2014/04/23 17:55

大学生、佐久間望が追いかける桐嶋ノドカ――file.6「ドキドキ! 初インタヴュー!!」後編

新人女性シンガー・ソングライター、桐嶋ノドカを追いかける連載の第6回。前回、ついに実現した佐久間望によるインタヴューの前半を公開しました。後半は緊張もかなり解れ、佐久間さん、しっかりと自分の想いをぶつけることができたようです。取材を終えた彼女の背中は、心なしかひと回り大きくなったような…。大好評のフリー・ダウンロード曲「ボーダーライン (DEMO ver.)」をまだゲットしていない人は、ぜひお早めに! (※インタヴュー前編はこちら)

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佐久間望(左)と桐嶋ノドカ(右)

ドキドキ! 初インタヴュー!! (後編)

お待たせしました! 桐嶋ノドカのインタヴュー後編ですっ! 私の聞きたかったことや伝えたかったことが全部言えるように、めちゃくちゃがんばって準備したつもりだったんです…。でも実際に文字起こしをしてみると、「なんでこれを聞かなかったんだ!」っていうことがたくさん出てきてしまいます…。これってきっと、"インタヴューあるある"ですよね…! そんな話はさておき…、後編は桐嶋さんの現在の活動について聞いてみました。プロデューサーの小林武史さんとの出会いとか、桐嶋さんの歌への想いとか、我ながらインタヴューらしいインタヴューになったかな…。あ! ファンのみなさんにはちょっと嬉しい話も聞けたので、ぜひ最後まで読んでくださいね〜。

インタヴュー & 文 : 佐久間望

小林武史に見出され、一気にアーティストの道へ

——桐嶋さんって、小林武史さんにデモを送ったのがアーティスト活動を始めるきっかけになったんですよね。それはいつ頃だったんですか?

桐嶋ノドカ

桐嶋ノドカ(以下、桐嶋) : 大学3年の夏だったと思います。いつも髪を切ってもらってる美容師さんがいるんですけど、その美容師さんがたまたま小林さんと知り合いだったらしくて、「デモを渡してあげるよ」って言われて。正直、最初は半信半疑だったんですけど、その美容師さんにCDを渡したのが始まりなんですよね。

——運命ですね…! それまでデモをどこかに送ろうとしたことはなかったんですか?

桐嶋 : オーディションを受けたことはあったんですけど、デモを送るってすごくガッツが必要だったので、なかったですね。

——いきなりデモを渡すことになってどんな気持ちでしたか??

桐嶋 : う〜ん。渡してもちゃんと聴いてもらえるわけがないと思っていたから、けっこう気楽な感じでした。そしたら、意外とすぐに連絡があったんですよ。

——そうなんですね〜。小林さんと出会ってから、桐嶋さんの生活に変化はありましたか?

桐嶋 : スタジオに通う日々が始まりましたね。初めてスタジオに呼ばれたときに、「ピアノ弾いてごらん」って言われて、「優しい雨」を歌ったのが記憶に残っています。そのあとは、徐々にレコーディングを進めながら、とにかく曲を作って…。

佐久間望

——ミュージシャンの生活ですね〜! 素朴な疑問なんですけど、レコーディングするときって緊張しないですか?

桐嶋 : レコーディングは楽しいです! 他の楽器を録り終わってから最後に歌を録ることが多いんですけど、ひとりでマイクに向かって長時間歌い続けるっていうのはストイックだなと思います。「私って歌うことが好きなんだな」ってあらためて実感する瞬間でもありますね。ライヴでお客さんを前にして歌うのも、バンドのメンバーと一緒に歌うのももちろん好きなんですけど、レコーディングのときに小さな部屋の中で歌うのが大好きなんです。

——なんか素敵ですね…! 桐嶋さんって、キーボードを弾きながら歌っていたこともあるんですよね。

桐嶋 : 大学に入ってすぐの頃は、サポート・メンバーと一緒にキーボードを弾きながら歌っていたんですけど、途中からキーボードは他の人にやってもらったほうが歌に専念できるなと思って、歌だけを歌うようにしたんです。小林さんに渡したデモも、弾き語りの曲は1、2曲しかなくて、他はバンド・メンバーに演奏を任せた音源でした。

真剣に生きたい、そして歌で生き様を表現したい

——3月に入って桐嶋さんのオフィシャル・サイトとかFacebookとか、YouTube動画が一気に公開されましたよね。身の回りで何か変化はありましたか?

桐嶋 : 変化というか、自分の家族に見られるのが「恥ずかし〜っ!!」っていう感じでした(笑)。親には公開日を言ってなかったんですけど、お母さんが友達のFacebook経由で知ったみたいで、「見たよ! がんばってね!」って応援メッセージをくれました。外から知られちゃった分、余計に恥ずかしかったな(笑)。

桐嶋ノドカ / ボーダーライン
桐嶋ノドカ / ボーダーライン

——私にはわからない気持ちだけど、そういうのってきっと恥ずかしいですよね…(笑)。桐嶋さん自身の気持ちの変化はありますか?

桐嶋 : あるような、ないような…。オフィシャル・サイト公開のタイミングで完成した「END」っていう曲があるんですけど、私の中でその曲はひとつの区切りというか決意というか、そんな意味を持った曲なんです。この曲をきっかけに新しく踏み出そうって思っていて、そういう意味ではかなり気持ちに変化があるのかも。今まさに飛び立ったような気分で、離陸中って感じです!

——かっこいい! 今後はどんな活動をしていきたいですか??

桐嶋 : そうだなぁ。今はアルバムを作りたいですね。

——今のところOTOTOYのフリー・ダウンロードとYouTubeでしか音源が聴けないですよね。私、初めてライヴを観たときからずっと桐嶋さんの音源が欲しくて…。この連載でもずっと書いてるんです!

桐嶋 : わー! ありがとうございます! 猛烈に準備してます!!

——えー! めちゃくちゃ楽しみにしてますっ!

桐嶋 : がんばります!

——あ、そうだ。もうひとつ、私の大好きな曲「ボーダーライン」について聞かせてください。この曲って、始まりはゆったりとした曲調で、モヤモヤする気持ちを歌っているけど、終わりに向けてパッと晴れやかになる感じですよね。私は大学生で、就職のこととかもいろいろ考えなきゃいけない時期なんですけど、やりたいことがないわけじゃないのに、思い切って踏み出せないなぁってずっと思ってるんです…。そんな私に、「とにかくウジウジしてないで挑戦しよう!」って勇気を与えてくれたのが、「ボーダーライン」でした。桐嶋さんはこの曲をどんな気持ちで作ったんですか?

桐嶋 : なんかそう言ってもらえると嬉しいです! 「ボーダーライン」は、じつは私もウジウジしていたときに作った曲なんです。音楽に対してもそうだし、普段の自分に対してもそうだし、問題をたくさん抱えているのに、そこに立ち向かう勇気がないというか…。でも、この曲を書いているうちに気持ちが楽になったというか、「こうなりたい!」という気持ちで書いた曲ですね。今となってはぜんぜん違う気持ちで歌えるから、それもおもしろいなって思います。

——桐嶋さんもモヤモヤした気持ちを抱えているときに作った曲だったんですね! ほんとに励まされる曲です。私もいつか違う気持ちで聴けるようになるかな…。あ、もうそろそろ時間ですね。桐嶋さんとお話してると時間が経つのが早い! 最後に言っておきたいこと、ありますか?

桐嶋 : う〜ん…。ちょっとくさいセリフなので恥ずかしいんですけど、私、本当に真剣に生きようとしていて、そんな生き様を歌で表現したいって思ってるんです。なんて言うか、「私が理想とする生き方を生きたい!」「それを歌で発信したい!」って。だから、こんな人もいるんだなって思いながら歌を聴いてもらえたらいいなと思います。あとは、自分に嘘をつかないとか、かっこつけずにナチュラルでいるとか、そういうことも目標かな。

——ありがとうございます! 初インタヴューでめちゃくちゃ緊張したけど、本当に楽しかったです!

桐嶋 : こちらこそ、ありがとうございました! 私もすごく楽しかったですよ〜。

file.7「最終回! 桐嶋ノドカと出会えたこと」編に続く


これまでのおさらい
file.1 「出会い」編
file.2 「もう一度ライヴへ」編
file.3 「事務所に直談判!」編
file.4 「取材がしたい!」編
file.5 「ドキドキ! 初インタヴュー!!」前編

桐嶋ノドカをライヴで見よう!

〈FLOWER FASHION FEST〉
2014年4月29日(火・祝) @万代シティパーク
詳細 : http://fff-ngt.com/

〈FM802×FM COCOLO FUNKY MARKET〉
2014年5月3日(土) @万博記念公園自然文化園お祭り広場 下の広場
開場 / 開演 : 9:30 (終演は17:00予定)
料金 : 無料 (自然文化園の入園料 大人250円 小中学生70円が必要)
出演 : 井手綾香 / USAGI / 桐嶋ノドカ / CREAM / 指田郁也 / Salley / Suzu / NIKIIE / 見田村千晴
詳細 : http://funky802.com/pages/pickup_detail/3011

〈VIVA LA ROCK〉
2014年5月5日(月・祝) @さいたまスーパーアリーナ けやき広場 GARDEN STAGE
料金 : 無料
詳細 : http://vivalarock.jp/2014/attraction/

〈J-WAVE & Roppongi Hills present TOKYO M.A.P.S TAKESHI KOBAYASHI EDITION〉
2014年5月6日(火・祝) @六本木ヒルズアリーナ
料金 : 無料
出演 :
[5月5日]青葉市子 / 赤い公園 / Salyu / スガシカオ / 田島貴男 / 藤巻亮太
[5月6日]桐嶋ノドカ / 黒木渚 / ストレイテナー / 曽我部恵一 / パスピエ / 細野晴臣
詳細 : http://www.j-wave.co.jp/event/7865-201405.htm#pagetop

桐嶋ノドカについてもっと知る

3歳からピアノを始め、13歳で聖歌隊に入り、歌うことにのめり込む。高校入学と同時期にキャロル・キングやノラ・ジョーンズなどに影響を受け、弾き語りを始める。次第に自身の想いを歌うようになり、高校を卒業する頃にはシンガー・ソングライターの道へ進むことを決める。2012年夏、デモ音源を音楽プロデューサーの小林武史へ送ったことがきっかけとなり、同氏が代表を務める音楽事務所「OORONG-SHA」のスタジオに通いはじめる。華奢で小柄な外見からは想像がつかないパワフルな歌声は、聴くものに強烈なインパクトを残す。今春、大学を卒業し、本格的にアーティスト活動をスタートする要注目の新人アーティスト。

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[インタヴュー] 桐嶋ノドカ

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