ」と。でも、韓国とイギリスでは音楽も文化もまったく違うし、暮らす環境によっては異なる人生を歩むことになりますよね。

長谷川:もともとビートルズやザ・フーが好きで、イギリスに憧れがあったんですよね。1990年代前半にイギリスへ行ったときに、当時流行りものとして捉えていたブリットポップを現地で聴いたらめちゃくちゃカッコよくて、完全に気持ちがイギリスに傾きました。そんなときに韓国帰りの知人から「長谷川、韓国がすごいぞ」とカセットテープをもらうんです。そのカセットテープにはサヌリムとかシン・ジュンヒョン先生が入っていて。当時の自分は聴いたこともないような音楽だったからこそ惹かれました。こんなにおもしろい音楽が隣の国にあるなんてどういうことなんだと思って、韓国に行こうと。それが1995年のことでした。

韓国へ渡るきっかけとなったカセットテープを基に、1960〜1970年代の韓国バンドの楽曲でプレイリストを組んでいただきました

見汐:衝撃的な出会いだったんですね。初めて韓国の地に降り立って、どんなことを感じましたか?

長谷川:韓国の人の、“むき出し感”がいいなと思いました。日本人は良く言うと礼儀を重んじるけど、表に出てこないわかりづらさがありますよね。韓国の人は嫌だったらすごく嫌な顔をするし、気が合ったら次の日も遊ぶくらいはっきりしていて、正直なんですよ。それがいいなと思いました。

見汐:音楽的にはどうでしたか?

長谷川:曲にはコード進行とか展開の大まかな流れがあるじゃないですか。パワーポップなんかは予測通りの展開の気持ちよさもありますよね。でも韓国で買ったレコードには、そういうものでは括れないとんでもない驚きがありました。

見汐:どうしてそういった驚きがあったんだと思いますか?

長谷川:おそらく、当時の韓国は日本と比べて入ってくる情報が少なかったと思うんですよね。1960~1980年代の軍事政権下では海外からの文化を規制する政策がされていて、外国の音楽の多くがシャットアウトされていました。情報が少ないゆえに、「多分こういうことなんじゃないか」と予想してやっていた部分が大きかったと思うんです。例えばサイケデリックという音楽に出会って自分たちでやろうとしたときに、想像や独自の解釈がかなり含まれていたと思うんですよ。それがほかの国と違っていたんでしょうね。

見汐:それはすごくオリジナリティが出ますね。とっかかりとして模範としたいものの断片しか見えないと、あとは想像力をフル稼働させるしかない。比べるものがない、調べてもでてこないって物を作る過程ではある意味とても幸せなことのように思います。

見汐:日本において韓国のカルチャーへの興味が高まったのは、『冬のソナタ』(2007年)や、東方神起やKARA、少女時代の存在、いわゆる“韓流ブーム”が大きかったのかなぁという印象があって。私自身が韓国文化に興味を持ったきっかけは映画でした。『スキャンダル』(2003年、イ・ジェヨン監督)や『猟奇的な彼女』(2001年、クァク・ジェヨン監督)、『ほえる犬は噛まない』(2000年、ポン・ジュノ監督)など、韓国では「最も嫌われた監督」と批判されていますが、キム・ギドク監督の作品も当時はすごく好きで。イ・チャンドン監督やホン・サンス監督作品なんかも好きです。

長谷川:見汐さんの入り口は映画だったんですね。

見汐:はい。『パッチギ!』(2005年、井筒和幸監督)を観てからは日本と韓国の関係が気になって、自分でいろいろ調べるようにもなりました。長谷川さんは1995年以降、韓国で暮らしているなかで、外部からの韓国の捉えられかたが変わったと感じることはありますか?

長谷川:飛行機のチケットが高くなりましたね。なにがきっかけで変わったかというと、いちばんはワールドカップなんですよ(〈2002 FIFAワールドカップ〉日本と韓国で共同開催)。共同開催となると、相手の国に興味が湧くじゃないですか。日本でも韓国特集が組まれたり、お互いに知るきっかけになりましたよね。

見汐:そうか、ワールドカップがありましたね。

長谷川:当時は韓国から日本に来るには旅行でもビザが必要でした。それがワールドカップを機にビザが免除になって、金大中政権において日本の文化も解禁されて、結果的に日本と韓国の行き来が増えました。

見汐:2000年代に入ってから韓国で日本人を見かける機会は増えましたか?

長谷川:いや、それほどでもなかったですね。特に増えたのは2010年代半ばあたりからじゃないかな。今の時代に実際に韓国に足を運ぶような若い子たちって、親が『冬のソナタ』を家で観てたとか、KARA、少女時代がテレビで流れてたとか、“韓国のもの”としてじゃなくて“日常の中にすでにあったもの”というイメージで捉えてると思うんですよね。言ってみれば第2世代なんですよ。

見汐:今やK-POPの世界的な広がりなんか凄いですよね。

長谷川:K-POPの成長は現地で見ていても「ここまで来たか」と思いますよ。この快進撃は教育の賜物かなと思っていて、今から本格的に音楽やバンドを始めるような若い子たちも、まず学校に行って基礎から習うんです。その教養がもうK-POPで実ってるんですよね。その世代の子と一緒にやっていて、理論的なことを教わることは多いです。

見汐:日本に居ても最近出会う若いミュージシャンの中には音大や藝大出身の方も多くて楽典について解らないことを教わったりして、勉強になります。

この記事の筆者
石川 幸穂

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第6回】ゲスト : 上村汀(上村一夫オフィス代表)

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第6回】ゲスト : 上村汀(上村一夫オフィス代表)

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.341 my masterpiece

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.341 my masterpiece

REVIEWS : 101 インディ・ポップ〜ロック (2025年6月)──OTOTOY編集部

REVIEWS : 101 インディ・ポップ〜ロック (2025年6月)──OTOTOY編集部

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第5回】ゲスト : イ・ラン(マルチ・アーティスト)

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第5回】ゲスト : イ・ラン(マルチ・アーティスト)

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.332 何しに来たんだっけ?

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.332 何しに来たんだっけ?

空想に潜ませた、ほんのちょっとの“本当”──motoki tanakaが高知で描く、ノスタルジックな景色とは

空想に潜ませた、ほんのちょっとの“本当”──motoki tanakaが高知で描く、ノスタルジックな景色とは

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第4回】ゲスト : 長谷川陽平(ミュージシャン)

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第4回】ゲスト : 長谷川陽平(ミュージシャン)

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.324 芋っぽさ

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.324 芋っぽさ

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第3回】ゲスト : 横山雄(画家、デザイナー)

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第3回】ゲスト : 横山雄(画家、デザイナー)

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.316 こんなに一遍の春

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.316 こんなに一遍の春

OTOTOY各スタッフ+αがそれぞれ選ぶ、2024年の10作品

OTOTOY各スタッフ+αがそれぞれ選ぶ、2024年の10作品

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第2回】ゲスト : 北山ゆう子(ドラマー)

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第2回】ゲスト : 北山ゆう子(ドラマー)

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.305 脱・よもぎ餅

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.305 脱・よもぎ餅

純度100のその人の音を聴きたいから、まず自分がそれをやりたい──ミズノリョウト(GeGeGe)インタヴュー

純度100のその人の音を聴きたいから、まず自分がそれをやりたい──ミズノリョウト(GeGeGe)インタヴュー

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第1回】ゲスト : 山下敦弘(映画監督)

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第1回】ゲスト : 山下敦弘(映画監督)

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.298 人間だった

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.298 人間だった

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.287 ほとんど無の覚悟

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.287 ほとんど無の覚悟

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.279 好きなものの話

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.279 好きなものの話

REVIEWS : 080  ロック、ポップ・ミュージック(2024年6月)──石川幸穂

REVIEWS : 080 ロック、ポップ・ミュージック(2024年6月)──石川幸穂

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.272 敬愛なる角刈りメガネ

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.272 敬愛なる角刈りメガネ

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.264 整体音楽療法

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.264 整体音楽療法

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.258 “先日”のお菓子のお礼です

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.258 “先日”のお菓子のお礼です

過ぎ去ったもののなかに忘れてきたものを見つけたとき、心が躍る──見汐麻衣インタヴュー

過ぎ去ったもののなかに忘れてきたものを見つけたとき、心が躍る──見汐麻衣インタヴュー

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.250 白い息の向こうにはツイン・ピークス

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.250 白い息の向こうにはツイン・ピークス

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.242 秋空と猫

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.242 秋空と猫

REVIEWS : 064 ロックetc. (2023年9月)──石川幸穂

REVIEWS : 064 ロックetc. (2023年9月)──石川幸穂

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.230 年を重ねるほどに増えていくネタバレ

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.230 年を重ねるほどに増えていくネタバレ

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.223 赤エビ半額、サンキュ

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.223 赤エビ半額、サンキュ

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.215 個人的ドラマチック

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.215 個人的ドラマチック

この記事の編集者
石川 幸穂

矢井田 瞳 × Yaffleが語る、理想的なミュージシャンの姿とは?──ミュージシャンとプロデューサー、二つの視点が交錯する対談

矢井田 瞳 × Yaffleが語る、理想的なミュージシャンの姿とは?──ミュージシャンとプロデューサー、二つの視点が交錯する対談

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第6回】ゲスト : 上村汀(上村一夫オフィス代表)

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第6回】ゲスト : 上村汀(上村一夫オフィス代表)

阿部芙蓉美と内村イタルが語る、音楽の“キャッチーさ”とは──尽きない心配事、世相を受け止める眼差し

阿部芙蓉美と内村イタルが語る、音楽の“キャッチーさ”とは──尽きない心配事、世相を受け止める眼差し

心に残る歌を届けるyukaDDの魅力──貫き続けるパワフルな歌声と表現力の正体とは?

心に残る歌を届けるyukaDDの魅力──貫き続けるパワフルな歌声と表現力の正体とは?

清水正太郎(kurayamisaka)、「バズよりも、魂を吹っ飛ばす衝撃を」──初のアルバムで描く、“生きて命燃え尽きるまで”の群像劇

清水正太郎(kurayamisaka)、「バズよりも、魂を吹っ飛ばす衝撃を」──初のアルバムで描く、“生きて命燃え尽きるまで”の群像劇

kurayamisakaの快進撃を年表でたどる──フジロック出演、ファースト・アルバム・リリース、単独ツアーへ

kurayamisakaの快進撃を年表でたどる──フジロック出演、ファースト・アルバム・リリース、単独ツアーへ

yoeiはなぜ、聴く人の心を掴むのか──京都から放つファースト・アルバム『さかいめ』リリース記念コメント集

yoeiはなぜ、聴く人の心を掴むのか──京都から放つファースト・アルバム『さかいめ』リリース記念コメント集

京都発4人組バンド、yoeiの結成から哲学まで徹底解析──“普通”の言葉で“普通”を問うファースト・アルバム『さかいめ』

京都発4人組バンド、yoeiの結成から哲学まで徹底解析──“普通”の言葉で“普通”を問うファースト・アルバム『さかいめ』

気楽に軽やかに、DOGADOGAは人生を駆け抜ける──“敢えて決めない”精神的な強さとは?

気楽に軽やかに、DOGADOGAは人生を駆け抜ける──“敢えて決めない”精神的な強さとは?

Hi-Fi Un!cornは、愛を届けるために前進し続ける──終わらない青春を爽やかに描く「Teenage Blue」リリース

Hi-Fi Un!cornは、愛を届けるために前進し続ける──終わらない青春を爽やかに描く「Teenage Blue」リリース

Hammer Head Sharkが鳴らす、“孤独に触れる音”の真髄とは──ライブの熱が息づくファースト・アルバム『27°C』

Hammer Head Sharkが鳴らす、“孤独に触れる音”の真髄とは──ライブの熱が息づくファースト・アルバム『27°C』

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第5回】ゲスト : イ・ラン(マルチ・アーティスト)

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第5回】ゲスト : イ・ラン(マルチ・アーティスト)

the dadadadysより、日曜日が楽しくない人へ──痛烈な“りありてぃ”を放つファースト・アルバム『+天竺』

the dadadadysより、日曜日が楽しくない人へ──痛烈な“りありてぃ”を放つファースト・アルバム『+天竺』

轟音と耽美が溶け合う、ゆうらん船の“ケミカルなロマンス”な音像の作りかたとは?

轟音と耽美が溶け合う、ゆうらん船の“ケミカルなロマンス”な音像の作りかたとは?

oono yuuki bandの特異な音の構築手法──自由に往来する変拍子、立ち上がる空洞

oono yuuki bandの特異な音の構築手法──自由に往来する変拍子、立ち上がる空洞

南壽あさ子が『AMULET』に託した“音の拠り所”──どこへでも飛び立てて、いつでも帰ってこられる場所

南壽あさ子が『AMULET』に託した“音の拠り所”──どこへでも飛び立てて、いつでも帰ってこられる場所

空想に潜ませた、ほんのちょっとの“本当”──motoki tanakaが高知で描く、ノスタルジックな景色とは

空想に潜ませた、ほんのちょっとの“本当”──motoki tanakaが高知で描く、ノスタルジックな景色とは

“はみ出した人”を照らす、ART-SCHOOLのささやかな光──揺れながらも歩み続けた25年、その先に迎えた新たな境地

“はみ出した人”を照らす、ART-SCHOOLのささやかな光──揺れながらも歩み続けた25年、その先に迎えた新たな境地

【短期連載】FUNKIST、喜びと葛藤が刻まれた25年を振り返る Vol.3──FUNKISTとしての生き方を誇り、その先へ(2013〜2025年)

【短期連載】FUNKIST、喜びと葛藤が刻まれた25年を振り返る Vol.3──FUNKISTとしての生き方を誇り、その先へ(2013〜2025年)

「月まで届いたとき、体がはじけて宇宙と同化した」──ayutthayaがEP「epoch」で描く音の宇宙旅行

「月まで届いたとき、体がはじけて宇宙と同化した」──ayutthayaがEP「epoch」で描く音の宇宙旅行

【短期連載】FUNKIST、喜びと葛藤が刻まれた25年を振り返る Vol.2──メジャー時代の夢のあとに残されたもの(2008〜2012年)

【短期連載】FUNKIST、喜びと葛藤が刻まれた25年を振り返る Vol.2──メジャー時代の夢のあとに残されたもの(2008〜2012年)

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第4回】ゲスト : 長谷川陽平(ミュージシャン)

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第4回】ゲスト : 長谷川陽平(ミュージシャン)

【短期連載】FUNKIST、喜びと葛藤が刻まれた25年を振り返る Vol.1──始まりの7年、インディーズ時代(2000〜2007年)

【短期連載】FUNKIST、喜びと葛藤が刻まれた25年を振り返る Vol.1──始まりの7年、インディーズ時代(2000〜2007年)

幽体コミュニケーションズのファースト・アルバム『文明の欠伸』でめぐる、音と言葉の旅

幽体コミュニケーションズのファースト・アルバム『文明の欠伸』でめぐる、音と言葉の旅

〈カクバリズム〉の新星・シャッポ、ファースト・アルバム『a one & a two』ついに完成!

〈カクバリズム〉の新星・シャッポ、ファースト・アルバム『a one & a two』ついに完成!

光を求めて抗うために、僕たちには音楽がある──Keishi Tanaka × Ryu(Ryu Matsuyama)対談

光を求めて抗うために、僕たちには音楽がある──Keishi Tanaka × Ryu(Ryu Matsuyama)対談

“二刀流”を掲げるDortmund Moon Slidersが示す、自然な営みとしてのバンド活動──「好きなことをするのに、年齢制限はない」

“二刀流”を掲げるDortmund Moon Slidersが示す、自然な営みとしてのバンド活動──「好きなことをするのに、年齢制限はない」

突然現れた異才、野口文──ストラヴィンスキーとコルトレーンを線でつなぎ咀嚼する若き音楽家

突然現れた異才、野口文──ストラヴィンスキーとコルトレーンを線でつなぎ咀嚼する若き音楽家

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第3回】ゲスト : 横山雄(画家、デザイナー)

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第3回】ゲスト : 横山雄(画家、デザイナー)

ロードオブメジャーとしての過去を誇り、さらなる未来を照らす──けんいち9年ぶりのアルバム『いちご』リリース

ロードオブメジャーとしての過去を誇り、さらなる未来を照らす──けんいち9年ぶりのアルバム『いちご』リリース

Tyrkouazは激しく、ポップに、そして自由に突き進む──無垢な自分を取り戻すための「MEKAKUSHI-ONI」

Tyrkouazは激しく、ポップに、そして自由に突き進む──無垢な自分を取り戻すための「MEKAKUSHI-ONI」

NEK!が鳴らす、SNS世代における「リアル」とは──2nd EP「TR!CK TAK!NG」クロス・レヴュー

NEK!が鳴らす、SNS世代における「リアル」とは──2nd EP「TR!CK TAK!NG」クロス・レヴュー

Laura day romanceは、両極の“なかみち”を進む──サード・アルバム前編『合歓る - walls』リリース

Laura day romanceは、両極の“なかみち”を進む──サード・アルバム前編『合歓る - walls』リリース

Giraffe Johnが鳴らす“ニュー・エモーショナル・ミュージック”とは? ──予測不能なバンドのおもしろさを語る

Giraffe Johnが鳴らす“ニュー・エモーショナル・ミュージック”とは? ──予測不能なバンドのおもしろさを語る

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第2回】ゲスト : 北山ゆう子(ドラマー)

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第2回】ゲスト : 北山ゆう子(ドラマー)

より広く伝えるために辿り着いたR&Bのグルーヴ──Nolzyデビュー作は新感覚のミクスチャー・ポップ

より広く伝えるために辿り着いたR&Bのグルーヴ──Nolzyデビュー作は新感覚のミクスチャー・ポップ

純度100のその人の音を聴きたいから、まず自分がそれをやりたい──ミズノリョウト(GeGeGe)インタヴュー

純度100のその人の音を聴きたいから、まず自分がそれをやりたい──ミズノリョウト(GeGeGe)インタヴュー

FUNKIST、16年分の感謝と葛藤の結晶“47climax”をリリース──結成25周年に向けてのシングル第一弾

FUNKIST、16年分の感謝と葛藤の結晶“47climax”をリリース──結成25周年に向けてのシングル第一弾

ボーダーレスに混ざりあうHelsinki Lambda Club──現実と幻想の“エスケープ”の先にあるもの

ボーダーレスに混ざりあうHelsinki Lambda Club──現実と幻想の“エスケープ”の先にあるもの

これは、the dadadadysのブッ飛んだ“憂さ晴らし”──こんがらがったところに趣を見出す

これは、the dadadadysのブッ飛んだ“憂さ晴らし”──こんがらがったところに趣を見出す

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第1回】ゲスト : 山下敦弘(映画監督)

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第1回】ゲスト : 山下敦弘(映画監督)

YAJICO GIRLが求める、ダンス・ミュージックの多幸感──“僕のまま”で“自分”から解放される

YAJICO GIRLが求める、ダンス・ミュージックの多幸感──“僕のまま”で“自分”から解放される

いま必要なのは、無名な君と僕のささやかな抵抗──THE COLLECTORSの眼差し

いま必要なのは、無名な君と僕のささやかな抵抗──THE COLLECTORSの眼差し

20年の経年変化による、いましか表現できない音を──tacica『AFTER GOLD』先行試聴会&公開インタヴュー

20年の経年変化による、いましか表現できない音を──tacica『AFTER GOLD』先行試聴会&公開インタヴュー

Guiba、歌ものポップス拡張中──スケール・アップを目指したセカンド・アルバム『こわれもの』完成

Guiba、歌ものポップス拡張中──スケール・アップを目指したセカンド・アルバム『こわれもの』完成

滲んでいく人間と機械の境界線──OGRE YOU ASSHOLE『自然とコンピューター』クロス・レヴュー

滲んでいく人間と機械の境界線──OGRE YOU ASSHOLE『自然とコンピューター』クロス・レヴュー

浪漫革命、音楽やバンドへの想いが『溢れ出す』──京都を抜け出し、この1枚で人生を変える

浪漫革命、音楽やバンドへの想いが『溢れ出す』──京都を抜け出し、この1枚で人生を変える

一度葬り、新たに生まれ変わるフリージアン──覚悟と美学が込められたEP『歌葬』

一度葬り、新たに生まれ変わるフリージアン──覚悟と美学が込められたEP『歌葬』

圧倒的な“アゲ”で影をも照らすビバラッシュ! ──“信じる”ことがテーマの「エンペラータイム」

圧倒的な“アゲ”で影をも照らすビバラッシュ! ──“信じる”ことがテーマの「エンペラータイム」

優河が奏でる、さまざまな“愛”のかたち──わからなさに魅了されて

優河が奏でる、さまざまな“愛”のかたち──わからなさに魅了されて

THE SPELLBOUNDと果てなき旅に出よう──セカンド・アルバム『Voyager』に込められた生命の喜び

THE SPELLBOUNDと果てなき旅に出よう──セカンド・アルバム『Voyager』に込められた生命の喜び

ナリタジュンヤがはじめて語った、自身の「原点」──「Hometown」で描いた、生まれ育った街の情景

ナリタジュンヤがはじめて語った、自身の「原点」──「Hometown」で描いた、生まれ育った街の情景

必要なものは海と人間のあいだにある──踊ってばかりの国が渚にて見つけた“ライフハック”

必要なものは海と人間のあいだにある──踊ってばかりの国が渚にて見つけた“ライフハック”

孤独と痛みを共有した先でなにを歌うか──リアクション ザ ブッタがつかんだ希望の指針

孤独と痛みを共有した先でなにを歌うか──リアクション ザ ブッタがつかんだ希望の指針

いつも全身全霊で楽しんだら、それでうまくいく──結成10周年のTENDOUJIは次のフェーズへ

いつも全身全霊で楽しんだら、それでうまくいく──結成10周年のTENDOUJIは次のフェーズへ

あらかじめ決められた恋人たちへが放つ、もっともタフで、もっともダブな最新アルバム『響鳴』

あらかじめ決められた恋人たちへが放つ、もっともタフで、もっともダブな最新アルバム『響鳴』

猫田ねたこ、共生の尊さをしなやかに描いたセカンド・アルバム

猫田ねたこ、共生の尊さをしなやかに描いたセカンド・アルバム

Atomic Skipperの“軌道”を記録したデビュー・アルバム完成

Atomic Skipperの“軌道”を記録したデビュー・アルバム完成

[連載] 見汐麻衣

TOP