新生あヴぁんだんど始動ーーつるうちはな作詞・作曲シングルで描く「女の子のジレンマ、苦悩、そして喜び」

非常階段とのコラボレーション「あヴぁ階段」やMULTIPLE TAPのアメリカ・ツアーへの参加など、音楽ファンから注目を集めるアイドル・グループ、“あヴぁんだんど”。新メンバー・小鳥こたおが加入し、新体制となった彼女たちの新曲が完成。作詞・作曲・編曲は、前作「Magical Symphonic Girl」を手がけたつるうちはなが担当し、女の子の強さや複雑な思いをキュートに表現した前向きで元気なポップソングに仕上がっている。OTOTOYでは本作を配信し、メンバーの3人にインタヴューを敢行した。

現体制初シングルを配信スタート

あヴぁんだんど / ヴぁんでぃっつ!!! / オンナノコヤマイ
【配信形態】
ALAC / FLAC / WAV、AAC
※ファイル形式について

【価格】
単曲 270円(税込) / アルバム 1,080円(税込)

【トラック・リスト】
1. ヴぁんでぃっつ!!!
2. オンナノコヤマイ
3. ヴぁんでぃっつ!!! [off vocal]
4. オンナノコヤマイ [off vocal]


あヴぁんだんど / ヴぁんでぃっつ!!!

INTERVIEW : あヴぁんだんど

あヴぁんだんどの新曲が届いた。前作『Magical Symphonic Girl』でも楽曲を提供した、SSWつるうちはなが作詞・作曲を手掛けた「ヴぁんでぃっつ!!! / オンナノコヤマイ」。女の子のジレンマ、苦悩、そして喜びがぎゅっと凝縮された、エネルギッシュなポップスに仕上がっている。一貫してパワフルな曲調ながらポップな音像に身を潜めて、時折ちょっぴりシニカルな女の子の本音が顔を覗かせちくっと心を襞を刺激する。本シングルが3人体制になった新生あヴぁんだんどとして、初めてのリリースとなる。

OTOTOYでは今回で3度目となるインタヴューだが、出席する面々が同じだったことがない点を考えると、このグループの激動ぶりは語らずともお察しいただけるだろう。あヴぁんだんどはメンバーの脱退・卒業を経て、今春新メンバーが加入した。その名も小鳥こたお。母親は著名な漫画家、父親はフランス人のハーフ美女… というサラブレッドの如き血筋を持ちながら、大のプロレス好きだというから驚いた。

また、新メンバー加入と同時に「事務所移籍」の発表がされた。PIP(Platonics Idol Platform)の選考に落ちたものの、オーディションに同席していた柴崎氏(WEEK-END)の目に留まり、結成されたのがこの「見捨てられたアイドル・あヴぁんだんど」だ。生みの親とも言える彼との決別に踏み切ったのは、一体どのような背景があったのだろう。アイドルってなんだろう? 女の子って? 幸せってなに? …… そんな答えも出ないような問いを、彼女たちは追い求め続ける。荒波に揉まれながらそれでも走り続けるあヴぁんだんど。少女たちはいま、何を思い、何を願うか。

インタヴュー&文 : 竹島絵奈

「愛してます!」っていう一言は私を変えてくれた一言だから

左から、小日向夏季、宇佐蔵べに、小鳥こたお

ーーこたおちゃんが入ってきて初めてのインタヴューになるわけですが、こたおちゃんはもともとアイドルになりたかったんですか?

小鳥こたお(以下、こたお) : はい! BiSさんが好きで。

ーー100人近く応募が来たんですよね。あヴぁんだんどのオーディションってどんな感じだったんでしょうか?

宇佐蔵べに(以下、べに) : 二次審査からメンバーが立ち会って、色々質問して… 趣味は? 特技は? とか。ちょっとだけ歌唱も。
こたお : アカペラで…。オーディションの直前に知って! 「え? ! 歌? ! 歌もあるんだ? ! 」って(笑)。

ーーその時はなにを歌ったんですか?

こたお : BiSさんの「primal2」を歌いました! 感慨深い歌になりました(笑)。


BiS / "primal.2(Special Edit)

ーーその時のこたおちゃんに会った第一印象覚えてる?

べに : なんか、えらい美人がきたぞ、と(笑)。
小日向夏季(以下、夏季) : 他の方となんか違う感じがした。お母様(注・小鳥こたおの母親は漫画家の友沢ミミヨ)もめちゃくちゃ笑顔で(笑)。

ーーオーディションに一緒に来られていたんですか?

こたお : はい、後ろに座ってて。
夏季 : で、こたおちゃんも笑顔だったから、このお母さんからこの子が… あ、なるほどな、と思いました(笑)。
一同 : (笑)。
べに : 最初、ハーフって聞いてて、写真も会う前に見てたんですけど、怖そうってちょっと思っちゃって。だけど会ってみたらニコニコしてて、1番やる気があって、それがもう全身から伝わってきたので、あぁこの子しかいないねってなりました。

ーー即決だったわけですね。オーディションは緊張しましたか?

こたお : オーディションがすっごく怖くて 「あ~あ~あ~」って震えてて(笑)。でも、会ったらみんな本当に優しくて、嬉しくて! とにかく嬉しいな~という気持ちでオーディションに臨んでいました。
べに : え~!
夏季 : 恥ずかし~!
こたお : オーディションが終わったら、べにちゃんがぎゅ~ってしてくれたんです!
べに : なんか、したくなっちゃって。みんなひとりひとりに。
こたお : もうその夜眠れないくらいに可愛くって! 幸せな空間でした。

ーーオーディションではこたおちゃんのプロレス好き話にはなったんですか?

こたお : はい、趣味の話をしました。笑ってくれてうれしかったです(笑)。

ーーこたおちゃんがライヴでよく言うフレーズに「愛してます!」っていうのがあると思うのですが、あのエピソードはプロレス関係でしたよね。

こたお : プロレスラーの棚橋(弘至)さんが、勝った試合後に会場の皆さんに「愛してますー!」って言うんです。私は当時アニメが好きな子だったんですけど、タイガーマスクのCMで「全国のみなさんー! 愛しますー!」って言うのを聞いて、それは私に言われた言葉ではなかったんですけど、「愛してます」っていう言葉をあんまり聞いたことがなかったので、すごく心に響いて。そこから私は二次元をやめてプロレスを好きになりました。

ーーなるほど、それが入り口だったのですね。

こたお : プロレスを好きになったタイミングでアイドルも好きになって。「愛してます! 」っていう一言は私を変えてくれた一言だから。私は今幸せだなと思うので、私が「愛してます!」って言うことによって、私に起こったような変化が誰かにも起きてくれたらなと思って愛を送っています。
べに : すごい…。

ーー正反対の世界のようにも感じられるのですが、プロレスとアイドルの世界って似てるんですか?

こたお : もう、同じですね。

ーーファンとの関係性とか?

こたお : うん、物販も血まみれで来てくれたりとか。
べに : 血まみれ…!
こたお : 物販が楽しみでいつも行くんですけど、握手した日とかもう幸せでいっぱいで、1週間くらい「うおおー!」って生きられるんですよね。

ーーまさにアイドルの現場と同じですね。

こたお : そう! だから与えてくれる方が本当にありがたくて、私もいつか与えられる側になれたらと思っていて。それから痩せたりとかコンタクトにしたりとか、少しづつ変わって、今、素敵な気持ちで過ごしています。

今見てくれている人を本当に大切にしたいって強く思うようになった

ーー愛を与えられたことによって救われたから、自分も与える側になりたいと思ってオーディションに受けて、そのチャンスを掴み取ったのが今、ということなんですね。

こたお : そうですね。でも、なってみると大変ですね…。

ーーどのようなことがギャップとしてありましたか?

こたお : (アイドルでなかった)昔の自分と(アイドルである)今の自分の狭間にいて、今目の前で起きていることを受け止めきれないこともあって。そういう時すごいびっくりしちゃうんです。生活が急激に変わったから。でも最近少しづつ慣れてきて。切り替えっていうことじゃなくて、普段の自分も明るくなれました!
べに : 羨ましい…(笑)。

ーーべにちゃんはアイドルである自分と普段の自分をはっきりと分けている感じがありますもんね。

べに : 完全にそうですね。エネルギーをすべてライヴで放出してて、振り絞って、絞り出して。だから普段は暗いねとか、落ち着いてるねって言われますね。

ーーアイドル・モードの時にすべてを出し切っているからこそなんでしょうね。

べに : 出し切りますね。こたおちゃんが言ったように、みんなにもっと元気を与えたいから、全力でやんなきゃって。心は通じ合えるから、気持ちは絶対伝わるから、ライヴも絶対全力でやりたいって毎回思ってます。

ーーやっぱりあヴぁんだんどはSNSを通してのコミュニケーションよりも目の前にいるファンを大事にしたいっていう思いが強くなってきてるのかなと最近の活動を見て思います。

べに : 伝わってるんならよかった! 過去に色々あったから、今見てくれている人を本当に大切にしたいって強く思うようになりました。

ーーなっちゃんはどうですか?

夏季 : これから知ってくれる人は過去のことを知らないで見てくれる人も結構多いから、過去を引きずらずに、楽しんでもらうためにいつでも全力でやること大事だなって最近強く思うようになりました。

ーーこたおちゃんが入ったことで、1回リセットされて全く新しいものが始まったという心持ちですね。

べに : うん、1からのスタートだって思ってます。色々私が発言したからかもだけど離れちゃってる人も多くて、だけどこれから知ってくれる人はたくさんいるから、そのためにも頑張ろうって気持ちはあります。

>>>【2/2】事務所移籍、新曲「ヴぁんでぃっつ!!! / オンナノコヤマイ」について

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LIVE INFORMATION

PURO KAWAII FESTIVAL
2016年9月11日(日)@サンリオピューロランド

DDさんいらっしゃ〜い vol.4 in 名古屋城
2016年9月24日(土)@名古屋能楽堂

No Maps presents『IDOL DIVERSITY』
2016年10月16日(日)@DUCE SAPPORO

PROFILE

あヴぁんだんど

14年7月8日、デビュー。別グループのオーディション選考から漏れたメンバーにより結成された「見捨てられたアイドル」。

路上練習や都内のライヴハウスを中心に活動を重ね、詩人・作家の最果タヒによる初の歌詞提供作品「点滅ばいばい」の発表や、実験的電子音楽デュオ・Matmosの単独初来日ツアーへ抜擢され、"キング・オブ・ノイズ" 非常階段とのユニット「あヴぁ階段」によるコラボライブを敢行。〈AOMORI ROCK FESTIVAL’15~夏の魔物~〉〈秩父4D 2015〉などのロック・フェスに出演し、トラッシュ・カルチャーマガジン「TRASH-UP!!」の音楽レーベル「TRASH-UP!! RECORDS」から第1弾アーティストとしてシングルCD、ミニ・アルバム等を発売。

16年、1月には渋谷WWWでのあヴぁんだんど初ワンマン成功! 3月に参加した MULTIPLE TAP USツアーで初の海外公演は大盛況。そして6月、フランス人とのハーフ美少女、小鳥こたおが加入。​8月には現代美術の祭典〈瀬戸内国際芸術祭2016〉での単独ライヴを行う。

いま東京で最もリアルなアイドル・グループ、あヴぁんだんどの"いま"をみて!

>>Official HP

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