生粋のジャム・バンドが行き着いた場所。ただひたすらに、気持ち良い音が鳴る所。

1996年結成と決して短くないキャリアを持つジャム・バンドpoodles。2nd album『STREAMIN' BLUE』以降、新たにZEROのドラマーであったKUJUN、安藤淳平(BASS)、HBのmuupy(percussion)、元犬式のアリゾノハヤト(PA&DUB mix)が加入し、新たなフェーズに突入。新横浜の20畳以上あるというDIAMOND STUDIOにてジャムリ続けるだけでなく、渚ミュージック・フェスティバル等の野外イベントにもひっぱりだこ。コンスタントにジャムとライブを繰り返し続けた事は、ニュー・メンバーとの新たなるグルーブを構築していく上で、最適の環境だったように思う。

そんな状況下で届けられたアルバム『OTHER SIDE』は、何よりも素晴らしく音が良い。もう絶対に、パソコンやラジカセのスピーカーではなく、ヴィンテージのステレオ・スピーカーで、ミキサーの低音つまみを少しあげて聴くべきだ。レンジが広く、poodlesのライブ・バンドとしての躍動感を完璧に捕えている。3人が録音技術を持つというメンバーと、プロデューサーも兼任したKUJUNのサウンドへの意識の高さが伺える。その音の良さがピークに達するのが、CDではラスト「Sandalwood」。音の数は増えず、パーカッションが波のように響き延々と反復する。後ろから繊細なハイハットの音、太くて温かいギターの響き、腰にくるベースの甘いうねりが、ゆったりと絡み合い、全ての音の粒子は同じ方向を向いて、まっすぐに前進してくる。とにかく気持ち良い音を鳴らし続ける事。poodlesが3枚目で切り開いた新境地である。配信のみで聴ける13曲目の「CYCLE」もベスト・トラック。「Sandalwood」からの流れは、深く深くにズブズブと沈んでいく本アルバムのクライマックスなのだ。

長い尺の楽曲を操るジャム・バンドにとって、曲をどのように紡いでいくかは、リーダーの人間力が大きく左右する。poodlesの延々と漂うやさしげなグルーブは、リーダー榎本の超一流マエストロのなせる業である。本作を聴くと、ライブで真ん中に陣取り、パーカッションを叩きながら、笑顔と共に楽曲を上げ下げしていく彼の映像まで浮かんでくる。poodles一番の魅力であるその姿を刻み込んだ本作に、またもや感服してしまうのである。(text JJ)

poodles : OTHER SIDE / LABEL: wio wio sounds

1 Trail At Dawn 
2 Jojo 
3 On The Shoreline 
4 Cave 
5 Fake Dub 
6 ∞∞∞∞ 
7 Bee 
8 Baila
9 3rd Stone
10 Tropism 
11 Sandalwood 
12 Cycle
13 As far as I look around it
All Songs by poodles / Except M4, 8, 9 by poodles + Kazuhiro Hodoshima
Producer : KUJUN (ANORE Inc.)
Mix : poodles
Mastering : Kentaro Kimura @ Kimken Studio
Recording & Rehearsal Studio : DIAMOND STUDIO
Design : Daisuke Kato (Kato-chin club.)
Photograph : Genro Kitajima, Chihiro Iijima, ナカザワ カナ


対談相手は、ピアニカ奏者&トラックメイカーのあらかじめ決められた恋人たちへ

ピアニカ奏者、トラック・メイカー池永正二によるソロ・ユニット。ニュー・ルーツ、ステッパーズをルーツとしながらも'今'的なビート、レゲエを基本とした色彩感のあるベース、オーガスタス・パブロばりのメロウなピアニカを基調とする。そこにゴダール的コラージュ、エンターテイメント性溢れる緩急鋭いロック的曲展開、映像的アルバム構成、サウンドスケープ、ソフトロック的音色、サイケ、ポップス、ノイズといった、池永のアンテナがキャッチした多様なマテリアルが挿入され、安易なカテゴライズ不可能な唯一無二の音風景を描く。哀愁の中に潜む狂気、猥雑さの中で輝くイノセンスという相反する要素が常に内包されているその作風は、映画界、演劇界からも注目を浴び、今までに多数のサウンドトラックを手がけている。

10月15日に渾身の3rd album「カラ」をmaoより発売する。10月中旬、あらかじめ決められた恋人たちへの特集ページアップ。

ボーナス・トラック「oyayubi」について

まとめDLをして頂いた方には、ボーナス・トラック「oyayubi」が特典としてつきます。

poodles 3rd album 『other side』

2006年に2nd album『STREAMIN'BLUE』発表後、drumの宮澤が脱退。その約一年後、acoustic G 程島が脱退したかわりに、percussion&didjeridoo、bass、drum、PA&DUB mixが加わり六人編成になってから、初めてのalbum作品。

2nd albumの制作時からゲストで参加していたdrum KUJUNが3rd albumをプロデュースする事になる。

どんな空間にもすんなり溶けこむ自然音とエレクトリックサウンドの融合。

バンドメンバーに、PA&dub エンジニアを加えることで、いままで以上にライブ サウンドデザインに重点をおいている。今回の録音は、ガレージスタジオにて、楽器、機材を持ち込んで、できる限りの工程をメンバー内で創っている。

是非とも、野外、箱、問わずライブに足を運んで、新らたな、P∞dles!!!!!!

人力ビート、プリミティブグルーブ、ライブダブミックス空感を生で体感していただきたい。

POODLES LIVE SCHEDULE

2008/10/05(Sun)@渋谷 SECO lounge「GOOD & EVIL NIGHT vol.6」
open 18:00 door 1,500
w/Oigoru, Ethno-Exotica with Coco Ayumi
Dj: DJ Yogurt, Takeru John Otoguro
2008/10/12(Sun)@西麻布 SuperDeluxe 「円○満」
open/start 18:50/19:00
door 3,000
2008/10/13(月・祝)@港区台場 OPENCOURT ~渚 Music Festival 秋「風Stage」~
adv/door 3,000/4,000

LINK

poodles website

http://www.ne.jp/asahi/poodles/web/

poodles myspace

http://www.myspace.com/poodlesjp

poodles drum KUJUN official web site

http://www.anore.co.jp/kujun/

パーカッションmuupyの別バンドHB

http://www.myspace.com/hbhardblack

空感

poodles

Album ¥1,543

アーシーなリズムにサイケデリック・ギターが絡み合う、オーガニックなサウンドが持ち味のインストゥルメンタル・バンド。スピリチュアルで綿密なアンサンブルは、人間の持つ複雑に入り組む繊細な精神世界が思い起こされる。土壌的かつプリミティブなグルーヴは、躍動感を煽り生命力に訴え続ける。2003年にファーストアルバム『空感』、2006年5月にはセカンドアルバム『OTHER SIDE』をリリース。渚Music Festivalなど野外イベントやライブに出演する。そして待望のニュー・アルバム『OTHER SIDE』を、7月に発売。プロデュースは、メンバーでもあるKUJUNが担当。新横浜の「DIAMOND STUDIO」にて、セルフ録音された。

Members
Mineo Ogasahara (Guitar)
eno (Percussions)
KUJUN (Drums)
Junpei Andoh (Bass)
muupy (Percussions)
Hayato Arizono (Sound Engineer)

session#1、朝日美穂へ

session#2、ロボピッチャーへ

session#3、SuiseiNoboAzへ

session#4、Pecombo+TOSHIYUKI YASUDAへ

o

 
 

連載

ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第11回
[REVIEW]・2017年12月12日・斎井直史のヒップホップ連載「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第11回──2017年度総括編 2017年も本当に残りわずか。先月は豪華客演陣を多数迎えた重厚なラップ・アルバムにして、4年半ぶりの作品となったKOJOEの『here』を特集しました。第11回目を迎えた今月の「パンチライン・オブ・ザ・マンス」は年末らしく、2017年のヒップホップ・シーンを斎井直史による視点で総まとめ! 先日公開のblock.fmの番組「INSIDE OUT」のMC・渡辺志保を聞き手に迎えた「OTOTOYトピック2017ヒップホップ編」と合わせてチェックを! 来年も引き続きよろしくお願いいたします! >>「OTOTOYトピック2017ヒップホップ編」はこちら
by 斎井 直史
GANG PARADE、インタヴュー&新連載「GANG PARADE ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Curry」vol.3掲載!!
[GANGPARADE]・2017年11月17日・【全3回連載】GANG PARADEの歩みを現在の7人で振り返る&「ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Curry」vol.3 7人組アイドル・グループ、GANG PARADE(以下、ギャンパレ)。2017年5月よりカミヤサキとBiSのアヤ・エイトプリンスの無期限限定レンタル・トレードが行われ、アヤを入れた7人で活動を行っている。そんな7人体制での初アルバムが11月21日にリリース。11月20日の恵比寿LIQUIDROOMでのワンマン・ライヴのチケットも完売し、さらなる飛躍が期待される彼女たちの歴史を振り返るインタヴューを3回に渡り掲載する。また、ユイ・ガ・ドクソンによるラーメン連載がカレー連載「ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Curry」にリニューアル!! ドクソンが真剣にカレーを食レポをし、ミッションをクリアできないと即打ち切りに!? こちらも合わせて要チェック!! >>ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Curry vol.3はこちら>GANG PARADEの歩みを現在の7人で振り返る・前編はこちら>>GANG PARADEの歩みを現在の7人で振り返る・中編はこちら 2017年新たな
by 西澤 裕郎
ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第10回
[REVIEW]・2017年11月15日・斎井直史のヒップホップ連載「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第10回──KOJOE4年半ぶりの新作に迫る いよいよ本格的に冬! 今年も残り1ヶ月半、年末に向けじわじわと忙しさも増す今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか? ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載「パンチライン・オブ・ザ・マンス」も今月で10回目! 前回はみんなが待ちに待ったPUNPEEのアルバム『MODERN TIMES』を渾身のレヴューでお届けしました。年間のベストも出揃いつつあるタイミングですが、ここにきて強烈な作品! 今月は新潟生まれ、NYクイーンズ育ちのバイリンガル・ラッパー、KOJOE4年半ぶりとなるアルバム『here』を特集です。豪華な客演陣が揃う今作からはどんなパンチラインが選ばれるんでしょうか!? 4年半ぶりとなるオリジナル・アルバム!KOJOE / here'【収録曲】01. KING SONG Feat. Mayumi02. Smiles Davis Feat. Dusty Husky & Campanella03. PenDrop Feat. ISSUGI04. Prodigy Feat. OMSB
by 斎井 直史
GANG PARADE、インタヴュー&新連載「GANG PARADE ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Curry」vol.2掲載!!
[GANGPARADE]・2017年11月10日・【全3回連載】GANG PARADEの歩みを現在の7人で振り返る&「ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Curry」vol.2 7人組アイドル・グループ、GANG PARADE(以下、ギャンパレ)。2017年5月よりカミヤサキとBiSのアヤ・エイトプリンスの無期限限定レンタル・トレードが行われ、アヤを入れた7人で活動を行っている。そんな7人体制での初アルバムが11月21日にリリース。11月20日の恵比寿LIQUID ROOMでのワンマン・ライヴのチケットも完売し、さらなる飛躍が期待される彼女たちの歴史を振り返るインタヴューを3回に渡り掲載する。また、ユイ・ガ・ドクソンによるラーメン連載がカレー連載「ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Curry」にリニューアル!! ドクソンが真剣にカレーを食レポをし、ミッションをクリアできないと即打ち切りに!? こちらも合わせて要チェック!! >>ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Curry vol.2はこちら>GANG PARADEの歩みを現在の7人で振り返る・前編はこちら POPからGANG PARADEヘ(2015年12月〜2016年7月) ──カミヤ
by 西澤 裕郎
【新連載】Summer Rocket愛わなびの「くりえいてぃ部」ーーVol.1 Homecomings 畳野彩加編
[CLOSEUP]・2017年11月09日・【新連載】Summer Rocket愛わなびの「くりえいてぃ部」ーーVol.1 Homecomings 畳野彩加編 「夏」をテーマに、2016年7月から活動をスタートさせた4人組アイドル・グループ、Summer Rocket(サマーロケット)。SEBASTIAN X、音沙汰の永原真夏と工藤歩里が楽曲を手がけ、こつこつとライヴ活動や雑誌のレポート活動などを行い、じわじわと知名度と人気があがってきている彼女たち。その中でも、オリジナルZINEを作るなど、ひときわ創作に強い意欲を持っているメンバー、愛わなびの連載企画がスタート! 愛わなびが敬愛する表現者たちにインタヴューを行い、各アーティストがどのような考えを持って活動しているのかを学び、その回ごとにインスピレーションを元に総括を創作して公開します! と、コンセプトは決まったものの緊張の中始まった連載第1回。ゲストは、Homecomings畳野彩加さん。果たしてわなびは何を学んだのか? ぜひお楽しみください! 愛わなびの「くりえいてぃ部」ーーVol.1 Homecomings畳野彩加編 さぁさぁ〜! 始まりました! ついに始まってしまいました、「愛わなびのく
by 中の人
【全3回連載】GANG PARADEの歩みを現在の7人で振り返る&「ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Curry」vol.1
[GANGPARADE]・2017年11月07日・【全3回連載】GANG PARADEの歩みを現在の7人で振り返る&「ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Curry」vol.1 7人組アイドル・グループ、GANG PARADE(以下、ギャンパレ)。2017年5月よりカミヤサキとBiSのアヤ・エイトプリンスの無期限限定レンタル・トレードが行われ、アヤを入れた7人で活動を行っている。そんな7人体制での初アルバムが11月21日にリリース。11月20日の恵比寿LIQUID ROOMでのワンマン・ライヴのチケットも完売し、さらなる飛躍が期待される彼女たちの歴史を振り返るインタヴューを3回に渡り掲載する。また、ユイ・ガ・ドクソンによるラーメン連載がカレー連載「ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Curry」にリニューアル!! ドクソンが真剣にカレーを食レポをし、ミッションをクリアできないと即打ち切りに!? こちらも合わせて要チェック!! >>ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Curry vol.1 はこちら>【レポート】BiSHとPOPの200km対抗駅伝はなにを生み出したのか? ミキ : ユアは往路の対戦相手がいなくて。 ユア : モモコグミ・カン
by 西澤 裕郎
【BiS連載vol.86】祝・メジャー・デビュー!! プー・ルイのいなかった6人の約半月を振り返る
[POURLUI]・2017年10月31日・【BiS連載vol.86】祝・メジャー・デビュー!! プー・ルイのいなかった6人の約半月を振り返る 2016年9月、5人のメンバーで再スタートを切り、2017年5月に新メンバー・ももらんどとパン・ルナリーフィが加入、GANG PARADEのカミヤサキがレンタル移籍し、現在7人体制で活動中の新生アイドル研究会BiS。5月末より行ってきた全国ツアー〈BAD SOCiAL TOUR〉のファイナル公演〈IDOL is DEAD〉を目前にペリ・ウブが感染性腸炎により入院、無事退院したもののリーダーのプー・ルイがダイエットに挑戦する企画〈DiET or DiE〉でまさかの失敗。9月16日より活動休止となり、6人での活動を余儀なくされた。そして10月6日の赤坂BLITZ公演を6人で迎えたBiS。ライヴ途中でプー・ルイが復帰し、2回目のメジャーデビュー、両国国技館でのワンマンを発表し、再び7人で走り始めた。そんなBiSの6人で活動した期間を6人とともに振り返る。 新生BiS、7人体制での2ndシングルを配信中BiS / I can't say NO!!!!!!!【配信形態】ALAC、FLAC、WAV / AAC【配信価格
by 西澤 裕郎
ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第9回
[REVIEW]・2017年10月11日・ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第9回 今年も残り3ヶ月、気がつくとあっという間に年末がすぐそこまで来てますね〜。ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載、「パンチライン・オブ・ザ・マンス」も今月で9回目です! 先月はキレのあるFebbのラップが帰って来た、GRADIS NICE & YOUNG MASによる共作『L.O.C -Talkin About Money- 』、そして先日の日本での初ライヴを披露したNY在住の日系若手ラッパー・MIYACHIを取り上げました。そしてもちろん今月は、全てのヒップホップ・ヘッズたちが待ちに待ち焦がれたPUNPEEのファースト・アルバム『MODERN TIMES』特集! 斎井によるレヴューの熱量もかなり高めに仕上がっております! ぜひ一読を! みんな待ってた! 待望のソロ1st!!PUNPEE / MODERN TIMES'【収録曲】1. 20572. Lovely Man3. Happy Meal4. 宇宙に行く5. Renaissance6. Scenario (Film)7. Interval8. Prid
by 斎井 直史