脳髄を揺さぶる野性ロックの誕生!!——ドミノ・レコーズの大型新人、The BohicasがデビューEPを配信開始!!

アークティック・モンキーズ、フランツ・フェルディナンド、アニマル・コレクティヴ、リアル・エステート、ペイヴメント…。そうそうたるバンドを擁し、イギリスのインディ・シーンをリードしつづけるドミノ・レコーズから、期待の大型新人、The Bohicas(ザ・ボヒカズ)がデビューEPをリリース!! 強迫的な勢いで打ち鳴らされるバスドラム、怪しげながらも荒々しいギター・リフ、圧倒的な音圧で迫るヴォーカル。脳髄をじかに揺らすような全4曲が、私たちの生まれ持った野性の血を刺激する!! レヴューとともにお楽しみください。
The Bohicas / EP
【配信形式 / 価格】
alac / flac / wav / mp3 : 617円(税込、単曲は各205円)
【収録曲】
01. XXX
02. Crush Me
03. Bloodhound
04. Swarm
「俺たちの方が最高だ」と大胆にも言い放っているような最高のロックンロール
ロックンロールは若者の武器だ。 ——そう言いきってしまうのは、どこか時代遅れに思われるかもしれない。だが、このイースト・ロンドン出身の4人の荒くれ者たち、The Bohicas(ザ・ボヒカズ)が鳴らす荒々しく、ダーディでソリッドなロックンロールから感じられるのは、そんな使い古されたような言説を、いま再びリアルなものとして蘇らせようとする真直ぐな信念と気概である。と、興奮を抑えきれず思わず突っ走ってしまったが、アークティック・モンキーズやフランツ・フェルディナンドを輩出した〈ドミノ・レコーズ〉からリリースされる今作に収められた4曲を聴けば、あなたもそう思うに違いない。
1曲目の「XXX」は、一度聴いたら「エックスエックスエックス」と思わず口ずさんでしまうポップな旋律をもった曲だ。それをより中毒性の高いものにしているのは、ダムドのような初期パンクの焦燥感溢れるスピード感とシンプルで鋭いギター・リフにあると言っていいだろう。続く「Crush Me」と「Bloodhound」は、まるでクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジがソニックスや初期ビートルズの曲に少量のサイケデリック感を加えて演奏しているような、重厚かつソリッドなガレージ・ロックンロール。シメの「Swarm」の冒頭1発目のギター・リフはあまりにも強烈だし、中盤のベース・ソロは最高にクールだ。そう、ここで鳴らされているのは「俺たちの方が最高だ」と大胆にも言い放っているような最高のロックンロールなのだ。
そう考えるとザ・ボヒカズはロックンロールの偉大な伝統と歴史を受け継ぎながらも、それを更新するバンドになる可能性を秘めているように思える。いずれにせよはっきりと断言できるのは、彼らはいま最も目が離せないブリティッシュ・ロック・バンドのひとつであるということ。そんなボヒカズは、今週末に開催が迫っている〈ホステス・クラブ・ウィークエンダー〉での来日が決まっている。いま、彼らを目撃しない手はない! (text by 坂本哲哉)
ドミノ・レコーズの配信タイトルをあわせて聴こう!
Arctic Monkeys / AM
2013年、アークティック・モンキーズが2年ぶりにリリースした5thアルバム。今作もシミアン・モバイル・ディスコのジェームス・フォードをプロデューサーに迎えているほか、共同プロデューサーとしてバンドのシングル曲を手掛けてきたロス・オートンが参加。さらに、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・ホーミ、エルビス・コステロのドラマーをつとめているピート・トーマス、元ザ・コーラルのビル・ライダー・ジョーンズがゲストとして加わっている。
Franz Ferdinand / Right Thoughts, Right Words, Right Action (Deluxe Edition)
2009年にリリースされた『Tonight』以来、約4年ぶりに発表された最新作。ホット・チップのアレキシス・テイラーとジョー・ゴダード、ノルウェー出身のDJ / プロデューサーであるトッド・テリエなどとともにレコーディングを行い、セルフ・プロデュースで制作された。汗まみれになって踊る準備はできているか!?
Real Estate / Atlas
その評価を確かなものとした前作『Days』から2年半、Real Estateの新作がついに届けられた。ジャクソン・ポリス(Dr)、マット・コールマン(Key)を加えた5人体制で臨んだ今作は、ぐっと厚みを増したアンサンブルがこれまでになくリッチな印象を与える。先行シングル「Talking Backwards」がピッチフォークで"ベスト・ニュー・トラック"に選出されるなど、いまやUSインディー・シーンを代表する存在として認知される彼ら。エコーの効いたギターとシンプルなリズムが奏でる、ローファイかつドリーミーなサウンドをご堪能あれ。
LIVE INFORMATION
〈HOSTESS CLUB WEEKENDER〉
2014年6月21日(土)、22日(日) @新木場 STUDIO COAST
料金 : 1日券 7,900円 / 2日通し券 13,900円 (ドリンク代別)
出演 : CAT POWER / BLONDE REDHEAD / SIMIAN MOBILE DISCO performing WHORL / CLOUD NOTHINGS / PERFUME GENIUS / JOAN AS POLICE WOMAN / TOY / SOHN / THE BOHICAS / HIGHASAKITE
詳細 : http://ynos.tv/hostessclub/schedule/201406weekender/
PROFILE
The Bohicas
イースト・ロンドン出身のドミニク・マクギネス(Vo, Gt)、ブレンダン・ヒーニー(Dr)、ドミニク・ジョン(Gt)、エイドリアン・アコラツェ(Ba)で結成された4ピース・ ロック・バンド。アークティック・モンキーズ、フランツ・フェルディナンドが所属する〈ドミノ・レコーズ〉のニューカマーとして注目を集めている。デビュー前から楽曲がさまざまなメディアでレコメンドを獲得し、大ブレイクが期待されている。
>>The Bohicas OFFICIAL HP (Domino Recording Company)