京都にて歌いはじめ、現在は主に東京で活動している富山出身のシンガー・ソング・ライター、ゆーきゃん。『ゆーきゃんからのてがみ』は、彼が国内外を問わずリスペクトしているミュージシャンにてがみを書くコーナーです。丁寧に綴られたお互いのやりとりを、本のようなレイアウトで楽しめる、”BCCKS”というウェブ・マガジンにまとめました。今回のお相手は、にせんねんもんだいが主催する美人レコードより CD-R作品『LEONIDS』『fin,fur and feather』をリリースし、現在は主にソロで、八丁堀七針、高円寺円盤などを中心に活動中のoono yuuki。アルバム『stars in video game』をリリースしたばかりの彼の音楽観をききました。
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message from youcan
oono yuukiというミュージシャンがいる。
手紙の中でも触れているのだが、彼が2008年から09年にかけて制作した二枚のCD-Rを、ぼくは愛聴してきた。バンド、にせんねんもんだいが主宰するレーベル美人レコードからリリースされたそれらは、パーソナルな手触りの向こう側から、抑えがたい創作への野心が聴こえてくるような、不思議な魅力にあふれていた。そんな彼が、初の全国流通音源でもある『stars in video game』をリリースした。かねてより、この高知出身の音楽家の中に流れている何かをもっとよく聴き取りたいと思っていたぼくは、ototoy編集部からの「次は誰に手紙を書きますか? 」という電話に、間髪入れずoono yuukiの名を挙げた。
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oono yuuki
1983年、宿毛(高知)生まれ。歌、ギターの他、ドラム、鍵盤やトランペットなども演奏する。2003年、 イースタン・ユースのライブ会場で屯していた麓健一に、「歌いそうな奴に見えた」という理由で声を掛け、バンド・エーテルを結成、活動を始める。エーテル解散後、再び麓と共にメモリーズとして活動、解散。その間に麓を通して、にせんねんもんだいと知り合う。その後は2002年から続けていた宅録のみで活動を続ける。2007年、CD-Rアルバム『SENSEI ANONE』を自主制作でリリース。同年夏に春日部公民館にて初のソロ出演。その後2008年より活発にソロ出演を重ねる。
2008年12月に、にせんねんもんだいが主催する美人レコードより、 CD-R作品『LEONIDS』をリリース。2009年には同じく美人レコードより『fin,fur and feather』をリリース。現在は主にソロで、八丁堀七針、高円寺円盤などを中心に活動中。
PROFILE
ゆーきゃん
京都で開催されるD.I.Yフェス「ボロフェスタ」主催メンバーのひとり。「生まれ変わったら天使になりたい」と言ったとか言わなかったとか。
BACK NUMBER
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BCCKSとは?
「本のようなもの」「ノートのようなもの」「本屋さんのようなもの」をweb上で作ることができるサービス。
写真集、雑誌、マンガのような、慣れ親しんだ「本のようなもの」を作ることができます。また、日々気づいたことを書きつづる日記のように使うことや、好きな本や自分に関係ある本などをまとめて並べることもできます。
BCCKS : http://bccks.jp/