5 Star Cowboy × okadada──永遠は一瞬に、一瞬は永遠に【In search of lost night】
固有の表現/場のあり方を追求するアーティスト、パーティー…etcを取り上げる連載【In search of lost night】。今回は、bringlife、PICNIC YOU、Dos Monosで活動する、10,10,10、nul、下田開登、田嶋周造、没 a.k.a NGSの5人が集合した、5 Star Cowboy。 5 on 5もとい、QN、福尾匠、Okadada、二木信、りら、の5人それぞれと対峙するデラックスな鼎談より、DJ/トラックメイカーとして各地で活動するokadadaとの会話をお届け。
1st TALK:QN
2nd TALK:福尾匠
coming soon...
4th TALK:二木信
5th TALK:りら
『5 Star Cowboy Deluxe』カセットテープ(thank you sold out!)
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3rd TALK:okadada
写真 : Julian Seslco
三番目の対談相手は、都内を拠点に各地でDJ/トラックメイカーとして活動するokadada。読み終えた頃にはDJプレイを聴きに行きたくなること請け合い、隙間なくスリリングに展開しまくるトーク、トーク、、トーク! 一つの言葉を拾っては別の話題に移行し、その中にまた10分前の主題を見出して戻っていくDJらしい話しっぷりと、5 Star Cowboyそれぞれの音楽性への解釈が思いもよらないところまで会話をドライブさせた。音楽に救われたら、救われたところから捨てて残ったものを見つめろ! 痺れます。
okadada:まず、なんで俺が呼ばれたのかっていう…。
没:パソコン音楽クラブのアフターパーティーでokadadaさんと一緒で、楽屋で話していたときに「(『5 Star Cowboy Deluxe』を)俺がいま大学生だったらECDぐらい聴いてる」っていう、最上級の褒め言葉をいただいて。それを他の4人に直接聞かせたくて呼びました。
okadada:本当に素晴らしかったですね。「5 Star Cantina」を朝、電車で聴いていることが多くて。この感じ、久しぶりだなと思って。
2006〜2009年あたりに大学生だったんですけど、当時たとえばECDさんのsession impossibleとか、イルリメさんとかを聴いてた感じにちょっと近いなと思って。いま大学生だったら、「これ名盤だよ」みたいな感じで友達に言ってるやろうなって。それ没くんに言ったら、「対談で直接言ってあげてください」 って(笑)。
没:本当に嬉しかったです。そもそも、なんでチェックしてくれたんですか?
okadada:bringlifeもPICNIC YOUも聴いてますよ。『友愛』とかすごい良かった。 この5人でEPをやるって知ったときは「なんかわかる」と思ったし、実際すごいよかった。
没:ECDさん、イルリメさんの名前が出るのも分かりますね。
楽しいんじゃないですか?
okadada:もちろん完全に一緒とは全然思ってないですけど。どうですか? 作っててそう思いましたか?
没:俺、勝手に“インディ感”とか言っちゃうんですけど。
okadada:ああ、そういう感覚を。
没:アメリカとかだとよくインディラップってめっちゃあるけど、本当にインディっぽいラップって日本に実はあんまない。インディって何かって話になるんですけど(笑)。
okadada:インディ感ってメンバー内では共有されてるんですか?
田嶋:僕はこのメンバーでやるのがすごい楽しいし、しっくりくるんだけど。没さんがこのメンバーを集めてくれたから、「これってどういうことを思って集めたの? 」ってそのとき訊いて。なんかインディラップとかで〜って言ってたけど、いまいちそれは分かってない。
okadada:それぞれやってることが結構違うじゃないですか。(CQ Crewが)bringlifeになってからの感じとかは、Earl SweatshirtとかMF DOOMとかの感じをいまのネット以降の音像とか生活で行くぞみたいに感じてて。PICNIC YOUは60〜70年代のノリをいまラップでやるなら、みたいに感じてる部分があって。“インディ感”もそれぞれ違うと思うんで。でも、没君が集めてくるから、バランスがいい。
没:(インディっていうのは)ラップシーンにいないみたいな感じですね。いわゆるラップゲームにあまり興味がなくて、違うところでラップの音楽をやろうとしてるっていう意味かな、俺のなかでは。そこが共通してたんで、この二組に声をかけたんだと思うんですけど。
okadada:楽しいんじゃないですか?
没:めっちゃ楽しいっす(笑)。
okadada:結構俺のなかで重要です。「楽しそう」って。
田嶋: 没さんは自分のことなんだと思ってるんですか?
没:俺は、そういうものの、オタクでしょ。
okadada:インディラップのオタク? 自分のことインディラッパーだと思ってないってこと?
没:思ってますけど(笑)。それよりも、リスナーとしての意識が強くて。
okadada:没くんのソロは、確かに最新を追いかけている感じがするよね。Pink Siifuとか。 あんまり日本でそこをカバーしてる人がいないというか。珍しいなと思う。
没:ラッパーって意識はあるけど、それより、“音楽好き”っていう方が強いかもしれない。
okadada:さっきも多分聞かれたと思うんですけど。 なんでカウボーイなんですか?
10,10,10:そもそも田嶋君が作った「5 Star Cowboy」のビートが、異国感というか、そういう茶色い景色が見えるな、と。 埃(ほこり)とか、自然に歌詞に出てきたし。
没:そもそも示し合わせてはなかったんです。
nul:トラックで浮かんだ景色。
没:あの曲が代表曲になるとも、正直思ってなかったんですけど、リリースするタイミングであの曲がいいんじゃないってなって。 そしたらあとあとグループ名になっていった。
10,10,10: でも距離感もカウボーイっていうか。たまたま会えました、みたいな。
没:クロスロード感もあるかもしれない。
10,10,10:あんまり主体的になりすぎないっていう。
okadada:スキットでもそれ言ってるじゃないですか。こういうの入れるんだ、自己言及的やなって。
没:あれは『bringlife radio』から取ったんです。
okadada:居場所がない、みたいなのがテーマなんですか? あんまそういうふうに感じなかったですけどね。
没:居場所がないことはないけど。新しい場所を作ろうみたいなのは、カウボーイでいうと開拓でもあるから、ちょっとあるかもしれないですね。
okadada:荒野へ向かってるんですか? PICNIC YOUは荒野って言っているイメージがあるけど。
田嶋:荒野という世界認識です。でも、没さんが「ラップスターじゃなくて、5 Starだ」みたいな…。
没:恥ずかしいんだよ、 もう一回言うと(笑)
田嶋:なけなしの名言でしょ。
没:いや、普通にそう思うんですよ。最初から五つ星をあげたい。自分たちに。
okadada:全員に?
没:全員に(笑)。ラップスターとかそういう基準でいくんじゃなくて。
okadada:競争をあまりしたくないみたいなこと?
没:いやー…そういうとちょっと恥ずかしいけど。
okadada:(笑)。でもわかりますけどね。
田嶋:まあ当然そうではある、という。
okadada:僕も割と、あんまり競っても仕方ないというタイプではあるんで。相手をやり込むというよりかは、全員の共同作業みたいな感じがあるんで。


























































































