編集部が注目する今週のリリース作品
“宇宙への旅立ちと同化”をコンセプトにしたアルバム
ayutthayaの4th EP。前作アルバムから2年半ぶりのリリース。コンセプトは宇宙への旅立ちと同化。起伏のある5曲が、どこをとってもayutthayaらしくありながら、それぞれ異なる魅力を持つ。ワンマンを控え、“epoch” のアウトロがライヴではどう表現されるのかも楽しみ。OTOTOYでは購入者プレゼント企画を実施中です! (高田)
岡山の超右腕がアルバムをリリース
岡山の4人組、超右腕 (スーパーウワン) の3rd AL。ちょっと良すぎる。大 傑 作。ロックの良さ、“オルタナ” の良さが詰まっている。最高にカッコいいバンドワーク、ここにしかないヴォーカルと歌詞の取り合わせ。聴いていて頬が緩む1曲めのコーラスワークから、走馬灯のようなラスト曲のアウトロまで、そして喪失感。聴き応え抜群。(高田)
〈BIG CROWN〉周辺が参加したニューAL
コロンビア出身のシンガー、カリ・ウチスのニュー・アルバム。昨今のヴィンテージ・ソウルの隆盛にも呼応するようなサウンドに惹かれてしまう、スウィートな1枚。プロデューサーや演奏陣をチェックするとレオン・マイケルズやアーロン・フレーザーなど、〈BIG CROWN〉、〈Daptone〉周辺人脈が参加してたりしてそりゃそうかと。“All I Can Say” は飛び抜けていいですね〜。ツアーはThee Sacred Soulsが帯同するみたいです、最高じゃねーか!(高木)
勢いを増すふるっぱー、3rdシングルをリリース
FRUITS ZIPPERの3rd シングル。ヤマモトショウ制作の “かがみ” のほか、中田ヤスタカによるエレクトロポップ、“KawaiiってMagic” と強力な新曲を収録。そしてCAPSULEの名曲 “Sugarless GiRL” の最高カバーと、いまの勢いそのままのふるっぱーが詰まった快作に。(西田)
ZAZEN BOYS武道館公演が音源化
去年頭にリリースの『らんど』を聴いたノリで申し込んだライヴ。終わった後は満足を通り越して過剰摂取になってしまい、しばらくバテた。武道館の出口でBlu-rayが発売されるというチラシが配られ、絶対に買わないと思っていたのに気づいた頃には買っていたし、知人と数回視聴会をしています。全部最高なんですが、前半の最後3曲 “破裂音の朝”、“I Don't Wanna Be With You”、“Sabaku” がめちゃくちゃかっこいいです。(菅家)
幽体コミュニケーションズ、待望のファースト
paya(Vo./Gt.)の思考から飛び出した「文明の欠伸」という言葉を解明するために集められた12曲たち。ピアノやフリューガーボーンなどの有機的なあたたかさと、打ち込みのヴァーチャル感のバランスが絶妙。いろんな幽コミが詰め込められていて、まさに名刺代わりになるようなファースト・アルバムです。(石川)
ビートメイカー、TomgggのニューAL
Tomgggがリリースする約1年ぶりとなるアルバムは、なんと全ての曲がインストゥルメンタル! ジャンルに囚われない「ものすごく楽しくなる音楽」がてんこ盛りの本作は、まさにタイトル通り「潮の流れの集まりのような作品集」です。(藤田)
ザ・なつやすみバンド、片想いのメンバーらによって結成
中川理沙、MC.sirafu、古川麦、関口将史のカクバリズムにゆかりのある4人によって結成されたPome Shih Tzu。2015年くらいの大所帯バンドムーブメントを思い出すポップさ、しかもメキシコの民族音楽やドゥーワップも取り入れていて、全く焼き回しではないけど懐かしい。そんなツボをついてきます。“もしもまた集まれれば” というタイトルもにくいですね。(津田)
オトトイパーティー通信