ドリーミーな世界観とロウファイなサウンド。名古屋のインディ・シーンに現れた男女4人組、ジョセフ・アルフ・ポルカ。OGRE YOU ASSHOLEの弟分(!?)としても話題の彼らだが、1stアルバムにして個性を確立している彼らの楽曲に、cinema staff、シャムキャッツのメンバーにも隠れファンが続出!!

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左から 木曽浩太(ba)、てんしんくん(Vo.Key)、西村友輝(Gt)、原宏美(Dr)

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ジョセフ・アルフ・ポルカ / ジョセフ・アルフ・ポルカ
【配信価格】
mp3、wavともに 単曲 200円 / まとめ購入 1,800円

【Track List】
1. 街の灯 / 2. ステップを踏んで / 3. 海岸線 / 4. フライングマンの歌 / 5. ダンスフロア /
6. タイムマシン / 7. ボロの靴 / 8. 7月は夏 / 9. ティーンエイジ・モンスター

◎レコーディング・エンジニア : 島田龍平 (POP-OFFICE、Sure!)
◎マスタリング・エンジニア : 庄司広光 (Maher Shalal Hash Baz、SNO、TsukiNoWa)
◎ゲスト・ミュージシャン(ヴァイオリン) : 亀谷希恵

心地よさと奇妙さの間で

名古屋インディ界隈でいま盛り上がりをみせている、通称”JAP”こと、ジョセフ・アルフ・ポルカの1stアルバムがリリースされた。OGRE YOU ASSHOLEと同じ愛知県立芸術大学出身の4人組だ。蓮沼執太フィルやスッパバンドシャムキャッツ(東京で一番の親友らしい!)とも対バンを経験している彼らの経歴を聞けば、なんとなく彼らの立ち位置がわかってくる人もいるだろう。そう、近年盛り上がっている東京インディ界隈と関係性の深いバンドなのだ。

そのサウンドは、ローファイな音作りに、たまやユニコーンのエッセンスを詰め込んだなんとなーくユルいムード。チャイルディッシュで覚えやすいイントロが可愛らしい。甘い音色のギターリフと、野性的なドラミングがちょっぴりリゾートチックな「街の灯」、控えめなテンションだけどキラー・チューン間違い無しな「ダンスフロア」、ABBAを彷彿とさせるような歌謡感溢れるナンバー「7月は夏」など全9曲。

シャムキャッツより振り切れててceroより地に足が着いた印象だが、その2組と大きく違うのは、中心人物・てんしんくん(Vo、Key)の強烈な存在感だと思う。あどけない声を出しつつも、感じるのは狂気に似た感情。起伏が少なく、心地よさと奇妙さの間で見事にバランスをとっているヴォーカル・アプローチはヤミツキになる。ソロ作品をリリースしている上にイラストレーターとしても活躍しており、「かえるくん星人」をはじめとする彼のイラストはまともに見えてまともじゃない(褒め言葉)、彼の音楽性を見事に表現している。

ところで私は、彼らと同じ名古屋のバンドsukida dramasのライヴも観たことがあるが、彼らもちょっと不思議で楽観的なサウンドが心地よいバンドだった。彼らとジョセフをきっかけに、名古屋のバンドが持つ魅力は今後より知れ渡っていくのではないかと思っている。名古屋インディ・シーンを追っかけるなら今しかない! ジョセフ・アルフ・ポルカは、そんな気持ちを起こさせてくれるきっかけとなることだろう。(text by 梶原綾乃)

隠れJAPファンの方々からのコメント


聞いてると船酔いのような感覚になるんだけど、
なんとなく楽しい。
出戸学 / OGRE YOU ASSHOLE

最近はどこにもぶつけれないようなムカつくこと
ばっかで嫌になるけど、このアルバムとホッピーの
おかげで現実逃避できています。ありがとう。。。
いや〜、ほんとに素敵なアルバムです。
辻友貴 / cinema staff

ジョセフ・アルフ・ポルカはそれぞれメンバーのキャラが立ちまくってるのがイカすと思います!
松原正成 / MILK

限られた時間の中で子どもたちは無限の遊びを発明し、提案し続けるのだ。 
伴瀬朝彦 / ホライズン山下宅配便、片想い

ジョセフのアルバムが遂に届いた。嬉しい〜。彼らの音楽は不思議だ。思い起こさせる景色が、まるで宇宙のどこかの知らない星の日常みたいで。とにかく、おすすめです。ナイスな4人です。
菅原慎一 / シャムキャッツ

変でかっこいいバンドが大好きなので、
ジョセフ・アルフ・ポルカが大好きです!
大橋裕之 / 漫画家

ダウンタウン好きじゃないです。ウッチャンナンチャンは好きです。ジョセフ・アルフ・ポルカはウリナリぽい。社交ダンスがないウリナリ
WHATMAN / odd eyes

このひとたちには天然の才がもたらされてるのでしょう。つくること・自由なこと・たのしいこと・うつくしいことなどなどにおいて、彼らは天然のセンスをバクハツさせてて、しかもその情熱はとても純度が高い。つまりピュアで、突き進んでいる。そこが好き。新しかったり懐かしかったりの体験を幾度繰り返してもなお、鮮度を感じられる音楽に今も私たちは出会える。それもこのカイブツがいてくれるからだと、感謝したり憧れたりしながら、ジョセフ・アルフ・ポルカのフシギなフレーズの虜にされてます。
糸賀こず恵 / とんちれこーど、東京の演奏

家族と過ごす日曜には、ハンバーグの匂いと共に、彼らの音楽が、ずっとそこにあったような気がするのです。
小池喬 / シラオカ

技術、自家用車、冷蔵庫、ラジオ、洗濯機、チャップリン、そして自動ピアノ(キーボードの人、本当に自動ピアノみたいな心ない演奏ですよね)、すべて1920年代のもので、あとは例えば高層建築のことが摩天楼(skyscraper)と名付けられたのもその時代で、そしてそれこそ空(sky)を削り(scrape)ながら、そのせいで私達が『散漫な受け手』になってしまってると眼鏡のおじさんに言い当てられた(でもそれは別に悪いことじゃないよ、という風に、集中することに対する批判もされている)のもまさにその時代だったそうです。ちなみに私がこの文を書くにあたり裏をとる為にwikiりまくってるという情けなさもその(空を削って散漫になる)流れで、これは自動ピアノのようにとても悲しいことですが、同時になぜか滅茶苦茶ドキドキすることでもあります。このアルバムを聴いたドキドキはそのドキドキではないかという気がします。今までジョセフ・アルフ・ポルカをSF的な、未来的なものと思ってしまっていましたが、ちょうどその1920年代のような、黄金時代の空しさと、そこに同時にある何か出所のわからないドキドキなのではないかという気がしているのです。このアルバムが、3年後に飽きられ、8年後に見直され、14年後に再びディスられることを切に願います。
立石草太 / ジョンのサン

地元で
よせばいいのに
世界を
ふるいにかける
雨のよく降るこの星では
ルーキーとはもはやいえない
フルーツ大好きかつ
ぽっとでの若者たちによる
ルール無用の
奏でられる音たち
モモジ / スティーブジャクソン、KD JAPON

RECOMMEND

シャムキャッツ / たからじま

2012年、少年たちはふたたび「たからじま」を目指す…。現在の東京インディ・シーンの台風の目として活動し、今もっともブレイクが期待される若きファビュラス・フォー、シャムキャッツ! 2009年のデビュー盤以来約3年半ぶりとなる待望のフル・アルバム『たからじま』をP-VINE RECORDSよりリリース!

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sukida dramas / MERHABA

名古屋を中心に活動する5人組バンドsukida dramas(スキダドラマズ)が登場! 面白おかしく騒ぎ立てながら周囲を鮮やかに彩っていく、軽やかで愉快なポップ・サウンドには、思わず惹き込まれてしまいます。

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踊ってばかりの国 / FLOWER

サイケデリックな中にもポップさが光るサウンドとシニカルで独特な詞世界が特徴的な4人組バンド、踊ってばかりの国。去年は1st full album『SEBULBA』、2nd full album『世界が見たい』を立て続けにリリースし、全国ツアーも大盛況のうちに終えた彼らだったが、今年はライブの本数を絞り、制作モードに突入。そんな彼らから待望の3rd mini albumが届いた!

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LIVE INFORMATION

2013年8月25日(日)@TOWER RECORDS 新宿
※FREE LIVE!!! 観覧自由 

2013年9月15日(日)@大阪 地下一階 JAPレコ発大阪編
w/ MILK (from 名古屋) and more!!

2013年9月16日(祝)@京都 ネがポジ JAPレコ発京都編
w/ 紙コップス(from 名古屋) and more!!

2013年9月21日(土)@ 名古屋某所 15:00~
XXX vs JAP  FREE LIVE!!!

2013年11月16日(土)@神戸 喫茶コマヤ JAPレコ発神戸編
w/ ???

2013年12月28日(土)@福岡 UTERO JAPレコ発福岡編
w/ ???

「ジョセフ・アルフ・ポルカ」発売記念ライヴ

2013年10月14日(月・祝)@代官山 晴れたら空に豆まいて
w/ NRQ、ookubofactory(大久保日向(Gellers)、ハヤシ、岡崎英太、ヤノアリト)

PROFILE

ジョセフ・アルフ・ポルカ

2007 年結成。てんしんくん(Vo、Key) / 木曽浩太(Ba) / 西村友輝(Gt) / 原宏美(Dr)の4人組ロック・バンド。通称J.A.P! 全員が同じ愛知県の芸術大学卒で、メンバー4人全員が美術科専攻。同じ軽音サークルに所属。OGRE YOU ASSHOLE、シラオカ、YOKが大学の先輩にあたる。

へなへなのよたったようなねじれたような美声のような外れたような、てんしんくんの独特の声とソングライティング、そして、バンドが作り上げる小宇宙のような曲と演奏が、絶妙なバランスでバンド・サウンドとしてポップに昇華されている。どこか遠い国? だれも知らない星? の未知の音楽のようでもありつつ、海外のインディ・バンドにこんなバンドいたような… だけど、これは紛れもない日本のロック・ミュージック。不思議です。(武部敬俊 / THISIS(NOT)MAGAZINE)



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