2020/12/28 00:00

買い逃し厳禁な厳選アルバム20枚──2020年のOTOTOYレコメンド

OTOTOYでは今年も邦楽を中心にたくさんの音楽を紹介してきました。そんななかでもキラリと光ったアルバムたちを20枚をレコメンドいたします。まさに買い逃し厳禁な20枚、2020年の作品たちをこちらでお届けいたします。

OTOTOYレコメンド2020 EP編はコチラ

これは"日本にケンカを売る"1枚、最後の音が鳴り止む瞬間まで彼の言葉から耳を背けるな

美しくも獰猛、誰にも手懐けることの出来ない鳥が"言葉"で空を舞う

新たなドラマーが加入、再び"バンド"で鳴らす喜びに満ちた祝祭的ロック・アルバム

私とあなたの隙間に響く、アシッド・ハウス仕掛けの強烈なエレクトロ・ポップ

確かなソング・ライティングはそのままに、よりソウルの香り漂う芳醇なポップ・ミュージック

PIGGS爆誕! アイドルの新時代を感じさせるロックでパンクな産声

芳醇なグルーヴが多様に鳴り響く、4年半ぶりのソロ

独自のグルーヴを産み出し続けるKawaii Dance Musicの最先端

普遍的な日常における混沌を、ホワイトノイズとリリックで塗りなおす

豪華なゲスト、多彩なトラックにも埋もれることのないスキル際立つラップの閃光

研ぎ澄まされたバンド・サウンドを掻き鳴らされた、衝動的で浪漫的な名盤

閉じ込められた人々へ極上の幻覚剤、甘くサイケデリックなレゲエ〜ダブ

日本のポップスの空気を変えた、2020年を代表する1枚

メロウなサウンドで産み出された、アイドル・ラップ史に残る新たな1ページ

まるで魔法のように、歌と音、一音一音が空気に溶け込んでいく幽玄なサウンドスケープ

進化と深化、狂気と生きる喜びを捉えた、2020年のオルタナティヴ・ロックのあり方

BPM100のリズムと言葉で価値観を揺るがす、2020年を象徴するレベル・ミュージック

この混乱の世の中に深く突き刺さる、割れんばかりのディストーション生命賛歌

大空を見上げるような開放感に満ちたメジャー1stアルバム、聴く者の背筋を伸ばし顔を上げさせる強さがそこに

新たなフェイズへと立った彼女が紡ぎ出す、ある、声の記憶



OTOTOYレコメンド2020アルバム編はコチラ

コラム : “プレイリスト時代”にシーンをプレゼンするコンピレーション



2020年日本における、現行のアンダーグラウンド・シーンを捉えた、プレイリストではなく、あえてのコンピレーション2作品。音楽メディアAVYSSの運営でもあるCVNがキューレーションをつとめた『S.D.S零度』には玉名ラーメン、Le Makeupをはじめとする国内のDIY宅録アーティストたちが、WOOMANセレクトの『Destruct Tapes #1』にはWaaterやThe Cabinsなど東京でインディペンデントな活動をするロック・バンドたちが参加した。新たなディケイドの出発点となるはずだった今年のライヴができないという状況のなか、りんな(S亜TOH)とKen truths(LUXY)が発足させたプロジェクト〈2021survive〉、そしてWaaterとKen truthsが中心となるアーティスト・コレクティヴ〈SPEED〉主催の野外レイヴパーティー〈PURE2000〉にて、音楽性としては異なるこの二つのコンピに参加したアーティストたちが交わっているというところも見逃せない。玉名ラーメン“angelnumber”の「ついてきて この世は地獄 / 風と踊ろう 気がついたら 羽が生えた」というリリックが示すような、世の中への慢性的な失望とそれを音楽で吹き飛ばそうという渇欲が、この世代のアーティストたちに共通するムードを形作っていると言えるだろう。2つのコンピを聴けば、そのムードが生み出さんとするオルタナティヴなカルチャーを感じることができるはず。(文 : 津田結衣)

[コラム] Awich, GEZAN, Gotch, KOTONOHOUSE, Le Makeup, Moment Joon, O'CHAWANZ, PEDRO, PIGGS, The Novembers , ZOMBIE-CHANG, eastern youth, kZm, mei ehara, サニーデイ・サービス, ラブワンダーランド, 岡田拓郎, 米津玄師, 羊文学, 角銅真実

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