「天才」が歩んだ10年間の軌跡──長澤知之、全34曲収録のアンソロジー・アルバムをリリース

長澤知之が2017年4月12日にアンソロジー・アルバム『Archives #1』をリリースする。2006年に驚異の才能でデビューを飾り、以降“孤高の天才”と称された彼の10年間の軌跡が、このアルバムには詰まっている。今回OTOTOYでは金子厚武による長澤へのインタヴューを敢行。10年間の活動を紐解くとともに、長澤知之という人物にもフォーカスしたインタヴューとなっています。ぜひ『Archives #1』を聴きながら楽曲で、そしてインタビューで彼の活動を振り返ってみてください。

デビュー10周年を記念するアンソロジー・アルバム


長澤知之 / Archives #1

【配信形態】
AAC

【配信価格】
単曲 257円(税込) / アルバム 2,400円(税込)

【収録曲】
1. あんまり素敵じゃない世界
2. フラッシュバック瞬き
3. 夢先案内人
4. バベル
5. センチメンタルフリーク
6. スーパーマーケット・ブルース
7. Stop The Music
8. バニラ (2014 Acoustic)
9. MEDAMAYAKI
10. 誰より愛を込めて
11. 消防車
12. R.I.P.
13. マンドラゴラの花
14. 犬の瞳
15. 享楽列車(2014 Live)
16. 三年間
17. 蜘蛛の糸
18. P.S.S.O.S.
19. THE ROLE
20. JUNKLIFE
21. 狼青年
22. 片思い
23. 零
24. RED
25. ねぇ、アリス
26. 風を待つカーテン(2007 Demo)
27. EXISTAR
28. スリーフィンガー
29. 茜ヶ空
30. 明日のラストナイト
31. はぐれ雲けもの道ひとり旅
32. 回送
33. ベテルギウス
34. 僕らの輝き



長澤知之/蜘蛛の糸


長澤知之『Archives #1』音源購入者プレゼント

OTOTOYで長澤知之『Archives #1』をご購入いただいた方のなかから抽選でツアーにご招待!
下記ツアー3公演に各2組4名様をご招待いたします。
2017年4月18日(火)@大阪府 BIG CAT 18:00 / 19:00
2017年4月20日(木)@福岡県 福岡DRUM Be-1 18:00 / 19:00
2017年4月24日(月)@東京都 LIQUIDROOM 18:00 / 19:00

※入場時にドリンク代のみお支払頂きます
※未就学児童入場不可
※当選者の方のみに当選のメールをお送りいたします。
※ライブ会場には、当選メールとご氏名が明記されている身分証をご持参頂き、関係者受付にお越しください。チケット実券は発行いたしません。
※個人情報につきましては、メール送信以外には使用いたしません。

詳しい応募方法は下記をご覧ください。

応募方法
ご希望の方は長澤知之『Archives #1』をご購入のうえ、こちらから、「プレゼントへの応募」を選択し
1. お名前 / 2. OTOTOYに登録しているメールアドレス / 3. ご住所 / 4. お電話番号 / 5.ご購入いただいた際のダウンロードキュー番号 / 6.ご希望の公演
を記載の上、ご応募ください。

【応募期間】
大阪公演 : 2017年4月12日(水)〜4月14日(金)17:00
福岡公演 : 2017年4月12日(水)〜4月16日(日)17:00
東京公演 : 2017年4月12日(水)〜4月19日(水)17:00
※日程上、公演ごとに応募期間が異なっています。お気をつけください。

当選された皆様にはinfo@ototoy.jpより、フォームに入力いただいたアドレスへ当選メールをお送りさせて頂きます。

INTERVIEW : 長澤知之

いつの時代にも「天才」と称される音楽家がいる。30代の自分にとっては、中村一義であったり、七尾旅人であったりがそういう存在として記憶され、今だったら、ぼくのりりっくのぼうよみやシンリズムが10代にしてそう呼ばれていたりする。そして、長澤知之もまた「天才」と称される音楽家の1人である。昨年のデビュー10周年を経て、これまで発表してきた素晴らしい楽曲の数々に、新曲や未公開音源も合わせた2枚組全34曲が収録されたアンソロジー・アルバム『Archives #1』には、彼の「生きた証」がはっきりと刻み込まれている。

今回の取材では、10年の歩みを紐解きつつ、芸術としての音楽を志向し、混乱の先で生きることの喜びを鳴らす長澤知之という表現者の根本に改めて迫ると共に、どこまでも素直で、人懐っこい、愛すべき人柄にもフォーカスすべく、じっくりと話を聞いた。彼の音楽に10年間救われてきたあなたも、ALの活動などを通じてつい最近出会ったというあなたも、このインタビューを手掛かりに、『Archives #1』を自由に楽しんでいただきたい。

インタヴュー&文 : 金子厚武
写真 : 杉田真

音楽は、相手がいて初めて完結する

長澤知之
──昨年ソロ・デビュー10周年を迎えられましたが、端的に言って、長澤くんにとってどんな10年でしたか?

長澤 : 10年やられた方はみなさん何て答えるんですかね……。この間、「蜘蛛の糸」でドラムを叩いてくれているTRICERATOPSの吉田さんとちょっとそういう話をしたんです。TRICERATOPSも今年20周年なんですけど、吉田さんに「10周年どう思う?」って聞かれて。「いや、どうってこともないんですけど、人に感謝するようにはなりました」って言ったら、「俺もそうなんだよね」って言ってて。やっぱりそうなんだって。

10年やれたのは、人に支えられたり、自分の音楽を聴いてくれたりする人がいたからだっていう話になっていくと思うので、とにかく感謝ですね。

──今回のアンソロジー・アルバムはそんな10周年の区切りとして作られたのだと思いますが、2枚組で34曲というボリュームになったのは、結果的にこうなったんですか? それとも、最初からこれくらいのボリュームを想定していた?

長澤 : 最初は1枚にしようと思ってたんですけど、無理で。じゃあ2枚にしようってなったんだけど、それでも無理で……。何とかまとめたって感じです。人の時間をめっちゃ奪うアルバムになっちゃいました(笑)。

──いわゆる“シングル集”みたいなアルバムではないわけで、どのように選曲をしていったのでしょうか?

長澤 : まず、流れを大事にしたいと思いました。最初は年代ごとに進むっていうのが草案としてあっったんです。だけど、それだと聴いててあんまり面白くないですし、「アルバムとして聴いてほしい」っていうのがあったので、スタッフと一緒にプレイリストを作りながら、ちゃんと流れがあるアルバムを目指しました。

──それは長澤くんが音楽をあくまで「作品」、もっと言えば、「芸術」だと捉えていることの裏返しだと思うんですけど、そう感じた原体験というのは、いつのどんな体験だったのでしょうか?

長澤 : 僕はThe Beatlesが好きでして。The Beatlesを聴いて、エキセントリックな衝撃と、メロディーの美しさと、歌声の投げるような入り方がとっても好きだったんです。当時は8歳とかでしたから、まだそれを芸術だとは認識してなかったんですけど、自分の中で「美しい」と思った、その琴線が、僕にとっての芸術だったんだろうと思います。

まあ、それをちゃんと認識するようになったのは20代になってからで、その後はある種の責務を感じるようになったんだと思いますね。「くだらないことをやるんじゃない」って、自分に言ってる感じ。エンタテインメントの部分はありますけど、ビジネスの音楽に寄るんじゃなく、自分を表現して、自分の琴線に触れるものであろうとする。傲慢な話ですけど、それは芸術を求めようとしているってことかもしれない。

──長澤くんの中の「美しさ」の基準は、どういった部分なのでしょうか?

長澤 : 僕は、音楽は音楽だけで、メロディーとかリズムだけで尊いものだと思います。インプロ(即興)とかって、すごく純粋な気持ちのやり合いだと思うんです。だけどそこに歌詞を付着させるっていうのは、ある種人間のエゴを出すってことで、自分という人間のフィルターを通すことになるから、それに縛られたりもする。ただ、そうならないように、自分の中の変わらない言葉を入れていくってなると、それはそれですごく価値のあることだと思って。

「誰かに伝えたい」というおこがましい話ではなく、「これを言えたら自分が楽だな」とか、「これを言えたらすごく嬉しい」っていうことを選んで、祈りや願いのように歌詞にするんです。それができあがったときは、すごく喜びを感じますね。

──選曲をするうえで流れを大事にしたという話でしたが、DISC1の1曲目が〈僕は虹を刻む〉で始まって、〈君と虹を刻む〉に辿り着く「あんまり素敵じゃない世界」ですよね。この10年で多くの人と繋がっていった、その始まりの1曲のように感じられます。


長澤知之/あんまり素敵じゃない世界

長澤 : 自分の中ではすごく伸び伸びした曲です。COILのメンバーだった佐藤洋介さんにギター・ソロを弾いてもらって。初めて自分以外の人にギター・ソロを弾いてもらった曲なんです。洋さんのことはすごく信頼してるし、ふざけ合える関係でもあって。

もともと僕は引きこもりで、学校にも行ってなかったし友達もいなかったので、音楽を通じてそういう人と出会えたという、喜びの歌でもあるし、自分の中ではアンセムなんですよね。どんな人にも悩みとか苦しみがあって、そういうときは気持ちがマイノリティになってしまうと思うんです。だけど、そういう瞬間に聴いてほしい曲なので、この曲を1番最初に。

──音楽で響き合うというのはそういうことですよね。自分のことを歌って、それを聴いた人が、勘違いも含めて、「自分のことだ」って思う、その瞬間の奇跡というか。

長澤 : そうですね。ある種の勘違いも、素敵な勘違いだと思いますし、曲を聴いたらもうその人のものなので、その人が感じたことが全てなんです。その人の解釈が生まれて、そこで作品が終わるというか、相手がいて初めて完結するんだと思います。

ライヴは「生きてるよ!」って伝える場

──長澤くんといえば声そのものの魅力も特徴で、デビュー当時は「アシッド・ボイス」という言葉も代名詞でしたが、自分の声が好きじゃない時期もあったそうですね。実際、自分の声の捉え方は、この10年でどのように変化をしましたか?

長澤 : もともと歌い始めたときは、自分の声が好きだったんです。でも、デビューをして、「気持ち悪い」とかっていう評価をいただいて(笑)。それは明らかに褒め言葉ではないじゃないですか? 「独特」とか「個性的」ならまだしも、「気持ち悪い」って女の子に言われても傷つくし、それでコンプレックスが生まれちゃったんですよね。それまで自分は歌うことを許されていたというか、それを肯定できてたんです。だけど、それが許されなくなったというか、否定されて、それが怒りになったり、「あー!」ってなったりするのが最初の何年間かはありました。

でも、そこからだんだん開き直っていくといいますか、自分の持ってる声からは逃れられないし、「これが俺や!」って思うようになって。そこからはプライドを持って歌うようになりましたね。もう小さい頃のように、純粋に楽しんでという感じではないですけど、プライドを持って素直に表現するようになりました。

──その流れの中で、自分の声をどう生かすかを考えて、テクニカルな部分も含め、歌い方を構築していったのかなと。

長澤 : ビブラートをどう使うかとか、コブシをどう使うかっていうのは、デビュー前から1人でいろいろ試していて。それはゲームをやってる感覚に近かったですね。格ゲーで、バーッと押してたら必殺技が出ちゃって、やってるうちに自分で出せるようになるみたいな(笑)。まあ、今でもビブラートとかコブシが上手いわけじゃないですけど、そういう部分は遊びで身に着けたっていう感じです。

──小さい頃は聖歌隊にいたこともあるそうで、それが自分の歌のルーツだとも言えますか?

長澤 : 聖歌隊は逆に、ビブラートとかコブシはいらなくて、そのまま真っ直ぐ歌うことが大事なので、それも素敵なことだなって思います。合唱コンクールで、コブシを使ってるやつがいたら「やめろ」ってなるし(笑)、しゃくりまくるボーカルとかにもあんまり魅力は感じないですね。聖歌隊で大事なのは「歌をそのまま届ける」ことで、祈るように歌って、そこに自分のエゴイズムを入れない。そこでメロディーに対する敬意も生まれたんだと思います。

──その歌を実際に届ける場がライヴになるわけですが、ライヴに関してもやはりこの10年で変遷があって。一時期は通常のライブではなく、ステージ上に自分の部屋を再現した〈IN MY ROOM〉という企画を行ったこともありましたよね。改めて、ライヴの捉え方に関しては、この10年でどんな変化がありましたか?

長澤 : デビュー前は福岡のライヴ喫茶で週1~2日歌っていて、そのときから変わってないとは思います。「自分を表現する場」って言うと、美しく言い過ぎだと思うんですけど……。でも、そういう場ですかね。こうやってインタビューしていただくときは、言葉を選びますし、歌詞を書くときも言葉を選ぶ。ライヴも言葉やメロディーは基本的に規定されていますけど、歌うっていうことは“ライヴ”なので。そこに自分の表現を乗っけて、「生きてるよ!」って伝える場というか。

──“自分をさらけ出す場所”でもある?

長澤 : それが1番できるのは、自分1人で部屋で歌っているとき。それと同じような感じで人前で歌えないかなと思って。何なら自分の部屋にお客さんを呼びたかったんですけど、それはできないから、〈IN MY ROOM〉をやったんです。ただ、結局あれは思うようにいかなくて。やっぱり意識の持って行き方が違うなって思いました。自分1人でさらけ出す空間は、自分1人が観客になるっていう感覚が同居してるけど、人前だとやっぱり「届ける」という意識になる。「こういうことを伝えたい」とかは、「嘘つけよ」というか、おこがましいし、そこはあくまで人それぞれの解釈なので。

──アルバムには新曲の「蜘蛛の糸」が収録されています。前作『GIFT』がアコースティック調で、サウンド面で実験的な要素も強い作品だったのに対し、今回はまたバンド・サウンドに回帰していますね。

長澤 : そこはずっと反動というか、ALを組んでウワーッとやったから、その次は益子(樹。前作『GIFT』に共同サウンド・プロデューサーとして参加)さんと音響的なことをやってって。それも楽しい経験だったんですけど、今度はまたウワーっていう…… 。ないものねだりをずっとやってる感じ(笑)。

──シンガーソングライターであり、ロックンローラーであり、でもサウンドの自由度がものすごく高いっていう。そこは長澤くんの非常に魅力的な部分だなって、今回のアルバムを聴いて改めて思いました。

長澤 : 僕の場合、部屋で1人でアコギを弾いて曲を作って、まずできるのはメロディーと言葉なんです。1番最初に「The Beatlesを弾きたい」と思ってギターを手にして、「Love Me Do」を弾いて。今も自分の曲作りはその延長線上にあるんですよね。メロディーがあって、言葉を入れて、それに付随する世界観というか、「ここでピアノが欲しいな」とか。

──弾き語りの時点で、頭の中にはそれに付随するサウンドが鳴っていて、そこに近づける作業をしていくと。

長澤 : その通りです。絵を描くように、風景が見えるといいなって思っていて。のべつ幕無しにギターをウワーって弾くんじゃなくて、必要性があるから、そこに音を入れる。そういう感覚。ヘッドフォンで聴きながら歩いたときに、風景が違って見える音楽だったらいいなって思いますね。

音楽にずっとキラキラを求めていたい

──「蜘蛛の糸」の歌詞に関しては、どのように出てきたのでしょうか?

長澤 : 誰でも考えるようなことだと思うんです。僕らは3次元の世界の中の常識で生きてるけど、宇宙には11次元以上あるって言いますし、見えてるものだけが全てじゃない。例えば、学校でいじめられてたら、そこから逃れられなくなってしまって、目の前のことが全てになってしまう。それと同じように、いま3次元の中で生きていて、4次元なんてどこにあるかわからないけど、それは自分がつかめてないだけで、ホントは同居してるはずで。

そういう人間が理解している以上の、びっくりするようなミラクルがあるといいなってずっと思っていて。「目に見えなくてもある」っていう、それは死生観にもつながっていく話なんですけど……。「あるといいな」っていう曲です(笑)。

──「見えないんだけどある」とか「いないんだけどいる」という、可能性や想像力の提示になっていて、ネガティブな部分も含みつつ、最終的には非常にポジティブな曲だと感じました。ちなみに、ジャケット写真って、引きこもってた時代の部屋ですか?

長澤 : そうです、実家です。

──昔の長澤くんにとっては、ここが世界のすべてだった?

長澤 : いや、そうではなくて、僕はこの箱の中で、すごい遠いところまで想像してたんです。The Beatlesを聴いて、イギリスを想像したり、賛美歌を歌って、この部屋以上の大きさを感じたり。だから、この部屋はいろんな想像をした、すごく楽しい場所で。そういう想像とか妄想っていうのは、「蜘蛛の糸」のテーマと地続きだと思いますね。

──途中でも言ったように、「あんまり素敵じゃない世界」には〈君と虹を刻む〉という歌詞があって、「蜘蛛の糸」には〈僕は眉間にシワを寄せる 格差社会の末端で 窓の外をふと見ると虹… 虹! 〉という歌詞があります。長澤くんが〈虹〉というワードを使うときには、そこにどんな想いを託しているのでしょうか?

長澤 : 「あんまり素敵じゃない世界」と「蜘蛛の糸」の〈虹〉は違うメタファーですし、あまり固定観念を植え付けたくないというか。解釈の余地を残したいので、あくまで僕個人の考えで言うと、僕は親がキリスト教で、「虹」は神様との契約の証なんです。そう思って虹を見ると、自分は3次元の世界の中に生きてるけど、「あの世」を教えてくれるというか、夢があるなと思って。

例えば、クリスマスにサンタさんが来るって信じてたときの気持ちって、来ないことがわかっても、感覚としては覚えてるじゃないですか? 虹もそれと同じで、僕にとってキラキラしたものだし、「あったらいいな」っていうものでもある。僕は音楽にずっとキラキラを求めていたい。「キラキラ」っていうのが、自分の琴線なのかも。

──死生観という話もありましたが、生と死は常に紙一重なんだけど、でも曲からキラキラのある風景を感じたときに、「生きてる」って感覚を覚えるというか。

長澤 : そうですね。多幸感というか、幸せを感じるっていうことが「生きてる」ってことなんだと思う。デスメタルやブラックメタルを聴いて、「かっけえ!」って思うのでもよくて(笑)。その喜び、幸せ、それが「生きてる」ってことにフィットするんだと思いますね。

──では最後に、10周年という感謝の年を経て、ここから先の音楽人生にはどんな展望を持っていますか?

長澤 : 今自分がやれることを精いっぱいやれたらそれでいいなって思っていまして。「こうでありたい」っていう自分への欲求はなく、「こうである」ってことをずっと続けたいと思います。ひょっとしたら、なにか素敵なアドベンチャーがあって、目標が変わったりすることもあるのかもしれないけど、それはいま想像できないです。

いまは曲をつくることが楽しいし、幸せだし、それをレコーディングできる環境もあるので、それで大丈夫。「かっけえ!」っていう喜びとか高揚を、自分の曲を作ってるときも感じたいし、ずっとその状態でいたい、夢見ていたいってだけですね。音楽が好きな人なら誰しもそうだと思うんですけど。

──今日話を聞いて、この『Archives #1』っていう作品は、大げさな話ではなく、ホントに長澤くんの“生きた証”なんだなって思いました。

長澤 : よかった。「惰性でやってるよね」って言われなくて(笑)。

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2016年12月にリリースしたソロ・アルバム『GIFT』。ROVOのメンバーとしても活動する益子樹をサウンド・プロデューサーに迎え、今までにない実験性と彼の持つ普遍性が融合した意欲的な作品。

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LIVE SCHEDULE

-10th Anniversary Anthology- Nagasawa Tomoyuki Band Tour 'Kumo No Ito' 2017
2017年4月18日(火)@大阪府 BIG CAT 18:00 / 19:00
2017年4月20日(木)@福岡県 福岡DRUM Be-1 18:00 / 19:00
2017年4月24日(月)@東京都 LIQUIDROOM 18:00 / 19:00

PROFILE

長澤知之

8歳でビートルズとブラウン管ごしに初対面。10歳でギターを始め、1年足らずでオリジナル曲の制作をスタート、18歳でオフィスオーガスタのデモテープ・オーディションで才能を認められる。
2006年8月シングル「僕らの輝き」でメジャー・デビューしコンスタントにミニ・アルバムを発表するなか、2011年1stアルバム『JUNKLIFE』、2013年に2ndアルバム『黄金の在処』をリリース。
2015年バンドAL(アル)のVo&Gtとしても活動をスタートし、2016年4月1stアルバム『心の中の色紙』をリリース。8月にはソロ・デビュー10周年を迎え、12月にミニ・アルバム『GIFT』をリリース。
2017年4月12日には、10周年を総括しつつ、未公開音源や新曲も収録したアンソロジー・アルバム『Archives #1』をリリース、同月18日から約3年振りのバンド・ツアーも決定。

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インタヴュー

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