優良レーベルKilk recordsから、イギリス・ブリストル在住の大型新人ükaがデビューする。1週間先行でデビュー作『Lullaby for the Evil』を配信開始。さらにアルバムの中から「Isobel」をフリー・ダウンロード! また、ボーカルとして彼女も参加している、Shintaro Mieda(piano & electronics) とのユニットMelodiqueのデビュー・アルバム『Melodique』も配信限定楽曲で同時リリースです! 大型新人のマルチな才能をここで存分にお楽しみ下さい。
ükaの「Isobel」のフリー・ダウンロードはこちらから
üka待望のデビュー・アルバムが到着
üka / Lullaby for the Evil
キルクが自信をもってお届けする超大型新人! イギリスは、ブリストルより逆輸入の女性シンガー・ソングライターによる、オーケストラルなヴォーカル作品。
【コメント】
ükaの音楽は、真夜中にひとり見上げる月のようだ。孤独と懐かしさが背中合わせになって染み入ってくる。ー ROCKIN’ON JAPAN 小川智宏
ükaも参加しているユニットのデビュー・アルバムを配信限定で!
Melodique / Melodique
【Track List】
1. whirl wind / 2. nostalgia / 3. shower drop / 4. perfect thoughts / 5. tibet morning
melodiqueとは、ükaとükaのアルバムをプロデュースした三枝氏によるプロジェクト。東京、英ブリストル間でのデータ・ファイルのやり取りにより、2009年暮れより楽曲制作を開始。作曲に使用されるのはピアノ、ストリングス、多重録音されたボーカル、そしてそれらを素材として生成されたノイズ。東京とブリストル、二つの場所をめぐる音楽。
【コメント】
純粋さをもった彼女の歌声がすごく好きだ。僕のオススメは"Silence"だね。—Marc Mac (4hero)
子守唄の先の世界
ブリストル在住の女性SSW、ükaのデビュー作「Lullaby for the Evil」。ブリストルと聞いて、まず思い浮かぶのは、やはりMASSIVE ATTACKやPORTISHEADといった、いわゆるトリップ・ホップ、ブリストル・サウンドだろう。実際に、このükaも十代の頃には、トリップ・ホップに影響を受けたバンドでヴォーカルをとっていたという。だが、例えばMASSIVE ATTACKやPORTISHEADに鬼気迫るほどのソウルを感じるとしたら、ükaの音楽にはフォークロアを根底に感じるし、ükaの音楽には女性らしい透明感や柔らかさが強い。feistやKate Nashといった女性SSWの名前も頭を過るが、ükaの歌がキュートで牧歌的なポップ・ソングになっているかと言えば、またそれも違う。
緊張感のあるオーケストレーションとピアノ、アコースティックな音色が貴重となる寓話のような世界観。白昼夢のようなサウンドに時折織り交ぜられるノイズ。英語、日本語を使い分ける歌詞も、夢へと誘い、頭の中を彷徨っていく。伸びやかで、物憂げな歌声が描き出すのは、彼女自身の内面にある、清濁入り混じる様な美しい灰色の世界だ。ükaは、子供の頃からピアノやチェロを習い、クラシックに触れていたと言う。きっと少女は、音楽とともにここではない別の世界を思い描きながら育ってきたのだろう。「Lullaby for the Evil」を聴いて思い浮かぶのは、ここではないどこかへ思いを馳せ、ブリストルと言う異国の地に辿り着いても尚、風景の外に向かおうとするükaという少女の姿だ。 少女がこの美しい子守唄の先にどんな世界を描き出すのか、その先に触れてみたい。(text by 佐々木健治)
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PROFILE
üka
「This Is My Normal State」、「Melodique」のヴォーカリストとしても活動中の、イギリス、ブリストル在住のシンガー・ソングライターYuka Kuriharaによるソロ・プロジェクト。自身によるチェロ、ギター、キーボード演奏、プログラミングを用い2008年より制作を始める。北欧音楽やブリストルの音楽シーン、幼少の頃に慣れ親しんだクラシックから強い影響を受けたという楽曲は、芸術性を持ちながらも非常に耳馴染みの良い音とメロディで作られている。今後シーンになくてはならない存在になるであろうükaのデビュー作は、2011年Kilk recordsよりリリース!