初のフル・アルバムが完成!

下北沢のジョナサン・リッチマン? 泣き声パンク・ロッカーにして、スウィート・リトル・ブルースマン! ボブ・ディラン、友部正人や高田渡などを彷彿させるトーキング・ブルース的なフォーク・ミュージックを奏でるシンガー・ソングライター倉内太が、初のフル・アルバム『くりかえして そうなる』を完成させました。本作では「倉内太と彼のクラスメイト」名義で様々なゲスト・ミュージシャンが参加。素朴なサウンドと普遍的でありながら何だかストレンジな詩世界が、じわじわと染み込んできます。シンプルなのに癖になる、魅惑のシンガー倉内太から目が離せません!

倉内太と彼のクラスメイト / くりかえして そうなる

【収録曲】
1. あの娘ほんとリズムギター / 2. ぼくはきみが好き / 3. 花とテレビ / 4. 倉庫内作業員の毎晩が宴であれ / 5. ぼく、ロックンロール、BAND / 6. 歌書き歌歌い / 7. 自転車で事故るかんじ(カラカラドンドン) / 8. I've got a pop song / 9. Rancid / 10. ライナス / 11. キッスのブルース / 12. 倉庫内作業員の恋~So Good Night~ / 13. こわいおもい

販売形式 : mp3 / wav
販売価格 : mp3 / wavともに1,800円

一現代人、倉内太の生活

小学生の時からギターを弾き始め、ビートルズのコピー・バンド、そしてオリジナルのバンド活動を経て、2008年から弾き語りで活動しているシンガー・ソングライターの倉内太。個性豊かな”クラスメイト”を引き連れて、インディー・ロックの名レーベルDECKRECから、1stアルバム『くりかえして そうなる』をリリースした。フォーク、ブルースやカントリーなどの要素を盛り込み、王道のアコースティック・サウンドを奏でる倉内のギターと奔放な歌声。友部正人のような深いメッセージ性や、遠藤賢司のような緊張感は無い。ゆるゆると流れる音楽に乗る彼の語りは、生活に寄り添い、リスナーが各々の生活の中でふと立ち止まり、自分自身を顧みる時を作る。そんな力を持っている。

時にリズムを無視し、絞り出すような声で繰り返し語られる彼の生活。ポジティブに、明るく楽しく真っ直ぐに生きようとしているわけではない。要領よく爽やかに生きることもできない。主張に熱く、楽曲を通して社会的なメッセージを発しているわけでもない。生きることには無理をせず、恋愛には素直で一生懸命、しかし時には、毎日がつまらないと叫びたくなる時もある。背伸びをしない緩さと、青春パンクのようなシンプルで感情的な言葉は、リスナーの生活に照らし合わされて、時に深く共鳴する。倉内太の音楽は、決して新しいとは言えないが、彼の楽曲には一現代人、倉内太の生活が詰まっている。

今作に参加している彼の”クラスメイト”たちも、倉内のストレートな楽曲の魅力に惹かれたのだろう。住所不定無職のユリナとザ・ゾンビーズ子、THE BOHEMIANSの本間ドミノ先生、三輪二郎など、あくの強い面々が勢揃いしている。対バンで知り合ったという彼らが、倉内の音楽に刺激を持ち込み、倉庫内に収まってしまいそうなミニマルな楽曲にも、広がりを与えている。「多くのリスナーに聴いてみてほしい」そう思う一方で、倉内太が売れてしまったらどうなるのかと考えてしまった。生活が変わってしまったら、楽曲もやはり変わってしまうのだろうか。それはそれで聴いてみたい。でも少し寂しい気もする。とにもかくにも、まずは今の”倉庫内作業員の倉内太”の音楽を体感していただきたい。(text by 櫻井希)

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LIVE SHCEDULE

倉内太と彼のクラスメイト 1stアルバム「くりかえして そうなる」発売記念LIVE

2012年11月25日(日)@下北沢THREE
開場 19:00 / 開演 19:30
前売 2000円(+1drink) / 当日 2300円(+1drink)
【1部】
・倉内太ソロ弾き語り。
・劇団ロロ主宰、三浦直之演出による音楽×演劇のコラボ!
・ショート音劇「キッドのポエム」上演。
【2部】
・倉内太&ネイティブギターによる、グレート・ミニマム・ロックンロール・ショー!

PROFILE

埼玉県出身。泣き声パンクロッカーにして、スウィート・リトル・ブルースマン。2012年9月ディスクユニオン限定フル・ヴォリューム・シングル『LIKE A RHYTHM GUITAR』発表。2012年11月、1stアルバム『くりかえして そうなる』発表。

この記事の筆者