INTERVIEW : 直井卓俊(MOOSIC LAB主宰)×森直人(映画評論家)×岩切一空(『聖なるもの』監督)×首藤凜(『なっちゃんはまだ新宿』監督)


〈MOOSIC LAB 2017〉 特報

今年で6年目になる〈MOOSIC LAB〉。様々な映画の企画配給を手掛けるプロデューサー直井卓俊によるワンマン運営ながら、毎年個性あふれる顔ぶれと才能の化学反応を起こすことで注目を集め、いまや若手の登竜門的立ち位置さえ獲得しつつある映画祭だ。
今回はコンピレーション・アルバムのリリースにあたって、〈MOOSIC LAB〉主宰の直井卓俊×森直人(映画評論家)に、今回グランプリ・準グランプリを受賞した監督陣によるスペシャルな鼎談が実現。インタヴューではそもそもムーラボとは何かというお題から、過去の振り返り、そして来年度への展望、さらには監督同士のぶっちゃけトーク(!?) まで、盛りだくさんの内容を語っていただいた。どうぞお楽しみください。

インタヴュー & 文 : 森直人
編集 : 阿部文香

震災がムーラボの理念的な起点になっている

──今年の〈MOOSIC LAB 2017〉の長編の賞レース、グランプリと準グランプリが大接戦で、どっちを上にするかギリギリまで逡巡してましたよね?

直井卓俊(以下、直井) : 審査員の投票を見た感じだと岩切くんか首藤さんのデッド・ヒートだったんですが、単純に総合票の多さとグランプリの風格で岩切くんかな、ということで合意を取ったんです。そうしたら宮崎さん(松本CINEMAセレクト)から異議の電話が来て、「ムーラボ続けるつもりがあるなら『なっちゃんはまだ新宿』、終わらせてもいいなら『聖なるもの』だろ!」って言われて(笑)。でも内心ギクッとしたんです。『聖なるもの』をグランプリにしようと思った時、焼け野原が見えたのは事実で。でも別に自分1人でやって来てもう守るものものないし、「ええい!ままよ!」みたいに…。

森直人(以下、森) :僕個人は『なっちゃん』一枠、『聖なるもの』二枠に推したんですけど、実は総合で逆になってホッとしたんですよね。岩切さんは自主映画のニュースターで、首藤さんは対抗馬として力作を投げてきたという構図だと思ったから。あと個人的には今回、長編と短編が部門別になったのがすごく嬉しかった。短編部門は「15分大喜利」ですよね。そっちがユルさや試行錯誤も含めてバラエティ豊かになって、一方、長編部門はがっつり全力投球。質的に8本全部充実していた。そこの枠組みが明確になって審査しやすかったですよ。

直井 : それはありますね。でも今回の短編枠はまだまだ発展途上だなと。15分って物語やろうとすると短すぎて、MVチックにもなりがちで。

森 : グランプリの『ぱん。』は僕もダントツで一推しだったんですが、基本的な勝因は圧倒的な思い切りの良さかなと。「隙間があったらもったいないわ!」みたいな意識で、ネタがぎゅうぎゅうの密度で詰まってましたからね。

直井 : 『処女について』は、発展途上ながら明確に実験性があって嬉しかったです。

森 : 僕は特別賞に推しました。まだ未分化だけど、作家独自の個性や世界観がよく出ている。『デゾレ』はそこをもっと自覚的に洗練させた感じで、僕はこれが二枠推しでした。作家のカラーを一点集中で濃厚に提示するのも、短編ならではのやり方だと思いますね。


『処女について』 予告編

──そもそも、〈MOOSIC LAB〉とは何なんでしょうか。

直井 : 何なんでしょう(笑)。もともと、僕自身にとって2009年ごろって『ライヴテープ』とか『SR サイタマノラッパー』とかを配給していて、音楽と映画がしのぎ合ってるような映画に興奮していた時期で。それで、法人化初の企画プロデュース作品『劇場版 神聖かまってちゃん』(2011)と同じころに企画が立ち上がったんです。最初は映画秘宝とかHEADZとかが考える"音楽と映画"っていうテーマで招待作品をやってたんですよね。その後に上映する冨永昌敬監督『庭にお願い』へと繋げたり、『劇場版 神聖かまってちゃん』の宣伝になればと。その途中に震災があったりして、その当時出会っていた入江悠監督よりも下の世代の監督達と何かいっぺんにやろう、お祭りやろうみたいに思ったのがきっかけだった気がします。

森 : 僕の記憶もその辺は濃厚で。確か笹塚かな? 入江監督に節電中の暗いカフェで取材したことをよく覚えてます。だからある意味、3.11の震災がムーラボの理念的な起点になってるってことですよね。

直井 :そうですね。あの時はもう、「ちょっとこれからやばくね?」みたいになっていたので。世の中は節電なんだけど、あらかじめ決められた恋人たちへが爆音でライヴやったり、笹口騒音ハーモニカが路上でゲリラライヴやったりとかしていて。それに結構感化されたところはあります。音楽のほうは自由なのに、映画は節電だとできない。やりたくても上映が止まってて、みんな自制ムードで。「じゃあライヴハウスで上映できるものなら」とか、そんな可能性も含めてやってみようかなと。

対バン形式が理想的だったんです

──ムーラボの上映って2本立てのセットが基本ですよね。作品の組み合わせについて直井さんはものすごく考えてると思うんですけど。これってプログラム・ピクチャーの応用形っていう発想はありますか?

直井 : あります。元々ピンク映画とかロマンポルノが好きだったから。あとは対バン形式。最初はそのイメージが強かったんで、3本立てが理想的だったんです。

森 : なるほど、「プログラム・ピクチャー×ロックフェス」っていうね。やっぱり〈MOOSIC LAB〉って直井さん自身の個性の反映、本当にパーソナルなものが全体を規定している企画だと思うんですよ。だってもともと直井さん、大学の時は映画じゃなくて音楽系のサークルだったんですよね。映画と音楽を掛け合わせる発想も、そこが基盤にないと絶対出てこない。

──現在〈MOOSIC LAB〉のメイン・プログラムになっている、新作のコンペティション形式は2012年からスタートするわけですよね。

直井 : そうです。一番大きいのが平波亘監督主催の「映画太郎」という企画で、加藤行宏監督とか今泉力哉監督とかも参加してたんですよ。その3人との出会いが大きいかな。その他にも各映画祭がらみで自主映画の島がたくさんあって。最初は今泉監督を誘ってなかったんですが、先に決めた何人かに「誰が出たらヤダ?」って聞いたらみんな口をそろえて「今泉監督!」って言うから(笑)。それで呼ぼうかと。多分、それでみんな本気になったんじゃないかと思います。音楽面も大森靖子、BiSなど気鋭のメンバー達で。予想してたよりも全然水準が高くて、充実してましたね。


『アイドル・イズ・デッド』予告編(〈MOOSIC LAB 2012〉観客賞 / ミュージシャン賞 / 女優賞 / 男優賞)

──2013年の第二回コンペは、現在のムーラボの原型像って感じがします。今をときめく山戸結希監督が、それこそニュー・スター感満載で入ってきて。

直井 : 圧倒的なグランプリでしたね。ドラゴンボールで言えばいきなり天下一武道会2回目でフリーザが出てきちゃったみたいな感じというか。同じ監督として注目された鬼才・二ノ宮隆太郎もいたんだけど、映画がひねくれすぎてて伝わりにくかった。男性陣はこの後同じ傾向が続くんですよ。ひねくれたまま評価されようとするっていうハードルを自身に課すような。

森 : 野心的で対策もばっちりな気合い入った女子監督と、自意識過剰すぎて損する男子監督というムーラボおなじみの構図ね(笑)。あともう一人のスターとして入ってきたのが、ロロの三浦直之さん。準グランプリでしたよね。ここで「演劇枠」っていうのが以降定着していく。

直井 : 異種格闘戦みたいにしたかったんです。三浦監督の『ダンスナンバー 時をかける少女』は今となっては『君の名は。』の原型みたいな映画だし、音楽の本質を描くという意味でも重要な作品でした。この年はエリザベス宮地くんとかもいたし、観客賞は意外にも今井真×漁港『アナタの白子に戻り鰹』が取ったり。ハチャメチャでしたね。

森 : 観客賞って面白いですよね。審査員の評価と大きくズレたりするのがわくわくします。

──商業映画に繋がる流れが出てきたのはこの辺りですか?

直井 : はい。2年目でこうなるっていうのは想像つかなかったですね。いきなり岐路に立たされて。

森 : 以降、直井さんは一年ごとに「ムーラボ続けるか問題」で悩むっていう(笑)。

直井 : 今年はその時に近いかもしれません。圧倒的な才能が作った焼け野原で呆然と立ち尽くすような感覚。それで2014年は受け身になってしまった。参戦したいって人が結構いて、自分から声かけた人は少なかった年です。

森 : ムーラボから派生した商業ベースのプロジェクトもこの時期からのような。松居大悟監督とクリープハイプの『自分の事ばかりで情けなくなるよ』や、山戸監督が東京女子流主演で撮った『5つ数えれば君の夢』があって。


映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』予告編

──その頃から、直井さんご自身も忙しくなったのでは?

直井 : そうですね。その辺からグランプリを設けて、次の一手というかスカラシップみたいなのをやろうと思っていて。今の所、酒井監督の『はらはらなのか。』まで何となく実現しているんですけど、それもあって大変になったのは間違いない。あと、2014年は女優がかなり激戦で。最優秀は森川葵さんで、デッドヒートだったのが佐藤玲さん。もう1人の女優賞は吉岡里帆さんだったり。

森 :いま思えばびっくりするくらい錚々たる顔ぶれですよね。作品としては森川葵さん主演で準グランプリの加藤綾佳監督作『おんなのこきらい』が唯一の劇場公開に発展しました。これは観客賞も獲りましたが、ウェルメイドな作りに加えて「恋愛あるある」的にウケた気がします。世間では「テラスハウス」の流行があって、さらに大根仁監督の『モテキ』」や『恋の渦』もあって。その辺りが観客の気分と連動している印象はありましたよね。また2014年はグランプリ該当なしの年で、僕はやや迷いつつも黒田将史監督『QOQ』をトップに推しました。でもこれって、前年の山戸さんが期待のハードルを上げたのもあったと思うんですよ。

──直井さんご自身は「該当なし」に躊躇はなかったですか?

直井 : なかったですね。審査員投票で「グランプリ該当なし」が複数あった事自体が問題だなと思ったし、自然の流れだったと思います。とはいえ、ふぇのたすの楽曲なしに加藤監督はあの話を書いてなかったので、純粋に〈MOOSIC LAB〉きっかけの作品と言えるんですけどね。


『おんなのこきらい』予告編(〈MOOSIC LAB 2014〉準グランプリ / 観客賞 / 最優秀女優賞 / 男優賞)

再構築のような空気感の2015年度

──2015年はある種の成熟みたいな感じですよね。

直井 : 前年が混沌としていたので。観客も安定し始めて、頭で描いた地図通りに進行できた年だと思います。

森 : コンペも8作品に絞られてね。作家のレベルもある程度見込めていて、良くも悪くもムーラボ的な傾向の対策をみなさん考えてるなと思いました。で、グランプリが酒井麻衣監督の『いいにおいのする映画』。ここで直井さんが先生をしている京都造形大の人材が出てきたという。


『いいにおいのする映画』予告編(〈MOOSIC LAB 2015〉 グランプリ/観客賞/ベスト・ミュージシャン賞/最優秀女優賞/最優秀男優賞/男優賞)

直井 : 僕が授業やるようになった時、酒井さんは既に卒業してたんですよ。僕の授業にいたのは吉川鮎太とか辻凪子とか阪元裕吾とか。今泉くんを授業に呼んだりして、それが『Groovy』『ぱん。』に繋がるわけですが。

──授業ではどんなことを教えてるんですか?

直井 : 実践授業みたいな感じでやってるんですよ。ミニ・ムーラボみたいなね。あとは自分たちで上映会を催すまで、というのをやっています。

森 : それはすごくいいですね。ちなみに僕、酒井監督についてはあまり語ったことがないんだけど、ムーラボ的なポジションでいえば「ポスト山戸」枠ですよね。でも山戸さんと酒井さんって資質が全然違うじゃないですか。しっかり野心的、というイメージは同じなんですけど、酒井作品って子供部屋のような箱庭とままならぬ現実が対峙する世界で、マニアックなねじれを全然感じない。あくまで素朴に一生懸命、自分の信じる世界を盾に闘うというか。僕からすると戸惑うくらい「健全さ」が前面化していて、いまはそこが面白いと思うようになりました。

直井 : 彼女は好きな映画をティム・バートン、ジブリ、ディズニー!って堂々と言ってて僕の周辺ではサブカル臭が全然しない稀有な存在ですね(笑)。

森 : 京都造形大だから、林海象監督の影響もありますよね。ただティム・バートンにせよ、根っこは屈折したディープな文化コンテクストがあるんだけど、そのアングラ感が完全に脱臭されている。これは冗談ではなく、日本版ハロウィン・パレードの世代が来やがったな!って感じがします。内容がすごくまっすぐで、純粋なままで続いてるのがいい。対して加藤綾佳監督『おんなのこきらい』になると、これは僕にも親しい世界なんですよ。ウェルメイド志向で実際達者だけど、根はこじれてねじれまくってる。

直井 : 確かに加藤監督は屈折した光で、酒井さんは真っ直ぐな光のイメージですね(笑)。

森 : あとね、この年から出てきたのが「おっさん枠」。『101回目のベッド・イン』の監督はピンク映画ファンにはおなじみのサーモン鮭山さんが務めました。

直井 : あれは元々は破れタイツとベッド・インをぶつけようと思ったんですけど、ベッド・インがいろんな意味で大物過ぎて、これは大人が必要だ、と思ってピンク映画の手練れ脚本家の小松さんがバブル期強いんで相談したらサーモン監督に自然と繋がりました(笑)。

森 : 言うならば『ライヴハウスレクイエム』の松本卓也監督もおっさん枠ですもんね。ムーラボって"新人監督の登竜門"のイメージが強いですけど、現在の評価に甘んじていない年長者も入り乱れて、チャンスにしようっていう流れもここで加わった。すごく良かったと思います。「キングオブコント」だって年齢や芸歴の制限ナシですもんね? ちなみに『いいにおいのする映画』の吉村界人さんとか『劇場版・復讐のドミノマスク』(準グランプリ)の福田洋さんとか、珍しく男子役者枠が目立ったのもこの年の特徴ですね。

『マグネチック』(2016)の勝利に救われた部分もあった(直井)


『マグネチック』予告編(〈MOOSIC LAB 2016〉グランプリ / ミュージシャン賞 / 男優賞)

──2016年の混沌ぶりは2014年に近い気がします。

直井 : まさに。毎年背筋伸ばしたり白目剥いたりが交互にくる。

森 : もはや躁鬱みたいな感じですね(笑)。

直井 : 前年度の傾向は絶対影響していると思う。持ってくる人たちも何かあるんだと思いますけど。

森 : 傾向としては揺り戻しだけど、作品総体のレベルが年々上がってることもありますよ。僕、審査講評ではだいたい「全部面白かったです!」って言ってるんだけど、本気で「全作面白かった」と思えたのは、この年からですね。昨年と今年は本当に全部面白かった。そしてこの年、「ポスト山戸」枠に相当したのが『脱脱脱脱17』の松本花奈監督ですよね。

直井 : そうですね。17歳の松本監督に夕張であって、勢いがあるというか、次々いろんなことが結びついて実現していったので。持ってるなっていうのはありましたね。

森 : 結果は準グランプリ。僕も「準」推しでした。DOMMUNEで授賞式をやったんですが、松本監督、悔しさで号泣してましたよね。

直井 : そうそう、森さんが批評したらね、それまでけろっとしてたのに。

森 : 申し訳ない(笑)。本来はグランプリに推したかったのに、〈MOOSIC LAB 2016〉ヴァージョンの編集はせっかくの映画の生命力を殺している。そこの判断が理に落ちたんじゃないか…ってことを本気で語ったら、マジ泣きさせてしまいました。でもその志の高さに感心しちゃったんですけどね。銀メダルで悔し泣きって、リオ五輪の吉田沙保里選手ですよ!


『脱脱脱脱17』予告編(〈MOOSIC LAB 2016〉準グランプリ / ミュージシャン賞 / 女優賞 / 男優賞)

──しかしこの年も混戦で、作品評価は割れましたよね。下手したらグランプリなしという判断もあったのでは?

直井 : いや、それはなかったです。僕個人としては、「『マグネチック』が評価されなかったらこの映画祭ダメになるかも」っていう感覚があったんですが、不思議と審査員投票で最も票を集めてて驚きました。

森 : 『マグネチック』って僕は決して強く推してはなかったんですけど、グランプリに違和感はなかったんです。同じく審査員の九龍ジョーさんも、確か似たことをおっしゃってましたよね。しかし『脱脱脱脱17』が二番手って、もう相当なレベルですよ。突出して観客に一番人気だったのはスギムさん(クリトリック・リス)主演『光と禿』。メジャーで助監督を務めていた青木克齊監督の作品で、存外オーソドックスな作りの良作だった。伊藤祥監督やスズキケンタ監督の実験的な意欲作、演劇枠では山田佳奈監督の『夜、逃げる』も良かったし。

直井 : 森さんが推してくれた『あヴぁんだんドキュ』とかもありましたね。

森 : もう大好きで、爆笑しました。アイドル系ドキュメンタリーのひとつの果てというか、セルフ・ドキュメンタリーと奇怪な形でくっついていて、カンパニー松尾さん的なテロップ表現が「ちゃんと説明できない子」の愚痴みたいになってる(笑)。今でもたまに思い出します。

直井 : あとはクラウドファンディングによる資金確保などで、本来上げられない部分のクオリティが上げられちゃう事でアイディアや工夫が奪われるのを目の当たりにしたり。色々考えさせられました。だからこそ、超純粋な気持ちで25万で作った『マグネチック』の勝利に救われた部分もあったんです。「ああ、昔こういうのが好きで自主映画観るようになったんだよな」って。

森 : 確かにインディーズが単なる「ミニ商業映画」になっちゃうとつまらないですもんね。直井さんがいまおっしゃったことは非常に重要だと思います。

今年のムーラボはスターが多い(森)


『なっちゃんはまだ新宿』予告編(〈MOOSIC LAB 2017〉準グランプリ / ベストミュージシャン賞 / 女優賞)

──ここからは2017年のグランプリ・岩切監督、準グランプリ・首藤監督が登場です。おふたりと直井さんの出会いは?

直井 : 僕は〈早稲田映画まつり〉がきっかけで首藤凜監督に出会い、そこで小川紗良監督にも出会っていて。首藤さんが『なっちゃんはまだ新宿』の企画を立ち上げた時、撮影として岩切くんを紹介されたんです。その時「この人映画もすごいんです」って『花に嵐』観せてもらって。衝撃受けて、ムーラボにお誘いしました。

首藤凜(以下、首藤) : でも、結果的にグランプリ取られちゃって…(笑)。

森 : おふたりは3歳違いでしたっけ。

首藤 : そうです。ちょっと伝説の先輩みたいになってましたよ。一空さんの『ISOLATION』が、吉田大八監督に絶賛されて。

岩切一空(以下、岩切) : でも生徒からはボロクソでした。特にヒロインの子の友達から。

首藤 : それまではサークル内でも「女の子が大好きな変な先輩」だったけど、一気に「女好きだけど才能ある」みたいに変わったんです。

岩切 : 枕詞みたいに言わないで(笑)。その頃大学出て一年とかでしたけど、ENBUゼミナールにも一年だけ通ってて…。社会に出るまでの期間を延長しようかなって思ってたんです。

森 : まあ岩切さんは、天才肌ですからね。「普通の労働したくねえな~」っていう匂いがぷんぷん漂ってきます(笑)。

──観客賞の『少女邂逅』の枝優花監督も〈早稲田映画まつり〉からですか?

直井 : 枝監督は『神宿スワン』で撮影をやってたのがきっかけなんですよね。彼女はメイキングとかスチールとか助監督とかめっちゃ仕事してて、他にも人脈が繋がっていて。

森 : なるほど。しかし、今年のムーラボはスターが多いですね。群雄割拠、多士済々というか、早稲田界隈の精鋭メンバーが丸ごと上がってきているような印象です。初期の今泉力哉監督とか演劇枠の三浦直之さんを除くと、岩切さんはムーラボ初めての鳴り者入り男子スターかも。

直井 : あんなにブレまくってきた男性監督陣の中でね。やりたいことやりきって。


『少女邂逅』予告編 (〈MOOSIC LAB 2017〉観客賞)

森 : あと、首藤さんの『なっちゃんはまだ新宿』って、ムーラボのお題は律儀にきっちり守られているんですけど、自主映画の中だと珍しい作風だと思います。少なくとも映画的な系譜があんまり見えない。

首藤 : 演劇の方が観る事多かったからですかね…。

森 : 僕の印象では、『なっちゃんはまだ新宿』って街頭演劇みたいな印象なんです。脚本と芝居で練り込んだドラマ的強度を、外の空間に放ったみたいな迫力がある。一方、岩切さんってすごく自主映画の王道感があって。直井さんが岩切作品に惹かれるのはよくわかるんだけど、首藤さんの作品にも引っかかるっていうのが面白い。

直井 : 首藤さんの世界って、なんか惹かれるんですよね。よく考えたら狂気じみた行動なのに、切実さと優しさがあって、それがちゃんと胸を打つというか。あと、彼女の映画はとてもポップなんです。個人的に、「作品がポップかそうじゃないか」っていうのはすごい重要な要素で。会話とかのセンスには根本宗子さんの精神も受け継いでる気がして、好きです。

──今回の作品、当のおふたりはお互いにどう思ってるんですか?

首藤 : 『聖なるもの』は傑作だと思います!

岩切 : 『なっちゃんはまだ新宿』は"所謂ムーラボ"っていうか。『また一緒に寝ようね』の方がよかったかな。

直井 : でも確かに、今までの作風とだいぶ意識が違うよね。たぶん精神は一緒なんだけど、外に開いた感じというか。

首藤 : 私、邦画の暗い感じがあんまり好きじゃなくて。学校のシーンを撮るなら、洋画の学園ものの気の利いた言い合いとか、そういう要素を入れて明るくしたいな、と思ってて。それが反映されたのかもしれないです。

森 : 台詞が強いですもんね。演劇ラインの人はやっぱり、その明確なドラマ志向がハリウッド映画や海外ドラマの感触を生み出すのかな。山田佳奈監督『夜、逃げる』とかも、ちょっと『イン・ハー・シューズ』を思い出したし(笑)。

直井 : 音楽の力も大きいですよね。ちゃんとPOLTAの楽曲に向かい合ってるから、今までと違う作り方だったのかなって。それが岩切君の言う"所謂ムーラボ"ってものになってるんだとは思うんだけど。

ムーラボだから、「やりたいことやればいいか」って(岩切)


映画『花に嵐』予告編(〈PFFアワード2016〉 準グランプリ / ジェムストーン賞 / 日本映画ペンクラブ賞 / 観客賞)

──岩切さんは『聖なるもの』もあくまで自分流で作っていますよね。『花に嵐』があれだけ各方面から絶賛された後で、プレッシャーは?

岩切 : 脚本が全然書けなくて。まあでも、ムーラボだからやりたいことやればいいかって。

直井 : 『花に嵐』はとても良くできたエンタメ作品なので。どう超えるか、もしくはずらすか、どう出るのかと思ってたらまた斜め上をいく破壊力でしたね(笑)。

森 : 自分流でありつつ『花に嵐』とはなにか違うものを、っていう部分に関しては戦略的な回路が自然に働いているのかなっていう気はしました。しかし『聖なるもの』『なっちゃん』2作とも単独劇場公開とはめでたいですね。

──枝監督の『少女邂逅』も、夏に劇場公開ですよね。これははじめてのことだとか。

直井 : 3作品は初ですね。枝監督の作品は、女子高生とか、すでにムーラボじゃないお客が来てた印象です。特報も160万回再生されてて。一方、ムーラボ的な側面では色々苦労してましたよ。ある意味、どこかで潔くムーラボ感のようなものを割り切って考えていたことが勝因かもしれないですね。

森 : 実は僕、『少女邂逅』はどこかの部門に押し込もうとして、でも結局推し損なったんですよ。だから観客賞取って良かったなって。

直井 : 僕も女優賞、保紫萌香がなぜ取らなかったんだろうって思っていました。でもそれは、ムーラボ関係なく純粋に「枝さんの映画が観たい!」って人が駆けつけてたからこそ、観客投票が少なかったのかもしれませんね。アンコール上映でも『聖なるもの』と『少女邂逅』が真っ先に売り切れたんです。大体、アンコールになると動員は落ちちゃんですけどね。

──でも他の作品もみんな良かったですよね。

直井 : 加藤啓組『ねえ凹にハマる音をちょうだい』は幸せな組ですよね。好き嫌いはあるでしょうけど、「楽しくてしょうがない」みたいな、そういう幸福感に満ちていて。舞台挨拶も一番ハッピーな空気感で。逆に考えすぎて歪な形になってしまったのが『KILLER TUNE RADIO』。

森 : 僕は特別賞枠に推したんですよ。独自性もセンスもあるし、すごい好きなんですけど、長編映画としてはどうしても構造に無理がある。でも逆に言ったら、果敢に失敗しに行ったのってあれくらいだと思います。あと、失敗覚悟で果敢に突っこんで、巧く怪作に仕上がったのは『Groovy』。今泉力哉がここに来てまさかの男優賞制覇!


『Groovy』特報(〈MOOSIC LAB 2017〉 審査員特別賞 / 最優秀男優賞)

直井 : 2012年度『nico』で初代グランプリの今泉監督が最優秀男優賞を取ってしまうという(笑)。しかも次点が岩切監督で、次に古舘佑太郎さんっていう。謎の並び過ぎましたね…。ちなみに今泉主演作『Groovy』の監督・吉川鮎太もPFFで岩切監督、首藤監督と同期なんですよね。彼は発想こそ変態だけど、根っこはちゃんとエンタメ趣向なのがいいですよね。

森 : 男子監督は変態ばっかりやな(笑)。岩切さんに関しては「大林宣彦→井口昇」の系譜を感じるんですよね。だから早く商業映画でどうなるか見てみたい。

そろそろ若いプロデューサーとか「観せ手」を育てないと(直井)

──おふたりは今回、実際にムーラボやってみていかがでしたか?

首藤 : いい勉強になりました。「これからも映画をやりたい」と初めて素直に思えたし、でも「就活しよう!」とも心底思った。アーティストとのコラボやクラウドファンディングを通じて、"人とものを作る"という認識が大きく変わる体験をさせてもらいました。

岩切 : いろいろ制約を作って、映画のための書き下ろしやミュージシャン本人出演、ライヴシーン撮影みたいな"所謂ムーラボ"的なことを全く映画に組み込めなかったので、あんまりムーラボでの成績は期待していなくて。それが逆に、「自由にやりたいことだけやろう」みたいな気持ちで映画を作ることにつながりました。ただ、ムーラボという場じゃなければ自分からはなかなか声をかけれなかっただろうな〜という俳優さんや、音楽を担当してくださったボンジュール鈴木さんと出会えたことは何より大きかったです。

直井 : "所謂ムーラボ"としてしっかり審査員評価を集めた『なっちゃんはまだ新宿』、自由奔放な表現で枠を破壊するような魅力を放った『聖なるもの』の2本、どちらかを選ぶのは本当に苦しかったですね。

森 : いまさ、ツートップのコンビみたいにこの先輩・後輩が並んでますけど、実はまったくワケわかんない組み合わせなんですよね(笑)。全然異質の才能が共に評価されて、ちゃんと多様性が担保されているのもムーラボの良さであり面白さだと思います。

──今後はどうですか。プロとして映画監督で食べていく、みたいなイメージはありますか?

岩切 : 気持ちとしては撮りたいですけど、食べていくイメージはまだできないです。この前通帳差し押さえられて。年金で差し押さえになるって知らなかったんです。

首藤 : 工場とかで働いてみたら?

岩切 : うーん、でも撮りたい映画はあるんで頑張ります。

首藤 : 私の場合も、ずっと自主映画をやっていく、というのはあんまり考えられないですかね…。

直井 : 首藤さん、脚本の仕事っていう手もあるとは思う。

首藤 : 書く方に行きたいなーとは何となく思ってます。

森 : 実際、純粋に監督一本で食ってる人ってほとんどいないと思うんですよ。特にいまは働き方としても、表現活動としてもいろんな方向があるからね。映画監督のキャリアにも多様な選択肢があると思います。


『聖なるもの』予告編(〈MOOSIC LAB 2017〉 グランプリ / 最優秀女優賞 / ミュージシャン賞 / 男優賞)

──来年のムーラボは一体どうなりますかね?

直井 : いや本当に今この時点でも『聖なるもの』を選んだ事による焼け野原は復興できてなくて。やれるとしても受け身の年にはなるかなあ傾向的に。それにしてもノースポンサーで6年。やりがいだけじゃやってけなくはなってきてますし、そろそろ若いプロデューサーとか「観せ手」を育てないとなあ、とは思ってます。今年はスズキケンタ君がアートディィレクターやったり新しい観せ方になったとは思うんですが。

森 : 本質的にはどこまでも「MOOSIC LAB≒直井卓俊」だと思うんですね。だから直井さんは替えの利かない存在ではあるんだけど、ただ現実的に厄年迎えてからひとりで全部背負っていると死んじゃうからね(笑)。もしかしたら今後は、企画の方法論や精神を熟知してくれる若手を配して、受け継ぎ可能なシステム整備が必要になってくるのかもしれません。ともあれ認知度も人気も上がっているし、個人的にも年一回の楽しみになっています。これからも体調に気をつけて頑張って下さい!




PROFILE

直井卓俊

1976年生まれ。法政大学卒。映画配給会社アップリンクを経て、SPOTTED PRODUCTIONS名義(現在は法人化)で配給・宣伝などを手がける。配給作品に『フラッシュバックメモリーズ3D』(松江哲明監督)『SRサイタマノラッパー』シリーズ(入江悠監督)『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(松居大悟監督)『百円の恋』(武正晴監督)『14の夜』(足立紳監督)、企画プロデュース作品に『劇場版 神聖かまってちゃん』(入江悠監督)『ワンダフルワールドエンド』『私たちのハァハァ』(共に松居大悟監督)『はらはらなのか。』(酒井麻衣監督)などがある。

直井卓俊 Official Twitter : https://twitter.com/spotted701


森直人

映画評論家、ライター、アマチュア司会業など。1971年和歌山生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』『日本発 映画ゼロ世代』(フィルムアート社)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。2012年生まれの息子の保育園への送り届けと入浴が日課。

HP : http://morinao.blog.so-net.ne.jp/


岩切一空

1992年生まれ、東京都出身。早稲田大学文化構想学部文化構想学科に入学、映画サークルに入り、映画制作をスタート。『花に嵐』がPFFアワード、カナザワ映画祭などで数々の賞に輝き単独公開を果たす。MOOSICLAB 2017グランプリ作『聖なるもの』が4月よりポレポレ東中野にてレイトショー公開が決定している。

岩切一空 Official Twitter : https://twitter.com/i_isola_


首藤凜

1995年生まれ、東京都出身。学習院女子大学国際文化交流学部日本文化学科在学中。専攻は演劇。高校時代に友人と映画撮影を始め、大学入学後に早稲田大学映画研究会にて本格的に映画制作をスタート。12.9(土)-12.22(金)『なっちゃんはまだ新宿』(http://nacchan-mada.com/)が新宿シネマカリテにて単独レイトショー。

首藤凜 Official Twitter : https://twitter.com/miyumiyu_26

 
 

インタヴュー

渋谷慶一郎のレーベル、ATAKの過去音源配信開始、第4弾
・2017年12月11日・ATAK過去作配信第4弾、今回はパン・ソニックや灰野敬二のライヴを収めた初の動画作品も 2017年9月11日より、毎月11日に、半年に渡って渋谷慶一郎が主宰レーベルのATAK過去作品を配信リリース。OTOTOYでは各作品に関して、毎回、ライター、八木皓平による渋谷慶一郎本人へのインタヴューを行い解説をお送りします。第4弾は、2006年リリースの渋谷慶一郎、中村としまる、ノルベルト・モスランによるスリリングなライヴを収録した『ATAK008』。2007年リリース、渋谷慶一郎の、世界初の三次元立体音響を実現したヘッドフォンによるリスニング専用の作品『ATAK010 filmachine phonics』。そしてレーベル初の映像作品となったライヴ作品『ATAK011 LIVE DVD ATAK NIGHT 3』(動画データを配信)の3作品となっている。インタヴュー : 八木皓平ATAK配信作品のまとめページはコチラ 曲に聴こえるけどこうは作曲できない、僕にとってそこが即興の醍醐味 今回は『008』からだっけ? ──ですです。今回は『ATAK008 Keiichiro Shibuya+Norbert Moslan
by 八木 皓平
過去、現在、そして未来へと繋がるサウンドスケープ──キセル、3年ぶりのアルバム『The Blue Hour』リリース
[CLOSEUP]・2017年12月08日・過去、現在、そして未来へと繋がるサウンドスケープ──キセル、3年ぶりのアルバム『The Blue Hour』リリース 2014年にリリースした『明るい幻』から3年…… 来年結成19周年を迎えるキセルがついに新アルバム『The Blue Hour』をリリース! 3年ぶりに届いた今作も、キセルらしく浮遊感満載のサウンドスケープがひろがる、ファンタジックな楽曲が並んでおります。今作は、インタヴューのなかで辻村豪文が「“4人のバンド”として録りたいというのも思ってました」と語ってくれているように、以前よりキセルをサポートしていたドラムの北山ゆうこと、サックス、フルートの加藤雄一郎の4人が全曲で参加。これまでのキセルにはなかった管楽器というエッセンスを加えたことで、よりキセルのふたりが描く風景が美しく膨らんで聞こえる。3年間待ちわびたみなさん! 『The Blue Hour』を読み解くテキストとしてぜひお楽しみください。 メロウに、ドリーミーに、ミニマムに響く3年ぶりのフル・アルバム キセル / The Blue Hour'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC【配信価格】
by JJ
孤独だからこそ誘われた「warbear」という名の灯り──元Galileo Galilei・尾崎雄貴ソロ・プロジェクトが始動
[CLOSEUP]・2017年12月06日・孤独だからこそ誘われた「warbear」という名の灯り──元Galileo Galilei・尾崎雄貴ソロ・プロジェクトが始動 2016年10月、惜しまれながらもその活動に終止符を打ったGalileo Galilei。そのフロントマンであった尾崎雄貴が新たにソロ・プロジェクト「warbear」を始動させた。札幌にある自身のスタジオでレコーディングされ、弟で元Galileo Galileiのドラマーでもある尾崎和樹や、フィラデルフィアで活動をするサックス・プレイヤーDan Wallaceなどが参加した初アルバム『warbear』が2017年12月6日(水)にリリースされた。いわゆるギター・ロック的なサウンドを鳴らしていた初期のGalileo Galileiからはガラッと印象は変わり、バンド後期に彼らがつくりだしたメランコリックな音楽性の、その先が凝縮されている。 いったいこの作品はどのようにつくられたのか。OTOTOYではワールド・スタンダードに視点を置いた作品群となっている本作を探るべく、ライターの真貝聡による尾崎へのインタヴューを掲載。また、Galileo Galileiの音楽を聴いてロックに目覚めた人も多
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女性SSW・平林純、初の全国流通作『あとのまつり』をハイレゾ配信 & 福島を中心に活動するSSW・Chanoとの対談を掲載
[CLOSEUP]・2017年12月06日・「青臭さ」も「やさぐれ」も、ありのままの自分自身── 平林純×Chano、真逆の世界観を持つ女性SSW対談 2009年に路上ライヴから活動を始め、2015年には日本各地から集まったアマチュア・ヴォーカリストから優勝者を選ぶ番組『Sing! Sing! Sing! 3rd season』に出演し3500組の中からトップ3に選ばれるなどの実力派女性SSW・平林純が初となる全国流通作『あとのまつり』をリリース。バンド・アレンジによる楽曲から弾き語りの楽曲までバラエティに富んだポップな楽曲と毒気のある歌詞が印象的な今作を、OTOTOYではハイレゾにて配信スタート。そして、しなやかな歌声と美しくも力強いメロディが光る2ndアルバム『toi et moi』をリリースしたばかり、福島県いわき市を中心に活動する同じく女性SSW・Chanoとの対談を掲載。同じSSWと言えど、世界観が真逆な2人の対談は一体どうなるのか!? ページの最後にはディスク・レヴューもありますのそちらも是非! 初となる全国流通盤をハイレゾで!平林純 / あとのまつり '【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC【配
楽しい場所にいる自分が本当の自分? それとも…? ──spoon+、触って着せて脱がせる4thアルバム
[CLOSEUP]・2017年12月06日・最新技術を使っても血肉が通うステージでありたい──触って着せて脱がせるspoon+の最新作をハイレゾ配信 “世界を驚きで楽しくする”というテーマをもとに、あこちゅあが立ち上げたspoon+、待望の4thアルバムが完成。プロジェクション・マッピングを使用した映像と音楽を融合させたライヴ・パフォーマンスを特徴とし、作詞・作曲、映像制作、ライヴ演出をはじめ、衣装製作からアートワークと細部にまでセルフ・プロデュース。2016年にはフランスで開催された〈JapanExpoSud〉にライヴ出演、フランスのケーブルテレビ「NOLIFETV」では10週連続リクエストランキング10位以内に入るなど海外にも活動の幅をひろげている、あこちゅあの世界観をより楽しむため、彼女と10年近い付き合いのある宗像明将がインタヴューを敢行。ハイレゾ音源とともにお楽しみください!! 触って着せて脱がせるをコンセプトにつくられた、4thアルバムをハイレゾ配信spoon+ / Dress【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz) / AAC【価格】単曲 270円(税込) / まとめ 1,944円(税込) 【収録曲】1. カ
Cojok、3年半ぶり4枚目となるアルバム『Fourtea』をハイレゾ独占先行配信 & インタヴュー掲載
[CLOSEUP]・2017年11月30日・宿命を背負った音の極彩色──Cojok、3年半ぶり4枚目となるアルバムをハイレゾ独占先行配信!! アコトロニカ・ノイズ・オーケストラを貫く孤高のユニット・Cojokが3年半ぶり、4枚目となるアルバム『Fourtea』をリリース。OTOTOYでは一般での販売に先駆け、本作のハイレゾ独占先行配信がスタート! リズム隊に根岸孝旨、タナカジュンという布陣を配し、電子音と生楽器が緻密に組み合わさったその圧倒的な音像は是非ともハイレゾで体感していただきたい作品となっております! 前作に引き続き今回もメンバーであるKco(Vo.Gt)、阿瀬さとし(Gt. Pro)の2人へのインタビューを掲載。こだわりぬかれた今作を紐解くテキストとともに、ぜひその音に触れてみてください! OTOTOYのみハイレゾ独占先行配信!!Cojok / Fourtea'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/96kHz) / AAC 【配信価格】単曲 270円(税込)(M1,6のみ) / アルバム 2,160円(税込)【収録曲】''01. Velce02. Do Do Lou03. Sun Blanket04. Ocean In
映画版・RO JACK!? 新人発掘の登竜門!──音楽と映画の祭典、〈MOOSIC LAB〉より公式コンピがリリース
[CLOSEUP]・2017年11月20日・映画版 RO JACK!? 新人発掘の登竜門!──音楽と映画の祭典、〈MOOSIC LAB〉より公式コンピがリリース 突然ですが、あなたは〈MOOSIC LAB〉を知っていますか?〈MOOSIC LAB〉とは、『劇場版 神聖かまってちゃん』などをプロデュースした直井卓俊による映画祭。「そもそも何でOTOTOYで映画?」と思ったそこのあなたも、歴代の参加アーティストを見ればドキリとするのでは!? そう。なんと大森靖子、BiSなどのあの作品も、全てはここがきっかけで始まったのです。数々の才能を輩出している"音楽[MUSIC]"と"映画[MOVIE]"の実験室=〈MOOSIC LAB〉、今知っておいて損はないハズ!このたびは本年度の受賞映画から、OTOTOY限定でコンピレーション・アルバムをリリース。なんとこの特集のために書き下ろしの楽曲を提供してくださったアーティストも盛りだくさん! 耳の早いあなたにこそ、是非聴いてほしいラインナップになりました。さらに次ページでは、〈MOOSIC LAB〉主宰やグランプリ受賞監督陣を交えた対談も敢行。併せてお楽しみいただけると幸いです。 ここでしか聴けない楽曲揃いの、OTO
by 阿部 文香
2018年最注目アイドルは全員中学1年生! パンダみっく、1stシングルをOTOTOY独占ハイレゾ配信
[INTERVIEW]・2017年11月29日・2018年最注目アイドルは全員中学1年生!パンダみっく、1stシングルをOTOTOY独占ハイレゾ配信 2016年6月結成の5人組中学1年生のアイドルユニット、パンダみっく。結成から1年5か月にして待望の1stシングル『好きな曜日はxx』がリリース。サウンド・プロデューサーに元『カラスは真っ白』のタイヘイを迎い入れ、カラスは真っ白のカヴァー「ヒズムリアリズム」や、配信限定でリリースされた「白黒イエスノー」、そして表題曲の「好きな曜日はxx」のファンキーな3曲が収録されている。OTOTOYでは本作を独占ハイレゾ配信をおこなうとともに、アルバム購入者にはメンバーからの「寄せ書き楽曲コメントpdfデータ」つき。そして、リリースを記念してサウンド・プロデューサー、タイヘイのメール・インタヴューを掲載。パンダみっくをまだ知らないみなさん、これからの彼女たちには要要要要、要チェックですよ!! アルバム購入でメンバー寄せ書きコメントpdfつき!パンダみっく / 好きな曜日はxx'【収録曲】1. 好きな曜日はxx2. ヒズムリアリズム(rearrange ver.)3. 白黒イエスノー 【配信形態】24bit/96kHz
筆者について
阿部 文香 (阿部 文香)

1996年生まれの大学生。零-0(れんれん)って名前で絵も描いてます。

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