KONCOSインタヴュー――〈出会い〉と〈繋がり〉によって生まれた、祝祭感たっぷりのパーティー音楽
元Riddim Saunterの佐藤寛と古川太一によるデュオ、KONCOSがなんと3ピースのバンドに変貌を遂げた。ドラマーの紺野清志が今年4月に正式加入し、新体制となって初のフル・アルバム『Colors & Scale』(通算3作目)は、これまでのポップさにロックなグルーヴが加わり、完全にフロア向けの躍動感ある一枚に仕上がっている。
そんな新作について、そして彼らがバンドになるまでの道のりについても、古川にじっくりと語ってもらった。彼の言葉を聞けば、アルバムが聴きたくなると思う。願わくば、ライヴハウスへと足を運んでみてほしい。絶対に最高だから。
インタヴュー&文 : 田山雄士
バンド編成になって初となるアルバム。ハイレゾ配信も
KONCOS / Colors & Scale
【配信形態 / 価格】
【パッケージ】ALAC / ALAC / FLAC / WAV / AAC / MP3
価格(24bit/48kHzハイレゾ音源) まとめ購入 2,700円(税込)/ 単曲 324円(税込)
価格 まとめ購入 1,851円(税込)/ 単曲 257円(税込)
【トラック・リスト】
1. Palette
2. Magic Hour (Album Version)
3. Citrus
4. Baby
5. Parallel World
6. Blue Period
7. Camera Obscura
8. Lesson
9. Merci
10. Colors & Scale
11. Songbird
12. Flower
13. 月待つ島まで (2016 Version)
14. Outro
15. The Whistle Song
ライヴの表現が偏ってしまうことにもどかしさを感じていた
――〈気持ちはファースト・アルバム〉だという『Colors & Scale』、最高ですね。賑やかなパーティーはこれをかけておけばきっとハッピーだし、今年の夏に強くおすすめしたい一枚だと思いました。
古川 : いやぁ、嬉しいです。ありがとうございます!
――1曲目の「Palette」からスクラッチとビートで意表を突かれるんですけど、そうして太一さんのヒップホップというルーツを踏まえて、どんどんバンドの音になっていく流れがよくて。2曲目の「Magic Hour」で管楽器も入って祝祭感が加速するところで、またガツンとくる。
古川 : そこまで汲んでもらえると、僕も手ごたえを感じてきますね。
――KONCOSがバンドになって初のアルバムなので、まずはなぜバンドになったのかを聞いていきたいです。
古川 : 始まりからになっちゃいますが、KONCOSは最初2人だったわけですよ。僕がもともとドラム(※古川はRiddim Saunterでドラムを担当。2011年にバンドが解散)だったのを辞めて、作曲をもっと追求したくてピアノを新たに始めて、(佐藤)寛(元Riddim Saunterのギター、現KONCOSのヴォーカル&ギター)とずっと楽曲研究をしてました。ピアノはまだ弾けるって言えるレベルじゃないし、人前で歌ったこともないような2人がどうすればよくなるんだろうと。そう思ってやり出したのが、47都道府県ツアー(※2012年11月から2013月2月まで行なったファースト・アルバム『ピアノフォルテ』のリリースツアー「旅するコンコス~みんなのまちとぼくらのおんがく~」)で。
――最初は〈修業〉という感じだったそうですね。
古川 : そうなんですよ。ライヴも曲作りも一から勉強、みたいな。ライヴは体育で、鍵盤に向き合う楽曲制作は数学の授業に近くて、体育と数学を同時にガッツリやりながら日本全国を回りました。それで47都道府県やって、そのあとの101ヵ所ツアー(※2014年2月から2015年1月までのセカンド・アルバム『街十色』を引っさげたツアー「旅するコンコス~まちといろ 100のいろ~」)を終えたくらいで、自分たちの原点というか、ライヴハウスが好きなこと、クラブも含めて音楽の場所に集まってくれるみんなの重要性に気付き出したんですね。結局、僕が辞めたドラムっていうリズムの楽器が、パーティーには欠かせないなと思っちゃって(笑)。
――新ドラマーの(紺野)清志さんがサポートとして入ったのは、いつからでしたっけ?
古川 : 101ヵ所ツアーだけど、途中の50ヵ所目くらいです。そのへんで、折り返しの中間ファイナルみたいなのを下北沢SHELTERでやったんですね。えーと、2014年の7月15日。でも、この日はお客さんがもうぜんぜん入らなくて! 慌てましたよ。「何がどうなってんだ!?」って。僕らの活動の感じがライヴハウスから遠ざかってたんでしょうね。「やりたいことといろんなものがズレてきちゃってるぞ?」「ダメだ! ダメだ!」と思った。それで考えた末、その日も遊びに来てた清志に「ドラムやってみない?」って声をかけました。僕と寛は高校の同級生で、清志も高校からの付き合い。みんな(北海道の)帯広です。
――昔からの付き合いだけど、太一さんと寛さんはリディムになって、清志さんといっしょにバンドをやることはなく?
古川 : そうそう、なんせ僕も清志もドラマーだったんで(笑)。高校のときに同じライヴハウスでよく対バンしてて、最初はドラムを教えてたり。
――勝手知ったる仲なんですね。
古川 : はい。何回かのスタジオでのセッションで、清志が叩くと、面白くなりそうな感覚があったんですよね。それで2014年の8月頃からリハを重ねていって、10月頃から3人でライヴをし始めたのかな。ツアーでいろんなバンドとも出会って、各地でライヴハウスの店長とかにイベントも紹介してもらう中で、「あぁ、やっぱり本格的にライヴハウスで、バンド仲間といっしょに何かをやりたいな」って思うようになりました。
――シェルターのライヴまでは、カフェやチャペルなど全国のいろんな場所でライヴをやれてたわけだし、自分たち的には活動がうまくいってる気持ちだったんですか?
古川 : たぶんリディムをやってた流れで、どこに行ってもなんとかお客さんが入ってたんですよ。達成感もそれなりにあった。けど、引っかかってる部分がなかったわけじゃなくて。
――集客の話ではないところで?
古川 : ライヴでの表現に関してですね。音源とのギャップもあったし、僕はライヴハウス以外の場所でももっと「ワーッ」ってやりたいのに、うまく伝わらないもどかしさを少なからず感じてたかな。そうこうしてるうちに、さっき話したとおり、独特なスペースでの活動をメインに置いてるように見られてて、ライヴハウスでやると人が来てくれなくなってた。悪循環ですよね。どっちも大切にしたいくせに、やりたい表現が偏ってしまってました。今思えば、セカンドまでは「KONCOSをどうしたらいいんだろう?」ってずっと寛ともがいてて、「話しても解決しないし、旅に出てみようか」みたいなのがずーっとあったんです。でも、曲と歌詞のよさに集中して、他を極力削ぎ落としてやってきたからこそ、何が足りないのか、欲しいのかがわかってきたんだろうなって。ビートがあると、やっぱりお客さんは楽しいんだってことに気付けたし。
この数年で出会った人のすべてが詰まってるアルバムになった
――KONCOSの音楽を聴いてると、人との関わりをすごく感じるんですよ。それを求めてると言ったほうがしっくりきますかね。だから、自然と盛り上がりたくなるわけで。
古川 : ですよね! 僕自身もパーティーが好きっていうところに、こうして戻ってきたので。酒飲んで、みんなでワーッてやってる現場の楽しさを再認識できたのは、よかったと思います。修業みたいなツアーをしなければ、たぶん見えてこなかった。
――しかし、面白いですよね。ドラムを辞めて、ドラムを入れる形になったのは。
古川 : 本当にねぇ~(笑)。ドラマーだっただけにちゃんと納得いかないと、こうはできないし。最初は清志に僕のタイム感を「もっとこっち来てよ!」みたいに伝えていって、合わせていくのがバンドなんだなって発見したりもしました。逆に面白くなっちゃって、まるで新しいブレイクビーツ、ヤバいドラムマシーンを1個手に入れた気分で。ドラムから離れたら、こんなにドラムっていう楽器を使えるんだなと。だんだん細かい指示はしなくなって、「このビートで心地よさを出すには、どう叩くのがベストかな?」くらいの話し具合で任せていけたんで、もう今までにないタイム感の音楽というか。自分の作品として、めちゃくちゃフレッシュなんですよ。
――しかも、清志さんにはKONCOSと旅する志もあった。
古川 : 精神面においてもよかったんですよね。驚くのが、あいつ30歳くらいでいきなり上京してきたんですよ、バンドをやりたくて。「なに考えてんの!?」って感じでしょ(笑)。でも、うまく活動できる場所もなくて、たまにライヴやる程度だったみたいで。
――かなり奇跡的な巡り合わせなんですね!
古川 : 奇跡ですよ! それが、僕がリディムを辞めたあたりのタイミング。彼がそこで上京するというのはよっぽど思うところもあるんだろうなって、なんとなく気にしてて。「いっしょにできたらいいね」くらいの話はしてましたけど、まさか本当に組むとは(笑)。高校のときには、想像すらしてなかったんで。面白いやつです。ハードコアが好きで、ヒップホップも聴くし。あとは帯広のライヴハウス出身だから、当時教えられたことが活きてる。〈先輩には絶対に敬語使う〉とか、〈打ち上げの乾杯はグラスを下げる〉とか、〈楽屋は来たときよりもきれいにして帰る〉とか。帯広で出てたライヴハウスは、終演後に自分たちで掃除をしてたんですよ、外も含めて。で、最後はハコの人全員に挨拶して帰るっていう。そのマインドがずっと僕らの基準にある。
――じゃあ、清志さんの加入はスムーズだったと。
古川 : 説得が大変とかもなく、すぐに動けました。清志が入ったらいろいろパーティーが開けて、曲もできていって。『Colors & Scale』はそこからできた曲ばかりなんです。寛と僕の声の出し方も変わった。ドラムが入ると歌がぜんぜん聞こえなくなるわけで、以前の〈Ha~♪〉みたいな小さい声じゃダメじゃないですか。ドラムを静かにするなんてもっと嫌で、清志には「MAXで叩いて」って言ってるんで、全部のパワーを上げないといけなかった。そんな時期に、セカロイ(Second Royal Records)にライヴへ呼んでもらって、京都のメトロでエンジニアの荻野(真也)さんに出会えたのも大きくて。ちょうど「Parallel World」を初めてライヴで演奏したときで、そのPAが最高だったので、今回お願いしたんです。
――清志さん以外の方との出会いも感じられる一枚でもあるんですね。
古川 : ホーン隊も関西のライヴに参加してもらってたメンツなんですよ。サックスはSpecial Favorite Musicをやってる僕の弟(フルカワユウタ)で、トロンボーンが弟の大学の友達で三田村管打団? をやってる清造(理英子)。その2人がずっといっしょに出てくれてて手ごたえがあったんで、「ドラムは清志で、2人も入れたこの編成で、1年くらいかけてアルバムを作っていくからよろしくね」って早いうちに伝えてましたね。
――そうやって仲間を増やせるフットワークのよさは、初期からの旅で培ったものじゃないですか?
古川 : かもしれないです。東京との距離にしても、なんとも思ってなかった。弟が京都に住んでて、宿代タダだし(笑)。その頃に今のレーベル、AWDR/LR2とも繋がれて、じっくり録りたいっていう自分たちの気持ちも汲んでもらえました。だから、僕らだけじゃないいろんなものが詰まってて、やっぱり人のパワーがある。ユウちゃんも清造も、サポート・ミュージシャンって感じではないんですよ。楽器ありきじゃなくて、本当の繋がり、意味のある人しか参加してない。巧さとかでもない。
――出会って、見て、感じて、その上で誘うのは、KONCOSらしいダイレクトなコミュニケーションだと思います。
古川 : フィーリングなんですよね。それが合ってるから、スカーンと突き抜けた感じで聴けるのかな。あと、「Magic Hour」「月待つ島まで」「Flower」のコーラスは京都で公開録音をして、これを最後に入れて「あぁ、完成したな」と思いました。寛も清志も口数少ないけど、ミックスのときにみんなでその声を聴いてたら、ボソッと「いいですね、泣けてきました」って。
――最近はフェスとかも多いけど、もっと密な集まりを思わせる音ですね。SNSで得られない繋がりみたいなものも感じました。
古川 : それは本当に嬉しいですね。根本的な人間味が出てたらいいな。
――KONCOSがやりたい音楽って、単純にノスタルジックなもの、情景が浮かぶものじゃない気がします。やっぱり、そこに人がいることが重要で。
古川 : 確かにそうかもしれないですね。言われてみて、ハッとしました。この数年で出会った人のすべてが詰まってるアルバムだと思います。
今はドラムが全力で叩けるライヴハウスにたくさん出たい
――言葉選びがまた独特ですよね。
古川 : 前作までは日本語で歌うのがそもそも不慣れだったから、ファーストは帯広、セカンドはツアーで訪れた街っていうテーマを置いてみたんですけど、今回は固定テーマをやめて、もっと言葉と、主に日本語の表現を追求したくて、〈色彩と音階〉をタイトルにしました。「色とコード感に合わせて、歌詞を付けてみない?」って、寛に伝えて。歌詞は彼が全部書いてます。
――「Parallel World」のサビなんて、わりと強引な歌詞だと思うんです。でも、いいメロディと展開があればもうOKっていうか。〈くだけた〉→〈手をあげろ!〉のメロディの上げ下げだけで胸がいっぱいになります。「Citrus」もそうだけど、KONCOSの中核がわかりやすく感じられて。
古川 : これは寛の才能だと思いますね。僕もこういうの聴いたことないんで。このあたりに、ファーストからの試行錯誤の結果が出てるのかな。
――〈ぼくらは大人になれたらいいな〉って歌う「Magic Hour」も印象的でした。
古川 : 不思議なフレーズですよね。マジックアワーっていうのは、夕陽が沈む沈まないあたりの美しい時間のことで。新しい未来が始まるけど、同時に過去が終わる感覚というか。混沌とした思い。僕らくらいの年齢の人間が日本語で歌うと、やけに生々しい。
――「Camera Obscura」はパッと閃いた言葉を並べてるようで、主人公がいるわけもなさそうだったり。
古川 : そうそうそう。絵が描きやすい歌詞なんです。ジャケットとかは自分が描いてて、絵とフォントの感じを含めてひとつの世界にしていくのは、今回やってみたくて。「Camera Obscura」はピアノから作っていった曲。僕らね、パソコンで作らないんですよ。ずっとスタジオでセッションしてるので、肉体的な部分がけっこうある。
――パソコンは性に合わないですか?
古川 : 僕、じつはリディムのときからパソコンを使って組み立てたのは1曲もないです。寛も誰かといっしょじゃないと、たぶん曲作りしない(笑)。
――アレンジ面では、パーカッションを入れることが多いですよね。
古川 : KONCOSの曲に合うんでしょうね。BPMが136とかのディスコ・ビートには打ってつけだし、「月待つ島まで」のシャッフルもそう。パーカッションは全部チャーベ(松田“CHABE”岳二)さんなんですけど、ある程度のイメージを投げたら、すぐにニュアンスを汲んでくれました。
――「月待つ島まで」の最後の歌詞もいいですよね。〈メロディだけをのこす〉のあとに、〈メロディ メロディ〉なんて。
古川 : 深いですよね。だから、僕も胸張って歌える。パンチラインが続くような、ヒップホップ的なタッチもあるし。
――『Colors & Scale』が充実した仕上がりなのが、お話を聞いてよくわかりました。
古川 : 今の時代に47都道府県、さらに101ヵ所ツアーもやって、こういうの出せるなんてあまり例がないじゃないですか。僕の人生でも初めてだし、この先できるかどうかもわからないアルバム。できるうちにパッケージングしておかないとって思いで作りました。
――KONCOSは配信もするし、アナログやカセットも出す。そのスタンスもいいですよね。
古川 : なんでもOKですよ。僕はレコードが大好きだけど、その音のよさに固執したりはしてないんで。ハイレゾだってもちろんいいし、MP3だってYouTubeだっていい。リスナーが自由にアクセスして聴いてほしい。だからこそ、こっちは中身をしっかりさせる。どこに出しても恥ずかしくないように。
――こんな活動ができてる30代のバンドって、なかなかいないですよ。
古川 : あははは! そう考えると自分はしあわせなのかなって思います。今はドラムが全力で叩けるライヴハウスにたくさん出たいですね。じゃないと、表現が中途半端になっちゃうから。ぜひ、新しいKONCOSを観に来てください!
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KONCOS 『KITSUNE NO KUNI feat. PANORAMA FAMILY』2015年
ファースト・アルバムに収録されている「きつねのくに」に、ドラム、サックス、シンセベースを加えたヴァージョン。Organ Barのイヴェント〈MIXX BEAUTY〉のレギュラー・メンバーPANORAMA FAMILYを迎えた、パーティー・チューン。
Special Favorite Music『World's Magic』2016年
古川太一の弟、フルカワユウタ(sax)が在籍するバンドのデビュー・アルバム。多様なルーツとバックグラウンドを持つメンバーの個性が詰まりつつもポップな楽曲を8曲収録。
CUBISMO GRAFICO FIVE『HALF DOZEN』2011年
『Colors & Scale』に参加している松田“CHABE”岳二のユニットが2011年にリリースしたミニ・アルバム。遊び心がたっぷり詰まった、ごった煮感のある作品となっている。
riddim saunter『Days Lead』2009年
riddim saunterにとって、最後のスタジオ・アルバム。ストリングスを大胆にフィーチャーした曲から、エレクトロ風の打ち込みまで、やりたいことを全て詰め込んだ、高揚感あふれる作品。
LIVE INFORMATION
2016年9月16日(金) @東京 下北沢 SHELTER
2016年9月17日(土) @岡山 PEPPERLAND
2016年9月18日(日) @香川 高松 TOONICE
2016年9月19日(月) @広島 4.14
2016年9月22日(木) @栃木 宇都宮 HEAVEN'S ROCK
2016年9月24日(土) @北海道 帯広 Studio Rest
2016年9月25日(日) @北海道 札幌 KLUB COUNTER ACTION
2016年9月30日(金) @宮城 仙台 enn 3rd
2016年10月01日(土) @山形 酒田 hope
2016年10月02日(日) @岩手 盛岡 CLUB CHANGE
2016年10月07日(金) @新潟 GOLDEN PIGS BLACK STAGE
2016年10月14日(金) @宮崎 SR BOX
2016年10月15日(土) @鹿児島 SR HALL
2016年10月16日(日) @福岡 graf
2016年10月22日(土) @大阪 心斎橋 Pangea
2016年10月23日(日) @愛知 名古屋 CLUB ROCK'N'ROLL
2016年10月30日(日) @東京 新代田 FEVER
PROFILE
Keyboard、Guitar、Drumsの3ピースバンド。
ファッションブランドALLEGEの2012 AW COLLECTIONの音楽製作をきっかけに活動スタート。
下北沢SHELTERを拠点に、自主企画〈AFTER SCHOOL〉を開催。
2016年7月20日にAWDR/LR2より、Colors & Scaleを発売。
全国各地のバンドやライブハウス、クラブやDJと一緒に、音楽と人のつながりを模索中。