編集部が注目する今週のリリース作品
東京拠点のスリーピース・バンド、2nd EP
2026年、4ヶ月連続デジタルリリースの集大成となる2nd EP。しなやかなR&Bのグルーヴに、ジャジーな響きとバンド的なロックの開放感が重なる、明るく軽やかなアンサンブルが魅力だ。バラエティに富んでいながら、どの楽曲にも研ぎ澄まされた芯が通っている全5曲。音源で聴けば、身体に訴えかける躍動がまずシンプルに気持ちよい。ライブではそこに、心地よい緊張感が加わる。それぞれの楽器の「掛け合い」がほんとうに素晴らしい。聴いていて気持ちよく、観ていて少し息を呑む、その両方がある。音源にも、その気持ちよさと緊張感は十分に刻まれている。音で笑顔になれる作品だと思う。(高田)
ダブ・レゲエバンド、THE BERSERKERSのEP
11人編成のダブ・レゲエバンド、THE BERSERKERSのEPがリリース。昨年リリースしたアルバム『THE BERSERKERS』で伝えきれなかったライブ感、ドライブ感をより色濃く抽出し、ダブの真髄をパッケージングした全5曲。ライブハウスに飛び込んだかのような、セッション・レコーディングの熱量を、挑戦的な展開と計算されたアンサンブルの絡みのうえ感じることができるだろう。燃えたぎるなにかを持ちながらどこかドラマチックで、遠くに連れ出してくれるような、ある種の少年漫画のようなストーリー性のある楽曲群です。(菅家)
1986年武道館公演録音が、40年を経てリマスター化
もはや元ネタを知らずに使っているアーティストもいるのではという、日本のロック史における名MC「ライブハウス武道館へようこそ!」が放たれた夜!1986年〈JUST A HERO TOUR〉の武道館公演を収録したライブ音源。リリース当時は武道館公演を収録という触れ込みでしたが、実際は同ツアーの別公演やオーバーダビング、ボーカルや声の差し替えが発生していたという作品で、2012年に武道館公演を当日の演奏順で丸っとコンパイルした"NAKED"がリリース。そこから14年、ちょうどこの武道館から40周年というタイミングでこの"NAKED"版が新たなリマスターで登場。バンドの脂に乗りまくったキレキレの演奏と歌声がアップデートして楽しめます。「ここは東京だぜ!?」も外せませんね。(高木)
6年ぶりのアルバムより1曲目が先行配信
『Yours Sincerely』というタイトルを冠したアルバムの一曲目となる先行シングルは、どこか竹村延和的な寓話的エレクトロで牧歌的なムードが漂う。ここではないどこかを音で運び続けてきた巨匠はいまどんな世界、感情を欲しているのか。好みの調度品で囲まれたワンルームでうたた寝をして、近所を散歩する、小さな自然に目を向けて、横切った光の中にある生活を想像するような、そんな穏やかさか。細野晴臣が綴る手紙を読む余地がどれだけ残されているかな?準備が整っていない我々の手をこの曲がゆっくりと導いてくれるんだろう。(津田)






































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