あるべき未来、乗るべきオープンカー
──新作EP『最高更新を更新』には“戦”という曲がありますよね。言葉として「戦」ってすごく強い言葉だと思うんですけど、この曲は何と「戦う」感覚なんですか?
焼きそば:この曲は、ライブハウスでの対バンのときの、「バンドマン同士の戦い」ってコンセプトの曲なんです。「おまえらには負けへんぞ」って。今回のEPはまだスタジアムは見えていなくて(笑)。
──<さぁ戦を始めよう俺たちの時代だ>と歌われていますけど、「時代」という言葉は以前にも“22”で歌われていましたよね。
焼きそば:そうですね、「時代、来たらいいな」って。でも、なんでなんでしょうね。これ友達に言われたんですけど、僕、「時代」とか「街」とか、そういう言葉を歌詞に使っちゃう癖があるんですよね。理由は自分でもよくわかっていないんですけど。特に「街」。めっちゃ好きなんです。「街」、よくないですか?
──いいなって思います。でも、それは何故なんでしょうね?
焼きそば:シンプルに僕が「街」と聞くと、思い出すのは地元なんですよ。「いいなあ。彦根やなあ」って。僕、滋賀の彦根に住んでたんですけど。今回、“Local Lake”も地元をイメージして書いたんです。
──“Local Lake”はとても美しい曲ですよね。個人的に、この曲の<どこまでも行こう/対岸目指して>という歌詞にものすごいロマンティシズムを感じます。今みたいに、SNSで何でも知ることができる……と思い込めてしまうような、そんな物事の距離感がおかしくなっている時代に、「湖の対岸」くらいの距離感の「向こう側」に何かを見出している。もしかしたら、湖の対岸に自分が想像し得ない何かがあるんじゃないかって思えているのかもしれないし。この曲に限らずですけど、「移動した先に何かある」とか、「未来に何かある」という感覚を歌っている曲が、特に今回のEPは多いと思うんです。それがこの時代において、すごく稀有で尊いことだと思うんですよね。
焼きそば:ありがとうございます。その通りです(笑)。
──いやいやいや(笑)。
焼きそば:実際、そこまでの深みはない……と言ったらアレですけど(笑)。琵琶湖って海と違って対岸がうっすら見えるんですよ。滋賀県民からすると、琵琶湖ってチャリンコで1周できるくらいの距離だし、僕も実際に友達とチャリンコで1周したこともあって。<どこまでも行こう/対岸目指して>っていうのは、そのときの気持ちを忘れへんようにしたいなっていう気持ちで書いたんです。
──“Local Lake”はサウンドも湖っぽさがありますよね。
焼きそば:それはRyu-no.が喜びますよ。
Ryu-no.:彼(焼きそば)がスタジオで弾き語ったときから、「地元の歌だ」って言ってて。海とか湖って夏を思い浮かべると思うんですけど、そういう場所ではしゃぐ感じ……僕の友達はくらげに刺されてましたけど(笑)、そういう青春の光景を思い浮かべながらギターの音色を作りました。でも、ドラムは激しかったり、ベースはリズムで遊んだりしていて。爽やかだけど、気持ちが昂るような曲になったと思いますね。
──“Local Lake”の歌詞にも「街」が出てきますね。
焼きそば:もう、癖ですわ(笑)。

──3人から見ると、焼きそばさんの歌う歌詞はどんなふうに捉えているんですか?
こーたろー:ストレートですよね。余計な含みを持たせずに、伝えたい内容がそのまま出てるなって思います。曲を作るときに、「何を思ってこの曲を作るのか?」って焼きそばにヒヤリングするんですけど、それをせんでもわかることは多いんですよね。紙に書かれた詩の段階でも何が言いたいのかが伝わるし、それが曲になることでより明確化されるのかなと思います。
Ryu-no.:僕は今回、“ぶっ飛べセンチメンタル”の歌詞を見たときに、サラリーマン時代を思い出して。月〜金で仕事を頑張って、土日はずっと友達と遊ぶ、みたいな生活をしてたんですけど、そのときの自分に近い内容の歌詞だったので、スッと入ってきましたね。
春貴:僕は“君のことが大好きだ”がめっちゃ好きでした。ほんと、どストレートだなと思いますね。最近ここまで真っすぐな曲ってあんま聴かへんなと思う。ド直球すぎて、光ってました。曲が出てきたときから「これ、いいなあ。早くやりたいなあ」と思いましたし。
──春貴さんが言うように、今、他の人が歌っていないことを焼きそばさんは歌っていると思うんですよね。そういう部分ってご自分では意識されますか?
焼きそば:考えないです。考えていないことが自分のよさだと思いますね。そういうことまで見えていない、というか。見ようと思えば見えるのかもしれないんですけど、そこまでせずとも曲を書ける自分の行動力が自分の強みだと思うので。なので、あえて見てないです。
──曲によってテーマは違うと思いますが、大きな目線で見たときに、焼きそばさんはどんなことを歌いたいのだと思いますか?
焼きそば:言語化はムズいっすね。でも、音楽の中に日常が見えるものであってほしいなとは思います。例えるなら、ライブ中に「日常なんかどうでもいい!ダイブだ!」って現実逃避するんじゃなくて、ちらっと頭に悩み事は浮かんでても音楽は楽しくて、「よし、帰ったらなんかしよう」って前向きに思えるような……僕はそういう音楽やライブに救われてきたので、同じように日常の中で背中を押せるようなバンドでありたいですね。

──“君のことが大好きだ”は、歌の中で時間を超えるような感覚がある曲だなと思ったんですけど、焼きそばさんにとってはどんな曲なんですか?
焼きそば:100%その子のことっていうわけではないんですけど、大きかったのが、当時彼女がいたことですね。曲を作っていた頃は、「こんな感じになればいいなあ」って思ってました。もちろん自分のことだけでなく、聴いてくれている人にも「自分のことを歌ってる」と思ってもらえるように書いたんですけどね。
──この曲の歌詞では、オープンカーに乗って海岸線を駆け抜けていくじゃないですか。その先には何があるんですか?
焼きそば:この歌詞は……まあ、オープンカーに乗っているということは、ある程度ちゃんと売れてるってことじゃないですかね。
──なるほど!じゃあ、想像し得る未来というか……。
焼きそば:あるべき未来、乗るべきオープンカー(笑)。そんな感じですね。

編集 : 石川幸穂
<ぶっ飛べセンチメンタル 僕のこの歌で>
シンプルだからこそ突き刺さるサウンドと歌詞!
ライブ情報
「小箱ほくほく〜」は無事ソールドしました!
バンド結成4周年!2026年全国4ヶ所ツアー開催決定!
〈ツアータイトル未定〉
3/6(金) 福岡 Queblick
OP 18:30 / ST 19:00
3/20(金祝) 東京 下北沢 Shelter
OP 18:30 / ST 19:00
3/22(日) 名古屋 CLUB ROCK 'N' ROLL
OP 17:30 / ST 18:00
3/29(日) 大阪 心斎橋 Music Club JANUS
OP 17:30 / ST 18:00※各地対バン予定
●チケット情報
オフィシャル先行受付中!
https://eplus.jp/atuatu_karagee/
11/5(水)12:00〜11/24(月)23:59
価格:前売り 2,500円 / 当日 3,000円
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PROFILE : からあげ弁当

焼きそば(Vo/Gt)、春貴(Ba)、こーたろー(Dr)が力を合わせて営む移動式お弁当屋。
2021年末の開店より関西エリアを中心とした出店とサブスク販売に特化。
2024年6月にRyu-no.(Gt)を正式採用し、4人新体制にパワーアップ。
毎日食べても飽きのこない普遍的な味付けと豊富なトッピングに、お腹だけでなく心まで満たされてしまう中毒者が続出。学校生活に疲れたあなた、人間関係に悩むあなた、どうしても一歩を踏み出せない、、そこのあなた!老若男女問わず、選り好みせず、まずは一度ご家庭や勤務先でサブスクのご利用を。無心にかきこめば、自然と溢れる汗と涙、芽生え出す明日への希望。
見事にハマってカロリーが気になり出したあなたには、移動式店舗にて日替わりのエクササイズも実施中!ご来店お待ちしてます。
※新店ゆえに来店ごとの “味のブレ” はどうしても発生してしまいます。予めご了承ください。
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