2014年にUKOとしてデビューし、2021年より新たに活動をスタートさせたNEMNE(ネムネ)。活動を重ねるなかで、より自身のルーツに寄り添ったゴスペル・ライクなサウンドへと向かっていった。デビュー当初から制作を共にしてきたSEIKIや、友人の大比良瑞希ら周囲の存在にも背中を押されながら、“自分のやりたい音楽”の輪郭を徐々に掴んでいった彼女。模索の末にたどり着いた“NEMNEらしさ”を落とし込んだ初のフル・アルバム『NEMNE』には、何気ない日々へ光を当てるような、穏やかな体温が宿っている。今回は、そん…
2023年にyonawoを脱退し、2024年よりソロ活動をスタートさせた荒谷翔大。シングル曲やEP『ひとりぼっち』のリリース、ミュージシャンへの楽曲提供などを経て、初のフル・アルバム『TASOGARE SOUL』を完成させた。タイトルの「黄昏ソウル」は、自身の音楽性を象徴する言葉として名付けられたもの。昼と夜の境界が溶けていく黄昏時のイメージになぞらえ、リスナーとミュージシャンの心がゆるやかに交わる音楽体験を描き出そうとする意思が込められている。 ...…
矢井田 瞳の最新アルバム『DOORS』は、デビュー25周年を迎えてもなお“新しい扉”を開き続ける挑戦的な姿勢が色濃く表れた作品だ。ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』主題歌「アイノロイ」では、矢井田自身の希望によりYaffleがサウンド・プロデューサーとして参加。矢井田は、初めて顔を合わせた日から仕上がりへの確信を抱いたという。本対談で、ふたりは「アイノロイ」の制作でも使用したYaffleのスタジオにて再会。数年間の空白を感じさせない軽やかなやり取りのなか、楽曲の下書きからレコーディング、アレンジまでの制作過程や、…
思い出野郎AチームのニューEP「エンドロールの後に」──インタヴューでの本人たちの言葉にもあるようにまさに彼らの魅力がストレートに詰まった5曲収録のEP。グルーヴィーなソウル、ファンクなバンドの演奏とヴォーカル、マコイチこと高橋一の、ときに人生の幸福と、ときに人生の葛藤と、日常と社会を真正面からとらえた歌詞が並ぶ。OTOTOYでは本EPのリリース直前の7月20日に、先行視聴会および公開インタヴューを行った。メンバーからは高橋一(Trumpet, Vocal)、増田薫(Sax)、山入端祥太(Trombone)…
PICNIC YOUは、1998年生まれの田嶋周造、下田開登によるラップ・ユニット。じゃがたら、ECD、ザ・ブルーハーツ、山口富士夫を敬愛し、1960年代以降のカウンター・カルチャー、サブ・カルチャーに共鳴するふたりが出会い、2018年に結成された。そんな彼らが、ファースト・アルバム『友愛』をリリース。本人たっての希望でインタヴュアーにはじゃがたらやザ・ブルーハーツ、現代フランスのラップについてなど、数多くの著作を手掛ける陣野俊史を迎え、作品についてじっくり語ってもらっている。...…
ライヴハウスへ行くようになってから5、6年。決して長くない歴のなかでも「なんとなくノリ気がしない」なんて思ってしまう日が生意気ながらある。からあげ弁当のライヴをはじめて観に行った時はちょうどそんなモードが続いていた時期で、正直に告白するとこの日も100パーセントの気持ちを持っていたわけではなかった。でもからあげ弁当の3人が新代田FEVERのあのステージで演奏している姿を観たら、ライヴハウスに初めて行った日のこと思い出して知らないうちに泣いてしまっていたし、「ライヴハウスで気になっているバンドを観るってやっぱ…
宇宙にぽつんとひとりで浮いているかのような感覚になる、Klang Rulerの初アルバム『Space Age』。しかし、そこに孤独は感じない。むしろ無重力空間を散歩しながら地球を眺めているようで終始ワクワクするのだ。SFの要素をたっぷりと含んだスケールの大きな楽曲で構成されているはずなのに、懐かしさや親しみも同時に覚えるのはyonkey(Vo)の類ないトラックが魅せる不思議な魔法のようでもある。そんな巧妙なサウンドに〈愛の返し方をボクはまだ知らない〉(“きらめき”)、〈またあいたい またあいたい〉(“ロスト…
シンガー・ソング・ライター、Sean Oshima。彼を知ったきっかけは、ファースト・シングル「疲れた日の夜に -Hard Day’s Night-」のMVだった。白い背景に赤いカーペット。真ん中にはSean Oshimaがいて、その一歩後ろには様々な楽器を演奏している人たち。そんなシンプルな映像とともに流れる、ブラスをふんだんに使った華やかでキャッチーなサウンド。だけど歌詞には世の中への皮肉もたっぷり入っている。おもしろいアーティストに出会ったと真っ先に思った。その後も彼は作品をコンスタントにリリースし、…
ライター、斎井直史によるヒップホップ連載〈パンチライン・オブ・ザ・マンス〉。前回はラップ・グループ、CBSのインタビューをお届けしました。あれから約5ヶ月ぶりとなる今回は、Hiphop / R&Bヴォーカルデュオ、Otomodatchiにインタビュー。東京とロンドンを基盤に活動する日本人R&BシンガーソングライターAmiideと、LAを拠点とするアメリカ人ラッパー、Jyodanにリモートで話をききました。2020年12月に解散したCIRRRCLEの元メンバーでもあるふたりは過去、現在、そして未来をどう捉え…
福岡を拠点に活動する4人組バンド、Deep Sea Diving Club(通称、DSDC)がメジャーデビューを果たした。彼らのメジャー初EP、『Mix Wave』は、昨年発表した“フーリッシュサマー”、“Left Alone feat. 土岐麻子”、“Miragesong”の3曲に新曲4曲を追加した気合の入った作品だ。バンドとしても大きく進化した姿を提示しているDeep Sea Diving Club。今回はヴォーカルの谷颯太にメジャーに対する考え方、そしてEPの制作スタイルについてじっくり語ってもらった…
kiki vivi lilyが最新EP『Blossom』をリリース。情報量が多い楽曲が日々リリースされる今日において、飾るよりもあえて削ぎ落とすイメージで制作を進めたと彼女は語る。そして生み出された本作は、コンパクトに仕上がっているものの、彼女の魅力的な歌声や安定したグルーヴがより一層感じられる一作となっている。それぞれの楽曲にどのように命を吹きかけたのか、制作背景や各楽曲のポイントをじっくり語ってもらった。...…
“TENJIN NEO CITY POP”をテーマに掲げ、福岡を拠点に活動している4人組バンド、Deep Sea Diving Club。彼らの産み出すロック、R&B、ソウルの要素をベースにポップなセンスを掛け合わせた楽曲には、日本のみならず海外でもじわじわと人気が集まってます。彼らは自身の楽曲をどのようにして作り上げているのか、その秘密を探るべく、メンバー全員にインタヴューを実施。最新作のの土岐麻子とのコラボ楽曲の話はもちろん、バンドの結成の経緯から、それぞれの音楽ルーツ、そして、拠点として活動をしている…