継ぎ接ぎした翼で飛び立つイメージ
──ジャケットにコラージュされている翼はアルバムのモチーフでもあるのでしょうか。コラージュにスラングを重ね合わせるのはLOWPOPLTD.を思い起こさせますが影響はありますか。
やっぱり教室を飛び立つイメージから翼がモチーフになってます。先天性の翼だけじゃなくて継ぎ接ぎした翼で飛び立つイメージ。音源においても「コラージュ」は1個のテーマで、テクスチャーを縫い合わせるイメージで音源を作っています。 LOWPOPLTD.は『煌めき』をリリースした直後も関連付けて言及されることがありましたが、やっぱりどうしても意識してしまいます。昔からずっとSoundCloudとbandcampで音楽を聴いているのでその類の影響は避けられないんだなとある種諦めてます。
──現行の国内外アーティストで自分のモードに合致する、あるいは交流のある方がいれば教えてください。
イズモリョウスケとはよく会います。趣味が合うことよりも、それ以上に馬が合ってリスペクト出来る方が大事だと思います。あとは最近聴いたアーティストだと、紫牡丹というバンドにとても惹かれました。
──3月のフォレストリミットでの自主企画〈Climax Angel〉はFUJIとして初ライヴですか?また、Sundaymornings、colormalの二組を呼ぶことになった経緯を教えてください。
初めてライヴをします。Sunday Morningsはイズモリョウスケとマリアンナのバンドで、僕が『煌めき』をリリースした頃に、丁度彼らもバンドを組んだので出てもらうことにしました。 colormalは、ソロ時代の『merkmal』が僕が宅録を始めたきっかけで。『煌めき』をイエナガさんに聴いてもらったら気に入って頂けたのでオファーしました。元々繋がりのあった人や思い入れのあるバンドとライヴが出来るのは楽しみです。
──イベントはno photo allowedとなっていますが匿名性を持たせるためでしょうか。
そもそもあまりネットに姿を晒したくないのが大きいですし、自分が演奏してる最中延々とカメラを向けられたらイラつくと思ったからです。撮影しながら合唱してライヴを楽しむのもひとつ様式美としてあると思いますが、僕が演者だったらやめて欲しいです。撮影禁止になっていれば一切のリソースを聴く耳に注げるし、その方がスタイルに合ってるかなと思いました。
──今後の制作やライヴなど、活動について決まっていること、やろうとしていることがあれば教えてください。
音源だけじゃなく、その他制作物やライヴにおいても全く見ず知らずの人に頼ることは今後も無いと思います。また、これから定期的にライヴをするつもりはありません。ただ大事な友達や繋がりのある人達と、都度旗を立てていくようにやっていこうという気持ちです。
LIVE INFORMATION
〈Climax Angel〉
日時:2022年 3月5日(土)
会場:幡ヶ谷Forestlimit
OPEN/START 17:00/17:30
出演:FUJI
colormal
Sunday Mornings(O.A)
PROFILE : FUJI
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