2017/08/04 18:30

【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー

カクバリズム設立15周年記念! 2002年の3月にYOUR SONG IS GOODの1st7inch single『BIG STOMACH, BIG MOUTH』をリリースし、それ以降もシーンの最前線に立ち続けている“メジャーなインディ・レーベル”カクバリズム。15周年を迎えるにあたり、OTOTOYでは4つの企画とともにお祝いします!

まず第1弾企画として設立15周年を迎えるカクバリズム代表である角張渉と、今年25周年を迎えるLess Than TV主宰の谷ぐち順のアニバーサリー対談を敢行! 長年シーンを支え、共闘してきたふたりが思う“インディ・レーベル”とは…… を語ってくれています。そしてさらに、さらに〈オトトイの学校 村詩野音楽ライター講座〉より、これまでにカクバリズムからリリースされた楽曲のレヴューをお届け! 8月には第2弾インタヴューも掲載予定! カクバリズムを昔から知っている方、最近知った方、そしてカクバリズムを知らなかった方もこのページを見ればカクバリズム通に?!

>>15周年をたどるカクバリズム作品のレヴューはこちら<<

すべてはこのアーティストからカクバリズムは始まった!

YOUR SONG IS GOOD / Extended

【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC

【配信価格】
単曲 257円(税込) / アルバム 1697円 (税込)

【収録曲】
01. Cruise
02. New Dub
03. Mood Mood
04. Double Sider
05. Palm Tree
06. On
07. Waves

YOUR SONG IS GOOD / Double Sider
YOUR SONG IS GOOD / Double Sider

INTERVIEW : 谷ぐち順×角張渉

カクバリズム設立15周年、Less Than TV設立25周年と言うことでカクバリズム代表の角張渉×Less Than TV主宰の谷ぐち順によるスペシャルな対談が実現。 今回のインタビューでは角張渉が谷ぐち順から、いかに影響を受けてきたのかが存分に語られている。群雄割拠な音楽業界で両レーベルはどうして今日まで多くのリスナーに支持されてきたのか、その理由が明らかに!

インタヴュー & 文 : 真貝聡
写真 : 大橋祐希

何がカッコイイのかって言われたら谷さんでしかないんですよね

左から谷ぐち順、角張渉

角張渉(以下、角張) : 会社の外看板にカクバリズムのロゴがプリントしてあるんですけど、その下に〈METEO NIGHT〉のフライヤーが貼ってあって。谷(ぐち)さんは「なんてカッコイイことするんだろう」と。

谷ぐち順(以下、谷ぐち) : 剥がしたでしょ?

角張 : いや、全然ですよ(笑)。

谷ぐち : あははは! すぐに剥がされるものだと思ってた。

角張 : ずっと貼りっぱなし。だって、カッコイイなと思って。最初は谷さんじゃなくて、お客さんがやったのかなって思ったんですけどね。

谷ぐち : よくカクバリズムの前を通るんだよ。それで『METEO NIGHT』のフライヤーが出来上がったばかりだったから、メッセージくらい残しても良いかなって。

角張 : さすがっすよね。

──今回の対談というのがカクバリズム15周年、Less Than TV(以下、レスザン)25周年という……。

谷ぐち : 15周年なの!?

角張 : そうなんですよ。レスザンは25周年なんすね。

──なので、アニバーサリーな企画なんですよね。

谷ぐち : やばいっすね。

角張 : この間、DOMMUNEで渋谷系とか90年代から2000年代の話をしている番組があって、それ見ていたらやっぱり結局レスザンが1番カッコイイんじゃないのかって思ったんですよね。何がカッコイイのかって言われたら、理由は谷さんでしかないんですよ。…… って今日の対談で最後に話すことを喋ってますけど。

──なんで締めようとするんですか(笑)。じゃあ、おふたりの出会いから聞かせてください。

角張 : 俺は18(歳)の冬に西荻窪のWATTSでアルバイトを始めたんです。

谷ぐち : 18の冬って響きが良いよね。

角張 : あははは! そうっすね。そもそも、WATTSでバイトをしようと思った理由の1つがレスザンの方々が出演しているからだったんですよ。谷さんは初めて会った時、超怖かったんだよな。

角張渉

──なんで怖いと思ったんですか?

角張 : 谷さんの所に行って「そろそろ出番です!」って声をかけたら「ああん?」って言われたことがあって。

谷ぐち : そんなこと言ったの? 感じ悪いじゃん。

角張 : 当時はうわぁって思ったんですけど、俺なんてガキだし、そりゃあそうだよなって。

谷ぐち : そんなこと言わないよ!

角張 : 俺の言い方が悪かったかもしれないです。「やりますよー」だったかもしれないです(笑)。

谷ぐち : 絶対そうだよ! そっちにしとこうよ。俺、そんな「ああん?」なんて言わないよ。

角張 : そうっすよね、言わないっすよね。タカヒロ(カサイ)さん(Less Than TV)は凄い優しくて。

谷ぐち : だから…… 俺も優しいじゃん!

角張 : 谷さんも優しいっす(笑)。

谷ぐち : そう見えないように心がけないとなぁ。怖いって言われて良いことないじゃん。

角張 : そうっすよね。最近、そう思いますよ。俺がシーンを怖がっていただけで、本当はウェルカムなシーンだったんですよ。それが俺と谷さんの出会いなんですけど。

──谷ぐちさんが角張さんを意識するようになったのはいつですか?

谷ぐち : 出会いですよね。なんだろう?

角張 : 当時、〈Stiffeen Records〉(以下、スティフィン)って元・銀杏BOYZ / GOING STEADYの安孫子くん(現・KiliKilivilla)とレーベルをやっていた時に、MISTYっていう荻窪にあるスタジオでレコーディングをさせてもらったんですよ。そこはFRUITYとかNAHTも録ってて。言ったらレスザンが根城にしていたスタジオで。

谷ぐち : 上に住んでたからね。

角張 : 谷さんになんとかSNOTTY(角張渉が組んでいたバンド名)のデモテープを聴いてもらいたいなと思って。WATTSの蝦子さんが「谷ぐちくんに聴かせてみるよ」って言ってくれてたんですけど、谷さんはオリジナルが好きなイメージがあったから、こんなFRUITYの影響ど真ん中なバンドは好きじゃないだろうなって。実際になんの反応もなかったんですよ(笑)。

谷ぐち : SNOTTY聴いたよ! バリカク(角張)から直接テープをもらったんじゃなかったんだね。

角張 : 最初は蝦子さんに渡してもらって、随分後に直接渡させてもらったかもですね。

谷ぐち : でも聴いた! 良かったよ。っていうかFRUITYに聴こえなかった…… あまりにも酷すぎて。

角張 : あっはははは!!

谷ぐち : そんな感じだったよね?

角張 : FRUITYのまんまって言いましたけど、思い返したら全然そこまでじゃないっすね(笑)。

谷ぐち : そうそう。センスの光る感じがしなくて逆に良いと思った。それは悪い意味じゃなくてね。

角張 : FRUITYは本当に凄いっすもんね。

谷ぐち : 意識をしてるって気づかなかった。

角張 : そうっすね。音源を渡したものの、レスザンからリリースできないだろうって何となく分かってたんですよ。じゃあ俺たちでやるしかないなって、レーベルを立ち上げたんですよね。「いつかレスザンから出してぇーな! いつか声がかかんねぇかな」って思いながら。

谷ぐち : じゃあ、今度リリースすればイイじゃん。

角張 : あはははは!! え? (笑)。

左から谷ぐち順、角張渉

谷ぐち : 俺は参加したい! じゃあ絶対に出す! 名前は角張渉でイイんじゃない?

角張 : いや〜(笑)。

谷ぐち : そんなの言ってくれればイイじゃん! 出したいんだったら出すよ! !

角張 : いやぁ、マズイっす(笑)。

いちいちカッコイイっていうか、カッコ悪いことは絶対にやらない

──ちなみに谷ぐちさんから見たカクバリズムってどんな印象ですか?

谷ぐち : かっこいいレーベルだなってだけなんですけどね。

角張 : (小さい声で)うおぉ。

谷ぐち : ほら、褒め合いみたいになるじゃん!

角張 : それはおもしろくないっすよね。

谷ぐち : やっぱり、そういうのは困りますよね。お互いに本当に思っているんだけど、褒め合いになっちゃうじゃん(笑)。

角張 : 俺は谷さんから、音楽で食べていくことのカッコ悪さを教えてもらって。直接言われたわけじゃないんだけど、谷さんだったらダサいと思うだろうなってことがブレーキングになるんですよね。でも音楽の仕事でお金もらってやっていこうと決めたからには、そのダサさもわかって気合い入れてかないとなって思っていて。谷さんは全く思ってないと思うし、「そんなこと良くない? 」って言ってくれるかもしれないけど、どこかで「ここは違うでしょ」ってことがレスザンというイメージっていうか。つーか谷さんとタカヒロ(カサイ)さん(Less Than TV)さんだな、俺の場合。会った時に「角張さ、この間のダサくない? 」って言われたくないっていうのがあって。それがカクバリズムにとっていつだって1つの指針になってます。

谷ぐち : 俺はそんなに気にしてないと思うって言ったけど、実はめっちゃ気にしてて。いつまでもカッコイイと思っているレーベルというのは、ダッセエなと思うことを絶対にやらない。カクバリズムを見ててダサいなんて、1回も感じたことはないよ。いちいちカッコイイっていうか、カッコ悪いことは絶対にやらないなと思って。だから、めっちゃ見てるよ。

角張 : うわぁ…… 嬉しいですね。泣きそうですよ。

(角張さん、徐々に涙を浮かべながら)

角張 : ……… いま、泣きが入っちゃいました。すいません本当に。

谷ぐち : なんだよ(笑)。

角張 : (目をこすりながら)いやぁ、本当にありがとうございます。……やってて良かったなぁ。

谷ぐち : 偉そうなこと言って申し訳ないんだけどね。

谷ぐち順

角張 : こうやって大先輩が褒めてくれるの…… すいません、なんか、めちゃ嬉しいです。

谷ぐち : なんで泣いてるの?

一同 : (笑)。

角張 : いや、嬉しくて泣いちゃった。

谷ぐち : いつまでもカッコイイ事しかやらないなって。

角張 : スタイリストやっている伊賀大介くんとよく遊ぶんですけど、忙しくなると、友達とか昔影響を受けた人たちが何をやっているかまで目が向かなくなることがあって、「最近何をやっているだろうね? あんまり情報見ないね」って言ったら注意されて。「それは角張が全然ダメだ。自分が1回好きだと思ったこととか、興奮したものに対して敬意がねえよ!」って。「自ら調べたり、こういうことをやっているんだってチェックしないと。自分で勝手に視野を狭めてるだけだよ。広がってたんでしょ、前は」って。「ラジオでかかっているから知るとか、テレビで観ているからやっているとか、Twitterで観るからやっているっていうのはてめえで思考判断を狭めているだけでしかない」って言われて。その通りだよなって。例えるならジャンプしか読んでないじゃんお前。ジャンプ以外におもしろい漫画あるじゃんみたいな。

──なるほど。

角張 : こうやって大好きな人が見てくれていると知って、もっと頑張ろうと思いました。15年もやっているとみんな離れていくし、中々いないっすよ。ありがたいな…しかないっすね。

谷ぐち : あははは(笑)。

角張 : 俺は谷さんの〈METEO NIGHT〉みたいにおもしろいことは出来ないから、どういうところに我が行く道があるのかなってずっと考えたんですよ。〈レスザン〉、〈Snuffy Smile〉、〈PIZZA OF DEATH〉がやっていないことは何かなって考えたけど、新しいことなんてそうそう見つからないんですよ。そしたらシンプルにまずはやるしかなくて。だけど、普通にやるって凄く大変で。なんか必然的に忙しくなるんですよね。だけど、たまに立ち止まって谷さんみたいにおもしろい売り方って全然してねえなって考えちゃんうですよ。それが悩みですね。

谷ぐち : 「自分はアーティストがちゃんと生活をできるような、形にしたい」って言ってたじゃん。その強い信念があるのは凄いと思うけどね。

角張 : 環境作りってのはなんか考えてましたね。ただジュンくん(サイトウ “JxJx” ジュン)に「そんなに抱え込まなくて良いよ」って言われたことがあって。各々の生活は各自で考えるし、俺がどうしようって思って無理に動いても意味が無いし。そこは環境を重視するようになりました。

谷ぐち : 環境を重視?

角張 : なんか前は躍起になっていたんですよね。どこか意地な部分はありました。いまは音楽を生み出す環境をよりよくしたいって感じで、食べれる人は食べられるようにしますけど、いずれにせよみんな音楽を生み出しやすい環境をって感じです。

思い出野郎Aチームっていうのは出会った頃のユアソンみたいなんすよね

角張渉

──では、お二人にとってインディ・レーベルの在り方ってなんだと思いますか?

谷ぐち : 難しいよね。ん〜、さっきバリカクが話してたインディ・レーベルの良いところでもあると思うんですけど、いろんなレーベルがそれぞれのスタイルでやりたいようにやるっていう。だから、在り方っていうのはないですよ。

角張 : 「ウチはこうだから、こういうことをしないよ」っていうのもないし、こうだからこうあるべきみたいなのも無いかもしれないですね。ただカッコ悪いなと思うことはしたくない。売れそうだなみたいな音楽にもいかないっすね。

谷ぐち : 勝手に好きなことをやるのがインディ・レーベルだよね。っていうかインディ・レーベルって何?

角張 : 独立したレーベル……。

谷ぐち : 直訳じゃなくてさ(笑)。

角張 : レーベルって言っても、いまは個人でも出せるし、配信だなんだって言ってもレーベル名なんて入んないっすわ。例えば若者が「カクバリズムだから聴く」、「レスザンだから聴く」っていうのは盲目的だし。聴いてみて「あっこれカクバリズムなんだ」くらいで良いんですよ。

──業界全体ではなくて個人としてはいかがですか?

谷ぐち : カクバリズムと大きく違うところなんだけど、レスザンってバンドの所属は一切ないようにしてるんだよね。そのバンドが音源をつくるにあたって1番最良なレーベルと一緒にやれば良いかなって。もしも、「レスザンでリリースしたい」って言ってきたバンドがカクバリズムから出した方が良いと思えば、バリカクに電話することも全然考えられる。

角張 : ウチはレーベル・マネジメントで事務所としての機能もやっているので、また違うんですけど。思うのは音源1枚だけだと自分の考えているバンドの理想像が具現化できないことが多くて。2枚目をリリースしたりすると、より繋がったりするよなとなって。所属してもらうことで窓口をわかりやすくしていきたいなと思ったので。普通ですね。

谷ぐち : 普通っていうか、それが良いよね。

角張 : 谷さんはいま、若いバンドともリリースするじゃないですか。その基準ってなんですか?

谷ぐち : 基準? そんなのないよ。もし基準があるようだったら、わかりやすいように背中に刺青を入れてるよ(笑)。

角張 : いや、愚問でした(笑)。それカッコいいな。

谷ぐち : 若いバンドとやってるって言ってたけど。俺もいつまでもガキのままでやっていると言っても、さすがに50歳くらいになってくるとそれも通用しなくなってくるし、もう無理かなって思ったりするんだよ。新しい世代の人と聴いてきた音楽も違うから、自分の感覚と差が広がっていくなって。でも、そんなことないって思わせてくれたのがFRUITYだったんだよね。

角張 : その時から、そう思ってたんですね。

谷ぐち : FRUITYを観た時に同じような感覚を共有できたんだよね。

角張 : じゃあ96年くらいっすね。

谷ぐち : カクバリズムは若い人とやってる?

角張 : そこまで若くはないですけど(笑)、今度アルバムをリリースする、思い出野郎Aチームっていうのは出会った頃のユアソンみたいなんですよ。みんなどこかとっぽいっていうか。センスはあるし、洒落ているんだけど、なんかぼやっとしてる人達っているじゃないですか。だけど一緒にいるとおもしろいっていう。

──ちなみに、レスザンとカクバリズムはそれぞれイベントを控えてますよね。

角張 : ウチは9月16日から京都、札幌、広島、大阪、東京で15周年イベントをやらせてもらいます。

谷ぐち : それは何てイベント名なの?

角張 : 普通にしちゃいました。〈カクバリズム 15 Years Anniversary Special〉。

谷ぐち : え? それが正式名称?

角張 : そうです。

谷ぐち : ダッセー(笑)!!

一同 : (笑)。

谷ぐち : ありえないでしょ! なにそれ? 他に思いつかなかったの?

角張 : いや、特に考えもなく…… (笑)。わかりやすくしちゃったんですよね。俺も『カクバリズム15周年記念METEO NIGHT』の方が良かったなと思いますよ!

谷ぐち : 散々、バリカクはダサいことはやらないってフリがあって。最後にダサいっていうのがおもしろいよね(笑)。

──レスザンは3年ぶりに〈METEO NIGHT〉を開催しますよね。

角張 : 凄いよなぁ。〈METEO NIGHT〉以外にも何かやるんですか?

谷ぐち : いっぱいやるよ。まずは映画(『MOTHER FUCKER』)をつくったんだよね。それを撮っている時は25周年って気づいてなかったんだけど。

──ドキュメンタリー作品ですよね。てっきり25周年を意識されてるのかと思いました。

谷ぐち : 本当にたまたま。で、映画が出来たし、25周年だし久しぶりに〈METEO NIGHT〉もやっちゃうかって流れだったんですよね。

角張 : ある日、谷さんから電話がかかってきて「25周年の映画をつくってるからバリカクの写真ある?」って言われて。「探せばWATTSの頃の写真あるかもしれないです」って言ったら「いや、レスザンに関係なくても良いよ」って。

谷ぐち : あれは映画じゃないんだよ。実は写真集を出すんだよね。

角張 : そうなんですか! 俺、ぜんぜん関係ない写真とか送っちゃいましたよ。

谷ぐち : 映画のロゴ・デザインを担当してもらった方から「写真集作りませんか?」って言われて。もともと写真集をつくろうとしていた時期があったんですよ。だけど、タイミングを逃しちゃってつくれなかったので、これは願ってもない機会だなと思って。

角張 : それはいつ売るんですか?

谷ぐち : 〈METEO NIGHT〉で売るつもり。俺が監修するのはつまらないと思って。付き合いでこの写真を使おうとかも嫌だし。もう写真は全部丸投げしてつくってもらうんだよね。だから、バンドのクレジットも入ってないよ。で、集まっても300枚くらいかなと思ったら1万枚の写真が揃って(笑)。その写真集も出します。『I ACCEPT ALL』ってタイトルで。

映画『MOTHER FUCKER』予告編
映画『MOTHER FUCKER』予告編

──最後は対談を終えてみて感想を聞かせてください。

角張 : 俺は本当に泣いちゃいましたからね。

谷ぐち : 何に感動してたの?

角張 : 大好きな人に自然と褒めて貰えて、単純に感動して……(笑)。マジで頑張ろうと思いました。

谷ぐち : 今日の対談で次のリリースが決まったしね。

角張 : 俺のソロは本当に問題ありますよ! どう言う気持ちでいれば良いのか分からないっすね。「遂にレスザンからオファーが来た!」っていう嬉しい気持ちと「どうしよう!?」って気持ちが入り交じってます。

谷ぐち : でも、いろんなタイミングで「バリカクのソロどうかな」って言ってるよ。

角張 : みんな恥ずかしい気持ちになりそうな気がしますね……。

谷ぐち : そんなことないでしょ(笑)。どうしよっか? 全部1人でやる?

角張 : 全部1人ってなんすか!?

谷ぐち : BECKみたいにさ。

角張 : 例えはカッコイイですね!

谷ぐち : 1曲だけ超ハードコアな曲を俺が作って。

角張 : それはとても光栄だし、めちゃ良さそうっすけど……。下の世代から怒られますよ。

谷ぐち : それぐらいやった方が下の人間もついてくるよ。

角張 : じゃあ、今日はそんな感じで……。

──ありがとうございました!

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LIVE SCHEDULE

カクバリズム

〈カクバリズム 15 years Anniversary Special〉
2017年9月16日(土)@京都 磔磔
出演 : 二階堂和美with Gentle Forest Sextet / スチャダラパー(Special Guest)

2017年9月17日(日)@京都 磔磔
出演 : YOUR SONG IS GOOD / Special Guest(後日発表)

2017年9月18日(月)@京都 磔磔
出演 : キセル / トクマルシューゴ(Special Guest)

2017年9月23日(祝・土)@北海道 札幌 Zepp Sappro
出演 : YOUR SONG IS GOOD / cero / キセル / VIDEOTAPEMUSIC / スカート / MU-STARS and more

2017年10月9日(祝・月)@広島 CLUB QUATTRO
出演 : YOUR SONG IS GOOD / cero / キセル / VIDEOTAPEMUSIC / 二階堂和美 with Gentle Forest

2017年10月22日(日)@大阪 なんばHATCH
出演 : YOUR SONG IS GOOD / cero / キセル / VIDEOTAPEMUSIC / 片想い / スカート / MU-STARS and more

2017年11月5日(日)@東京 新木場スタジオコースト
出演 : YOUR SONG IS GOOD / cero / キセル / VIDEOTAPEMUSIC / 片想い / スカート / MU-STARS / 二階堂和美 with Gentle Forest Jazz Band / 思い出野郎Aチームand more

カクバリズム 15 years Anniversary Specialの特設サイトはこちら


Less Than TV

〈METEO NIGHT 2017〉

2017年8月5日(土)@渋谷TSUTAYA O-WEST、TSUTAYA O-nest
開場 12:00 / 開演 13:00
出演 : BAND OF ACCUSE / CARRE / Dancebeach / DEATHRO / デラシネ / ELMO / ENDON / GROUNDCOVER. / GUITAR WOLF / HARD CORE DUDE / Have a Nice Day! / HIMO / LOSTAGE / MILK / ニーハオ!!!! / 踊ってばかりの国 / オシリペンペンズ / 黄倉未来 / quAng duc Asylum / REAL REGGAE / ロンリー / 柴田聡子 / SHUT YOUR MOUTH / SLIGHT SLAPPERS / SOCIAL PORKS / SUPER DUMB / THE ACT WE ACT / the hatch / VMO aka Violent Magic Orchestra / 山本久土&ThePOPS

2017年8月6日(日)@渋谷TSUTAYA O-WEST、TSUTAYA O-nest、7th FLOOR
5日 前売 3,500yen(+1Drink) / 当日 4,000yen(+1Drink)
出演 : 碧衣スイミング / BREAKfAST / BUDDHA BRAND / チーターズマニア / 鎮座DOPENESS / どついたるねん / ENERGISH GOLF / FAAFAAZ / falls / GEZAN / Gofish / GOROGOLO / 久土’N’茶谷 / HUSKING BEE / 射守矢雄と平松学 / Jackie & The Cedrics / ジャンプス / KK manga / KLONNS / こだま和文 From DUB STATION (w/ DJ YABBY ) / LARGE400 / Limited Express (has gone?) / LOW VISION / 宮武BONES / odd eyes / OFFICE VOIDS / OHAYO MOUNTAIN ROAD / オクムラユウスケ / ラミ子 / サイプレス上野とロベルト吉野 / SiNE / SMASH YOUR FACE / 曽我部恵一 / STRUGGLE FOR PRIDE / スカート / トンカツ / TRAGIC FILM / V/ACATION / VOGOS / WARHEAD / 2MUCH CREW

チケット : 5日(土)一日券 前売り 3500円 / 当日 4000円
6日(日)一日券 前売り 3800円 / 当日 4300円
二日通し券 前売り 6000円 / 当日 7000円
※各D代別

チケット取り扱い チケットぴあ (Pコード 331-127) / ローソンチケット (Lコード 70151) / e+ / O-WEST 店頭 / diskunion 店頭(新宿パンクマーケット / 日本のロック・インディーズ館 / 新宿クラブミュージックショップ / 渋谷パンク・ヘヴィメタル館 / 渋谷中古センター / 渋谷クラブミュージックショップ)

EVENT HP : http://meteonight.lessthan.tv/

その他インフォメーション

『I ACCEPT ALL』

2017年8月8日(火)〜13日(日)@半蔵門ANAGRA
レセプション・パーティ : 12日(土) 13:00〜
ENTRANCE : 1000
FUCKER / DEATHRO (acoustic set) / NINJAS / U.G MAN / ラミ子 / プンクボイ

映画『MOTHER FUCKER』

2017年8月26日(土)〜9月8日(金)@渋谷HUMAX シネマにてレイトショー上映、以降順次全国公開

詳細は映画公式HPにて(http://mf-p.net/)

PROFILE

谷ぐち順

奥歯なし。一応、フォークシンガー。

谷ぐち順 Official Twitter : https://twitter.com/folkshockfucker
Less Than TV Official Twitter : https://twitter.com/lessthantv
Less Than TV : http://www.lessthan.tv/


角張渉

1978年仙台生まれ インディペンデントレーベル、カクバリズム代表。
YOUR SONG IS GOOD、SAKEROCK、cero、二階堂和美、キセル、イルリメ、VIDEOTAPEMUSIC、スカート、思い出野郎Aチーム、MU-STARSなど所属するレーベル、マネージメント。カクバリズムは今年15周年を迎えている。

角張渉 Official Twitter : https://twitter.com/wataru_kakubari
カクバリズム : http://kakubarhythm.com/

>>15周年をたどるカクバリズム作品のレヴューはこちら<<

[インタヴュー] (((さらうんど))), MU-STARS, SAKEROCK, YOUR SONG IS GOOD, cero, neco眠る, イルリメ, キセル, スカート, 片想い, 鴨田潤

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