2026/04/30 18:00

編集部が注目する今週のリリース作品

Corneliusの井上陽水カバー


Cornelius、1989年に井上陽水がリリースした"夢寝見"のカバーをリリース。オリジナルは昨年7インチシングルが復刻、EP-4のキーボーディスト、川島裕二(BANANA)がアレンジを担当した和モノ・バレアリック名曲として再評価されている1曲。少し脱線してしまうと、80年代陽水作品、特に川島裕二が共同プロデューサーとして参加している『バレリーナ』は名盤かつ、怪盤なのでオススメ。本家の曲の肝は現れては消える、〈夢寝見〉のフレーズのリフレインだと思うんですが、今回のカバーもその肝の部分を拡張させたような音作りになっていていい感じ。というかかなりまっすぐなアレンジで原曲の良さも再確認。(高木)

アイマス新作


スマホゲームアプリ『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism』のシャッフルユニット第5弾は櫻木真乃と郁郁田はるきによるデュオ、ザ・ふたりトラベラー! 昭和のアイドルをモチーフにしたレトロ・ポップな衣装や楽曲がかわいらしいこちらのユニット。A面" Ring Ring Ringの魔法"では、黒電話の音やホーンセクションのキメなど、細かいネタが効いたサウンドに注目です。B面"街角メランコリー"では、A面と打って変わってしっとりと大人っぽい色気と憂いを帯びた昭和歌謡を楽しめます。(藤田)

東京の4人組バンド、ファーストAL


東京の4人組バンド、cat meows。デビューEPに続く1stアルバムは、陰鬱とまではいかないが、低く垂れ込める黒い雲や大気の重さ、湿度、暗さを通してアルバム全体の気圧をつくり出す。そんな重たさに取り囲まれながらも、胸に湧く感情や頭を巡る思考は、嫌になるほどディテールが細かく、手に余る。にもかかわらず、なぜか浮かび上がるポップさ。日本のインディー/オルタナが持つ、この不思議さと面白さに満ちた一枚だ。(高田)

古瀬ゆらゆら&酒寄真矢による春めく庭園


古瀬ゆらゆらと酒寄真矢によるユニット、春めく庭園の1stEPは、丁寧に作り込まれたローファイで描かれる春の夕景"あかいろ"や、空が暮れていくように、星のようなテクスチャーが後半につれ増す"古い庭"をはじめとした、初夏にかけてぴったりの一作。箱庭感のある音場と、北欧エレクトロニカの湿度感がピタリと合っています。しんみりした曲だけでなく、レトロでキュートな"あの放課後が消えない!"のような曲が入っているのが嬉しい。(菅家)

とりあえず風呂浸かって〜ざぶ〜〜〜ん


1999年リリースの坂本龍一「energy flow」が、2018年のU-zhaanとの再構築から8年たって、また新たな形に!しかもふざけてる!環ROY、鎮座DOPENESSの二人が時を経てシリアスに実験性が加えられたトラックの上で「よくよく考えると入浴って贅沢っ」と歌う、この緩急に大人の余裕を感じますね。確かに、なんかあっても風呂入ってざぶーんで、どうにかなることもあるよな。ゆるい「花」みたいな「天然エナジー風呂」、おふざけコント感溢れる「テクノポリス」もいい。もうちょっと気抜きなというメッセージをちゃんと受け取ってしまう、真面目だから(笑)。(津田)

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