NEXT POP powered by Motion
このコーナーは日々新しい才能を排出し続け、今最も勢いのあるライヴ・ハウス新宿Motionのスタッフが、“NEXT POP”をキーワードに次世代のミュージック・シーンを担うアーティストを、どこよりも早く紹介するコーナー。今回は、Motionの店長である鶉野拓人さんとのトークがあまりにも危険だったため、ほとんど掲載できませんでした(涙)。ということで、その辺りは皆さんの想像にお任せして、独特のバンド名と飄々とした風貌で都内のライヴ・ハウスを賑わす太平洋不知火楽団のインタビューをどうぞ!
Vol.4 太平洋不知火楽団
笹口聡吾(Vo, Gt, Piano)
大内貴博(Bass)
津金リョータ(Drum)
2005年夏誕生。秋登場。
それは奇妙。恐怖。哀歓。享楽。現実。虚無。そんな変幻自在な妖怪不可思議サウンド・ミュージックにて都内を中心に、出現しては姿くらましを1ヶ月に6〜8回ライブと称して繰り返す。 ボーカル笹口の故郷阿蘇山カルデラでの自主企画フェスティバルを最終目標とした自主企画イベント『ASO ROCK FESTIVAL』を時折開催しつつ多くのイベントに出演し、2008年にはFUJI ROCK FESTIVAL08 ROOKIE A GO-GOに出演。
これまでに自主制作CD『不知火花火〜エンカ〜』『ARATASI-YOAKE』を製作。『ARTASI-YOAKE』は製作し1年経た後にdisk unionで委託を開始するも2008年disk union自主制作盤年間チャート4位を頂戴。今夏ニュー自主制作CD「そうだ、海え帰ろう」をリリース。
『人間たちに地獄へのひみつの道がわかってしまえば生と死のけじめがつかなくなってしまいますからねえ…』
- website : http://taiheiyousiranui.at-ninja.jp/
どの曲にも人間味があふれていて、ストレートさにどきっとすることが多々あります。ちょっと田舎臭いんだけどかっこよくて、心配になるくらい暴れまわるけど、ここぞというときにはきっちり聴かせてくれるバンドです (text by 池内恵己)
インタビュー
—今年のFUJIROCKのROOKIE A GO-GOステージには、motionに出演しているアーティストがたくさん出ていましたね。
鶉野拓人(以下 T) : そうですね。、、とか。
—毎年どのバンドが出演するか事前に解りますか?
T : いやー。毎年発表になるまで解らないですよ。
—FUJIROCKに限らず、フェスの新人枠選考の基準は一体どこにあるのでしょうか?
T : 基本的には選ぶ人の好みみたいですよ。
—色々と噂は聴きますよね。出演するのにお金が必要だとか・・・。出来レースだとか・・・。
「今回はあまりにもトークが過激になった為、以下省略(笑)」
—さてさて、今回のゲストは太平洋不知火楽団です。結成何年目ですか?
大内貴博(以下 大内) : 4年目です。初期から出演しているライヴ・ハウスは下北沢 屋根裏とmotionで、最初にmotionに出演した時は、「何がやりたいのかわからない!」って当時の店長さんに怒られました(笑)。
T : 僕の印象は始めからすごくよくて、いつもライヴ終了後に褒めていました。でも当の本人達は一切真に受けてくれませんでしたね(笑)。
笹口聡吾(以下 笹口) : そんな風に受け取られていたなんて・・・。でもすごくうれしいです。
T : 津金さんが初めて僕にメールをくれた時に、「ボーカルの人はちょっと個性が強いですけど、気にしないでください」って。それで、曲を聴いてすごく個性的だから、どんな人がくるんだろうって思っていたら、「ほわ〜」みたいな(笑)。
笹口 : ぼーっとしていますから・・・。
T : でも、笹口さんって何かのタイミングでスイッチが入りますよね。
笹口 : そういうのは辞めたいんですけどね・・・。早く静かな楽曲が出来るようになりたいんです。最近はうるさい楽曲じゃないと受けないじゃないですか。
—そんなことはないと思いますよ。
笹口 : 静かな曲は苦手なんですよ。ちゃんとした曲は演奏できないから・・・。まあ、僕は出来るんですけど・・・。
—メンバーがついてこれないと(笑)。
T : でも、このバンドは本当に可能性を秘めていて、以前とあるバンドの専属のPAの人が「間違えたら、むちゃくちゃ売れるんじゃないか」って言っていましたからね。
笹口 : 間違えたいわ〜。
T : 突き抜けるものを持っているという事だと思うんですよね。その突き抜け方を一緒に考えられたらとは思うんですけど、褒めても真に受けてくれないから(笑)。
笹口 : ありがたいと思っています・・・。
—去年FUJIROCKのルーキー・ステージに出演していましたが、やはり憧れだったのでしょうか?
大内貴博(以下 大内) : あれは毎年送っていて、たまたま当たった感じですね。
—出た次の年は応募しないものなんですか?
大内 : 今年は笹口君がソロの弾き語りで応募したみたいですね。
笹口 : そしたら、「残念ですが・・・」っていう手紙がきましたね(笑)。
—FUJI ROCKのルーキーって、逆に出演する事でバンドの勢いが落ちていく事もありますよね。
T : 確かにそれをきっかけに何とかしようと思いすぎているバンドもいますからね。
—実際出演してみてどうでしたか? 出演した前と後ではお客さんの反応は変わりましたか?
大内 : ライヴ中はすごく楽しかったですね。終わってから感動しすぎて、泣きましたから(笑)。
津金 : ただ、FUJI ROCK後はライブのハードルが上がりましたね。名前が少し出た分、中途半端なライヴは出来なくなりました。
T : FUJI ROCKに出演した時の映像が残っていて、MotionのTシャツを着ていてくれたのが、すごくうれしかったですね。出演が決まった時、僕もすごくうれしくてテンションあがりましたからね。Motionに貼ってある太平洋のフライヤーに勝手に「FUJI ROCK出演」って書き込んじゃいましたから(笑)。
—10月1日(木)にはMotionで企画ライヴが控えていますが、どのようなイベントですか?
T : Motionの4周年の初日のイベントに太平洋不知火楽団の企画が入っています。ちなみに去年も初日でした。去年のイベントがすごくて(笑)。一時間半くらいライヴをしましたからね・・・。
—そんなに長い時間演奏できるものですか?
T : できていないですけど。泥酔して、誰も止められなかったですね。でも、すごく良いライヴだったんですよね。
大内 : 5曲しかやっていないのに90分なんですよ。一つのMCが20分みたいな。
T : 太平洋は何をしでかすか解らないというか、枠にはまらないかっこよさがあるんですよね。だって、ライヴ中に救急車で運ばれたり。
津金 : 下北沢屋根裏で、アンプの上から回転して飛び降りたら、腰から落ちて全身動かなくなって・・・。その様子がYOUTUBEに上がっているので、是非見てください(笑)。
—今年のイベントも楽しみですね(笑)
笹口 : 今年はちゃんとやります。あっ、あと新しくCDでたので聴いてください。
太平洋不知火楽団 LIVE SHCEDULE
- 9/8(火) Beat Happning vol.212@下北沢BASEMENT BAR
- 9/9(水) fullcourse-B.B.12th Anniversary!@横浜B.B.STREET
- 9/11(金) Flight egg&The Rouxtz共同企画@吉祥寺WARP
- 9/18(金) @新宿CLUB DOCTOR
- 9/19(土)〜23(火) wild gun crazy企画@吉祥寺Planet K
- 9/20(日)〜23(火) FIRE JAM@静岡 オートキャンプ銀河
- 10/1(木) 太平洋不知火楽団 presents”ASO ROCK FESTIVAL 09”@新宿Motion
前売/当日:¥999/¥1,000 [2D別 ¥1,000]
出演:太平洋不知火楽団 / 赤い疑惑 / 灰緑 / 撃鉄
ASO ROCK FESTIVALの9回目なので
値段も999円にしました!
Motionとは?
新宿Motionは新宿歌舞伎町に2005年10月にOPENしたキャパ120人のライヴ・ハウスです。良い歌、良い演奏、良いライヴというのはジャンルを超えて伝わるものだという思いで、多くのバンドが「どうすればもっと良くなるだろう? 」と思う気持ちを一緒になって考えています。伝える事、伝わる事の難しさ、楽しさ。その伝達力の強さが強ければ強い程「POP」なんだという思いから、OPEN一周年記念コンピのタイトルは「NEXT POP」にしました。その「NEXT POP」という言葉がそのまま新宿Motionのカラーになっていると思います。
- website : http://motion-web.jp/
- staff blog : http://motionmotion.blog63.fc2.com/
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