反復ビート + 脱力ヴォーカル = 病みつき確実のエレクトロ・ポップ!! Monotoons、初シングルを3ヶ月連続ハイレゾ配信!!
henrytennisの奥村祥人、東京真空地帯の戸塚友、そしていやいやえんのペロが集まった男女混合ユニット、Monotoonsが本格始動。結成後初のシングルを3ヶ月連続、しかもすべてハイレゾでリリースです! 1月よりOTOTOYで配信中の第1弾「ナツメグとシナモン」に加え、このたび第2弾として「半導体ドミノ」がリリース。さらに3月には第3弾「バニラサイダー」のリリースが予定されています。"モノトーンズ"というバンド名とは裏腹に、カラフルでどこか癖のあるエレクトロ・ポップは、ついつい何度も再生したくなる中毒性の高さ。反復を基本としたビートの上に乗っかる、ペロの脱力したヴォーカルが病みつきになること請け合いです。結成間もない彼らへのインタヴューとともにお楽しみください。
初シングルを3ヶ月連続ハイレゾ配信!!!
第1弾(配信中)
【奥村祥人による解説】
様々なシンセサイザーの音色を使ったポップスを作ってみたいという気持ちから、Monotoonsとしては3番目にできた曲です。A〜Cメロ(サビ)までを一つと考え、2つ並べてその間にインスト部分を作り踊らせたい、という意図もあります。自分のやっているhenrytennisはよくこの形式の楽曲を歌あり歌なし関係なく作っていたので、馴染みがある作り方でとてもポップな曲を作ることができました。ドラムは手数が多いけどわかりやすさを第一に考え、ベースはポール・マッカートニーが付けそうなものを付けたかったので、意識して組みました。メロディとコード感はとにかく心地よさを大前提に組んでいきました。ポップスとして楽しんで聴いてもらえたらと思ってます。
第2弾(配信中)
【奥村祥人による解説】
LCD Soundsystemのようなシンプルな楽曲を作りたくて挑戦した曲です。最初はベースラインとドラムと、等間隔で鳴っている高音、後ろでざわざわ言っている声だけのトラックで、楽曲にする為に歌メロを付け、オルガンを入れました。踊ってもらいたくてダンス・ミュージックとしてこの曲を作ったので、もっと目的に近づける為、後半の長い展開を作り、シンセで様々なフレーズを重ねてノリをよくする形にしました。結果的にすごい長い曲になったんですが、ダンス・ミュージックとしては長くはないのでOKにしました。Monotoonsとしては2曲目に完成した曲です。
第3弾(3/5配信予定)
バニラサイダー (24bit/48kHz)
【奥村祥人による解説】
Monotoonsで4曲目に完成した曲です。なるべく短めに、様々なリズムを入れた楽曲が作りたい、という気持ちから作りました。サンプル音も沢山入れてカラフルにしたい、という気持ちがあって、歌詞と相まってお菓子箱のような曲になったと思います。ぺろちゃんがラップができるのでラップを入れたいと思っていて、そこでさらに楽しげな曲になりました。
INTERVIEW : Monotoons
henrytennisの奥村祥人と、東京真空地帯の戸塚友によって結成され、後にいやいやえんのペロがヴォーカルとして参加する形で3人組となったエレクトロ・ポップ・ユニット、Monotoons。まだ結成からは半年足らずで、ライヴも3回やっただけの新人ながら、カンタベリー・ジャズ、プログレ、クラウト・ロックをベースとした楽曲を、生演奏でダンサブルに聴かせるhenrytennisの色も感じさせつつ、よりリズム・トラックを追求し、その上であくまで女性ヴォーカルのポップ・ソングであることを目的とした楽曲は、すでに高いオリジナリティを感じさせるものである。例えば、渋谷の2.5D周辺では、ネット・シーンとのリンクもありつつ、打ち込みとバンドの垣根がないポップなシーンが生まれつつあるし、新宿のMARZやMotionに目を移しても、箱庭の室内楽のハシダカズマがゆるめるモ!をプロデュースするなど、バンドがクリエイティヴを提供し、アイドルが現場に熱量を持ち込むという、はっきりとした相乗効果が見て取れる。Monotoonsの存在はそんな今のシーンにジャストであり、その特異な音楽性によって、これからより高い注目を集めることは確実だろう。ではでは、3人からの第一声をどうぞ。
インタヴュー & 文 : 金子厚武
写真 : 大橋祐希
奥村さんはDTMのことをかなりひどいレベルで詳しくなかったんです(笑)
——Monotoonsはどのように結成されたのでしょうか?
奥村祥人(以下、奥村) : 僕がやってるhenrytennisは2010年に一度活動を停止して、2013年から再開したんですけど、再開後の新しいメンバーの子たちは楽譜のあるバンドをやってきた子が多かったんで、楽譜とキチンとしたデモ音源が欲しいって話になったんです。前のメンバーのときは、ジャムって曲を作ってたんですけど、やり方を変えなきゃいけなくて。ただ、それまでパソコンで曲を作ったことがほとんどなかったので、見よう見まねでやってみた感じで、さらにそのときYMOをめちゃめちゃ聴いてたこともあって、エレポップな曲がいっぱいできちゃって、それを持っていったものの、結局ボツになり(笑)。ただ、せっかくたくさん作ったので、別でやってみたいと思って、戸塚くんに手助けを頼んだんです。
戸塚友(以下、戸塚) : そもそも、奥村さんはDTMのことをかなりひどいレベルで詳しくなかったんです(笑)。僕は今は東京真空地帯っていうバンドをやってて、それ以前もずっと自分でDTMで曲を作ってたので、最初は普通に教えてたんですけど、説明してもなかなか伝わらないことにだんだんイライラしてきて、めんどくさくなって、「一緒にやりましょう」と(笑)。
——henrytennisと東京真空地帯は、もともと仲が良かったわけですよね?
戸塚 : そうです。あと、奥村さんとは家がすごい近かったんですよ。それで、「飲もうよ」って言われて行くと、「これのやり方がわからない」みたいなことが何回かあったので、そういうのも踏まえて、めんどくさくなって(笑)。最初は奥村さんヴェロシティもわかってなくて、全部の音源のヴェロシティがマックスで、ドラムとかずっとドドドドドって、何のうねりもないようなのを作ってましたからね。逆にすごいなって思いましたけど(笑)。
奥村 : 今思えば、henrytennisのメンバーにそれを聴かせてたわけで、そりゃあね…。
戸塚 : 曲自体は最初からすごい良かったんです。ただ、根本が良くなかった(笑)。
奥村 : なので、本格的にDTMを始めてからは、まだ半年経ってないぐらいなんです。
——そうやってお二人で始まり、その後ペロさんが加入した経緯は?
奥村 : 最初は別のヴォーカルの人に声をかけてて、一回録音とかもしてみたんですけど、なかなかスケジュールが合わなかったりして、別の人を探そうってなったときに、共通の知り合いだったペロちゃんがいいんじゃないかって。
戸塚 : 結構いろんな人と合わせたり話したりしてて、実はペロちゃんも最初の方に名前は挙がってたんですけど、やっぱり別でバンドをやってるとスケジュールの調整とか難しいんで、最初はバンドをやってる人はナシにしてたんです。でも、なかなか良い人に巡り合えなくて、じゃあもうバンドやってる人でいいじゃんってなって。それで、ペロちゃん声をかけた感じです。
——ペロさんは最初に声をかけられてどう思いました?
ペロ : 最初に曲を聴かせてもらって、すごいかっこいいなって思いました。ただ、普通女性の歌手ってすごい高音を出したりするけど、私は今やってるいやいやえんっていうバンドでも全然そういう感じじゃないんで、大丈夫かなっていうのはあって。でも、やったら新しい可能性が開けるかなって思って、入ることにしました。
戸塚 : 最終的にはライヴをやって判断しようって言ってたんですけど、ライヴですごい存在感があったんですよ。Monotoonsの曲は間奏が長い曲もあるんで、前にキーボード置いて演奏してもらおうかなって思ったんですけど、スタジオで試した時にすごい存在感があったんで、ハンド・マイクで全然いけるなって思って。
——ペロさんはピン・ヴォーカルの経験ってあったんですか?
ペロ : 高校のとき軽音部で、ずっとピン・ヴォーカルをやってたんですけど、その頃は緊張してた記憶しかないです(笑)。でも今はそれがなくなったし、ピン・ヴォーカルだと歌に集中できるので、むしろこっちの方が楽ですね。
戸塚 : こんなにはまるなら、最初からペロちゃんに声かければよかったなって思いました。そうすればいろいろと悩まなくてよかった(笑)。
音楽はどんな形でもポップじゃなきゃいけない
——(笑)。では、Monotoonsを始めるにあたって、音楽的な方向性はどのように考えていましたか?
奥村 : 自分としては新しいリズムを取り入れてトラックを突き詰めたいっていう欲求が強くて、でもそれをポップ・ソングとして昇華したいっていうのが、このバンドのコンセプトだと思ってて。やっぱり、ポップなものに対する憧憬が深くて、音楽はどんな形でもポップじゃなきゃいけないっていうのが自分の中にあるので、どれだけリズムが複雑でも、ポップなものっていうのを落とし所にしてます。そのためにも、作曲編曲は僕が専念して、エンジニアリングを戸塚くん、歌と歌詞はペロちゃんっていう形で、役割分担をはっきりさせてるんです。
戸塚 : お互いhenrytennisと東京真空地帯をやってるので、最初はインストのイメージだったんですけど、デモの中に歌の入った曲があって、それがいいなって思ったんですよね。お互いのバンドがある中で、新しいことを始めるなら、むしろインストじゃない方が面白いと思ったので、じゃあヴォーカルを入れよう、ポップにしようってなっていきました。
——奥村さんの中では、henrytennisとの住み分けみたいなことも意識したのでしょうか?
奥村 : henrytennisでもずっとポップなものを志向してきたんですよね。そもそも一番最初に音楽と出会ったのがTHE BEATLESで、そこからポップ・ソングをたくさん聴く中で、ジャズ、プログレ、現代音楽、ノイズといろいろ聴いてきたんですけど、やっぱりずっと共通してるのは「ポップ」なんです。
——では、奥村さんにとっての「ポップ」の定義とは?
奥村 : 感覚的な話をすると、やっぱり「ポップ」っていう言葉通り、跳ねるような、ワクワクするような、そういうものだと思いますね。ポップなメロディを聴くと、やっぱりすごいワクワクするので。
——ペロさんはどう思いますか? 「ポップ」について。
ペロ : 難しい… でも、奥村さんと同じイメージかな。やっぱり、聴いてて楽しいのがポップなんですかね。
戸塚 : 僕は「ダイの大冒険」に出てくるキャラクターだと思います(笑)。
——わかりますけど(笑)。
戸塚 : 僕の中では「これがポップ」みたいな発想ってあんまりなくて、「かわいい女の子が前で歌ってればポップでしょ」ぐらいに思ってるんですよね。
——東京真空地帯も、あれはあれでものすごいポップな形ですよね。
戸塚 : あれは音楽は好き勝手にやる代わりに、ライヴはポップにしようってやった結果ですね。まあ、「これがポップです」って言っても、あんまり納得してもらえてないんですけど(笑)。だから、音楽に限らず、ポップの方法っていろいろあると思ってて、僕の中では「女の子ヴォーカル=ポップ」なので、そういう意味ではMonotoonsは完全にポップですね。
今の流れにはちゃんと乗りたいけど、でも、そのまま乗りたくはない
——では、実際の曲についてお伺いすると、最初に作った曲は?
奥村 : まず「半導体ドミノ」があって、LCD SOUNDSYSTEMみたいなイメージで、その中にメロディがちょっとだけ入ってたんです。それと同時進行で「ハニートリップワンダー」という曲も作ってて、こっちはトラックだけで、もともとはメジャー7thコードを使って、気持ちいいブレイクビーツを作ろうと思って作っていたんです。ただ、「半導体ドミノ」にちゃんとメロディをつけてみたらすごくよくなったので、だったら「ハニートリップワンダー」にもメロディをつけようってなって。そこでこのバンドでの楽曲の形が固まりました。その後に「ナツメグとシナモン」が出来てから、4曲目「バニラサイダー」が出来ました。
——作るにあたって、何かモチーフってあったんですか?
奥村 : 「バニラサイダー」はよく聴いている様々なジャンルのリズム・ミュージックを入れようと思って、クラブ・ミュージックからワールド・ミュージックまでいろいろと。でも、それをそのままやっちゃうと面白くないと思ったので、ちょっとずつ崩して、混ぜ合わせてそう思えないように作りました。なので、よく聴くと「これちょっと変えたらドラムンじゃん」みたいな、そういうことをやってます。
——クラブ・ミュージックであり、ポップスでもあるっていう意味では、今のネット系のものとかも結構聴かれてますか?
奥村 : ライヴに関してはかなりバキバキでやってるので、ネット系のダンス・ミュージックというよりは、むしろクラブの音楽にポップさを乗せたっていう見せ方をしたいと思っていますね。
戸塚 : リズムの感じとか女の子ヴォーカルとかっていうことで言えば、いわゆるクラブ・ミュージック的なポップスと共通点はあると思うんですけど、結局トラックを作ってるのが奥村さんなので、異常なほどいろんな要素を詰め込んできて、ミキシングがすごい大変なんですよ(笑)。ドラム・トラックが60個くらいあって、それをずっとチマチマいじってたりするんで。だから、今の流れにはちゃんと乗りたいけど、でも、そのまま乗りたくはないって感じですね。僕と奥村さんは性格があんまりよろしくないので、ひねくれた感じかなって(笑)。
——バンドの人が作ってるなって感じはあって、tofubeatsとかとはやっぱり違う。個人的に連想したのは、一昨年出たROVOとSYSTEM 7のコラボ盤で。
奥村 : あー、名盤ですよねえ。ちょうど昨日聴いてました(笑)。
戸塚 : 僕もROVOは大好きですね。奥村さんの曲を聴いていいなと思ったのは、そういうニュアンスが含まれてるからで、だから一緒にやりたいと思ったんですよね。
——そして3曲目に作ったのが、一番ポップな「ナツメグとシナモン」。
奥村 : まだライヴを始める前に、親しい友達に1曲目に作った「ハニートリップワンダー」を聴かせてみたんですよ。そうしたら、「ポップじゃないですね。もっとポップなの作れるんじゃないですか?」って言われて、ムカッときて、「じゃあ、作ってやるよ」と思って作りました(笑)。それで、参考にしようと思っていろんな女性ヴォーカルの曲を聴く中で、いろんなシンセの音色が入ってるのがいいなって思って。Abletonのサービス・パックでアナログ・シンセの音色をいっぱい手に入れて、それだけで楽しくてしょうがなくて、おもちゃを与えられた子ども状態でしたね(笑)。
戸塚 : それを僕が片付けさせられてる感じです(笑)。パッと聴くと、ひとつのシンセのパラメーターをいじくってるぐらいにまとまって聴こえるかと思うんですけど、もともとはホントにいろんな音色が使われてて、そこがいいなって思いつつも、よくまあここまで突っ込むなってぐらい入ってます(笑)。
——ヴォーカルに関しては、何かディレクションはあったのでしょうか?
戸塚 : 僕が伝えたのは、とにかく気楽に、張らずにっていうぐらいですね。張っちゃうと、ペロちゃんのいいところがなくなっちゃうので。
ペロ : やわらかく聴こえるようにっていうのは意識しました。私音域が低くて、高い音はあんまり出ないから、そういうところは裏声を使って、固く聴こえないようにしたり。
——J-POP的な、歌が全面に出るミックスではないと思うのですが、そのあたりのバランスは何か意識されましたか?
戸塚 : 僕としては、「まとめる」っていう作り方ですね。やっぱり、J-POPよりもインストとかをよく聴くので、声も楽器のひとつで、主役だけど主役じゃないというか、全体が馴染むようにっていうのは、音作りの趣向としてあります。
奥村 : 僕もJ-POPとか歌謡曲っていうのはほとんど聴いてないので、だから、メロディも無意識に楽器的なものとして認識をしてるのかもしれないです。
——だからこそ、ペロさんみたいな張らないヴォーカルがしっくりくるんでしょうね。ちなみに、奥村さんも一部歌われてますよね?
奥村 : 最近は、歌わなくてもいいかなって思ってるんですけど…。
戸塚 : たぶん、僕がレコーディングでダメ出しをしたので、自信を失ってるんだと思います(笑)。まあ、歌ってもいいとは思うんですけど、やっぱりペロちゃんの声がすごくいいので、そこは生かしたいなと。
富豪のパーティに出たいですね(笑)
——今年からはライヴもどんどんやっていこうとお考えですか?
戸塚 : そうですね。どこのジャンルともできると思ってて、インスト色もあるし、クラブ色もあるし、でもポップだし、全員バンドもやってるからライヴ・ハウスにも出ているので、いろんな所で活動していければなって。シンプルな編成のこの3人でやれるだけやりたいなって。
——身軽にどこでもやれるっていうのは、すごい重要ですよね。
戸塚 : 結局そこが一番の強みかなって。東京真空地帯はツアーに行くにしてもホントに大変で、北海道にライヴしに行ったときとか、荷物が多過ぎて、輸送費半端なかったし、大阪に行ったときも、高速で機材車パンクしましたからね(笑)。なので、Monotoonsを始めるにあたっては、身軽な状態でやりたいっていうのは最初からありました。
——もちろんバンドはバンドの良さがあるけど、長く続けていくと活動が重荷になる部分はどうしてもある。そういう中で、こうしてユニットとして身軽に活動ができるっていうのは、「どうやって音楽を続けていくか?」っていう意味においても、ひとつの重要な選択肢なのかなって。
奥村 : 自分の楽曲を素直に表現できるっていうのは、やっぱりすごい楽しいんですよね。バンドだとその人の手癖とかもあるから、100%自分の思ってる形にはならないわけで。それはそれで良いと思える部分もあるんだけど、自分のメロディやリズムをきちんと形にできる場所も欲しくなってきて、そういうタイミングでこのバンドを始められたっていうのは、すごくよかったですね。
——ペロさんは、今後どういった活動をしていきたいですか?
ペロ : 私もライヴはいっぱいやっていきたいです。曲も増やして、がっつりやっていきたいなって。
——じゃあ、2015年はどこでライヴをやりましょうか?
奥村 : 野外とかやりたいですね。
ペロ : 私も野外とか、サーキット系のフェスとかも出てみたい。
戸塚 : 富豪のパーティに出たいですね(笑)。どこかの石油王がDJ SHADOWをパーティに呼んで、途中でやめさせたっていうのを見て、面白そうだなって(笑)。この前ディカプリオが出てる「ウルフ・オブ・ウォールストリート」っていう映画を見て、乱痴気騒ぎもいいなって思ったり(笑)。
——じゃあ、もうちょっとEDMに寄せないとなんじゃないですか?(笑)
戸塚 : そうですね。そのときは奥村さんに謝って、全部4つ打ちにします(笑)。あ、でもこの前〈electrox〉行ったんですけど、昼から夜までずっと4つ打ちは辛かったなあ… みんながウェーイってなってる、あのノリを見るのは面白いなって思ったんですけど。
——あくまでMonotoonsのスタイルを貫きつつ、どこまでウェーイな空間を作ることができるかっていうのも、いいチャレンジになるかもしれないですね(笑)。
戸塚 : 一回そういうところにも出てはみたいですね。めちゃめちゃ滑る可能性も高いとは思うけど(笑)。
RECOMMEND
大幅なメンバー・チェンジを経て2009年にリリース2ndアルバム。心地よいエレクトロニクス、生楽器から放たれるダイナミズム、そしてミニマルなリフは、DJプレイを聴いているような物語性や、プログレ・バンドを思わせる叙情性すらも感じさせる。
東京真空地帯 / 東京真空地帯
おまえらは、一体何者なんだ? ハウス、トランスなどのクラブ・ミュージックに、ノイズ、インダストリアル・ロックを大胆に掛けあわせたサウンドを奏でる人力ハウス・バンド、東京真空地帯。Rovo、Daft Punk、Boredoms、EP-4、Chemical Brothersなどの影響が色濃く見えると言われながら、そのどれにも当てはまらないポップかつ独創的な音楽性が癖になる。
日英のダンス・ミュージック & ロック・シーンを代表するROVOとSystem 7がタッグを組んだ夢のコラボレーション。ダンス・ミュージック的なアプローチに重点を置いたリミックス・ワークを中心に構成されている。ROVOとSystem 7、両者のダンス・ミュージックに対するアプローチが、個性を活かしたままなだらかに融合した。
PROFILE
Monotoons
2014年9月、henrytennisの奥村祥人、東京真空地帯のメンバー戸塚友で結成。当初は2人のPCでの打ち込みがメインだったが、試行錯誤の後いやいやえんのペロがヴォーカルで加入、歌を入れたエレクトロ・ポップの楽曲で活動を開始。ライブでは毎回様々なVJとコラボ。ペロの独特で心に残る歌唱と歌詞の世界観に、ポップな楽曲が混じり合ったライヴ空間が早くも話題を呼んでいる。
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