編集部が注目する今週のリリース作品
大阪のサイケポップ・バンド、ZenPalのEP
2025年に大阪で結成された5人組サイケポップ・バンド、ZenPalの初EP。収録された4曲から立ち上がるのは、昼の日差しか、それとも夜の灯りか。掴みどころがないようでいて、どこか時間のまどろみまでが埋め込まれているようでもあり。その塩梅に心を惹かれる。今週末土曜日には大阪SOCORE FACTORYにて初ライブとのこと。ライブみてみたい! (高田)
ツー・ベース・バンド、NOUGATの3rdアルバム
都内を中心に活動するツー・ベース・バンド、NOUGAT。バンド名を冠した本作は、あらためての自己紹介的な位置づけとなる3枚目アルバム。メンバーは1inamillion、I have a hurtなどでも活動しており、ポストハードコア~ポストロック特有の終末感を帯びた、重量感あるサウンドが特徴。個人的なポイントは、"clutch"のイントロの変則的に刻むドラムとマイナー・コードを静かに鳴らすギターの組み合わせが大好物で延々とループしたくなった。あと"destruction"のギターもずっといいです。Suguru(Gt./Vo.)がNOUGATをやるうえで影響を受けたと語るuri gagarn、54-71、5kaiあたりが好きな方にはドンピシャなのではないでしょうか。少なくとも自分はそうでした。(石川)
ボカロP・ピノキオピーの7thアルバム
ボカロP・ピノキオピーの7thアルバムとなる本作。前作『META』 のポップでエネルギッシュな雰囲気とは一転、奔放かつエッジの効いたサウンドで、現実の残酷さや不条理、そしてその中でもなお「普通の日常」という希望を諦めない希望を描き出す。ぼーっと生きていても何かを得ることができてしまうこの時代で、自分や自分を取り巻く人々の幸せを考え続けることをやめたくないと思わせる、一見コミカルに聴こえる中で訴えかけられるピノキオピーからの祈りを大事に受け止めたい。(藤田)
碧海祐人の4thEP
話題の先行曲"暗夜光路"はドラムンベースの攻撃的なビートでありながらも、エレキピアノの音色や歌い回しが重心高めで浮遊感のある仕上がりになっている。楽曲のヴォリューム感はコンパクトで、少し終わるのが惜しいタイミングで流れるように次の楽曲へ進む。全編に散りばめられたアンビエント感とエレクトロな要素を濃縮したようなインタールードもとてもいい感じ。荒巻勇仁を招いた"grue"も含め、あくまで軽快、かつディープなトラックが並べられた名作。(菅家)
シンガー、アリ・レノックスの3作目
ワシントンDC出身のシンガー、アリ・レノックスの3作目。J. Coleの主宰する〈Dreamville〉に在籍していた際にリリースした前作、前々作もハイ・クオリティなソウル、R&B作品でしたが、今作もアルバム全体を通して、バッチリ上質な楽曲が詰まった素晴らしい1枚。ブジュ・バントンを招いた、レゲエ・チューン"Company"のような変化球?新たな一面?も良きです。来日してほしいですね〜。(高木)
"鈴木実貴子ズ、メジャー2ndAL
メジャーデビュー初作品となった前アルバム『あばら』から、一年。その目まぐるしさが伝わる、非常に緊迫した2枚目がリリースされた。上下左右に軌道もなく動き回る感情が押し込められた、とにかく“止まらない”ため自分を鼓舞してきたであろう10曲は、これでもかと他人の心を打つパワーを持っている。「ガガガ」にある“自律神経”、“オーバードーズ”、“愛着障害”…の現代病のオンパレードから始まり、小さな欲望とそれすら叶わない現状を歌う「ちいさなうた」でミニマルに締められる。失望のきっかけに満ちたいま、自分を鼓舞しながら歩む楽曲が鈴木実貴子ズの飛距離をうんだのだと思わされる構成だ。Climb The Mindのメンバーら旧知のバンドから9mm Parabellum Bullet菅原卓郎など多彩なゲストによって、曲の情景は移ろいながら、前回よりも確かに歌が真ん中にある。(津田)






































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