
9dwの新作が、映像付きで配信開始!
アンダーグラウンド・シーンで数多くのアーティストと共演してきた9dwのリミックス集がリリースされた。9dwのライブには定評があり、カットしたアナログはクラブで映える。そして作品は、聞けば聞く程味が出て来る。今作『rmx』も通して聞くと様々な世界へと導いてくれる。1つ1つの作品に、様々なフィールドから集まったアーティスト達が、絶妙なリミックスで9dwの世界観に色を付けていっている。是非、作品を通して聞いてもらいたい! 更にバック・ナンバーとして、人気の高かった2作品も配信開始する。聞き終わった後には「グルーヴがあるとは正にこの事をいうのだ」と、気づかされるはずだ。
9dw / rmx
アルバムからの先行12インチ第1弾「California EP」に収録された、Windsurf、 Hatchback、The Beat brokerら西海岸の人気プロデューサー陣によるRemixは高い評価を受け、 Disc1にはこれらのRemixに加え、未発表3曲を含む全9曲が収録されます。
Disc 2には以前アナログのみでリリースされた「Migrant EP」に収録されたInner Science、今秋アルバム・リリース予定のAckky(9dwも1曲共作で参加)。その他、マイアミのBeta Bodega Coalitionのヒップ・ホップ・レーベル「Botanica Del Jibaro」からDJ Tosh、ワンターン・テーブルでのLiveが好評なDJ DUCTなどが参加。
アルバム購入された方には、『rmx』収録曲「Posse」のミュージック・ビデオとジャケット画像が付いてきます!
【Disc1】参加アーティスト : Hatchback、The Beat Broker、Ray Mang、Eddie C、Max Essa... etc
【Disc2】参加アーティスト : Ackky、World Famous、Inner Science、Tiovita1... etc
※本作は2枚組です。重複しているトラック番号は、上から順番に【Disc1】【Disc2】となります。
『rmx』だけでは物足りない方はこちらもチェック!
9dw / 9dw
9dw(ナインデイズワンダー)のオリジナル・メンバーであるサイトウケンスケのソロ活動へシフト後、初となるフル・アルバムをリリース。サポート・メンバーらを迎え、バンド活動で培った生演奏のフィーリングやヴィンテージ機材等のエレクトロニクスを用いたフュージョン、クロスオーヴァー・ファンクな13曲を収録。同時リリースのEPは、アルバムより同内容のトラックを4曲収録。
9dw / Golden Dance Classics
2008年4月にリリースした前作「S/T」よりオリジナル曲としては久しぶりとなる9dwは、アナログシンセサイザーを多用したコズミックなディスコ・ナンバーとクリーミーなシンセベースや軽快にドライブするビートが爽やかなフュージョンからクロスオーヴァー・ファンクな2曲を本作に提供。
ドライブしていくグルーヴ
ポスト・ロック・バンドとして活躍してきたNINE DAYS WONDERが、斎藤健介のソロ・ユニットとなり、名義も9dwと変化して初のアルバム『9dw』をリリースしたのが2008年。『9dw』はアメリカのWax Poeticsレーベルからリリースされ、逆輸入的な形で日本でも高い評価を集めた。
ポスト・ロック・バンドであったバンド・スタイルからの転換作品となったこのアルバムには、JAZZ、フュージョンなどの素養を感じさせるファンキーなグルーヴがある。柔らかく「叩きすぎない」ビート感覚、アコースティックな生音とのバランス感覚もまた、バンド活動の経験の賜物と言えるだろう。その都会的なコズミック・ファンクは、偶然か必然か... 時代とリンクして、ダンス・フロアを中心に様々なフィールドの人々を魅了した。
「California EP」「Black Dub EP」とアナログ・シングルもヒットを記録したが、今回の『rmx』はそうしたアナログでしか手に入らなかったリミックス、エディット音源、未発表音源などをコンパイルした2枚組アルバム。これは斉藤自身が主宰するレーベル、catuneとDJ chida主宰のレーベルeneによる合同企画でのリリースとなる。「California EP」に収録されたWindsurf、Hachback、The Beat Brokerといういずれもカリフォルニア在住の人気トラック・メイカー3人による享楽的なリミックスが連なるDISC1の冒頭はいきなりのハイライト。レイドバックした柔らかいビートと艶やかなシンセは、9dwとの相性もバッチリで思わず身悶えしてしまいそうなブギ。DAM FUNKなどとも共鳴しているが、よりカリフォルニアらしいバレアリックなコズミック・ファンク。さらには、Ray Mangによるディスコ、Eddie Cによるスモーキーなダウン・テンポと、どれも秀逸なリミックスが続いていく。
DISC2には、Non Geneticをフィーチャーした、9dw初となるラッパーとのコラボ曲「Balancer」、THINKREC.所属のターンテーブ・リスト、トラック・メイカーDJ DUCTによるメロウなブギ。そして、Ackkyによるシカゴ・ハウス、デトロイティッシュなトラックが、このアルバムの中でも一際漆黒の輝きを放っていて秀逸。さらには、もはや説明不要、圧倒的人気を集めるInner Science、World Famousなど濃密な黒いグルーヴのリミックスが並ぶDISC2は、よりディープなアンダーグラウンド色の強いトラックが並んでいて、きらびやかで享楽的なDISC1との対比が楽しめる。
この2枚によって9dwの音楽が持つ広がりの可能性を感じられるだろうし、国内外様々なフィールドから支持を得ている理由が分かるだろう。 ハイセンス、ハイクオリティな現代のヴィンテージ・サウンド。徹底して吟味されたことが伝わってくる上質な鳴りと柔らかくも軽快にドライヴしていくグルーヴ。かのFrancois Kにも認められた9dwの魅力を多くのアーティストがさらに引き出してみせた秀逸なコラボ・アルバムだ。2010年のこの国の夏を席巻したアーバンという曖昧な言葉で括られてしまったシーンと9dwの音楽は、70'sから80'sにさしかかるあたりのファンク、ソウルを始めとしたブラック・ミュージックというルーツは重なる部分も大きいと思う。ただ、それなのに全く共振的には聴こえてこないところが少し不思議であり面白いところでもある。どちらがどうと言う問題でもなく、ただ別種の音楽だと感じられる。言ってしまえばフィールドの違いだろうし、その違いがあることによってさらに面白く聴こえるのだけれど、どちらかというと9dwの方がラグジュアリーな雰囲気があるのは確か。「綺麗に汚れて輝いている」か、「そのまま汚れることなく輝こうとしている」かどうかの違いとでも言えるかもしれない。そんな聴き比べもまた、今年の音楽の聴き方として楽しいのではないだろうか。
(text by 佐々木健治)
深夜2時から朝方7時頃に冴え渡る! 大人のダンス・ミュージック!
COS/MES / GOZMEZ LAND -CHAOSEXOTICA-
1stアルバム・リリース直後、世界的人気DJ Ameのチャートに堂々1位! 更に、ノルウェーのディスコ大使Prins ThomasのMIX CDに楽曲収録! UK大手ブティック・サイト『OKI-NI』に瀧見憲司らと共にピック・アップされるなどヨーロッパで人気沸騰中!! ここ日本でも『UKAWANIMATION!』にトラック・メーカーとして参加、Cyndi LauperのRemix制作などなど、ワールド・ワイドで熱いリスペクトを受けるCOS/MESによる傑作2ndアルバム!
CRYSTAL / Made In Japan “Future” Classics (HQD ver.)
90年代から現在まで日本のレーベルからリリースされた日本人アーティストのエレクトロニック・ミュージックを中心に収録したDJミックスです。
The Backwoods / The Backwoods
FORCE OF NATURE のプロデューサーDJ KENT のソロ・プロジェクトThe Backwoods( ザ・バックウッズ) による1stアルバム。ディープ・テックからオーガニック、サイケデリック・ディスコ・ロックやバレアリック・ダンスまでの幅広さを見せながらもストーリー性に満ちた一枚の作品に仕上がった。
LIVE information
- 2010/9/25@LIFE FORCE OPEN AIR
- 2010/10/15@西麻布ELEVEN
- 2010/10/22@神戸ROUGH RARE
- 2010/10/30@江ノ島OPPA-LA
- 2010/11/2@法政大学市ヶ谷キャンパス
- 2010/11/13@渋谷ROOM
9dw profile
1997年結成。98年からライブ活動開始。多数の国内外アーティストとの共演、国内外レーベルからの音源リリース、2004年にはヨーロッパ7カ国20カ所のツアーを行う。幾度のメンバー・チェンジと活動休止を経て現在はバンド編成としての活動を休止し、オリジナル・メンバーのサイトウケンスケ以外のオフィシャル・メンバーを迎えないソロ的な活動へシフト。2007年10月に3曲入り限定盤7インチ・アナログをリリース後、2008年4月にはセカンド・アルバムより5年ぶりとなるサード・アルバム『Self Titled』をリリース。