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300人と「相思相愛」──Helsinki Lambda Club 多幸感に満ちたワンマン&tetoとのスプリットを配信 - OTOTOY

300人と「相思相愛」──Helsinki Lambda Club 多幸感に満ちたワンマン&tetoとのスプリットを配信

2017年6月30日、Helsinki Lambda Clubが自主レーベル、Hamsterdam Recordsの設立記念として、ワンマン・ライヴを行った。開場から開演までの間も、来場特典や上映会、型抜き大会などなど、お楽しみ企画が盛りだくさん。ヘルシンキなりのユニークなおもてなしで、渋谷WWWは開演前から大賑わい。様々なバンドと対バンして、成長した彼らがワンマン・ライヴで見せてくれるのはどんな景色なのだろうか。ライヴ・レポート掲載と同時に、Hamsterdam Records第1弾作品『split』から2曲を配信開始! 盟友、tetoとの相乗効果でさらなる磨きをかけた圧倒的センスを存分に体感して欲しい。

ブラーvsオアシスを予感させるスプリットの最高傑作

Helsinki Lambda Club & teto / split

【配信形態】
WAV、ALAC、FLAC(16bit/44.1kHz) / AAC
単曲 216円(税込) / まとめ 432円(税込)

【収録曲】
1. King Of The White Chip ー Helsinki Lambda Club
2. 36.4 ー teto


Helsinki Lambda Club / King Of The White Chip



teto / 36.4

LIVE REPORT : ここに来てくれた300人、みんなのことを愛しています

「ドキドキします」そう橋本が一言放って始まったワンマン・ライヴ〈Get Hamstoned...〉。そのはやる気持ちを表現するように「Skin」「ユアンと踊れ」といったキラー・チューンで飛ばしていく。今回のライヴは彼らの自主レーベル、Hamsterdam Recordsの設立記念として開催されたワンマン・ライブ。新たに設立されたレーベルの第1弾作品であり、いま話題沸騰中のtetoとのスプリット・アルバム『split』に収録されている「King Of The White Chip」「Boys Will Be Boys」を立て続けて披露。ギター、ベース、ドラムはそれぞれ粒立って聴こえ、彼らの楽曲の特徴の1つでもある「どこを切り取っても心が躍る」部分を感じ取ることができた。そして何と言っても楽曲をまとめ上げるのが橋本の歌声だろう。

橋本薫(Vo&Gt.)

橋本の歌は決してうまいわけではないし、特徴的な声質であると取り上げられることもない。しかし、彼の歌声の程よい力加減やバランス感覚が楽曲に抜け感をもたらし、心地よさを演出している。結成間もない頃に制作された楽曲「檸檬倶楽部」は、仕事や人間関係に追われた1週間の疲れをじんわりと癒してくれ、金曜日の夜に聴くには上出来すぎるほどだった。

稲葉航大(Ba.)

突如、鳥のさえずりが会場に響渡る。稲葉によって演出されるジャングル・クルーズ(午後11時に代々木公園にて録音されたものらしい)によるとジャングルの森奥深くで様々な種類の猿に囲まれているようだった。そして、《あの先に広がるのはメサイアのビーチ…》のアナウンスとともに「メサイアのビーチ」のイントロがかき鳴らされ歓声が上がる。曲中に熊谷(Gt.)が左右に可愛らしいステップを踏み、それを見たアベ(Dr.)と稲葉(Ba.)が顔を見合わせ笑う微笑ましい場面や、「マニーハニー」での声を荒げる橋本を見たアベの「俺の知らない橋本薫が…」というセリフから、メンバーが新しい一面を垣間見せるほど心から楽しんでいることがわかった。このヘルシンキと観客の「相思相愛な関係」が会場を徐々に温めていくのを肌感覚で感じることができたのも事実だ。「ここに来てくれた300人、みんなのことを愛しています。終わりたくはないけれど、終わりに着々と向かっています。」そう語られた後に披露された「NEON SISTER」の《夜の街を抜けて南へと行く》というフレーズと音色に誰もが酔いしれた。

熊谷太起(Gt.)

壮絶な悲劇やぶっ飛んだ喜劇ではなく、あくまでそれらの出来事を消化した橋本が作る日常成分でできた音楽だからこそ、耳馴染みの良さやどこか安心感を感じるのだろう。様々な音楽ジャンルの要素を取り入れつつも、ポピュラリティを持ち、広く敬服される様は、スピッツや、くるりがいつまでも胸をときめかせ続けてくれるような感覚に近かった。こういった様々な音楽を取り入れながらも、柔軟さと大衆性を持ち合わせたバンドが、音楽の歴史を作っていくと信じているし、そうであってくれなくちゃつまらない。彼らが様々な舞台で人々の喜怒哀楽を引き出す姿をみたいと心底思えるライヴだった。ライヴ定番の「TVHBD」のブレイクでは「宵山ミラーボール」が披露され、この流れと盛り上がりは他の何にも代えがたいものであると確信させられる。「声援が足りないー! もっと(盛り上がっているところを)見せて〜!」と稲葉も観客をアジテートしてさらに盛り上げた。アンコールは「シンセミア」。拍手が鳴りやまず、予定していなかったダブル・アンコールでは「バンドワゴネスク」を披露。この曲で大合唱が巻き起こり、舞台を締めくくられた。

アベヨウスケ(Dr.)

ヘルシンキは会場に足を運んでくれた人たち(自分たちの楽曲を愛してくれる人を含め)のセンスを信じているし、ファンもヘルシンキの生み出す音楽を心待ちにしていた。互いを想い合っていることを確かにすることができた多幸感に満ちた時間だった。10月にはHamsterdam Recordsから更なるリリースがあることもアナウンスされ、彼らのやりたい放題をこの目に焼き付けたいと誰もが思ったことだろう。きっとこの300人との「相思相愛な関係」の優しさに満ちた空間でまた1歩、ヘルシンキもファンも希望ある未来へ踏み出すことができたに違いない。

左から稲葉(Ba.)、アベ(Dr.)、橋本(Vo.&Gt.)、熊谷(Gt.)

文  : 宮尾茉実
写真 : 高田真希子

Helsinki Lambda Clubの作品をチェック!!

Helsinki Lambda Club / ME to ME

バンド初となるフル・アルバム完成。2017年のキーワードは”ニュー・オルタナティヴ”。彼らがその渦の中心となる。

Helsinki Lambda Club / 友達にもどろう

大切だった人と区切りをつけたいときに発する「友達にもどろう」という言葉みたいに、胸にグサっと響いたり、楽しかった日々を思い出したり、哀愁ただよう記憶だったり、どろどろになってしまった情念だったり、兎にも角にも多種多様な感情がひとつにまとまってしまった音源に仕上がった。

Helsinki Lambda Club / olutta

UK.PROJECT主催のオーディションで最優秀賞を獲得したHelsinki Lambda Clubのファースト・ミニ・アルバム。ヘルシンキラムダクラブはあなたのぽっかりあいた「ココロのスキマ」お埋めします。

RECOMMEND

Kidori Kidori / !(24bit/48kHz)

『!』(雨だれ)と名付けられた今作は、人気曲「テキーラと熱帯夜」や、前作「El Urbano」のMV曲である「ホームパーティ」を収録した、全曲、日本語詞の作品となっている。アルバムからのMV曲となる「なんだかもう」は、印象に残る秀逸なメロディと、三拍子ながら自然と身体が揺れる名曲。

Homecomings / SALE OF BROKEN DREAMS

京都在住、女の子3人+男の子1人の4ピース・バンド、Homecomingsのセカンド・フル・アルバム。1つの街をテーマにした、まるで短編集のような13曲。

LIVE INFORMATION

〈新レーベル Hamsterdam Records 設立記念ライヴ “Get Hamstoned...”追加公演〉
2017年7月15日(土)@心斎橋Pangea
時間 : Open 17:45 / Start 18:30

〈プププランド presents “プププインザワンダーランド TOKYO”〉
2017年8月10日(木)@渋谷LUSH
時間 : Open 19:00 / Start 19:30

〈ナノボロフェスタ2017〉
2017年8月26(土)、27日(日)@Livehouse nano / Football Bar ラクボウズ / 喫茶マドラグ / LIVE & SALON 夜想
時間 : Open 12:00 / Start 12:30
出演日程 : 未定

>>more live information

PROFILE

Helsinki Lambda Club

2013年夏、西千葉にあるラーメン武蔵家の近所でバンド結成。THE CUREとTHE DRUMSが恋人同士になったような、そこから紆余曲折を経てThe LibertinesとTHE STONE ROSESが飲み友になってしまったかのような、まるでSex and the City的な、なんでもありなニュー・オルタナティヴ・サウンドを特徴とする。シャンプーをしながら無意識で口ずさむぐらい、曲がポップ。そして、正統派ソング・ライターの橋本の歌詞はぐっとくるばかりか、歌詞内のさりげない小ネタにも知的センスを感じてしまう。

>>Helsinki Lambda Club official site

この記事の筆者
(宮尾茉実)

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