2014/10/03 18:00

ついにSound HorizonがOTOTOYで配信開始!! 10年の月日をかけて「物語音楽」というジャンルを創り上げてきたRevoが放つ新作登場

Sound Horizonの新作が、OTOTOYで待望の配信開始! サウンド・クリエイター、Revoが主宰するアーティスト集団"Sound Horizon"。他作品とのコラボレーション・プロジェクト"Linked Horizon"によるアニメ「進撃の巨人」のオープニング・テーマ『自由への進撃』が2013年に大ヒット。紅白にも出演したことで一躍注目の的となった彼らですが、10周年という節目を迎えて制作された記念作品第2弾となる待望のニュー・シングル『ヴァニシング・スターライト』をリリースしました。

「物語音楽」というジャンルを10年かけて創り上げてきた彼らが今回舞台にするのは"現代日本"。パラレル・ワールドに存在する新生バンド「VANISHING STARLIGHT」のメジャー・デビューを描きます。その熱き物語を表現したサウンドは、Sound Horizonとしては配信で初のCD音質(16bit/44.1kHz)でお届け。配信は音が悪いのかな? とおそれることなく、存分に楽しんでもらえること間違いなしです。

Sound Horizon / ヴァニシング・スターライト
【配信価格】
ALAC / FLAC / WAV(16bit/44.1kHz)、mp3 : 単曲 257円(税込)

【Track List】
01. よだかの星
02. Mother
03. Interview with Noel

詞や歌は言うまでもなく、語りや効果音に至るまで、すべてを駆使した物語描写で聴く者を虜にする

その曲が流れると同時に目の前に情景が浮かぶ、そんな音楽に時々出会うことがある。

待ちに待ったSound Horizonのニューシングルは、宮沢賢治著書「よだかの星」にインスパイアされて描かれたというのだから、高まる期待を抑えられないのも無理はないだろう。

今作のリード曲である、この『よだかの星』は、命を懸けて夜空を飛びつづけ、蒼く燃える星となって輝き続けるよだかの、儚さを含んだ力強さを、疾走感溢れるギター・サウンドが髣髴とさせる。

2014年10月27日、メジャー・デビュー10周年を迎えるRevoのオリジナル・プロジェクト、Sound Horizonの10周年記念作品第2弾は、Anniversary Maxiと銘打たれた1年ぶりとなるファン待望のニュー・シングル『ヴァニシング・スターライト』。大人気アニメ「進撃の巨人」のオープニング・テーマで一躍脚光を浴びたことで知った人も多いのではないだろうか。あれよあれよという間にスポットライトを浴び、今まで届いていなかったところにもその名を、その音楽を知られることは、なんと嬉しいことなのだろう。

サウンドクリエイターRevoの独特の世界観は、幻想的なその"物語"を作り出すにふさわしい楽団員たちによって紡ぎ出される。「幻想楽団」の楽団員、というスタイルも独特で面白い。もうこの時点で、聴く者はその世界に取り込まれていることに気づく。

『よだかの星』のミュージック・ビデオは、「ジョジョの奇妙な冒険」のオープニングを手がけたアニメ制作会社・神風動画による全編アニメーション仕様。現在YouTubeに「よだかの星(short ver.)」は、たった2分程の動画であるのに、その疾走感のあるヴォーカルと美しく激しいアニメーションの見事なシンクロによって、まるで壮大な映画を観ているかのような錯覚になり、すうっと引き込まれてしまう。

よだかの星(short ver.)
よだかの星(short ver.)

カップリングには今までライヴでしか聴くことのできなかった幻の楽曲『Mother』が、そして3曲目には新曲『Interview with Noёl』が収録されている。Sound Horizonらしさがぎっしりと詰まったこの新曲は、重厚なロックサウンドから始まったかと思えばそれは瞬く間に大きな舞台の上に移り、壮大な物語が幕を開ける。曲調が変わり、スローなメロディを優しく聴かせてくれるかと思えばふたたび振り払うように走り出し、そしてまた緩やかに… を繰り返し、次第に盛大なフィナーレへと向かっていく。まさに幻想楽団「Sound Horizon」によるミュージカルが目の前で繰り広げられているかのようだ。楽曲最後の、喝采。ヘッドフォンの向こう側であることも忘れて、スタンディングオベーションをおくりたい衝動に駆られる。詞や歌は言うまでもなく、語りや効果音に至るまで、すべてを駆使した物語描写で聴く者を虜にする。

独自の世界観を創り続けて10年。節目の年を迎えてさらに大躍進していくSound Horizonに、我々リスナーが置いていかれるわけにはいかない。11年目も、これからも、ずっとずっと皆で応援していこう。

10年という月日をかけて【物語音楽】というジャンルを創り上げたRevoが放つ壮大な新作、一人でも多くの人に届いてほしい。初めての方、大歓迎。まずは聴いてみてください。きっと、虜になりますからね。(text by 尾原智子)

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PROFILE

Sound Horizon

幻想的な物語を音楽的に表現する為に相応しい楽団員を、その都度必要な人数を集めて編成するという希有なスタイルのグループであり、歌い手・語り手の人数・性別も限定はしていない。 Sound Horizonの音楽を一言で言えば『物語音楽』ということになるのだが、詩、歌、語り、効果音等を情景に合わせて駆使した物語描写が最大の特徴であり、それはアルバム1枚を組曲に見立て構成する『組曲形式』という形で鮮やかに表される。作品のコンセプトの根幹には、生と死、光と影、愛と憎しみ、喜びと悲しみといった、二面性を持つ人間の根源に関する問いかけがあり、聴き込む程に奥の深い内容となっている。

Sound Horizonが奏でる《物語》は、音だけではなくパッケージングされている要素すべてが揃うことにより更なる解釈が可能となり、毎回ジャケットを手掛けるyokoyan氏のイラストも【Sound Horizon】の幻想的な世界観を表現する上で、重要な役割を担っている。

【Sound Horizon】が表現するステージは、コンサートとLIVE TOURとの区別化がなされている。最新アルバム・リリース時に開催されるコンサートでは、『物語音楽』を舞台上で再現するというコンセプトの下、聴覚のみならず視覚でも『物語音楽』が繰り広げる幻想世界を堪能出来る。

LIVE TOURは、『第○次領土拡大遠征』と冠した全国ツアーである。LIVE TOURでは、インディーズ時代の旧作やRevo個人名義作品、LIVEのみで発表されるLIVE限定曲など多種多様な楽曲が披露される。「会場全体が『幻想世界』のステージである」との考えから、観客参加型のステージ作りが魅力の一つとなっている。

『Sound Horizon Kingdomオリジナルパスポート』や毎回図柄が異なる『Sound Horizon Kingdom入国証明印』、一般歌詞募集により集まった多数の応募の中から、Revo自らが厳選し作曲を手掛けたSound Horizon国歌『栄光の移動王国-The Glory Kingdom-』など、ステージ外でも観客を常に飽きさせない数々の趣向を凝らし、着実にファン層を拡大し続けている。

>>Sound Horizon Official HP

[レヴュー] Sound Horizon

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