L.E.D.のライヴ音源を独占配信開始!

ロック、ジャズ、エレクトロニカ、クラブ・ミュージックなど様々なジャンルを内包する音楽を奏でる7人組のシネマティック・インストゥルメンタル・バンド、L.E.D. 。2011年4月にリリースされた原田郁子をゲストに迎えてのボーカル・トラック「I'll」(『elementum』収録)が多くの話題を集めた彼らのライヴを、高音質DSDで録音。この度配信開始いたします! 収録するのは2011年12月27日、渋谷WWWにて行われたライヴから未発表曲を含む全6曲。当日は漫画家、映像作家のタナカカツキ、そしてWEBディレクターであり、ダブ・バンド、negoのVJとしても活動するVJ mitchelとのダブルVJで映す色鮮やかな映像の中で演奏した彼ら。その非現実的なほどに美しい空間を、高音質音源とフォト・ブックレット(30ページ)で追体験してください。

L.E.D. / LIVE at SHIBUYA WWW 2011.12.27

【配信形態】
1) DSD+MP3
2) HQD
★デジタル・フォト・ブックレット付き(30ページ)

【価格】
各1200円(まとめ購入のみ)

【トラック・リスト】
01. aqua / 02. ventus / 03. Oriens / 04. countless / 05. ignis / 06. morning mist(未発表曲)

卓越したバンド・アンサンブルに裏打ちされた物語喚起力

L.E.D. が創り出す宇宙のような音空間には、映像を思い起させる力がある。そして、そこに映し出される情景には、生命力に満ち溢れた「人間の物語」が確かに存在する。昨年2011年12月27日、渋谷WWWにて行われた彼らの新作EP『Music For Cinemas e.p.』のリリース・パーティーの模様を収録したこのライヴ・アルバムから感じられるのは、7人の卓越したバンド・アンサンブルに裏打ちされた映像喚起力ならぬ物語喚起力。彼らが他のインストゥルメンタル・バンドと一線を画している点は、ここではないだろうか。そして、その物語を呼び起させる力を我々に与えることこそが、彼らにとっての「進化」なのではないだろうか。つまり、このライヴ・アルバムは彼らの「進化」の過程の一端を垣間見ることのできる貴重な音源なのだ。

photo by アカセユキ

昨年リリースされた『elementum』に収録されている楽曲が、本作の大部分を占めている。煌びやかなシンセと躍動感あふれるドラムが印象的な「aqua」、ジャズを下敷きにしたベース・ラインの上を、軽やかなギターとサックスが飛び跳ねる「ventus」は、それほど大胆なアレンジは加えられていないが、原曲のもつ強さを生かし我々を異次元の音世界へと誘ってくれる。そして、16分という時間を感じさせない、緻密に設計され、万華鏡のごとく彩りを変化させてゆく美しいミニマル・ジャム・セッション「ignis」。これら『elementum』からの曲を聴いていると、その楽曲の強度を改めて感じると同時に、その繊細かつ壮大なサウンド・スケープに酔いしれてしまう。

そして、新作EPに収録された「countless」、そして未発表曲である「morning mist」が、L.E.D.が新たな次元へと突入したことを告げる。即興的ともいえる不穏な音響を漂わせながら、まろやかなサックスに導かれるようにして、ノイズ・ギターが暴れ回る「countless」は、まるで劇的に幕切れをおろすスリリングなSF映画を観ているようでもある。また、「morning mist」におけるアンビエンスも感じさせるエモーショナルなサックスと力強い生ドラムのグルーヴの有機的な融合は、きっと静かな日曜の朝のひとときを彩ってくれるであろう。そう、この二曲には一層、物語喚起力の萌芽が感じ取れるのだ。なおかつ、この二曲は彼らのサウンド面における新機軸になる可能性を潜めている。

photo by アカセユキ

そして最後に付け加えておきたいのが、このライヴ・アルバムには30ページにも及ぶデジタル・フォト・ブックレットが付属されている。このライヴは漫画家/映像作家のタナカカツキ、新進気鋭のVJ mitchelの繊細かつ迫力のある映像世界とL.E.D.の織りなす壮大なサウンド・スケープが見事に共振し、会場を支配した。このブックレットと合わせて、このライヴ・アルバムを追体験し、新たな可能性を感じL.E.D.の新作を待ち焦がれていよう。(text by 坂本哲哉)

DISCOGRAPHY

INFORMATION

L.E.D. presents 『in the universe』
2012年3月4日(日) @渋谷 O-NEST
w / DUB SQUAD / Jimanica Band Set / NINGEN OK (6F Floor Live)
food / ゆるマクロビ屋台“naturemian”

NHK FM 『LIVE BEAT』
ON AIR : 2012年2月26日(日) 23:00~24:00

『頂 ITADAKI 2012』
2012年6月2、3日(土、日) @吉田公園(静岡県榛原郡吉田町)
w / EGO-WRAPPIN' / PUSHIM with HOME GROWN / THE SUNPAULO / cro-magnon / GOMA&The Jungle Rhythm Section / 渋さ知らズ オーケストラ ... and more
>>『頂』 official website

PROFILE

2000年に様々なフィールドでキャリアを有するメンバー7人により結成されたシネマティック・インスト・バンド。そのサウンドは、Jazz、FunkからHouse、Ambient、Minimal、Electronica、Krautrockまで様々な要素をバンド独自の有機的フィルターを通して解体、再構築。既存のインスト、ポスト・ロック勢とは明らかに一線を画す、映像を強くインスパイアさせる、まさにシネマティックなサウンド・スケープを展開している。結成当初から確かな演奏力と映像親和性により高い評価を受けているライヴは各地のフェスをはじめ、活動の幅を広げ続けている。また映像に重きをおくコンセプトによりアルバム・アートワーク、ライブVJ、PVなどの多くをマンガ家であり映像作家でもある異才、タナカカツキとコラボレーションも話題に。L.E.D.のサウンド・スケープと多幸感に溢れた映像のマッチングは必見。2011年バンド初のボーカル・トラックにクラムボンの原田郁子を迎えた楽曲『I'll』(アイル)を含む渾身のセカンド・アルバム『elementum』を発表。6月にはCalm、moshimossをリミキサーに迎え、remix限定アナログ盤をリリース。12月には新作epをリリース。10月には大型野外フェス「朝霧JAM」への出演も果たす。

>>L.E.D. official website

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レヴュー

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by 尾野 泰幸
筆者について
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