KAKUBARHYTHM

ドゥーン!(©︎ショージ師匠)──〈アーカイ奉行〉第15巻

連載

ドゥーン!(©︎ショージ師匠)──〈アーカイ奉行〉第15巻

歴史を追いかけ過去から未来、情報過多の現代社会、デジタルの海に散らばったあの名作、この名作たちをひとつにまとめる仕事人…!〈アーカイ奉行〉が今日もデジタルの乱世を治める…!'''〈アーカイ奉行〉とは…'''1.過去作の最新リマスター音源 2.これまで未配信だった作品の配信解禁 ...…

日本のフォーク、ロックの黎明期を支えた〈ベルウッド・レコード〉の未配信作が解禁!

コラム

日本のフォーク、ロックの黎明期を支えた〈ベルウッド・レコード〉の未配信作が解禁!

日本のフォーク、ロックの黎明期を支え、後続にも大きな影響を与えた〈ベルウッド・レコード〉。レーベル設立50周年を迎える今年2022年、ついにこれまで未配信だったはっぴいえんど、高田渡、はちみつぱいといったアーティストの名盤の数々が〈キングレコード〉より配信解禁! 第1弾となる今回は35タイトルの配信がスタート、そのうちの10タイトルは24bit/192kHzのPCM音源と11.2MHz/1bitのDSD音源の2フォーマットにてハイレゾ配信いたします。また、OTOTOYでは2022年9月より〈キングレコード〉…

思い出野郎Aチーム──ソウルが手話になり、手話がソウルを伝えるまで

インタヴュー

思い出野郎Aチーム──ソウルが手話になり、手話がソウルを伝えるまで

2021年11月27日、新木場USEN STUDIO-COASTで思い出野郎Aチームがバンド最大規模となるライヴ〈ソウルピクニック 2021〉を開催。バンドとしては実に1年9ヶ月ぶりの有観客ライヴとなったこの日は、Fukaishi Norio、沼澤成毅、ファンファン、asuka ando、YAYA子もサポートに加わり、感動的な素晴らしいライヴで成功を収めた。そしてこの日はもうひとつ特別な取り組みとして、歌詞をろう者の方々にも伝えるための手話通訳もライヴに参加したのである。日本では前例もほぼない中で、バンドは…

買い逃し厳禁な厳選EP〜シングル20枚──2020年のOTOTOYレコメンド

コラム

買い逃し厳禁な厳選EP〜シングル20枚──2020年のOTOTOYレコメンド

2020年、OTOTOYレコメンド、こちらはEP編と題しまして、シングル〜EP〜ミニ・アルバムなどなど、2020年にリリースされたアルバム以外の作品群から20枚厳選しました。いまやアルバムというフォーマットにとらわれない作品リリースがここ数年、グングン存在感を増しているなかで、2020年を象徴する20作品をレコメンドします! ...…

福井県敦賀市で開催されたフェス〈JINDO音楽祭〉レポート 後編

ライヴレポート

福井県敦賀市で開催されたフェス〈JINDO音楽祭〉レポート 後編

福井県敦賀市にて11月3日(火・祝)から8日(日)の約1週間に渡り、市が主催となって食や音楽、シンポジウム、ワークショップなど様々なプログラムを実施するイベント〈人道の港国際文化交流ウィーク〉が開催された。主なイベントとしてはユダヤ難民が上陸した日本で唯一の港としての歴史を持つ敦賀の歴史を紹介する施設「人道の港敦賀ムゼウム」の拡大リニューアル・オープン、北陸最大級のイルミネーション「ミライエ」のライトアップなどが行われ、最後の2日間となった7日(土)、8日(日)にはフリーの音楽フェス〈JINDO音楽祭〉が開…

福井県敦賀市で開催されたフェス〈JINDO音楽祭〉レポート 前編

ライヴレポート

福井県敦賀市で開催されたフェス〈JINDO音楽祭〉レポート 前編

福井県敦賀市にて11月3日(火・祝)から8日(日)の約1週間に渡り、市が主催となって食や音楽、シンポジウム、ワークショップなど様々なプログラムを実施するイベント〈人道の港国際文化交流ウィーク〉が開催された。主なイベントとしてはユダヤ難民が上陸した日本で唯一の港としての歴史を持つ敦賀の歴史を紹介する施設「人道の港敦賀ムゼウム」の拡大リニューアル・オープン、北陸最大級のイルミネーション「ミライエ」のライトアップなどが行われ、最後の2日間となった7日(土)、8日(日)にはフリーの音楽フェス〈JINDO音楽祭〉が開…

こだま和文 x 高橋一(思い出野郎Aチーム)──特別対談:日々の生活、そして音楽

インタヴュー

こだま和文 x 高橋一(思い出野郎Aチーム)──特別対談:日々の生活、そして音楽

この国のダブのオリジネイターにして、ミュート・ビートやソロ、プロデューサー、そして現在では“THE DUB STATION BAND”を中心とした活動を続けるこだま和文。そしてメッセージ性とポップスとしての力強さを兼ね備えた、唯一無二のファンク・グルーヴを紡ぎ出す、思い出野郎Aチーム。この2アーティストの対談を組んでみようと思ったの昨年末のことだ。2019年後半に入ってリリースされた、それぞれの作品がどこか同じ響きを根底で持っていることを感じたときだった。詳しくは後述するが、ともかく彼らを引き合わせた記事を…

生活に「祈り」と「救い」を、そして最高のグルーヴでパーティを続けよう──思い出野郎Aチームの新作がすごい

インタヴュー

生活に「祈り」と「救い」を、そして最高のグルーヴでパーティを続けよう──思い出野郎Aチームの新作がすごい

傑作です! あ、思わず言ってしまった…… 思い出野郎Aチームの3rdアルバム『Share the Light』がとにかく最高なのだ。タイトになったグルーヴは身体的にどうしても楽しいし、そのタイトル通り、優しく光が心に差し込んでくる。そんなことをいとも簡単に起こしてしまうアルバムだ。OTOTOYでは、そんなバンドがいまどこに向かっているのか? 大石始によるインタヴューをお届けしましょう!(編)...…

対談 : VIDEOTAPEMUSIC x ロボ宙──豪華ヴォーカリストを迎えた4作目『The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC』

インタヴュー

対談 : VIDEOTAPEMUSIC x ロボ宙──豪華ヴォーカリストを迎えた4作目『The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC』

『The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC』と題された、VIDEOTAPEMUSICの4作目にあたるフル・アルバム。ここには横山剣(CRAZY KEN BAND)、高城晶平(cero)、折坂悠太、ロボ宙、mmm、カベヤシュウト(odd eyes)、さらには韓国からはキム・ナウン(ex. Parasol)、フィリピンのMellow Fellow、そして台湾から周穆(Murky Ghost)といった歌い手たちが参加した、ある種の「ヴォーカル・アルバム」となった。また、先日のフリー開催 …

Hei Tanaka、初のフル・アルバム『ぼ〜ん』を〈カクバリズム〉よりリリース!

インタヴュー

Hei Tanaka、初のフル・アルバム『ぼ〜ん』を〈カクバリズム〉よりリリース!

SAKEROCKのベーシストだった田中馨を中心に結成された6人組バンド、Hei Tanakaが初のフル・アルバム『ぼ〜ん』を〈カクバリズム〉よりリリース。メンバーに池田俊彦(T.V.NOT JANUARY)、牧野容也(小鳥美術館)、サトゥー(SATETO)、黒須遊(RIDDIMATES)、あだち麗三郎といった曲者たちが集まって生まれた今作。歌ものとインストが入り混り、オルタナティヴでありながらポップ、笑って泣けて踊って歌える、素晴らしい作品となっております。OTOTOYでは田中馨と池田俊彦、あだち麗三郎の3…

気になるあの問題がついに決着!?──YOUR SONG IS GOOD、結成20周年記念作『Sessions』をリリース

インタヴュー

気になるあの問題がついに決着!?──YOUR SONG IS GOOD、結成20周年記念作『Sessions』をリリース

祝! 結成20周年! 日本を代表するインディペンデント・レーベルになった〈カクバリズム〉の長兄として、グッド・バイブスを放ち続けるインストゥルメンタル・バンド、YOUR SONG IS GOODが記念盤『Sessions』をリリース! 今作は「Super Soul Meetin'」や「The Love Song」といった彼らの代表曲と『Extended』以降の最新曲をスタジオ・ライヴ形式で一発録りにて収録、バンドの今のモードを感じれるご機嫌な1枚になっております。 OTOTOYでは本作のリリースを記念し、サ…

12のストーリーの“語り部“として──七尾旅人『Stray Dogs』レヴュー

レヴュー

12のストーリーの“語り部“として──七尾旅人『Stray Dogs』レヴュー

今年デビュー20周年を迎えた七尾旅人が、『Stray Dogs』をリリースした。人生の“喜怒哀楽”や、“希望”をはっきりと明示せず、示唆的に伝えようとする彼の本質は、今作でも色濃く出ている。さらに、ジャンルの橋を越境的に渡り歩いていくような音楽性もあいかわらず健在。そこからは、これまでの自身のキャリアを総括し、感謝の気持ちが込められているような印象さえ受ける。OTOTOYではそんな最新作『Stray Dogs』を、レヴューとともにお届けする。...…

在日ファンク、人間味を身につけた音楽との『再会』──2年半ぶりフル・アルバム

インタヴュー

在日ファンク、人間味を身につけた音楽との『再会』──2年半ぶりフル・アルバム

在日ファンクが心機一転、自分たちの音楽を再確認しつつ、じっくりと作り上げられた2年半ぶりのフル・アルバム『再会』が到着です! 昨年10周年を迎え、新メンバーの橋本剛秀が加入、さらにカクバリズムへのレーベル移籍など激動の1年を過ごした彼ら。永遠に続けられるグルーヴを目指した今作は、サイトウ“JxJx”ジュン(YOUR SONG IS GOOD)や高橋マコイチ(思い出野郎Aチーム)なども参加し、新たな在日ファンクの魅力が詰まった最高の作品に! 踊って、笑って、たまにホロリとくるような人間味の溢れる今作を掘り下げ…

思い出野郎Aチームの1st EP『楽しく暮らそう』

インタヴュー

思い出野郎Aチームの1st EP『楽しく暮らそう』

昨年、15周年を迎えた〈カクバリズム〉への移籍から約1年、思い出野郎Aチームが初の5曲入りEPをリリースする。『楽しく暮らそう』と、彼ららしいスッキリとストレートなタイトルの作品。彼ららしいファンキーな「楽しく暮らそう」「去った!」、レゲエ・ディスコな「無許可のパーティー」、夏の終わりにしっくりと来そうなメロウ&メランコリックな「サマーカセット」「僕らのソウルミュージック」と、現在の彼らの勢いをそのまま象徴するような抜群な5曲を搭載したEPとなった。...…

cero、掛け値無しの傑作『POLY LIFE MULTI SOUL』、ハイレゾ配信スタート!

インタヴュー

cero、掛け値無しの傑作『POLY LIFE MULTI SOUL』、ハイレゾ配信スタート!

R&Bやネオ・ソウル、現代ジャズのグルーヴをふんだんに吸収し、ある意味で新たなこの国のポップ・ミュージックの指針を作った前作『Obscure Ride』──同作はある意味で2010年代後半のこの国のインディ・ロックの多様なリズムの実験を牽引する作品のひとつとなった。そして3年ぶりのceroの新作『POLY LIFE MULTI SOUL』は追随するフォロアーがまだ見ぬ、はるか先のポップ・ミュージックの未来を指し示す作品になった。そう、それはまさに掛け値無しの傑作と言えるだろう。昨今のアフリカや南米のフォーク…

OTOTOY AWARDS 2017──2017を彩った珠玉の名アルバム──

コラム

OTOTOY AWARDS 2017──2017を彩った珠玉の名アルバム──

今年もやってまいりました“OTOTOY AWARD”。今年もOTOTOY配信中の作品から選りすぐりの30作品を紹介します。さまざまなフォーマットでのリリースも多い最近ですが、ここではあえてのオリジナル・アルバムに絞ってのジャンルを超えた30作品をランキング形式でおとどけします(シングル、ミニ・アルバム、ライヴ・アルバムなどは除外させていただきました! 悪しからず!)。OTOTOYお得意のフレッシュな新人から、この国の音楽シーンを作ってきたベテランまで多様な音楽性のチャートができあがりました。ぜひとも買い逃し…

過去、現在、そして未来へと繋がるサウンドスケープ──キセル、3年ぶりのアルバム『The Blue Hour』リリース

インタヴュー

過去、現在、そして未来へと繋がるサウンドスケープ──キセル、3年ぶりのアルバム『The Blue Hour』リリース

2014年にリリースした『明るい幻』から3年…… 来年結成19周年を迎えるキセルがついに新アルバム『The Blue Hour』をリリース! 3年ぶりに届いた今作も、キセルらしく浮遊感満載のサウンドスケープがひろがる、ファンタジックな楽曲が並んでおります。今作は、インタヴューのなかで辻村豪文が「“4人のバンド”として録りたいというのも思ってました」と語ってくれているように、以前よりキセルをサポートしていたドラムの北山ゆうこと、サックス、フルートの加藤雄一郎の4人が全曲で参加。これまでのキセルにはなかった管楽…

対談 : VIDEOTAPEMUSIC x 鶴岡龍(LUVRAW)──風景、そして怪人

インタヴュー

対談 : VIDEOTAPEMUSIC x 鶴岡龍(LUVRAW)──風景、そして怪人

『世界各国の夜』から2年、VIDEOTAPEMUSICが新たな景色をサウンドで描き出す。ニュー・アルバム『ON TH AIR』をここに完成させた。その名の通り、ビデオ・テープからのサンプリングと言う前人未到のサウンド・プロダクションに、レーベル・メイトとなった思い出野郎Aチームのメンバー、ceroの荒内佑、さらには本記事にて登場の鶴岡龍(LUVRAW)などを迎えた生楽器を加え、チルな空気を身にまとい、どこかノスタルジックでいながら、どこにもない風景を描き出している。また本作のジャケットは、映画『バンコクナイ…

【REVIEW】思い出野郎Aチームがカクバリズムより2ndアルバムをリリース

レヴュー

【REVIEW】思い出野郎Aチームがカクバリズムより2ndアルバムをリリース

2009年に結成された7人組ソウル・バンド、思い出野郎Aチームが2017年8月23日、〈カクバリズム〉移籍後、初となる2ndアルバム『夜のすべて』をリリース。世界各国の音楽から影響を受けたポップでメロウなリズムと、耳に残る個性的な歌声、それから音楽を愛する人すべてが心奪われてしまう歌詞の融合は、今作で最高潮を迎えた。先行7インチで発売された「ダンスに間に合う」や、“思い出野郎らしい”音楽愛が溢れた大名曲「Magic Number」も収録された今作。あなたの『夜のすべて』を歌った物語を、レヴューと共にお楽しみ…

【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー

インタヴュー

【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー

カクバリズム設立15周年記念! 2002年の3月にYOUR SONG IS GOODの1st7inch single『BIG STOMACH, BIG MOUTH』をリリースし、それ以降もシーンの最前線に立ち続けている“メジャーなインディ・レーベル”カクバリズム。15周年を迎えるにあたり、OTOTOYでは4つの企画とともにお祝いします! ...…

OTOTOYフジロック・ガイド2017ーーいま絶対に見ておくべきアクト21選

レヴュー

OTOTOYフジロック・ガイド2017ーーいま絶対に見ておくべきアクト21選

今年もこの季節がやってきた! 2016年に20周年を迎えた〈フジロック・フェスティバル'17〉。今年の開催も、いよいよ今月末に迫ってきました。OTOTOY恒例のフジロック・ガイドを今年もお届け。20年ぶりのエイフェックス・ツインの参加などが騒がれる中、「これは絶対にチェックしとけ!」的な海外アクトを一挙に紹介していきます。これだけ多様な音楽に触れられるのは、まさにフジロックならでは。大自然に囲まれて、美味しいものを食べながら、いつもと違う気持ちで音楽を楽しみませんか? それではライター・渡辺裕也による、今年…

ユアソン印の最高グルーヴ拡張中! ──JxJxに新作『Extended』インタヴュー!

インタヴュー

ユアソン印の最高グルーヴ拡張中! ──JxJxに新作『Extended』インタヴュー!

ついにユアソンの新作が出る! 前作『OUT』から約3年半ぶりとなる新作フル・アルバム『Extended』を配信中! この快作を聴かないという選択肢はない! オトトイではリリースを記念して、サイトウ “JxJx” ジュンへのインタヴューを掲載。この『Extended』をつくりあげる苦悩や、今作に対する思いを語ってくれた。...…

OTOTOY AWARD 2016──2016年、年間ベスト、50位〜31位

コラム

OTOTOY AWARD 2016──2016年、年間ベスト、50位〜31位

2016年もあと少し。ということで、今年もやってまいりました。その年の音楽総決算、OTOTOY AWARD。2016年のOTOTOY AWARDは、ジャンルの垣根をぶち抜いて、総合チャートとして、アルバム、シングルに関わらず50枚を選出しました。まずは50位から31位までの20作品を発表いたします!...…

片想い新作リリースを巡って──対談 : MC shirafu x MOODMAN

インタヴュー

片想い新作リリースを巡って──対談 : MC shirafu x MOODMAN

結成から約10年目にリリースされた2013年の1stアルバム『片想インダハウス』。あれから3年、2ndフル・アルバム『QUIERO V.I.P.』がこのたびリリースされた。それこそceroやザ・なつやすみバンドなどなど、メンバーが参加するバンドやユニット、さらにソロも含めて、その快進撃っぷりは言わずもがな。本作もまたそうした勢いを感じるものであると同時に、片想いらしいマイペースさと、彼らの底力とも言えるパワフルなエネルギーに満ちた作品だ。キラーなディスコ・チューンにはじまり、グルーヴィーなファンク、穏やかに…

VIDEOTAPEMUSIC『Sultry Night Slow』ハイレゾ音源OTOTOY先行リリース

レヴュー

VIDEOTAPEMUSIC『Sultry Night Slow』ハイレゾ音源OTOTOY先行リリース

 6月からスタートするツアー・タイトルと同名の配信限定シングル『Sultry Night Slow』をリリースしたVIDEOTAPEMUSIC(OTOTOYはハイレゾ版を他のサイトに先駆けて販売)。このシングルのリリースに合わせて、昨年リリースされたセカンド・アルバム『世界各国の夜』を振り返るとともに、『Sultry Night Slow』がどんな作品なのかを読み解いてみる。...…

(((さらうんど)))などでも活躍のクリスタル(XTAL)、1stソロ・アルバムを独占ハイレゾ配信開始

インタヴュー

(((さらうんど)))などでも活躍のクリスタル(XTAL)、1stソロ・アルバムを独占ハイレゾ配信開始

インディ・ロック・シーンでは(((さらうんど)))のメンバーとして、そしてクラブ・シーンではTraks Boys、もしくはソロのDJとしてその名前が知られるDJ/トラックメイカーのクリスタル(XTAL)。まさにさまざまな垣根を超えたフィールドで活躍する彼が1stソロ・アルバム『Skygazer』をリリースする。リリースは、この国のクラブ・カルチャーに端を発するインディ・レーベルとしては老舗中の老舗、設立から25年を経て、現在でも海外からも高い評価を受ける〈クルーエル〉より。...…

OTOTOY AWARDS 2015──クラブ / エレクトロニカ編──

コラム

OTOTOY AWARDS 2015──クラブ / エレクトロニカ編──

ハウスのダンスフロアとインディ・ロックを結んだジェイミー・エックス・エックスの綺羅星のような存在感は“ある”として、クラブ系は2014年に出揃ったベース・インダストリアル、アヴァン・ミュータントな電子音響の「続き」といった印象もなんだか否めない印象もある。ジ・オーブやスクエアプッシャー、まさかのリリース続きとなったエイフェック・ツインといった大物たちによる貫禄の作品がハイレゾ配信。ヒップホップ国内勢はOMSB、ベテラン、ECDの“視点”のダントツの存在感。VIDEOTAPEMUSICあたりの、国内インディ“…

OTOTOY AWARDS 2015──邦楽ロック / ポップス編──

コラム

OTOTOY AWARDS 2015──邦楽ロック / ポップス編──

2015年、インディーズとアンダーグラウンドは本当に面白かった。cero以降と言ってもよいだろうYogee New Waves、never young beach、Suchmos等の良質な日本語ロック勢だけでなく、YOUR ROMANCE、YKIKI BEAT、Homecomings等の英詞を主体とするバンド勢なども、とにかくすばらしい作品をどんどんリリース。...…

ビデオテープをサンプリングして制作するVIDEOTAPEMUSIC、ニューアルバムをリリース&インタヴュー

インタヴュー

ビデオテープをサンプリングして制作するVIDEOTAPEMUSIC、ニューアルバムをリリース&インタヴュー

ビデオテープをサンプリングして音楽とともに映像を制作するVIDEOTAPEMUSIC。ミュージシャン、映像作家、MV監督、VJ、DJなどと多岐に渡り活躍する彼の作品には、ビデオテープで制作するからであろう、そのレトロ感からか温かみがある。そんな彼の独創的な世界観に集まってくるアーティストもまたそのシーンで脚光を浴びる面々だ。今回、カクバリズムよりリリースされたニュー・アルバムには、ceroの荒内佑をはじめ、思い出野郎Aチームの増田薫、高橋一、松下源らが参加。また、懐かしさのあるメロディーとともに、アルバムの…

OTOTOYフジロック・レポート2015

ライヴレポート

OTOTOYフジロック・レポート2015

今年も苗場はアツかった!! フジロックを終えて“フジロック・ロス”に陥っているかたや、行きたかったけどやむなく行けなかったというかた。 そんなみなさまに、フジロックの3日間を追体験できるレポートをお届けします! ついついお酒が進んじゃって見逃したあのシンガー、やっと生で見られたあのグループ、そんな数々の出会いをライターの渡辺裕也のレポートとともに振り返り、またアツくなりましょう! 今年は、オレンジコートがなくなってしまったり、国内のメジャー・アーティストの名前が目立ったりと、例年とは少し違ったおもむきではあ…

View More Articles Collapse
2015年の決定的1枚、ceroの3rdアルバム『Obscure Ride』配信&インタヴュー

インタヴュー

2015年の決定的1枚、ceroの3rdアルバム『Obscure Ride』配信&インタヴュー

ついにきた!! コンテポラリー・エキゾチカ・ロック・オーケストラ、ならぬコンテポラリー・"エクレクティック・レプリカ"・オーケストラ、新生ceroが生み出したサード・アルバム『Obscure Ride』。ライヴ・サポートだけではなくレコーディングにドラムの光永渉(チムニィ)とベースの厚海義朗を迎え、ブラック・ミュージックへの傾倒を顕にした今作。どの1曲をとっても興奮を感じずにはいられないが、その先鋭さ、ここに行き着くまでの道程についてはインタヴューにて。前アルバム同様、録音・ミキシングはエンジニアの得能直也…

(((さらうんど)))、最高傑作と評される3rdアルバム『See you, Blue』をハイレゾ配信

インタヴュー

(((さらうんど)))、最高傑作と評される3rdアルバム『See you, Blue』をハイレゾ配信

新世代の"ディスコ・ミュージック"を提示した前作『New Age』から1年半、(((さらうんど)))が3rdアルバム『See you, Blue』を発表した。早くもバンド史上最高傑作という声が上がる本作は、これまで以上に先鋭的なダンス・アレンジ、それでいてポップに聴かせてしまうクールな感性に溢れている。佐野元春の楽曲を大胆にサンプリングした「乙zz姫 (Sleeping Beauty Part3)」、SeihoやDorianがトラックを手掛けた「To Fail To Fake」と「Hibiscus」、砂原良…

cero、両A面シングル『Orphans / 夜去』をハイレゾ配信&レヴュー

レヴュー

cero、両A面シングル『Orphans / 夜去』をハイレゾ配信&レヴュー

お待たせしました!! ceroの両A面シングル『Orphans / 夜去』を、ハイレゾにて配信スタートです!! "東京インディーズ・シーン"で括るには頭ひとつ飛び抜けて広がりを大きくしたceroがハイレゾで配信することは、また少し時代の変化を感じさせるできごとです。本作には、メンバーの橋本翼(Gt.)が初めてceroに書き下ろした楽曲「Orphans」、バンドの成熟を感じさせる新機軸のメロウ・ナンバー「夜去(ようさり)」に加え、すでにライヴでも披露され話題となっている小沢健二のカヴァー「1つの魔法(終わりの…

(((さらうんど)))『New Age』配信開始 & インタヴュー

インタヴュー

(((さらうんど)))『New Age』配信開始 & インタヴュー

イルリメ名義で日本のヒップホップを扇動し、全編弾き語りのファースト・アルバム『一』を創り上げた奇才鴨田潤と、DJ/プロデューサー・ユニットであるTraks BoysのCrystal、K404による(((さらうんど)))。彼らが、2012年に発売したファースト・アルバム『(((さらうんど)))』は、クラブ・ミュージックと歌ものを見事に融合させ大きな話題をよぶ。その融合に苦戦するアーティストが多い中、彼らは、哀愁漂うシティ・ポップへと導くことで、その楽曲を、未来永劫聴けるものにしている。2013年、(((さらう…

在日ファンク、祝メジャー・デビュー!! 日本コロムビアまで行ってハマケンに“ほぼ”100個の質問をしてきた!!

インタヴュー

在日ファンク、祝メジャー・デビュー!! 日本コロムビアまで行ってハマケンに“ほぼ”100個の質問をしてきた!!

浜野謙太を中心に2007年に結成された7人組ファンク・バンド、在日ファンクが、本作『笑うな』で日本コロムビアよりメジャー・デビュー。高祖ジェイムズ・ブラウンから流れを汲むファンクを、日本に在りながら(在日)再認識しようとはじまった本バンド。OTOTOYは、その圧倒的なセンスとコミカルさが絶妙に混ざり合った存在に魅せられ、彼らがインディ時代の頃から追い続けてきました。それだけに今回のメジャー・デビューの喜びは自分のことのよう。そこで、OTOTOYも日本コロムビアまでいっちゃいました!! しかも“ほぼ100個”…

祝・野音!『 KICELL EP in みなと湯(5.6MHz DSD+HQD ver.)』リリース

インタヴュー

祝・野音!『 KICELL EP in みなと湯(5.6MHz DSD+HQD ver.)』リリース

6月1日、キセルが念願の日比谷野外大音楽堂でワンマン・ライヴを開催することを祝して、その日をもっと楽しみにしてもらえるようなことができないかと思い、OTOTOYが考えたのがこの企画。 その名も『お風呂でキセル』! お風呂の天然リヴァーブのなかで響く、キセルの伸びやかな歌声とハーモニー。それをOTOTOYが今年2月に解禁した5.6MHzのDSD でネイティヴ録音&ネイティヴ・ミックスを行い、まるでそこにいるかのような体験をしてもらいたいと思いました。...…

武蔵野音楽集団とんちれこーど、初のレーベル・コンピレーションをリリース

ライヴレポート

武蔵野音楽集団とんちれこーど、初のレーベル・コンピレーションをリリース

2014年、OTOTOY一番最初のリリースは、 2013年に1st album『片想インダハウス』を発売し、大躍進を遂げた片想い(OTOTOY AWARD 2013にも選出)とホライズン山下宅配便のメンバーからなる武蔵野音楽集団とんちれこーどのコンピレーション・アルバム『とんちこんぴ』。収録メンツには、片想い、ホライズン山下宅配便、あだち麗三郎等のとんちの面々だけでなく、VIDEOTAPEMUSICやAlfred Beach Sandalも友情出演、そしてニceオモro、カタオモロ、MC Sirafuのソロ…

OTOTOY AWARD 2013!! 今年のBEST10 & 「2014年はどうなる? 座談会」!!

インタヴュー

OTOTOY AWARD 2013!! 今年のBEST10 & 「2014年はどうなる? 座談会」!!

OTOTOYで2013年に発売されたアルバムの中から最も良かったと思う10枚を選出(OTOTOY独占音源以外)。2012年までは、お客さんの投票制であったり、ライターやインターン等多くの関係者を巻き込みグランプリを決定していたのですが、OTOTOY AWARD 2013は、「2013年新譜を聴き漁りました」という6名のみで厳選な審査を行いました。選評者は、高橋健太郎(ライター)、金子厚武(ライター)、渡辺裕也(ライター)、飯田仁一郎(編集長)、河村祐介(編集部)、西澤裕郎(編集部)の6人。「女性が強かった」…

2013年、OTOTOYが取り組んできたDSD関連の活動を総まとめ!!

レヴュー

2013年、OTOTOYが取り組んできたDSD関連の活動を総まとめ!!

2013年もいよいよ大詰め。今年もいろんなことがありましたね。音楽業界に限って言えば、2013年はSONYが"ハイレゾ音源"対応の再生機器を一挙に発表したことで、CD以上の音質で音楽を聴くということが、かなり一般的になった一年だったと思います。そして、そんな"ハイレゾ音源"の最高峰に位置しているのがDSDです。DSDとは、一般的なCDとはまったく違うレコーディング形式を採用し、アナログ・レコードのように滑らかな音質と、デジタルならではの透明度を両立させた高音質フォーマットのこと。OTOTOYでは、2010年…

cero、初のシングル『Yellow Magus』をリリース!

インタヴュー

cero、初のシングル『Yellow Magus』をリリース!

『My Lost City』以後、ceroはシーンのなかでひとつの定点となった。豊富な音楽的要素を含み、バンドの枠に囚われず優れた演奏者とつくりあげる、都会から生まれた良質なポップス。彼らが台頭してきたことで「東京インディー」という名前で可視化され、以後のアーティストに引き合いに出される名前といえば、cero。「東京インディー」を知りたければ彼らを聴け、と言われる位置に着いた反面、「ああ、(ちゃんと聴いてないけど)わかるわかる」と言われる、それこそが定点なのだろう。...…

藤井洋平『Banana Games』を配信開始 & インタヴュー

インタヴュー

藤井洋平『Banana Games』を配信開始 & インタヴュー

まめッこ名義で活動していた時期を経て、本名の藤井洋平として初のアルバム『この惑星の幾星霜の喧騒も、も少したったら終わるそう』を発表したのが2年前。ジャケットも含めて前野健太が撮影した写真をブックレットにあしらったそのアルバムは、彼が異端児であることを伝えるに十分だった。自分をとりまくあらゆる事象へのルサンチマンがユーモラスで自嘲的な言葉となって紡がれる様子は時に聴いていて痛々しくもあったが、一方でフィジカルなブラック・ミュージック指向を孕んだソングライティングからは、音楽家としての彼自身の純潔さを感じとるこ…

YOUR SONG IS GOOD、3年半ぶりの新作『OUT』をリリース&インタヴュー

インタヴュー

YOUR SONG IS GOOD、3年半ぶりの新作『OUT』をリリース&インタヴュー

リリース前から話題沸騰となっていたユアソンの約3年半ぶりとなるフル・アルバム『OUT』が遂にリリース! 古今東西のあらゆる音楽を昇華させたサウンドと圧倒的なライヴ・パフォーマンスで確たる地位を築き今年で結成15周年となる。そんな彼らの5thアルバムは、全曲インストにこだわった挑戦ともいえる1枚。“なにより踊れて、こみ上げるかっこよさと、どこか泣けるワビサビを両立させたダンス・トラックでありキラー・チューン”な全8曲! ツアー・ファイナルとして恒例のリキッドルーム2DAYSも決まっている彼ら、今年の冬はユアソ…

eastern youth監修のオムニバス・アルバム『極東最前線』の第三弾! インタビュー

インタヴュー

eastern youth監修のオムニバス・アルバム『極東最前線』の第三弾! インタビュー

札幌での結成から25年! 信念を頑なに譲らず、日本のロック/パンク・シーンに影響を与えつづけたeastern youthが、ジャンルにとらわれることなくリスペクストするバンド/アーティストを迎え行われるライヴ・シリーズ「極東最前線」。今回は、オムニバス・アルバム『極東最前線2』発売以降に招聘されたアーティスト14組とeastern youthの計15組の音源をコンパイル。なんと、OTOTOYでは発売を記念して、居酒屋にて表/裏インタヴューを実施! 表は、本特集ページに記載している『極東最前線3』について。そ…

片想い、待望のファースト・アルバム『片想インダハウス』配信開始 & インタビュー

インタヴュー

片想い、待望のファースト・アルバム『片想インダハウス』配信開始 & インタビュー

約10年前に結成、マイペースに活動を続けてきた片想い。ファンク、シティ・ポップ、ヒップホップとさまざまなジャンルを含んだ音楽性、そして、その笑いと踊りがごちゃまぜのヴァラエティ豊かなライヴ。彼らはイベントに出演するたびに絶賛の波を起こしながらも、これまでリリース音源は、即完売ですでにプレミア付きとなっているアナログ・レコードのみという状態。そんな片想いが、ついに待望のファースト・アルバム『片想インダハウス』をカクバリズムよりリリース! OTOTOYではリーダーのMC.sirafu(Vo、Tp、Gt、Pan)…

キセル「野音でキセル」ライヴ・レポート

ライヴレポート

キセル「野音でキセル」ライヴ・レポート

6月1日土曜日、くもり。キセルの2人がかねてからの念願だった、日比谷野外大音楽堂でのワンマン・ライヴを行いました。ほんとうに、あまりにもよかったので、急遽ライヴ・レポートを掲載することに!! 背の高いビルと、青々とした木々に囲まれた野音のステージ。時間が経つにつれて暗くなっていく空。そして、キセルのやわらかい音楽。あの日の、あの空間に生まれた絶妙なマッチングを、撮りたての写真と詳細レポートでお届けします。会場に行った人も、音漏れを楽しんでいた人も、行けなかった人も、あなたにとってキセルが”特別”であることに…

LIVE REPORT『東京PAOS!』2012年11月7日(水)

ライヴレポート

LIVE REPORT『東京PAOS!』2012年11月7日(水)

11月7日、祭り興しプロジェクト「TAIYO33OSAKA」が主催するイベント「PAOS! 」が東京、渋谷WWWに上陸した。「PAOS! 」は、powerの「P」、ahoの「A」、oosakaの「O」、sunshineの「S」、そしてexclamationの「! 」が合わさった造語である。芸術、文化、食べ物やマッサージまで、様々な文化の持つエネルギー、また電力というエネルギーについて、祭りというイベントを通して感じて、考えようというイベントだ。...…

祭り興しプロジェクト・TAIYO33OSAKA presents「東京PAOS! 」開催決定

その他

祭り興しプロジェクト・TAIYO33OSAKA presents「東京PAOS! 」開催決定

PIKA☆(ex.あふりらんぽ)を中心に大阪で展開中の祭り興しプロジェクト「TAIYO33OSAKA」が主催するイベント「PAOS! 」が、2012年11月7日(水)に東京・渋谷WWWにて開催されます。当日は、PIKA☆と七尾旅人の対決に絵描きのサイトウケイスケが加わった特別編成のアクトをはじめ、大人気の関西在中アーティスト、N'夙川ボーイズ、奇妙礼太郎らがライヴを披露。また、そしてOTOTOY編集長の飯田仁一郎が聞き役となり、主催のPIKA☆とアチャコ・プリーズにこれまでの活動を伺う「TAIYO33OSA…

cero『My Lost City』配信開始!

レヴュー

cero『My Lost City』配信開始!

これは奇跡! 2011年1月にファースト・アルバム『WORLD RECORD』を発表し、人気、ライヴ動員共ににうなぎ登りのバンドceroが、1年9カ月振りにリリースするセカンド・アルバム『My Lost City』。多くの音楽好きを納得させるに足る“深さ”を秘めた1枚となった今作は、小旅行から大航海へ。新たな時代を築いていく名盤をお見逃し無く。...…

在日ファンク『連絡』

レヴュー

在日ファンク『連絡』

ハマケンこと浜野謙太率いる在日ファンクが、待望の新作をリリース。ジェイムズ・ブラウンから流れを汲むファンクを、日本にありながら再認識しようと試みる、彼らの独自すぎる世界を濃縮した入魂のミニ・アルバム。その名も『連絡』。秋の夜長にちょっぴりビターでメロウなファンクを味わってみませんか。...…

七尾旅人『リトルメロディ』配信開始

レヴュー

七尾旅人『リトルメロディ』配信開始

時代を、そしてかけがえのない瞬間を語り継いで来た七尾旅人が、新作『リトルメロディ』を発表した。2010年新たなポップ・ミュージックの到来を印象づけた傑作『billion voices』リリース後に全国各地でライヴを行い、曲を作り続けて来た七尾旅人。今作『リトルメロディ』には、2011年3月11日に起きた東日本大震災の後、すぐに被災地に駆けつけ支援し、その経験を通して作られた曲「圏内の歌」等も収録されている。誰もが忘れられない時を経て完成したニュー・アルバム。七尾旅人が語り継ぐ現代の詩(うた)が聞いてほしい。…

イントロで「おっしゃ! きた!」ってなるようなフェス・アンセム10曲

その他

イントロで「おっしゃ! きた!」ってなるようなフェス・アンセム10曲

やっぱ、フェスっていいよね。そこら中で幸せが炸裂しまくっている感じが素晴らしいよね。ハイネケンなんか飲んじゃってさ。そんで、フェスでいちばん幸せが凝縮されている時間を考えたんだけど、それって、みんな知ってる超あがる曲のイントロが始まった瞬間なんじゃないかと思うんだよね。普段かぶらないような帽子とかかぶっちゃって、ゆらゆらしているところに、あの曲が鳴り始めた瞬間。「おっしゃ! きた!」ってなるよね。ちょっとヤバいよね。ライヴ・ハウスとかクラブ、ヘッドフォンとかスピーカーから流れだした時とはまた違う。ちょっと疲…

mmm『ほーひ』インタビュー

インタヴュー

mmm『ほーひ』インタビュー

都内ライヴ・ハウスで撒かれているフライヤーでよく目にしていた「m」3つ。周りのコアな音楽好きからしきりに聞かされていた響き「ミーマイモー」。あまりにもよく目にする/耳にする名前なので、まずは「m」3つの人の存在を確かめるべくライヴに行ったらMCで「ミーマイモーです」と挨拶をしていて、なんと、同一人物だったのか! と驚いたのが2009年。ちょうど彼女がファースト・フル・アルバム『パヌー』をリリースした頃だった。一聴して、その高い歌唱能力とソングライティング力に二階堂和美を思い起こしたが、肝となる部分が違う。き…

在日ファンク『爆弾こわい』配信開始!

レヴュー

在日ファンク『爆弾こわい』配信開始!

'''誰がこの勢いを止める? 新時代のディープ・ファンク・バンド'''''【Track List】''1. イントロの才能 / 2. こまくやぶれる / 3. 爆弾こわい / 4. マルマルファンク / 5. 城 / 6. 夜 / 7. よみがえり / 8. はやりやまい / 9. 毛モーショナル / 10. むくみ / 11. ピラミッド / 12. 才能あるよ...…

SYNCHRONICITY'11 開催! 今音楽イベントが出来ることとは?

インタヴュー

SYNCHRONICITY'11 開催! 今音楽イベントが出来ることとは?

SYNCHRONICITYと言う音楽イベントを主宰する麻生潤と言う男とは3〜4年の付き合いだ。とても男前で、正義感に溢れ、インディーズとメジャーをクロスオーヴァー出来る視点を持っている。彼とは、いつか一緒にでっかいフェスをしようと企んでいる。そんな男が、横浜でどでかいSYNCHRONICITYを行うようだ。未曾有の大震災の影響で、多くのフェスが開催を延期せざるを得なかったり中止に追い込まれてしまった。でも、まさにこんな時だからこそ、フェスという大きな、そして影響力の強い音楽フェスにしか出来ないことがあるはず…

ceroが放つ正解のインディ・ポップ『world record』配信開始!

レヴュー

ceroが放つ正解のインディ・ポップ『world record』配信開始!

01 : ワールドレコード / 02 : 21世紀の日照りの都に雨が降る / 03 : 入曽 / 04 : あののか05 : outdoors / 06 : ターミナル / 07 : exotic penguin steps(intro)08 : exotic penguin night / 09 : 大停電の夜に / 10 : マクベス11 : (I foung it) Back Beard / 12 : 小旅行...…

七尾旅人『billion voices』レビュー

レヴュー

七尾旅人『billion voices』レビュー

ほぼノン・プロモーションにも関わらず、多方面から反響が起こり奇跡と言われた七尾旅人×やけのはら名義のシングル『Rollin' Rollin'』から半年が経った。独力で作り上げた3枚組超大作『911fantasia』以降、全国各地の独自の活動で出会った仲間を迎え、新旧問わず七尾ファンが間違いなく心揺さぶられる入魂のマスターピースが遂に完成。音楽の全てを飲み込んだ七尾旅人が解き放たれた様な衝撃作。大人気の既発曲「検索少年」「Rollin Rollin」、UAにカバーされた「私の赤ちゃん」等含めた全14曲。七尾の…

キセル『凪』インタビュー

インタヴュー

キセル『凪』インタビュー

キセルを初めて見たのは、1999年の京都大学吉田寮で行われた食堂ライブ 、ROCK'N'ROLL HOSPITAL。ガソリンやキングブラザーズにまじって、つじあやのやキセルが、深夜にゆるーくうたい上げた。ロック好きも歌もの好きも入り混じって、食堂ではライブが、外では宴会が何時間にもわたって繰り広げられ、皆どろどろなんだけど幸せそうだった。そこからもう10年以上の付き合いだ。彼らのライブを見たら、いつでも1999年のあの時に戻ることが出来る。...…

在日ファンク『在日ファンク』インタビュー by 水嶋美和

インタヴュー

在日ファンク『在日ファンク』インタビュー by 水嶋美和

''在日ファンク / 在日ファンク'' 2010年1月6日(水)販売開始 1.Intro Funk / 2.最北端 / 3.きず / 4.のこってしまった / 5.神頼みFunk / 6.罪悪感 / 7.ダンボール肉まん / 8.京都(Live Version) / 9.最北端(Live Version) 在日ファンクのデビュー・アルバム『在日ファンク』を販売開始します。SAKEROCKのトロンボーン担当、浜野謙太が楽器をマイクに持ち替えて、極太ファンク・アルバムを制作。ジェイムズ・ブラウンの流儀を現代に…

在日ファンク「きず」ビデオ・クリップ text by 水嶋美和

レヴュー

在日ファンク「きず」ビデオ・クリップ text by 水嶋美和

在日ファンクのファースト・アルバム『在日ファンク』のリリースに先駆けて、アルバム収録曲「きず」のビデオ・クリップを販売開始します。ディレクターは、氣志團、矢井田瞳やフジファブリックなどのPVも手掛けるスミス氏。深夜の上野・アメ横で撮影された、レトロで妖しげな雰囲気の作品です。ぜひじっくり鑑賞してみてください。...…

mmm『パヌー』 インタビュー by 小林美香子

インタヴュー

mmm『パヌー』 インタビュー by 小林美香子

去年立ち上げられたばかりのレーベル、kiti。麓健一の『美化』が第1弾作品。次の作品を期待していたところへ、女性シンガー・ソング・ライター、mmm(ミーマイモー)のフル・アルバム『パヌー』がやってきた。彼女は22歳の現役大学生なのに、懐かしい雰囲気を持っている。自主制作音源『five till』がCRJ-tokyoのチャートにランクイン。今年の夏には、にせんねんもんだいが主宰するレーベル、美人レコードのコンピに参加するなどし、多方面で話題となり、現在じわじわと注目されてきている。ジャズ、ブルースや昭和歌謡を…

Collapse
TOP