2019年の変化は進化かバケモノか──sora tob sakana、最強のニュー・シングル『flash』
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sora tob sakana(オサカナ)がニュー・シングル『flash』をリリース。
表題曲の「flash」は、前シーズンから引き続きTVアニメ〈ハイスコアガールⅡ〉のオープニング・テーマを担当し、作品の〈色〉ともいうべきオープニングをみずみずしく彩っている。
そして、シングル収録の「パレードがはじまる」と「踊り子たち」の2曲と、10月にデジタル・シングルでリリースされた「流星の行方」ともに、こんなにも表情を変えてくるなんて! と嫉妬してしまうほどだ。
2019年後半は3人体制となり、初のツアーも行うなど変化の年だったオサカナ。変化は進化か、はたまたバケモノか。3人体制になってから初のメール・インタヴューをどうぞ。
TVアニメ〈ハイスコアガールⅡ〉OPテーマ!
スマホ・ゲーム〈ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~〉主題歌!
MAIL INTERVIEW : sora tob sakana
──新体制後初の夏フェスやイベントの印象はいかがでしたか?
神﨑 : もうだんだん慣れてきて3人体制がかなりしっくりくるようになりました。ですが、やはり歌やダンスがガラッと全曲変わったのでそれをまだ全部吸収しきれていなく、間違えてしまう時もあります。初心に戻った気持ちもあります!
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山崎 : 最初は当たり前ですけど違和感しかありませんでした。4人が当たり前だったので慣れるのに時間がかかるなあと思いました。最初の方は歌詞やダンスを間違えないことに必死でしたが最近はやっと慣れてきたんじゃかいかなと思います。
楽しむ余裕ができている気がします。慣れたことはバミリのゼロ番に立つことです。
いつもは振り付けによってはゼロ番に誰もいないのでこれは本当に苦労というかなんというか、本当にやっと慣れてきました。
まだなれないことはお弁当ジャンケンとか。そういうのをみんな集まってからやるんですけど、それを3人になっても4人になるまで待とうとしちゃいます。
寺口 : 多分3人になったから見なくなった方や初めて3人になってからまだ見たことないという方も見に来やすいのが夏フェスだったのではないかと思うのですが、そういう方も含めたくさんの方に見て頂けたと思います。
3人になってもsora tob sakanaいいなと思って頂けていたら嬉しいです。
──今年、初のツアーが開催されました。
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神﨑 : 地方でライヴは何度もやったことがあったのですが、ツアーという形で東名阪をまわるのは初めてだったので新鮮な気持ちでした。
ですが、いつもの遠征ではみせることができないsora tob sakanaの世界観を今回は地方の方にも届けることが出来たので良かったです。
そしてファイナルでは、5周年ということもあり、今まで以上に自分たちの意志を大切にライヴできた気がします。もう子供と呼ばれる年齢ではないので、自分たちで考え行動することが少しずつできるようになってきてるのではないかと感じたツアーでした!バンドセットも最高でした。
山崎 : ツアーが無事に終わって安心しました。
3人後初の大きなステージというのもあって色々とやることが多かったんですけど、大満足で終われました、ありがとうございました。
地方での単独とかあまり機会が無いので、ツアーしても人が来ないんじゃないかと思っていましたが、思ったよりたくさんの方が来てくださって嬉しかったです!
地方でのVJも新鮮でした。ファイナルは大きいステージで2部にはバンドセットっていう、多分期待されるような感じだったと思うんですけど、私は上手くいったなと思いました。
バンドメンバーさんとは一緒にステージに立つたびに仲良くなっている気がします。
寺口 : ツアーが初めてだったのでお客さんがちゃんとたくさん来てくださるか結構不安でしたが、どの公演もたくさんの方に来て頂けたのがとても嬉しかったです!
地方ごとに毎回初めて3人でやる曲があったり、普段のVJがついたsora tob sakanaの世界観を地方の方にも見ていただけたり、とても楽しかったです!
バンドセットでは、今までやったことのなかったバンドメンバーさんのソロや、スタンドマイクを使う振りがあったり、アカペラで曲の途中を歌ったりでバンドセットならではのライヴをできたのがとても嬉しかったです!
──5年の活動でいちばん思い出に残るエピソードは?
神﨑 : ライヴではないのですが、メンバーでディズニーに行ったことがすごく心に残っています。
プライベートで普段あまり遊ばないからこそ仕事のことを全く考えず遊べたのが本当に楽しかったです。
山崎 : 結構自分の中で好きな場面はメンバー4人でディズニーに行った時。
最後に写真撮ろうってなったんですけど、周りにいる方が凄いなんか若々しい方しかいなくて陽オーラに負けそうになりながらも写真をお願いしたんですけど、想像してたより何倍も面白い方たちで。
しかもめっちゃ写真撮るの上手くて脚長効果!ていいながら撮ってくださいました。
めっちゃ面白かったし足長く見えるように撮ってくれるの嬉しいです。
寺口 : 元メンバーの玲がリリイベの時に衣装の下に私服のスカートを履いたままライヴをしたことは今も皆で笑って話してます。
これはメンバー全員一致でいちばん面白い思い出です
──10月にリリースされた配信シングル、そして今回の新曲3曲の解説や聞きどころを教えてください。
神﨑 : まず、「流星の行方」は、ダンメモの主題歌ということで、ゲームの世界観とsora tob sakanaの世界観が融合して壮大な曲だと思います!
何度も聴くのをおすすめします!じわじわとくるなにかがあるはず。
そして、11月シングルの「flash」はハイスコアガールIIのOPということで、1期に続いての疾走感もありつつ、アニメの完結にむけて、かなりぐっとくる切ないメロディや歌詞が注目ポイントです!アニメのOPで聴くflashと、フルで聴くflashはかなり印象が違うと思います! アニメを楽しんでくださってる皆さんも、よかったらフル・バージョン聞いてみて欲しいです!!
そして、その「flash」カップリング曲の「踊り子たち」は、個人的にかなり自分好みの曲です!
サビが特に好きで、なんとも言えない感情になるというか。両手を広げて空見上げたくなる感じ(笑笑)。 カップリング曲もたくさんの方にぜひ聴いて欲しいです(笑)!
イヤホンで大音量で流したりするのもかなり気持ちがどこかに持っていかれる感じがして良いです(笑)!
最後は同じくカップリング曲の「パレードがはじまる」なんですが、この曲はまた他の2曲とは違い、ダンス・ナンバーっぽい曲です!
サビのメロディが頭に残って、レコーディングの日はずっと離れませんでした(笑)。結構中毒性の高い曲で、ライヴでもかなり盛り上がりそうな予感がします! リズムは難しいですが、かなりかっこいい曲です。
山崎 : 「流星の行方」、最初聞いた時全く分からなくて歌えなかったです。
聞きどころというか私が好きなところなんですけど、最後らへんの「幼い頃聞いたおとぎ話」からの流れが気持ちいいのでぜひ。
「flash」もなんだこれって感じでしたね。「数え切れないほど何度も」のところはほんとに難しかったです。
ハイスコアガールIIのOPで気合いも入ってるので全部が聞きどころです。
「パレードがはじまる」は推し曲です。
なんかちょっと闇感じるところがすきです。
闇があるかは知りませんけど、聞いてて楽しくなります。
サビの往復?? するところとか中毒になります私は。
「踊り子たち」は今までたくさんの曲を難しかったと言ってきましたが、過去一で難しかったです。
時間をかけてというより時間がめちゃめちゃかかってしまった曲です分からなくて。
でも完成したらいい曲なんですよ、照井さん天才なので。
ラスサビ入る時の「あー」が好きです!
ここめっちゃ難しかったけど。
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寺口 : 「流星の行方」はダンまちの世界観により近い壮大な曲だなと思っています。バイオリンとフルートとても好きです。
「flash」はカップリングも含めて全部系統の違う曲なので今回も楽しめるシングルになっていると思います!通常盤のジャケットのキャラクターの3人がとても可愛いので見てください!
──今後、挑戦してみたいことはありますか?
神﨑 : 今後挑戦したいことは、とにかく歌とダンスが好きなので、もっと上手になれるように頑張りたいです。後は、独学でピアノの弾き語りができるようになりたいと思っているのでその練習もしたいです。
山崎 : 東京ファイナルでフロアに降りたみたいに、今までやったことないことを沢山できたらいいと思います。
まずはトロッコですね。
その後に飛びたいです、ライヴで。
寺口 : 個人的には髪の毛を染めたいです、シルバーとかグレーとか可愛いなあって思います。
グループでは前に照井さんと言ってた皆でゲームしているのをただただ配信するやつ本当にやりたいです。
──自分以外の2人へメッセージを。
神﨑 : 前はシー行ったから次はランド行こう!! あと美味しいものいっぱい食べに行こう!行きたいところ沢山!!!
山崎 : 今がどうか分からないけど、メンバーである限り嫌いにならないで欲しい!
寺口 : ふうかの家で皆でゲームお泊まりしたいなあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
構成& 文 : 田尻菜穂子
過去記事
メジャー1stAL
>>オサカナスタッフ座談会
デジタルSG
>>「アルファルド」メールインタヴュー
メジャー1stSG
>>メールインタヴュー& 5・7・5で一筆
メジャー1stミニAL
>>メンバーがメンバーに訊く!
メンバー間インタヴュー
>>第1回 山崎愛が風間玲マライカに訊く
>>第2回 風間玲マライカが寺口夏花に訊く
>>第3回 寺口夏花が神﨑風花に訊く
>>第4回 神﨑風花が山崎愛に訊く
LIVE INFORMATION
sora tob sakana presents「天体の音楽会 Vol.3」」
2020年2月8日(土)@TSUTAYA O-EAST、TSUTAYA O-WEST、duo MUSIC EXCHANGE
sora tob sakana presents. ~月面の扉 vol.9~
2019年11月23日(土)@harevutai
出演:sora tob sakana/岸田教団&THE明星ロケッツ
sora tob sakana定期公演~月面の遊覧船~ TRIAL
2019年11月28日(木)@harevutai
sora tob sakana presents. ~月面の扉 vol.10~
2019年12月7日(土)TSUTAYA O-WEST
出演:sora tob sakana/Mom
PROFILE
sora tob sakana
2014年7月結成。
神﨑風花、寺口夏花、山崎愛からなる3人組グループ。
音楽プロデュースを照井順政(ハイスイノナサ、siraph etc)が手掛けており、ポストロック、エレクトロニカといったジャンルのサウンドを基調にした物語性の強い楽曲とイノセントな歌声、表情豊かなパフォーマンスが唯一無二の世界観を作り出している。
2015年10月27日に「フジヤマプロジェクトジャパン」よりシングル「夜空を全部」をリリース。
その後、シングル「魔法の言葉」、アルバム「sora tob sakana」、ミニアルバム「cocoon ep」と立て続けにリリース。
2017年4月30日には恵比寿LIQUIDROOMにて初の全編bandsetでの単独公演「月面の音楽隊」を開催、チケットはSOLD OUTとなった。
2018年2月12日には中野サンプラザにて主催イベント「天体の音楽会」を開催し、ワーナー ブラザース ジャパン、ポニーキャニオンというタッグを得て、様々な展開を行うことを発表。
5月16日にミニアルバム「alight ep」にてメジャーデビュー。さらには7月1日には東京 国際フォーラムホールCにてワンマンライブを開催、大成功をおさめた。7月から始まるTVアニメ「ハイスコアガール」のOPテーマを担当し、同テーマ曲収録のシングル「New Stranger」を7月25日にリリースした。2019年3月13日にはメジャー1stフルアルバム「World FragmentTour」をリリース。7月24日に2ndシングル「ささやかな祝祭」(TVアニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ」EDテーマ)を発売。
7月6日より初のライブツアーsora tob sakana LIVE TOUR 2019「天球の地図」を東京、大阪、名古屋にて開催。各地でソールドアウトをする。スマホアプリゲーム「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリアフレーゼ~」主題歌を担当することが決定。配信シングルとしてリリースされる。11月13日にはタイアップ作品として大きな支持を得たアニメ「ハイスコアガール」の続編であるアニメ「ハイスコアガールⅡ」のオープニングテーマを収録した3rdシングル「flash」をリリースする。また主催の対バンイベント「月面の扉」を10月から3か月連続で開催することを決定。