5 Star Cowboy × QN ──テンパってるくらいが面白い【In search of lost night】
固有の表現/場のあり方を追求するアーティスト、パーティー…etcを取り上げる連載【In search of lost night】。今回は、bringlife、PICNIC YOU、Dos Monosで活動する5人が集合した、5 Star Cowboy。 5 on 5もとい、QN、福尾匠、Okadada、二木信、りら、の5人それぞれと対峙するデラックスな鼎談より、オープナーとなったQNとの会話をお届けする。 また、本記事の公開にあわせてカセットテープを販売開始!リミックス3曲+インスト+アカペラ+ステッカーの特典もありますよ。
2nd TALK:福尾匠
coming soon...
3rd TALK:okadada
4th TALK:二木信
5th TALK:りら
『5 Star Cowboy Deluxe』カセットテープ+Deluxe特典 販売中
販売期間:2026年5月1日〜8月1日23:59
販売ページはこちら↓
https://ototoy.jp/_/default/i/506
特典:
ステッカー
インスト&ボーカルデータ(「5 Star Cowboy」、「Frozewn」、「Signs」、「Twin Peaks」、「心の外」、「風あざみ」)
リミックス3曲(「Twin Peaks 10,10,10 remix」、「心の外 Naked Under Leather remix」、「5 Star Cantina lazona spit on 5 star remix」)
1st TALK:QN
写真 : Julian Seslco
この日最初の対談相手となったのは、『5 Star Cowboy Deluxe』に収録された「Signs」にも参加するQN。板金屋をやられている氏は、ちょうど取材日が雨だったので来ていただけた。
PICNIC YOUリリパではN/K(a.k.a菊地成孔)とのユニットQ/N/Kとして、昨年末の5 Star Cowboyリリパにはソロでも出演している。親交が深い、というか彼らの憧れの存在と言ったほうが近しいだろう。ヒップホップクルーとしての活動経験や、いま現在は生活の軸を別でたてながら活動しているその音楽スタイルによって、形成された柔らかな切り口が、5 Star Cowboyの面々にビシビシと刺さっていく様子をご覧あれ。
没 a.k.a NGS(以降、没):どっちから始めたらいいんだろう?
QN:一応俺インタビュアーだから、俺から始めようかな? じゃあ改めて、5 Star Cowboyの5人が揃ったということで〜。インタビューを始めたいと思います。
nul:すごい、めっちゃインタビュアーだ(笑)。やばい。
QN:去年末に大きいアルバムが出たでしょ。 あれをきっかけに「没君ってこういうクルーをやってたんだ」っていう、全体像が見えたんだけど。没君ってDos Monosでもやっていて、また違うものをやり始めようとしてる…そのことを、2年前ぐらいかな、話してくれていたよね。
没:そうだ、PICNIC YOUのリリースパーティーに、Q/N/Kで出た時。
QN:そうそう。大船の人たちと俺たちで何かやろうとしてるみたいな。だから、スパン自体は、2年間ぐらいあったのかな。アルバム自体は、どれくらいの制作期間だったの?
没:2年前ぐらいにお話したときは、この5人でとりあえず作ってみようみたいな感じで、数曲作ってて。でも結構時間がかかっちゃって、完成したのが去年の春ぐらいに出したEP。それで終わる可能性は全然あった。
QN:あれ、すごいよね。
没:それで終わりでいいやってなってたんですけど、思ったよりみんなが反応してくれて。これだったらアルバムもできるんじゃないかって、欲が出て、そこから作り始めましたね。だから、去年の5,6月ぐらいから作り始めて、11月に終わったのかな。そこはめっちゃ早かった。その前のEPの4曲には、2〜3年かけてたんですよ。
田嶋:友達になるのに時間がかかったのかもしれない(笑)。
QN:まあ、実際そうだよね。 きっかけ自体は、だれが一番最初の火種というか…?
田嶋:それは没さん。
没:俺がbringlifeとPICNIC YOU、両方好きで。でもそこ同士はそんなに知り合いじゃなかったよね?
10,: 全然。昔bringlifeでライブしたあと、大船に帰ろうとしたら、田嶋君に「待ってください!」って引き留められたことはあったけど。 その時、僕ら下敷き作ってたんですよ。 それを売ってくださいって。
田嶋:売ってもらった。
没: でも、ちょっと暗躍してたかも。お互いにPICNIC YOUにはbringlifeっていう人がいて...みたいな話してたり。俺、ポッセカットをやりたかったんですよ。やっぱ最高じゃないですか。
QN:最高だよね(笑)。
没:QN君こそめちゃ分かってると思うけど。 ポッセカットという表現をしてみたかった。 Dos Monosは3人だから、やっぱポッセじゃないんで。 それを、友達っていうか、ちょっと共通言語がある人でやってみたいという気持ちがずっとあって。それが結実した感じです。
田嶋:あと、やっぱりラッパーの夢として、Odd Futureのあの動画があるじゃないですか。 ああいう理想がありますよね。
没:それで言ったら、5人でもまだ足りなくて。QN君に声をかけた曲(「Signs」)は、まさにそういうことをしたくて。
QN:あの曲はガチだよね(笑)。聞いたとき、トラックもめちゃくちゃやばいなと思った。でも、確かに言われていれば、Odd Futureに影響を受けている感じは分かるかもしれない。 あれはヒップホップの歴史を辿ったら、絶対的にクラシックなミュージックビデオだと思うから。それをやろうっていうのは、 ちゃんとヒップホップに則ってるって感じがしていいな〜と思うけどね。
没:Odd Futureとか普通に聞いてたんですか? 当時は。
QN:もうド世代っていうか。自分たちがいろいろものを作っているときに、出てきたから。やってる最中に、あんなやつらが出てきちゃったから「待って、待って」みたいな感じで(笑)。それまではヒップホップって、90年代の踏襲でしょうみたいなところもあったし。もしくはエミネムとかDipsetみたいな、2000年以降のきらびやかなヒップホップ。そこにOdd FutureとかAsap Rockyみたいな、もう全部ひっくり返すようなやつらが出てきちゃったから。ああいうのが出てきたときは、もっと個性的にならなきゃダメなのかなって思った。 いい意味で、もっと自分を掘り下げなきゃるきっかけになったかもしれない。 実際、自分のファーストを作っているときとかは、タイラー・ザ・クリエイターの存在も知らなかったんだけど。たぶん、サードアルバムの『New Country』の時には、知ってたと思う。
田嶋:(没に向かって)自分のこと掘り下げたことあります?
没:えっどういうこと! なんで俺に聞くんだよ(笑)。
田嶋: なんか俺、自分を掘り下げるとか全然わからなくて。
QN:いやでも、難しいところなんだよね。俺はもうそういうフェーズじゃないなって思うんだけど。音楽キャリアとかラッパーのキャリアを積んでいく以上は、シーンに自分たちの名前みたいなものを表明していかなきゃいけない時があると思ってて。そういうときに、ここにはこういうキャラがいて、あそこにはあれがいて...みたいな、そういうバランスみたいなのが分かっちゃうじゃん? そこで、自分が「これだ」って思うのはどれなんだろう? みたいな。 単純に、自分の好きなものとか、好きな自分のやりたい音楽みたいなのをもっと掘り下げたらどうなのかな? みたいなことを考えてた。





























































































