編集部が注目する今週のリリース作品
一十三十一、8年ぶりニューAL
一十三十一の前作から、実に8年ぶりのニュー・アルバム。全編を通して展開されるのは、質の高い大人のポップス。日本のポップ・ミュージックは、この作品によって、新しい世界のはじまりを迎えたといっても過言ではない。(西田)
花譜の別名義
廻花は、小出祐介(Base Ball Bear)がプロデュースする、花譜のもう一つの姿。今回の1stアルバムは、廻花本人が全曲作詞作曲をつとめる、内省的で多彩な楽曲群となっている。豪華なアレンジャー陣で底上げされるヴァーチャル・シンガーのアーティスト性、めちゃくちゃ面白い...!(菅家)
GuibaのニューSG
歌ものポップス・バンド、Guibaの2025年シングル第1弾。今回もさらに進化したGuibaのサウンドが堪能できる仕上がりに。鍵盤、パーカッションも入ったそれぞれの楽器が各々自由に踊っている印象で、かなり欲張りなアレンジ。そしてそれをまとめ上げるアカツカのヴォーカル。ツインのギター・ソロなんかも最高です。(石川)
長崎発3人組バンド、2ndAL
長崎発3人組バンドの2ndミニアルバム。ちょうど3年前に初めてSundae May Clubをみたときの感想が、「数年ぶりに『見たことがないド真ん中の直球剛速球』を投げるバンドに出会った」だった。“しとろんの週末” がそうであるように、それはいまでも変わらず。そして今作は「こんな球も投げられるの?!、しかも圧倒的にサンデメらしく」でもある。無敵じゃん。(高田)
新体制the hatch、ニューSG
WWWワンマン当日にリリースされた、新体制後初の新曲。パーカッション&シンセ加入によりポリリズムの効いたアフロ・ビートが以前にまして体を揺さぶる。yodel、yamada midoriのヒプノティックなフットワークを多用するDJスタイルも感じる、ブレイクの入り方とセルフ・サンプリングの箇所が最高。手法が広がったバンドがさらにどう変化していくか、目が離せない。(津田)
SleepInsideの8thAL
下北沢を拠点に活動中のギター・ロック・バンド、SleepInsideが8thアルバムをリリース。彼らの持ち味である、爽やかさと陰鬱さ/アッパーとダウナーの絶妙なバランス感、ざらざら・じゃきじゃきとした耳を惹くサウンド、歌い出したくなるキャッチーなメロディ……その全てが楽しめる至高の16曲。(藤田)
豪華客演でカムバック
実に13年ぶりとなるSEEDAのニュー・アルバム。"L.P.D.N. (feat. VERBAL)"というあのビーフを乗り越えての1曲だったり、STICKYに捧げた"Kawasaki Blue"グッと来てしまうんですが、アルバムの後半4曲の流れがめちゃくちゃ沁みる。笑顔のジャケットも最高。(実はすっぽんぽんだそうで)(高木)
オトトイパーティー通信