5 Star Cowboy × りら──音楽やってくれてて、いてくれてありがとう【In search of lost night】
固有の表現/場のあり方を追求するアーティスト、パーティー…etcを取り上げる連載【In search of lost night】。今回は、bringlife、PICNIC YOU、Dos Monosで活動する、10,10,10、nul、下田開登、田嶋周造、没 a.k.a NGSの5人が集合した、5 Star Cowboy。 5 on 5もとい、QN、福尾匠、Okadada、二木信、りら、の5人それぞれと対峙するデラックスな鼎談より、ラストを飾るは、りら! 最前でとびきりに踊るオーディエンスで、大御所占い師で、サイケな隣人で…そんな彼女の愛を携えた語り口に注目!
1st TALK:QN
2nd TALK:福尾匠
3rd TALK:okadada
4th TALK:二木信
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5th TALK:りら
写真 : Julian Seslco
五番目となる対談相手は、りら。今回の5on5鼎談企画を発案するきっかけになったという、開かれた観察眼によって鋭い言葉が投げかけれる回。「カルチャーは本来愛とかを分け与えることが前提」と話す彼女が愛する、5 Star Cowboyに抱く想いはとても多様だ。5人の表現は「それなラップ」で、「ブリンブリンをつける代わりに愛を塗りつけて」いて、「V6で戦隊ヒーローだ!」なんだそう。5つ星に照らされた同志として、共感するし、ハッとする言い回しばかりでした。また踊りましょうね。
りら:ピクチャー1枚よろしくて? せーの、ハイチーズ!
カシャ…
ありがとうございまーす。私みんな好きなんだよね、今日いる人。
没:最後しかあり得なかったかも、りらちゃん(笑)。このインタビューやることになったきっかけも、りらちゃんだったしね。
10,10,10:これ録音してる?
りら:ハローこんにちは、りらでーす。よろしくお願いします。 湘南のアゲマンです、よろしくお願いしまーーーーーーーーーーーーーす。
10,10,10:最近考えたあだ名なんですか、それは?
りら: これはもう私が高校1年生とかで使ってるやつ。
没:肩書きとかはちなみにどういう感じで…湘南のアゲマンでいいの?
田嶋:湘南のアゲマンは最高だけど、湘南のアゲマンって人から言われたくなくない?
りら:えっ別にどうでもいい、人のこととか…。
田嶋:そんなこと言ったら本当に肩書き「湘南のアゲマン」になっちゃうよ(笑)。
りら:え、じゃあ考えてよ。田嶋くんは、何がいいと思うの?
田嶋:俺的にはオーディエンス枠として、呼んでるつもりという。
nul:neighborhoodになるんじゃないの。
田嶋:隣人?
りら:隣人? …サイケな隣人!
一同笑
没:2000年代のフリーペーパーみたい(笑)。表紙に「毛皮のマリーズ、デビュー! 」みたいな。
りら:バカにしてんだろ〜?
没:してないしてない、めっちゃ褒めてる。 サイケな隣人めっちゃいいじゃん。
りら:ありがとう、ほんとみんな大好き。
nul:(肩書き)りらちゃんでいいんじゃない?
りら:サイケな隣人!
没:ほんとにそれでいくんだ(笑)。
りら:それでいいと思います。よろしくお願いします! yeah! 5 Star Cowboyも津田さんも会えるのも超嬉しいんですけど。 組んでくれてありがとう。 生まれてきてくれてありがとう。
没:嬉しい〜こんなに褒められることはあんまないから。
りら:褒めてるとかじゃない、事実だよね…なんか私よく分からず、渋谷に来たんですけれども。いいんでしょうか?
没:いいよ。何をするとかも何も聞いてないの?
フルーツ的な?
りら:なんか、インタビューをするっていうことは聞きましたけれども。
没:5 Star Cowboyになんか聞きたいことありますか?
りら:はーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん?
…私からみると、5 Star Cowboyは、日々感じていることを短くせず、事実をわかりにくくしてそのニュアンスをリリックにしている。個々のリスナーは、自分自身の私生活に当てはめながら、共感して聴いてるんじゃないかと思うんですけど〜。皆さんは、どういうお気持ちでリリックを書いてらっしゃるんですか?
没:りらちゃんって本当に最高だね。
下田:各々違いそうだしね。
没:多分、俺が一番くだらないから最初に言うけど、音楽としてかっこよくなるようにしてる。言葉は後から来てるっていうか。
りら:かっこいいよ。
10,10,10:音で?
没:音が先かも。
りら:私は音の快楽で、音楽を聴いてるから。没さんのバースとか、ビートとか、すごく気持ちいいなって思う。
没:ああ、本当に嬉しいです。今日一日のすべてが救われた感じですね。
nul:ずっとカウンセリングが続いているな…。
りら:最高の日ですね。なんか、5 Star Cowboyって、違う人たちの集まりじゃないですか。 その中で没さんはわかりやすく、音に当ててるっていうか、そのイメージが強くて。Dos MonosはZeppでやっていたりして、人を集めているし、すごく分かりやすくて、技術もあって…そこがすごいなと思う。みんなが欲しいものを無意識にゲットしてるし。
没:それってどういうこと? 例えばこの仲間とかっていうこと?
りら:いや、声質。あと、今までのことがあって、今の没さんがいてっていう、そこも含めて欲しがってる人がたくさんいると思う。
没:すげーな! りらちゃんって。そうかもしれない。
りら:それって家庭環境であったり、生まれた場所だったりで変わってくることだから。すごく、恵まれたことって言ったら、「今まで苦労してきたんで」っていう話もあると思うけど…羨ましがってる人がたくさんいると思います。
田嶋:でも没さん苦労してきた系の人ではなくない?
没:全然違う。
りら:うん、それをナチュラルにやれてるっていうのが、みんなの憧れの的になるし、人を集める力がある。そういう風に、思いますね。
没:ありがとうございます。まあ、俺はそういう感じだね。ここまで簡潔に言ってもらえるなんて嬉しい。
りら:田嶋くんは歌詞についてはどうですか?
田嶋:「俺はこうだ」とか「こういうことを感じた」というよりは、自分の理想とか「こうなれたらいいな」みたいなことを、基本的に考えてるかも。理想を言って、そうなれたらいいな、みたいな。それを言うことで本当に自分の言葉にしていきたいし、それにフィールしてくれる仲間が欲しい、って感じかな。
りら:じゃあ本質的な田嶋くんはどこにいるの?
田嶋:それは、だから俺がそういう人間だってこと。
nul:ビッグダディだ。
田嶋:「俺はそういう人間だ」! …理想を語ってそれになりたいっていう…うーん…自分でボールを投げて、そのボールを自分で追いかけていく、みたいな。
りら: じゃあ、そのボールを投げてる田嶋くんはどんな人なの?
田嶋:そう言われちゃうと、ちょっと…。
nul:パラドックス入ってくる。
田嶋:パラドっちゃうけど。
りら:田嶋君が理想を追いかける人だっていうのは、リリックを聞いても、居酒屋でお話ししても、すごく感じるのね。自己形成の部分に関しては、私は聞くつもりはなくて、あなたはそういうことをしたいって、勝手に思ってるけれども。まあ、ボールを投げてる田嶋君と、仲良くなりたいっていうのはある(笑)。
田嶋:どうかな? 最近ね、親しい人とか普通に仲いい人とかに「田嶋君っていろいろしゃべるけど、結局、何考えてるかわかんないよね」「 『結局、田嶋君はじゃあどう思ってるの? 』って最終的に思う」って言われた。俺、そのつもり全然なかったんだけど、どうやらそうっぽくて。それは俺が聞きたい。「なんで? 俺、こんな頑張ってしゃべってんのに! 」みたいな。
りら:まあ、あなたは変化していくものだからね。
田嶋:そのつもりなんだけど。だから、それが答えかな。「俺はそういう人間だ」。
りら:とても面白いですよ、あなた。
没:大御所占い師みたいだ。
りら: それで自己嫌悪とかにはならないわけじゃない?
田嶋:今のところ、なってない。
りら:変化をしていきたいと思ってる人間だから。そこに対してネガティブな感情はないのかな? と思う。
田嶋:なんで変わっていこうとすることがネガティブなことなの? 自分はポジティブだと思う。それは、今の自分が嫌いだからとかじゃなくて?
りら: そうなの。この世の中には、「今の自分が嫌いだから変わりたい」みたいな人がたくさんいるわけ。 私はそういう人たちをたくさん見てきたし。だけど、田嶋君はハッピーに…っていうのは、ちょっと言葉が違うかもしれないけど…進化に対して躊躇がない。すごく素敵だなと思います。
田嶋:ありがとう。もっと良くなりたいなって思う。
りら:まあダメでも好きだけどね。
没:もっと良くなりたいって思ってるんだ?
りら:じゃあそれの「いい」って何なの?
田嶋:っていうかあれだな、今までの説明は全部間違ってたかもしれなくて…
りら:…………うん(とても低い声で)。
田嶋: 自分っていう枠があるじゃん? で、ひとつのところにいたら、どんどん煮詰まってつまんなくなってきたりするじゃん。
nul:腐っちゃうの?
田嶋:そう、自家中毒というか。
りら:もう一回言って。
田嶋:自分で思ってる自己イメージがあって、ずっとその自分でいると、飽きてくるし、腐ってくる。基本的に自分ってものに飽き飽きしてるんだ。江戸アケミも「今いるところから抜け出せ」って言ってたよ。だから、他の人とか世界から影響を受けたりして…フレッシュでいたいってことかな。フレッシュでいたい。
りら:フルーツ的な?
田嶋:まあフルーツでもあるかな。
nul:フルーティーだね。
りら:私はもう、自分に飽き飽きしないんですよ。トラブルだったり、幸せなことだったり。「幸せは歩いてこない」って言うけど、私は幸せが歩いてくるし、不幸も歩いてくるから。火星人って言ったらおかしいけど、そういう星の元に生まれたと思ってる。
田嶋:火星ってそうなんだ。
りら:いや、わかんないよ! そこは大事じゃないの。
田嶋:ああ。別の星の人なの?
りら:そう…別の星の人? そういうわけでもないよ、普通に地球人だし。
没:道(TAO)みたいなことじゃないの? 私をいろんなものが通っていくみたいな。
りら:うん。私は、たぶん磁石だから、いいものも悪いものもすごい吸い寄せると思う。それを乗りこなしてて、スキルを身につけて、愛をどう分け与えるかみたいなことしか、あんまり考えてない。
没:すげー。普通にすごいっす。
りら:でもみんなのこと聞きたいですね。5 Star Cowboyの皆さんのことも、津田さんのことも、本当に大好きだから。
没:普通にnulとか聞いてく? 歌詞ってどういうことを思って書いてるか。
nul:(全ての人生途中…俺は一部of地球…自分の歌詞を思い出している)
没:思い出してる(笑)
りら:客観的な意見いいですか? nulさんは、日常に起きたことを箇条書きにして、それを文章にしてるっていうイメージなんですよ。
nul:そうなのかもしれない。「これは言いたい! 」みたいな発想があんまりないのかも...。だからとりあえず事実ベースっていう感じに、聞こえるのかも。
りら:それって、世間に対しての諦めなんですか?
nul:諦めっていうか…独り言っていうか…。
りら:(世間を)愛してない?
nul:世間はめっちゃ好き。
没:社会性がないわけじゃないじゃん。
りら:もちろん。すごくちゃんとしてる人だと思う。
没:別に何かを言わなかったら、愛じゃないわけじゃないっていうか。
nul:いろいろ楽しんでますよ。

























































































