2026/02/12 18:00

編集部が注目する今週のリリース作品

孤高のビートロック・シンガーDEATHROの最新シングル


今年でソロ活動10周年、孤高のビートロック・シンガー、DEATHROの最新シングル。これまで何度もリリックに登場しているフッド=神奈川県央への景色を綴ったタイトル曲と、これからもまだまだ走り続ける決意表明というべき"NEVER SURRENDER"の2曲を収録。前作『ガラパゴス』以降の無駄を削ぎ落としたプリミティヴなサウンドは今作でも。ジャケ、タイトルの元ネタはやっぱり氷室さんのモップスのカバーのアレですよね?(高木)

神々のゴライコーズ、現体制初のアルバム


彼らのニュー・アルバムはバンド名を冠した、全17曲収録の大作となった。パッションの中に侘しさを感じる楽曲群を巧みに描写した、哀愁漂うジャケットが最高。リード・ギターが演出する軽快さとヘヴィーさの緩急が感じられるM2"I'm Junkie,My Funky"や、NikoんBa/Voのマナミオーガキを招いた2曲、特にM10の"just city"のサイケデリックなシンセサイザーを中心としたアンサンブルのコントロールがおすすめです。それぞれの強度が高いのは前提として、サウンド・プロデュース、山場の作り方、セクションの切り離し方が天才的で、作曲がめちゃくちゃ上手いんだなと思わされます。(菅家)

岡山拠点の4人組バンドによるEP


岡山拠点の4人組バンド、蟹蟹。読みは「クラブクラブ」。「カニカニ」ではない。ただし弊社編集部内の日常会話では、親しみを込めて「かにかに」と呼ばれていること(若干3名ほどで)を告白しておく。1st CD『地獄より』は未配信で、本作となる2nd EPによってついに蟹蟹の輪郭がより多くの耳に触れるのだろう。この音楽は、掌にすっぽり収まるような心地よさとは無縁で、ゴツゴツとし、不穏で、いびつで、どこか枯れ草の匂いがする。ただそれは決して不快ではなく、不安定さの快感に満ちている。このEPをもってしてもバンドの全貌が見えたとは言いがたい。底知れない。きっとこれから、もっと驚かされるのだろう。(高田)

ユニット・NOMELON NOLEMONの3rdAL


ボカロPとしても活動するツミキと、シンガーソングライターのみきまりあによるユニット・NOMELON NOLEMONが3rd アルバムをリリース。劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』の挿入歌である"ミッドナイト・リフレクショ"やYouTubeでの再生回数が250万回を越える大ヒットソング"どうにかなっちゃいそう!"など、今のNOMELON NOLEMONの音楽をふんだんに詰め込んだ一作です。(藤田)

ハードコア、ポストパンク・バンド、天国注射の新曲


難波ベアーズのハードコア、スカムと、東京ロッカーズの乾いた歪みと吐き捨てる言葉。天国注射が二曲の新曲をドロップした。ファスト・コアのつんのめった冒頭から、ファンキーなポスト・パンクのリズムへ、そして「社会参加するのさ」と歌い上げる「社会参加」の構成に切実な望みが込められている。いかに削られずに生きていけるか、強いられた社会との対立に正々堂々立ち向かっているその様には、あきらめに支配された慣性を打ち切るような力がある。(津田)

TOP