【連載】OTOTOY伊達の「MAGに時間を!!」第14回 ──「色づく世界の明日から」
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編集部伊達が超独断と偏見でオススメMAG(Manga,Anime,Game)を紹介する連載コラムです!
夏が終わってだんだんと涼しくなってきましたね。陽が落ちるのも早くなってきましたが、外を散歩するのにも良い時期になってきました。普段とは違う道を通って見たり、知らない場所に行って見たりと本格的な冬が来て出不精になる前に、外の景色を見ておきましょう! という訳で今回は作品内の風景や演出がとても綺麗な2018年秋アニメ『色づく世界の明日から』について書いています! 映像だけでなく音楽にも大注目の今作です。では今回も宜しくお願いします!
世界の美しさを表現する映像と音
今期から放送中のP.A.WORKS制作によるオリジナルアニメ『色づく世界の明日から』本当に良いですね。映像の綺麗さや舞台の魅せ方がいつも話題になるP.A.WORKSですが、今作も例に漏れずその映像美には息を呑みます。
今作の監督、篠原俊哉氏は同じくP.A.WORKSが2013年に制作した『凪のあすから』の監督も勤め、さらに音楽を担当している出羽良彰氏も同作の劇伴を担当していました。
(凪のあすから最終話のサブタイトルが特徴的で、『海の色。大地の色。風の色。心の色。君の色。~Earth color of a calm~』というものだったのですが、色つながりという共通点がすこし嬉しいですね)
さてそんな今作、1、2話と試聴しての感想を交えながらおすすめしたいと思います!
個人的に思ったのはストーリーはもちろん、音楽と映像、絶対この両方に注目するべきだということです!
1話の最後のシーンでは、灰色だった世界がダイナミックに色づいて行く瞬間に合わせて、流れていた曲も展開を変え映像と音楽の両方で「世界が変わった」ということを否応無しにこちらに感じさせてくれました。
対する2話の最後の屋上のシーンは、主人公がとある絵を見る瞬間にエレクトロニカ、アンビエント調の起伏の少ない穏やかな曲が流れ、屋上から流れていく雲や、陽の沈む時間帯の風景や街の景色が映される、という1話の最後と比べて動きの少ない場面だったんですね。
「静」と「動」どちらの映像でも感じられたのはシンプルに「めちゃくちゃ綺麗!!」という感想です。そしてその場面では必ずその景色にあった絶妙な音楽が流れてます。
2話なんかは、この曲が流れる瞬間までBGMが無いので自然と耳が受け入れますし、1話も曲展開が変わる前に、主人公の驚く声が入って音楽のボリュームが落ちます。いまこのシーンに絶対意識が向く、という流れが自然に組み込まれているように感じました。
ファンタジーとリアルが絶妙に入り混じった設定を踏まえ、そこにP.A.WORKSの特徴である映像美をより強く感じさせる音楽が乗る事で、他の作品には絶対に出せない色が出ています。まさに圧巻のひとこと!
今後キャラクターたちがどういう風に関わってくるのかも注目で目が離せない今期の一作です。きっと普段歩いている道とか見ている風景への意識が変わりますよ。本当に綺麗な作品ですので、ぜひチェックしてみてください〜! (Text by 伊達恭平)
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