人間と機械が紡いだ、極上のリラックス・アルバム

「シャバダバ、シャバダバ~」というスキャットが特徴的なヴォーカル・グループPecomboと、ロボット「ROBO*BRAZILEIRA」としてブラジル音楽を歌う安田寿之が、互いのベスト・ソングを一緒に演奏しながら、リアレンジ~セルフ・カバーした渾身のアルバムが届いた。

『AUTUMN SESSION...』と名付けられたそれはPecomboの5人と安田に加え、ギタリストの助川太郎とアコーディオニストの田ノ岡三郎、さらにはドラムにローランド製80年代リズム・マシンの名機TR-606、ベースに正弦曲線で表される元祖電子音とも言えるSine波までをもメンバーに迎え、10人のバンド編成として録音されたものだ。 

過去に3枚のアルバムをリリースし、ジャズ-ブラジル-ラテン-カリブ-アフロ-アジア-ヨーロッパ映画音楽等のジャンルを跨ぐキャパシティを持つPecombo。の初期のメンバーでもあり、マルチメディア・アートのフェスティバル「sonar」等に出演、最近では、Senor Coconutのアルバムに参加するなど、世界をまたにかけて活躍する安田寿之。その両雄のキャリアに裏付けられた自信と技術も、安心して耳を傾ける事が出来る要因の一つだろう。

個人的なベストトラックは、3曲目のSAMBA HUMANO。細野晴臣の手掛けたサウンド・トラック「メゾン・ド・ヒミコ」を参考にしたという、「生楽器の音自体と同じ位、鳴っている空間の存在感が大切にされた音作り」が最も如実に現れた楽曲。安田の繊細なエンジニア・ワークが各々の楽器の粒を立たせており、特にリズム・マシンTR-606の音鳴りは素晴らしく、何度聴いてもその心地よいグルーブに身を委ねてしまう。

秋がそこまでやってきた。人間と機械が紡いだPecombo + TOSHIYUKI YASUDAというバンドのセッションは、優しく丁寧にその匂いを運んでくる。人間も機械も忙しさの手を休めて、グッド・ミュージックに耳を傾けてみるのも良い時期ではないだろうか。(text JJ)

Pecombo + TOSHIYUKI YASUDA: AUTUMN SESSION...

01. BAIÃOZINHO
02. KOKORO
03. SAMBA HUMANO
04. TROPICANDY
05. ALCOÓLICO
06. AMOR ETERNAL
07. BAIZA
08. VAMOS FAZER AMOR
09. FUGA SOBRE O CRESCIMENTO
10. CHURAYUKI
11. WINTER SONG
VOCAL BY PECOMBO (PECO, RIE, FUMIE, WAKA, HACCHAN’), ROBO*BRAZILEIRA
DRUM BY TR-606
BASS BY SINE WAVE
PIANO BY TOSHIYUKI YASUDA
GUITAR BY TARO SUKEGAWA (MEU CORAÇÁO)
ACCORDION BY SABURO TANOOKA


対談相手は、ナチュラルなトリップ感を持つpoodles

アーシーなリズムにサイケデリック・ギターが絡み合う、オーガニックなサウンドが持ち味のインストゥルメンタル・バンド。スピリチュアルで綿密なアンサンブルは、人間の持つ複雑に入り組む繊細な精神世界が思い起こされる。土壌的かつプリミティブなグルーヴは、躍動感を煽り生命力に訴え続ける。2003年にファースト・アルバム『空感』、2006年5月にはセカンド・アルバム『STREAMIN' BLUE』、2008年7月サード・アルバム『OTHER SIDE』をリリース。渚Music Festivalなど野外イベントやライブに出演する。

9月中旬、poodlesの特集ページアップ予定。


 

ボーナス・トラック、「ALCOÓLICO」について

まとめDLをして頂いた方には、ボーナス・トラック、「ALCOÓLICO」が特典としてつきます。


 

Remix用音源について

Remix用音源フリー・ダウンロード(期間は3ヶ月)。アルバム『AUTUMN SESSION...』で使われているVocal素材を、remix音源用に提供して頂きました。この素材を自由にダウンロードし、新しいヴァージョンを生み出そう。完成したら、すぐrecommuniであげよう。https://ototoy.jp/upload/

*権利者の許諾を得ることなく、素材を使った楽曲を商用利用することは禁止致します。

2003年から親交のあったPecomboに大いに参加していただいた僕の3rdソロ・アルバム「WITH ROBO*BRAZILEIRA」は、2005年にリリースされた。その1年、アルバム・プロモーションで全国のApple Storeで8回のライブを行った。その最後、8回目のライブは、Apple Store渋谷店で2005.11.20に僕とPecombo共同名義で出演した。そして、それがこのアルバム「AUTUMN SESSION...」をつくるきっかけになった。

既に互いの作品に参加し合い共作もしていたのでライブで一緒にやれる曲は十分にあったが、オリジナル・ヴァージョンでそのままやることで満足する僕とPecomboのリーダーHacchan'ではない。「全曲楽器構成を固めて、ライブ用にリアレンジしよう」ということになった。

歌は、Pecombo5人と僕の「ブラジル音楽を歌う架空ロボット」ROBO*BRAZILEIRA。僕ら2組の特徴や曲をよく理解して下さっているプロフェッショナルな演奏家、ギタリスト助川太郎さんとアコーディオニスト田ノ岡三郎さんもすぐに決まった。またその頃僕は、よくきいていたた細野晴臣氏の手掛けたサウンドトラック「メゾン・ド・ヒミコ」の生音の録り方や配置の仕方を自分の作品に踏襲できないかを考えていた。具体的には、生楽器の音自体と同じ位、鳴っている空間の存在感が大切にされた音作りとそれ以外の音のコントラスト、である。

それを気兼ねなく実験する意味もあって、自分のピアノを共同プロデューサーであるHacchan’と試行錯誤しながら録音し始めた。(結果、生録りは、広い部屋で音源から距離を離してモノラル・マイク2本とステレオ・マイク1本を使って行った。)最後にリズム隊は、ドラムはエレクトロ・ヒップホップなどでいまだに支持を得るローランド製80年代リズム・マシン名機TR-606、ベースは正弦曲線で表される元祖電子音とも言えるSine波に、「メンバー」になってもらった。

その固定メンバーと録音方法でお互いのベスト曲を、僕もHacchan'も大好きなSylvia Telles & Lucio Alves & Roberto Menescalの「Bossasession」のようなリラックスした雰囲気で吹き込む。その強固なコンセプトがまず設定された時点で、もう素晴らしい音がきこえ始めていた。

楽しさ/面倒、時間/空間、偶然/必然、納得/疑問、選択/既存、奔放/システム、雨/晴、必要悪/偽善、加熱/冷却...。いかなる時も同じだが、今回も数え切れないバランスの上にやっと3分なり4分なりの何でもない空気振動がつくられていった。そして、自分たちが決めたコンセプトの強固さに、ずっと助けてもらうことにもなった。制作途中PecomboメンバーではなくなったFumieちゃんも、最後まで一緒に完成させてくれた。何となく別れた夫婦が子供が居るせいで顔を合わすような感覚もあり、完成してしまうのが少し寂しい気がしたものだ。分断しながら2年半、2008年の春にようやく全ての音源は生み落とされた。

すぐに手をすり抜けてほろりとこぼれ落ちてしまう、短く美しい秋のキラキラした日差し。そんな空気感をこの古き良き総合音楽パッケージ(Compact Disc)に満たすことができた、と思っている。安田寿之「AUTUMN SESSION...」production noteより抜粋)

AUTUMN SESSION... OFFICIAL RELEASE LIVE

2008/11/1(sat)@Tower Cafe (恵比寿)
start 19:00 charge 1,500(1ドリンク付き)
『AUTUMN SESSION...』の、正式なリリース・ライブ。この日だけの為の、スペシャルな2時間ライブ・セット♪ アルバム収録曲はもちろん全曲披露、さらにはソロ楽曲や未発表楽曲なども含まれる、プレミアムなライブになります。しかも、2年前に卒業した元Pecomboのふみえちゃんが今回限定の復活。タワーカフェの美味しいご飯やお酒と共に、ちょっと贅沢な時間を!

LIVE SCHEDULE

Pecombo+TOSHIYUKI YASUDA

2008/9/12(fri)@Lazona川崎「Lazona Friday Music Night」
open/start 18:00/19:30 adv/door FREE
2008/9/14(sun)@青い部屋 (青山)「乙女音楽研究会〜ヱレキテルナイト」
open/start 19:00/21:45 adv/door 2,500/2,800
w/サカモト教授、ザ・プ−チンズ
2008/9/27(sat)@Aparecida (西荻窪)
open 18:00 adv/day 1,500
2008/10/17(fri)@METROSQUARE 1F"FLAT"[雨天時はB2F"GARDEN"](大手町)
start 12:15 adv/day FREE
2008/10/26(sun)@代々木公園「Earth Garden」
start 夕方 adv/day FRE

2008/11/9(sun)@Terminal Lounge (高輪)「BRIQUE winter EXPO with PECOMBO」
DJ/小西 康陽[Readymade Entertainment]/ 平林 卓也[Moodsville Records]/ 古川 太陽/ 渡辺 由里[BRIQUE]
open/start 15:00/18:30 adv/door 2,500
2008/11/24(mon)@Apple Store 渋谷
start 20:00

Pecombo

2008/9/7(sun)@那須倶楽部(那須)「Pecombo オータム・リサイタル」
open/start 18:00/18:30 adv/day 2,000/2,500(+1D)
DJ/Tune&Usui
2008/9/19(fri)@バル・バレーラ(都立大学)
open 17:30 charge 2,000
2008/9/20(sat)@かねよ食堂(横須賀) 浮遊style × ungro presents 「umi oto sunset」
open 15:30 - close 21:00 adv/day 2,500/3,000
w/flex life/ the fascinations/ bogalusa/ masanori todo(from SKA☆ROKETAS)/ eleqtel/ masumi/ GROOVE UNCHANT

2008/10/18(sat)@ペチコート・レーン(谷中)
open 18:30 charge 2,500(1ドリンク+おつまみ付)
2008/11/9(sun)@Terminal Lounge (高輪)「BRIQUE winter EXPO with PECOMBO」
DJ/小西 康陽[Readymade Entertainment]/ 平林 卓也[Moodsville Records]/ 古川 太陽/ 渡辺 由里[BRIQUE]
open/start 15:00/17:00 adv/door 2,500

TOSHIYUKI YASUDA(安田寿之)

2008/9/11(thu)@Shibuya FM
18:00-19:00

LINK

AUTUMN_SESSION特設ページ

http://www.megadolly.com/AUTUMN_SESSION/

Pecombo AUTUMN SESSION... 特設ページ

http://www.pecombo.jp/autumn_session/

MEGADOLLYレーベル

http://www.megadolly.com/

Pecombo official site

http://www.pecombo.jp/

TOSHIYUKI YASUDA official site

http://www.ysd-to.com/

PECOMBOSerendipity』『tempo feliz』には、『』のオリジナルが収録されています。

TOSHIYUKI YASUDA(安田寿之)ROBO*BRAZILEIRA』『WITH ROBO*BRAZILEIRA』には、『AUTUMN SESSION...』のオリジナルが収録されています。

PECOMBO

男女混声シャバダバ・ヴォーカル・グループ。ジャズ・フレンチ・ブラジルなど世界のトロピカルな音楽を、カフェ・カルチャーのフィルターを通してスタイリッシュで華やかに仕立てたコーラスは、21世紀トウキョウ発ならではのワールドワイド仕様。
過去3枚のアルバムを発表、TV / CM / ラジオなどメディアで多数起用される。 須永辰緒のミックスCDやサエキけんぞうの日仏同時発売コンピレーションCDへの楽曲参加、小西康陽・コモエスタ八重樫・PEPE MOGT(メキシコ)の作品へのヴォーカル参加、シンガポール・ツアーなど、国内外を問わないハッピーでおしゃれなレコーディング・ライブ活動を繰り広げている。


 

TOSHIYUKI YASUDA(安田寿之)

電子音楽をベースに様々なジャンルを制作する音楽家、作編曲家、プロデューサー。ロボット「ROBO*BRAZILEIRA」としてブラジル音楽を歌う。MEGADOLLYレーベル主宰。元Fantastic Plastic Machine。
Towa Teiとの共作、須永辰緒のMix CDへの参加、Senor Coconut/Isabelle Antena/東京プリン/佐藤竹善の制作などの内外・ジャンルを問わないボーダーレスな制作を行うとともに、CM/中野裕之監督映画/篠山紀信写真映像作品/桑原茂一コメディ作品/維新派や升田学のパフォーマンスなどへの音楽制作も多数。Les Siestes Electroniques(フランス)、Sonarsound Tokyo、Apple Storeなどでライブを行う。

session#1、朝日美穂へ

session#2、ロボピッチャーへ

session#3、SuiseiNoboAzへ

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