責任感や曲に対して考える時間がより増えた

──各メンバーがプロデュース曲する話を初めて聞いた時はどんな気持ちでしたか。
渡邉 : なかなかゼロから曲の制作に携わることがなかったのでびっくりでした。「私たちがプロデュース!?!?!?」と不安もありましたが、自分が挑戦してみたい曲調や好きな雰囲気の曲を作るということで楽しみになりました。また、ほかのメンバーがどんな曲を作るのかも楽しみでした!!
──プロデュースのテーマや曲進行時のエピソード、聴きどころを教えてください。
佐々木 : 私は開歌-かいか-は今までギターがガンガン鳴っている感じの曲と歌詞がどストレートな曲が無いなと思ったのでそういう曲を作りたい!と思い、miifuuさんとヨシダマサムネさんにお願いしました。会議の時は私の好きな曲を紹介したり、こういう思いでこの曲を作りたいなど色々話し合って見事に御二方が私の思いどおりの曲を作ってくださいました。聴きどころはメンバーの魂のこもった歌声です。ガッツリと歌い上げる曲は滅多にないのでぜひそこに注目していただきたいです。
渡邉 : 聴きどころは全部ですが、やっぱりいちばんは「歌詞」です。今回、作詞をさせて頂きました。「はるかぜ」は、夢や目標に向かって頑張っている人がつまずいた時に、前に進む勇気になる応援ソングとなっています。今思う事は、本当に作って良かったです。この機会をいただいてありがとう御座いました!!

青木 : 自分がお客さん側だったら聴きたいと思う自分の好きな曲をイメージしてつくっていただきました。 今までの開歌にはない雰囲気の曲になりましたが、コーラスアレンジを加えていただき開歌らしさも伝わると嬉しいです! 音数が多いのでイヤホンなどで聴くとよりいろんな音が聴こえてライヴとは違った楽しみ方ができると思います。 ゼロから曲作りに関わらせていただくことはなかなかないので素敵な経験になりました。
南雲 : 私は色々な音がなっていて歌詞、オケ、歌のどれを聴いても楽しめる曲を作りたいと思いお話をさせて頂きました。 可愛らしい曲も好きなので可愛い雰囲気も出していただきたいとお願いをしました。 また、趣味の話になった時にイラストを描くことが好きとお伝えしたら急遽絵を描くことになって、話し合いをした日が雨だったので雨の中にいる女の子の絵を描きました! そしたら、オケに雨や水の音が入っていたり歌詞にも雨の描写のフレーズが入っていたりと私の絵をもとに曲を作っていただきました。 自分が描いた絵が音楽になったので感動しましたし、蓮尾理之さんとSaChiさんがイメージ通りの曲を作って下さって本当に嬉しかったです!
──楽曲をゼロから作り上げたことで何か変化はありましたか。
青木 : 今までは、出来上がった曲を自分達なりに解釈して伝える立場だったのですが、プロデュース曲では、自分がつくりあげた世界観をメンバーに共有してファンの方に伝えるという立場に変わり、責任感や曲に対して考える時間がより増えた気がします。 また、聴いた方が好きと言ってくださると嬉しさがとても増します!
──4人体制になってからのターニング・ポイントがあったら教えてください。
南雲 : 私たちにとってのターニング・ポイントは、昨年7月の定期公演です。この定期公演では、新曲としてSecret Summerを披露し、そこから毎月、新曲を連続披露してきました。自分達のセットリストに新しい曲が増えていくのはとても嬉しかったですし、更に頑張ろうと思いました。
──定期公演ではライヴ前後にトーク音声を流したり、配信視聴者にコメントで楽曲紹介したりと他の配信ライヴにはない細やかな気遣いが光っています。どんな経緯で始まったのか、やってみて実際の反応はいかがですか。
佐々木 : きっかけは、コロナ禍で現地に来られない方や、遠くに住んでいる方など配信で見ている方にも楽しんでいただけるようにと考えて始めました。実際に続けてきて反応もすごくよくて、以前より配信のコメント欄が盛りあがるようになったり、何回も見返してくださるかたも増えたので、配信ならではの楽しみになっていると思います。
──グループとして、ソロとして今後やってみたいことはありますか?
佐々木 : ソロでは、昨年は個人で歌の活動をすることが出来たので、今年も歌で個人としての幅も広げていきたいなと思っています!
渡邉 : 色々なことにチャレンジしたいと思っています。お芝居をするのが好きなので、ドラマや映画に携わりたいと思っています!
青木 : 個人的にはドラムを習って練習しているので披露する機会があればいいなと思っています。また、TikTokをよく載せるようになったのでそういったSNSで好きなことを発信していきたいなと思います!

南雲 : YouTubeの動画編集にチャレンジしてみたいなと思っています。 (青木)眞歩が、開歌-かいか-YouTubeチャンネルの企画の動画の編集にチャレンジしていて楽しそうだなと思ったので、私も動画編集チャレンジしたいです。グループとしては、東名阪ツアーをしたいです。まだ、西日本に行けてないので絶対に行きたいです。遠征して、開歌-かいか-でお泊まりもしたいです!
──最後に、『折々』を聴いてくれた方、インタビューを読んでくれた方へのメッセージをお願いいたします。
渡邉 : インタビューを読んでいただきありがとうございます。『折々』は、私たち開歌-かいか-にとって、初めてのフル・アルバムです。リリースするにあたって色々な方が携わって下さり、準備をしてきました。沢山の時間をかけ、私たちの思いが詰まっている本当に大切なアルバムになっています。このインタビューを通して、私たちの思いがもっと伝わったと思います。素敵なフル・アルバムになっていますのでぜひ! いっぱい聴いていただけたら嬉しいです!
DISCOGRAPHY
PROFILE
開歌-かいか-
2019年4月、ジ・ズーより、「sora tob sakana」「パンダみっく」に続くグループとして結成。
青木眞歩・佐々木亜実・南雲咲楽・渡邉陽からなる4人組ボーカルグループ。
メンバーの鮮やかに咲くような歌声を届けることがコンセプト。
2019年5月5日、タワーレコードが運営するレーベル「T-Palette Records」より「歌の咲く島-蕾盤-」をリリース。
デビュー曲『歌の咲く島』の作詞・作曲は、タカハシヒョウリ(オワリカラ)が手掛け、編曲はサクライケンタが担当。
メンバーの透き通った歌声が際立つメロディーと、色とりどりな花の美しさを演出するトラックが印象的。