2022/07/20 22:00

愛って色んな形があるんだと気づきました

──そんな新説が! 発表が楽しみです。答えはともかく、今回の企画をやった意義はかなりあったのではないでしょうか。

プー・ルイ : 今までのチームの中でも事あるごとに仕切り直そうというのは何度もあったんですよ。例えば「T.A.K.O」をリリースしてみて、なんか違ったね、となったり。

──もちろん同じことをやってきたわけではなく、トライしてきた。

プー・ルイ : はい。でも、その変化は自分たちで起こしてきたものだから、自分たちのなかだけの変化でしかなかったんです。今回の企画でブタ山さんが入ってくれたことによって、目に見えるものに変えていけたらいいよねっていうのはみんなで話してます。どっちが勝つにせよ、なんらかの変化、進化は必要だと話していて。いままでみたいな伝わりにくい小さな変化ではなくて、爆発的な進化をしたいねという気持ちはみんな一致してます。

──話を聞いていると、これまでもあった「仕切り直そう」のなかの、また新たな一歩に過ぎないと考えるのが自然なのかなと。

プー・ルイ : そうですよね。チームが変わるというより、チームに人が増えるというポジティヴな捉え方に変わりました。Ryan.Bだってもっと色んな曲が書けるけど、もしかしたらPIGGSに書く曲のイメージが凝り固まっていたのかもしれない。その考えがほぐれるだけでも変化だと思うんです。人を丸ごと変えるのではなくて、思考を変えるきっかけになったというか。振り付けもこれまでとまったく違って、新しい先生は余白があるのがおもしろいんですね。今後は先生に余白のないものを頼んでもおもしろいと思うし、逆に(カミヤ)サキちゃんに余白多めの振りを作ってもらうという考え方もできると思うんですよ。

──これまでの仲間の変化、進化も期待できると。ちなみに初回の取材で話した、仲間たちへの出世払いの使命についてはどうですか?

プー・ルイ : 出世払いは絶対にする! 結果がどうあれ、今後一切頼まなくなるとかはないです。たとえこの次に違う人が曲を書いたって、Ryanも(カミヤ)サキちゃんもMETTYもチームだと思っているので。そこは変わらないです。あっ……、いま、パッと閃きがありました。体を突き抜けました。

──閃き?

プー・ルイ : はい。たったいま、進化しました(笑)。愛って色んな形があるんだと気づきました。これが私に足りなかった思想ですよ! ラブラブちゅっちゅって依存し合うのが愛だと勘違いしてたのかも。一緒にいなきゃ不安みたいなところから、一歩先の段階に来ました。

──ライヴ中とか制作中ではなく、インタビュー中に。

プー・ルイ : いま(笑)。もしサキちゃんとRyan.Bじゃない人に頼んだとしても、もう私たちはチームだから大丈夫なんですよ。そこには愛があるので。別の誰かに任せることが誰かを裏切るわけではないし、そんなことよりも大きな信頼関係を築くべきだなと。離れていても、好きです。

──何の告白!

プー・ルイ : それが個人的にしっくり来ました。私は何に固執していたんだろう?

──おもしろすぎる(笑)。ブタ山さんも「こうしたら良くなるのかな」と熟考されていたわけじゃないですか。今回の企画を通じて、実際にやってみて気づけたことはどんなことだったのでしょうか?

ブタ山 : 印象はものすごく変わってますね。これだけPIGGSのことだけを考えて、なかに入ってやらせてもらったことで理解度も増しましたし、魅力もよりわかりました。プー・ルイさんの言う「熱すぎる」部分も素晴らしいなと思っているんです。今回インディーチームで作ったものも、めちゃくちゃ良いじゃないですか。だから、僕もチームのなかに入らせてもらって、ひとつのチームとしてモノ作りができたらなと思うようになりました。外から見て意見を言うのではなく、なかに入って同じ方向を向くイメージになってきました。

プー・ルイ : 片や愛を語り、片やチームに入って同じ方向を向く。この企画は学びが深いですね(笑)。最初の取材の頃とは大違いですよ。どちらかが妥協して、納得しないまま進めていたらと思うと怖いです。なにか困難が訪れた時に、納得しなかったことを言い訳にするじゃないですか。「だから私はこう思ったのに」ってなっちゃう。それをなくせたのは大きいと思う。チームでやる上で大切なことはそこですよね。

ブタ山 : 個人的にはプー・ルイさん以外のメンバーも、いろいろと考え出したのが印象的でしたね。自分たちはどうあるべきか考えてくれたんですよ。きっとPIGGSハウスでも話されていたんだと思います。そこには想定してなかった成長がありましたよね。

──なにごとにもピュアに臨むメンバーですもんね。

プー・ルイ : そこが奴らのいいところです。なにかあるたびに一生懸命に考えるクセがついているので、今回のことで自分たちがPIGGSだという自覚を感じたんだと思います。

──すごくいい状態でツアー・ファイナルを迎えるということですね。

プー・ルイ : 忙しいということ以外は(笑)。スケジューリングはもっとちゃんとしていきたいとは言ってます。リリイベの告知を早めようとか、事務的なところでの課題はまだまだあります。

──(笑)。音楽番組で歌うこととか、これまでになかった展開にもワクワクしている人も多いと思います。同時に新たな層にも届くチャンスですし。

プー・ルイ : 自分たちでカメラを回してた「I HATE PIGGS」の頃を知ってる人は泣いちゃうんじゃないですかね(笑)。大きく前向きな気持ちでZepp Haneda公演に望めます。

まとめ

この企画を通して、ブタ山氏は、チームに入って同じ方向を向き、そして、プー・ルイは愛を知った(?)ようです。
当初の目論見とは違ったようですが、いまのPIGGSを取り巻く環境をメンバー自身が感じる上では、とても重要なことだったのかもしれません。

型破りなこの企画で、PIGGSというグループが、大きなステージへと進む上での大きな収穫を得たことは間違いありません! 7月22日(金)の勝敗決定に向けて、大いに盛り上がっていく『#PIGGSメジャーへの挑戦』。その結末を、決して見逃さぬようお願いします!!

next… 【メジャーとは? インディーとは? for PIGGS vol.8】に続く…

スケジュール

〈PIGGS「BECAUSE I LOVE PIGGS TOUR」〉

2022年7月22日(金) 東京 Zepp Haneda

【詳しいライヴ情報はこちら】
https://piggs.tokyo

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PIGGSディスコグラフィー

PROFILE:PIGGS

プー・ルイ、CHIYO-P、SHELLME、BAN-BAN、KINCHANからなる5人組アイドル・グループ。Produce IDOL Go to world is Good Society= PIGGS。とても良いグループです。

【公式HP】
https://piggs.tokyo/

【公式ツイッター】
https://twitter.com/PIGGS_idol

【公式YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCJD9kdqH1hRyCOFpGxfyFjQ

[インタヴュー] PIGGS

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