2026/04/16 18:00

編集部が注目する今週のリリース作品

インディ・フォークバンド、波のよう


東京を拠点に活動するインディ・フォークバンド、波のようの1stフルアルバム。作曲/ボーカルを担う、ちあきの米ニューヨーク滞在中に、NYと東京を結ぶオンラインと対面の制作を経て完成したという。柔らかく揺蕩う音像でありながら、歌詞世界も含め、その奥に確かな「何か」の存在を想像させる。アレンジとアンサンブルは緻密で、隙がありそうで、ない。T10は、こんなにレモンサワーが飲みたくなる歌もそうないのでは、と思わされる一曲。(高田)

本作ツアー後、活動休止を予定しているSEMENTOS


Gt,Voである藤村JAPANを中心に活動するバンド、SEMENTOSによるセカンド・ミニアルバム。今作のリリース、そしてそのツアーをもって一時的にバンド活動休止を発表している彼ら。今作では新たにドラムにシンゴテツミ(ex.ギターウルフ)を迎えた全6曲を収録。無骨な歌声と歌詞、ヒリヒリと展開するポスト・ハードコア・サウンドが今作も鋭く刺さる1枚。ミニアルバムというサイズ感ながら、バラエティに富んだ6曲が並んでおり、気が付くとアルバム1周、また1周と再生したくなるはず。個人的には昨年来日したバンド、Karateよろしくな"時化"がお気に入りです。(高木)

日本的情緒を携えるバンド、エスキベル


日本的なメロディを、独自の現代的な音使いでパッケージングした一枚。前作『Sines』から追求してきた自分たちのサウンドをより強固なものにし、低い重心で分厚いアンサンブルを作り出している。インディーズ/シューゲイズ・シーンで語られる"音の壁"について、新しいアプローチを提案するエスキベルの意欲作。マキシマムな編曲でありながら各音の輪郭が出ていて、まとまりのある仕上がりになっています。(菅家)

元気そうでよかった、古舘佑太郎


5年ぶりに会った友人の目が変わらず輝いていて、嬉しいな。そんな気持ちで聴いた。変わった部分があるのもわかりつつ、「変わってないね〜」と酒を注ぎあう。変わらないために、変わった部分もあっただろう、そのことを讃えているんだ。そんな潔さと共に、溌剌と、自分馴染みのメロディを、この人は奏でているんだろうな。この世は美しいと散々歌ったアルバムのラストに、「この世は醜すぎる君に縋りそう」というあなたのことをもう一度見たくなった。でも、概ね元気そうでよかったよ!乾杯しよ。(津田)

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