
西島衛(Vo,Gt)、岩城亮平(Ba)と様々なアーティストがライヴごとに編成を変えては音楽も変容していく、最新型RPGロックンロール・バンド、THE SiX BULLETS。ライヴ・サーキット・イベント「いつまでも世界は…」の主催でも知られる彼らが、今回、2013年10月25日から開催するボロフェスタ出演を記念してOTOTOY限定でフリー・ダウンロードを開始!
書き下ろしの新曲をフリー・ダウンロードでお届け!!
THE SiX BULLETS / 船を漕ぐ、心臓の川
【配信形態】
mp3
【配信価格】
無料(〜2013年12月31日まで)
この曲は彼らの門出を祝うための曲なのだ
2000年結成、京都発のロック・バンドTHE SiX BULLETS。彼らから、配信限定のフリー・シングル「船を漕ぐ、心臓の川」が到着した。前進することへの意欲と奥深い情熱がこみ上げてくるこの曲は、「夜とダンス」のようなこれまでの彼らの楽曲とは心機一転、雰囲気が違う作品だ。水面のきらめきのようなキーボード・サウンドから始まり、暑苦しいほどギラギラと輝くイントロは、オールをぐっと握ってボートを前へと漕ぎ出している自分の姿を想像させる。
bloodthirsty butchersが持つ泥臭さと荒削りに近い歌声は、聴いている者を鼓舞しながらも、心臓をやさしく撫でる。テクニックや編成に特別目新しいものは感じられないかもしれない。しかし音楽好きならば、この曲を聴いて彼らが気になってしまうこと間違いなしだ。
その理由として挙げられるのは、楽曲からも溢れ出るヴォーカル、西島衛の音楽に対する真摯な姿勢だ。彼は京都の音楽シーンについて熱心に考えてきた人物である。OTOTOYで過去に行った鼎談では、関西に忍び寄る風営法の脅威についてや、ライヴ・ハウスという場所の敷居を下げたいという考えについてゆーきゃん、飯田仁一郎らと共に意見を交わしている。それだけではなく、サーキット・イベント「いつまでも世界は…」を主催。クリエイターのための資金募集サイト「CAMP FIRE」を活用して賛同を集め、東京では馴染み深いサーキット・イベントを京都でも浸透させることに成功したといっても間違いではない。これからの京都音楽シーンを支えていくであろう重要人物として注目していきたい。
そんな溢れんばかりのエネルギーとこの曲を引っ提げて、THE SiX BULLETSはボロフェスタ2013へ出演する。今回のフリー配信について「お祭りだから、僕らも一曲くらい景気の良いことしようと思った次第です」と語っており、彼らにとってボロフェス出演は大きな一歩であることがうかがえる。この曲は彼らの門出を祝うための曲なのだ。この曲を聴いて、彼らの船を一緒に押そう。メンバーが脱退するという困難を乗り越えて、シーンの光となり続けようと前進する彼らのステージをぜひ体験してほしい。(text by 梶原綾乃)
THE SiX BULLETSの過去音源はこちら
10代の初期衝動を持ち続けたまま剥き出しの心で吐き出すTHE SiX BULLETSのセカンド・ミニ・アルバム『僕らの音楽』が完成!「どうせ僕なんて世界に必要ないし」という歌詞で始まる「さよなら現実世界」等、胸を突くようなタイトルが印象的。
THE SiX BULLETSと同日出演するボロフェスタ2013のアーティストをチェック!
LIVE INFORMATION
2013年10月23日(水)@阿佐ヶ谷ハーネス
2013年10月26日(土)@ボロフェスタ2013 京都KBSホール
PROFILE
THE SiX BULLETS
西島衛 (Vo ,G)、Ryohei Iwaki (B,Cho)
2000年結成、西島衛、岩城亮平と様々なアーティストによりライヴ毎に様々な編成を見せる、最新型RPGロックンロール・バンド。ゲーム、青春、ロックンロール!! 涙、感動、オーバードライブ!! ライヴ・サーキット「いつまでも世界は...」主催。