このオルタナティヴ・ファンク・グルーヴで酔狂せよーーSolid Afro、3年ぶりとなる2ndアルバム『DEAD ZONE』をリリース

野本夏代、藤田隆一、菊池正朋、須藤雄介

直線的なロック・ビートを採用せず、ヒップホップの迂回路を通りながらストレンジなアンサンブルで独自のオルタナティヴ・ファンク・グルーヴを叩きだすSolid Afroの2年ぶりとなる2ndアルバム『DEAD ZONE』が届けられた。前作『Mexican Zombie』から洗練と研磨を経て、千葉麻人(失敗しない生き方)のフリーキーなサックスと斎藤辰也(パブリック娘。)のチリンなラップによる客演を得ながら、終末感が漂う状況に沈鬱な面持ちで絶望しつつもどこかロマンティックな表情を『DEAD ZONE』は見せている。

須藤雄介(ヴォーカル / ギター)が耳馴染んだリズムの形をサンプラーでバラバラに解体して貼り合わせたものを、野本なつよ(ベース / 昆虫キッズのメンバーでもある)、菊池正朋(ドラム)、藤田隆一(ギター)の肉体がリビルドする、という過程こそがSolid Afroのマジカルで奇妙なグルーヴの真実ではあるのだが、しかしそれだけではどうにも説明しがたい魅力が彼 / 彼女たちのサウンドにはある。そこでこの記事では、『DEAD ZONE』のショート・レヴュー、リーダー・須藤へのインタヴュー、アルバム・コメントという構成で、スルスルと逃れ去ってしまうSolid Afroと『DEAD ZONE』の内奥にある本質へと迫ってみようと思う。たぶんきっと、そこには誰も足を踏み入れたことのない空白地帯が広がっているはず。

インタヴュー&文 : 天野龍太郎

Solid Afro / DEAD ZONE

【配信形態 / 価格】
alac、flac、wav、mp3 : 単曲 216円 / まとめ価格 1,728円

【Track List】
1. Pony Tail
2. JUMANJI
3. SEVENTH CONTINENT
4. Soft Spot
5. bic
6. MKLV
7. DEAD ZONE
8. Right Stuff
9. comedian


『DEAD ZONE』ショート・レヴュー

ヒップホップやR&Bを再構築した美しく沈痛なメロウネスとグルーヴ、乾いたポスト・パンク・サウンド、ダビーな音響操作、そして微妙なバランスで成り立つバンド・アンサンブルが織り成す独特のリズムは前作よりぐっと洗練されている。『DEAD ZONE』のSolid Afroはまるでザ・ルーツとZAZEN BOYSが交互にローリン・ヒルとハウ・トゥ・ドレス・ウェルの楽曲を地下室で演奏しているかのようだ。既聴感が未聴感によって侵食され、段階的に塗り替わっていく。

『DEAD ZONE』にはタイトルどおりの終末感が漂っている。歌詞は適当だ、なんて須藤さんは語っているけれど、「JUMANJI」や「Right Stuff」、「comedian」の言葉からはどん詰まりばかりで出口のない迷路のイメージが喚起される。それでも「DEAD ZONE」は微かな光明のように感じられる。「僕らのミライが逆回転」して「デッカイものに踊らされる前から / 僕らはずっと踊ってるよ」と力強く反旗を翻しているのだから。(text by 天野龍太郎)

INTERVIEW : 須藤雄介(Solid Afro)

ーーSolid Afro結成の経緯を教えていただけますか?

須藤雄介(以下、須藤) : 就職する前に好きなことをやってみたくて、バンドをやってみようと思って。メンバー募集サイトで募集したら初代ドラマーが連絡してきてくれて、その知り合いだった野本(なつよ)さんが来てくれたんだ。野本さんは最初はやる気がなかったらしいんだけど、思いのほか俺の曲を気に入ってくれたみたいで続けることになって。ドラマーの入れ替わりが激しかったんだけど、2代目までは3ピース、3代目の時に藤田(隆一)くんが入って4ピースになり1stを録音した。1stリリースの頃に菊池正朋くんが4代目として加入して、今に至る感じ。

ーーどういう所でライヴをしていたんですか?

須藤 : 昔は俺が三鷹に住んでいたから吉祥寺のシルバーエレファントでやっていた。一時期は高円寺20000Vにも出ていたな。自分たちのバンドをハードコア・バンドだと思っていて(笑)。

ーーハードコア寄りの音楽だったんですか?

須藤 : なににもなりきれなかったんだけど、ジャキッとしてたね。

ーーどういうバンドをやろうとしていたんですか?

須藤 : ちょうどブロック・パーティがめちゃくちゃ流行っていて、すごく好きだったんだよね。初来日も観に行った。フガジ、NUMBER GIRL… あとジョイ・ディヴィジョン。そんなようなバンドになりたいな、と思っていた。フガジの〈ディスコード・レコード〉系のバンドはよく聞いていたな。「DEAD ZONE」のAメロのリフはQ・アンド・ノット・U(Q And Not U)の曲をなんとなくパクっててたらできちゃった(笑)。

ーー『DEAD ZONE』はどういうアルバムにしようと思っていたんですか?

須藤 : 雰囲気はフィッシュマンズの『空中キャンプ』のような感じを目指していた。厳しい音にしようと思ってさ。フィッシュマンズの音は厳しい、と俺は思う。『空中キャンプ』の「ずっと前」のイントロのギターを聞くと絶望するんだよね(笑)。仕事も忙しくなってきたりとか、まぁいろいろあって個人的には厳しい時期だったから「厳しい時はファンクだろ」と。あとは前作みたいに無理矢理いろいろやってみるのはやめよう、と。だから「整理整頓」もコンセプト。俺も年をとってきたから、だんだんと芯みたいなものしか残らなくなるのかなぁ、と。


SolidAfro「DEAD ZONE」

ーー『DEAD ZONE』というデヴィッド・クローネンバーグの映画をタイトルにした理由は?

須藤 : Solid Afroはどこにも居場所がない感じがしたから(笑)。いつも居心地悪いんだよね。どこにもいけなかったんだ。だからオノマトペ大臣が「音楽地図の空白地帯にぴったりハマるピース」と言ってくれたのは嬉しかった。自分たちはそういうつもりでやっていたから。

実は昔はポスト・パンクは嫌いだった

ーー今回、ラップで客演しているパブリック娘。の斎藤辰也さんとはいつ頃からの知り合いなんですか?

須藤 : 別のバンドでパブリック娘。と初めて共演した時に俺がギターにブリアルのステッカーを貼ってたんだけど、変なやつが「ベリアル、ベリアル」ってよくわかんないことを言ってて(筆者注 : Burialの発音は「ベリアル」が正しい)「なんだこいつ」と思ったら「パブリック娘。の斎藤です」と(笑)。その時にもらった『初恋とはなんぞや』がすごく良くて。特に「寄せては返す俺のアティチュード」がメロウで、ちょうど仕事が忙しくなった時に「なんだか泣けるな」と思いながら聞いてた。決定的だったのが〈SHIN-JUKE〉で朝方にパブリック娘。が出てた時のこと。斎藤くんが「イェー、イェー。今日はギャング・ギャング・ダンスのTシャツ着てるぜ」って言ったんだけど、誰も反応せずシラーっとなったことがあって(笑)。「こいつ、おもしろいな」と思って誘った。

ーー失敗しない生き方の千葉麻人さんを起用した理由は?

須藤 : 千葉くんに参加してもらった「MKLV」は2年越しでやっとできたんだよね。リフとかは全部あったんだけど、展開も思い浮かばなかくてどうにもできなかった。アーサー・ラッセルの伝記を読んでいたらその当時の空気を感じて、段々と形になってきた。何かが足りないな、と思って、アーチー・シェップのアルバムからフリー・ジャズっぽいところを抜き出してデモに貼り付けてたらサックスが合うと思って。その時にちょうど失敗しない生き方と知り合った。失敗しない生き方の第一印象はアーチー・シェップの『アッティカ・ブルース』の「クワイエット・ドーン」がバンド化した、という感じ。「これは誘うしかないでしょ」と思ってひどい状態のデモを千葉くんに送ったら「やります」と言ってくれて、譜面にも起こしてくれた。最後の部分は好きにやってもらった。彼のサックスは勢いがあるし、荒っぽくできるかなあと思ったんだよね。メロウさはいらなくて、荒っぽいのがほしかったから。最後は野本さんのコーラスと千葉くんの対決で終わりたいなあと。

ーー須藤さんの歌詞って全然聞き取れないのですが、どんなふうに書いているんですか?

須藤 : ヒップホップにすごく憧れているから韻を踏みたいんだよね。今回、パブリック娘。の斎藤辰也くんに参加してもらったのはそういう憧れの象徴として。歌詞は本当に適当だから載せたくなかったんだけど、斎藤くんが送ってきたリリックが絵文字みたいなものを使っててめちゃくちゃおもしろかったから、「これは載せなきゃ」と思って(笑)。

ーーでも、「デッカイものに踊らされる前から / 僕はずっと踊ってるよ」(「DEAD ZONE」)などの歌詞からは強い意思や主張が伝わってきます。

須藤 : ずーっとポツンとやってきたから流行り廃りには飲まれないよ、というスタンスの音楽をやっているという気持ちはあるねー。態度は歌詞に出ちゃうね。

ーー須藤さんはすごく映画好きですよね。

須藤 : 映画は超好きだね。映画を観ながらギターを弾いて作っている曲は多い。そういう時はすんなり出来上がる。今回もかなり映画のタイトルの引用は多いんだけど、つまりその映画を観ていた時の曲。俺は映画の吹き替えが好きなんだ。昔の映画の吹き替えって、ある意味「リミックス」みたい。独自の文化なんだよね。吹き替えの言い回しを歌詞に引用したりはする。歌詞からは場面が浮かぶんだよね。友だちに「一人称がない」と言われたんだけど、そういうところは映画っぽいのかな。作詞家としては宇多田ヒカルさんや佐藤伸治さん(フィッシュマンズ)が好き。だれでも使うような言葉で場面を描いたりするのに憧れるけど、俺は言葉を詰め込んじゃうんだよね。

ーーバンドの紹介文に須藤さんは「メンバーをサンプラーのように使う」って書いてあったのですが、そうなんですか?

須藤 : Solid Afroの曲ってぜんぶサンプラーで作ってるのね。リズムがないと曲を作れないんだよね。サンプラーを買ったのは、〈アンチコン〉が好きだった頃にワイ?(Why?)のライヴを観に行ったらサンプラーを使っていたのを観て、おもしろそうだな、と思ったから。サンプラーってトラックメイカーが使うものだけど、なぜか曲作りに使いだしちゃって。ヒップホップのトラックメイカーの作り方にはすごく影響を受けてる、っていうか憧れがある。

ーーSolid Afroの多彩で風変わりなリズムはどういう音楽から影響を受けているんですか?

須藤 : 1stの「ORIORIORI-YO!!!」って曲は、Solid Afroが俺と野本さんの2人しかいなくなっちゃった時期に暇つぶしでリアーナの「アンブレラ」のイントロをサンプリングして作ってた。リアーナのあんなカッコいいスタンダードなリズムをだれも使わないのがもったいないなあと思ってて。だから「ビー・マイ・ベイビー」(ザ・ロネッツ)のリズムを使ったジーザス・アンド・メリー・チェインの「ジャスト・ライク・ハニー」みたいな、「ORIORIORI-YO!!!」はそういうつもりで作った。『Mexican Zombie』を出した頃はJ・ディラやフライング・ロータスにハマっていたの。J・ディラのあのちょっとズレたスネアから「カッ」って始まる、あの感じが好きなんだ。「カッコいいなあ。これをバンドでできないかなあ」って思って、できなかったんだけど(笑)。それと2ステップをバンドでやってみたかった。ブリアルを初めて聞いた時に2ステップと同じリズムが聞こえてきからダブステップにもハマったな。だから、いわゆるクラブ・ミュージックからの影響はすごくある。実は昔はポスト・パンクは嫌いだった。でも、今共感できるのはあの時の人たちかも。俺がヒップホップとかダブステップをやろうとしているように彼らはファンクとかをやっていたんだけど、やっぱりそのものにはなりきれない。その感じには非常に共感はするなー。

本作参加ゲストによるコメント

ギター、ベース、ドラム、床がきしむアンサンブル、ダンス・ビート。

着地しないミスター須藤、主旋律を立ちあげるミス野本。

そのカタルシスをパックした録音、ミックス。そしてこの音。

僕や千葉くんがやれたことといえば、クレジットに載せる名前をメールしたくらいだろう。"Let's Rock"


斎藤 辰也 (パブリック娘。'14)
ハラショー!!
ソリッドアフロのセカンド・アルバム『DEAD ZONE』が届いた。
サックスの録音をしたのが去年の6月頃だったと思うから、少なくとも1年くらい録り続けていただろうし、ミックスエンジニアが見つからないという話をチラホラ聞いていたので、もしかして幻のアルバムになるんじゃないかとヒヤヒヤしていた。
しかし今年に入ってからTwitter上にチラホラとミックス・マスタリングの様子が投稿され、その後のとある日「出来たよ」とファイルストレージのURL付きメールが届き、ようやく安堵したことを覚えている。
(Ponytailのギターリフでちょっと泣きました。完成&リリースおめでとうございます!!)

アルバム全編に渡って泣けるポイントがあるのだけれど、ここは最高にハラショーな一曲、「SOFT SPOT」の個人的にハラショーな、泣きのポイントをあげたい。
僕と同じくゲスト参加したパブリック娘。Saito Tatsuyaのラップが、非常に、グッと、くる。
彼のラップの何が一番ハラショーかと言うと、リリックでもフロウ(ていうの?)でもなく、トーンだと思う。
彼のラップ声はたまらなく良く、あの声が音の余韻から切り込んでくる一瞬間に、魅せられてしまう。
ハラショーな声帯を持って生まれたヤローが運良くヒップホップなんてもんをやっているんだから、これはいよいよ神様だとか運命だとかいうもののお導きを信じるほかないのかもしれない。

千葉麻人(失敗しない生き方)

アーティストからの推薦コメント(順不同)

このページを見ている人には、今すぐ棚で眠っているスーパーカーのアルバムを全部売り払い、このSolid Afroの新譜を買う事をお薦めする。

佐久間裕太(昆虫キッズ)
15歳から25歳までの辛かった事を「楽しかったな」と思わせてくれるようなアルバム。かっこいい!

藤村 頼正 (シャムキャッツ)
再生した瞬間から漂う不穏な空気。リヴァーヴやディレイの裏には不安がある気がして決してとても居心地のいい訳ではないのだけれども、拒絶されているとは感じられなくて、出来ることなら私はここにジッと座っていたいと思ってしまうのです。ロック的な欲求とはまったく別のアングルで、このアンサンブルには素直に憧れてしまいます。

澤部渡(スカート)
ソリッドアフロの音を聴くとアマゾンとかジャングルとかマングローブとか、そんな風景を俺は想像します。(もちろん、いずれの場所も行ったことがありません)
お互いの音が積極的に干渉するわけでは無いけれど異質なモノたちが互いを認め合い? 共存していて、どの音も有機的で生命感があり何かウネウネしていて、作為的な要素は感じさせず不恰好な一面もありとにかく風変りで、特に藤田さんのギターは相当エキセントリックで食虫植物とか、そんなイメージを想起させられました。ギターに多用されるディレイやリバーブがじめっとした湿気と熱気を感じさせます。ムッとした暖かい空気が吹き出して来そうな。
今回の作品、ミックスがとても細かいところまでこだわって作られていて音の立体感が素晴らしいです。まるですぐ目の前で演奏しているようです。リズム隊の音がファットで心地良い。そのサウンドがより一層アマゾン感を強くさせます。(僕には)
ああ、こんな音で俺もアルバム作りたいなあと思いました。
行ったことのない場所、整理しきれない謎に満ちた風景を想像させてくれる音楽は文句無しにかっこいいと思っていますが、ソリッドの今作はまさにそんな作品です。前作より格段に進化してると感じました。前作の「メキシカンゾンビ」から既に現在の方向性は出来ていたように思えますが、それをよりパワーのあるサウンドにするため色んな努力があったことと思います。
どのような音楽的バックグラウンドがあるのか聴いていて解明出来ない不思議サウンド、最高です。こういう音楽がオルタナティブなんだと思っています。東京ではそんな音がもっと街中に溢れているべきです。
夏の静かな夜中に早く聴きたいと思っています。アルバム完成おめでとうございます!

畠山健嗣(H Mountains)
初めて聴いた時はあまりに曲がカッコ良くて、ハッとしたり、うっとりしてるたびに終わっちゃうから、今度は言葉を聴きたくてすぐ繰り返し聴きました。そう、日本語で歌ってるのに、ジャケットを含めこの無国籍な感じは何だろう。結局、何度聴いても上手く捕らえられず(まるでUMAのようだ)この作品を形容する言葉が見つからないのは本当に歯がゆいけど、でもこのアルバムが凄まじいのは音楽好きだから、良く分かります。

佐久間トーボ(ライター・放送作家)
シンプルで印象深いメロディが、ひっそりしてるけどざわついてる。

奥村祥人(henrytennis)
前作よりも更に一筋縄ではいかないビート・音の重なりは物凄い混沌と勢いを生み出していて、僕は聴くたびにびっくりしてしまうのです。 "soft spot"の展開から得られるカタルシスはもう、笑うしか!

nakayaan(ミツメ)
頭一つ抜けたソングライティングとアレンジ! どクールな演奏!端々から滲み出るボンクラ感!が絶妙なバランスで混じり合う最高なバンドSolid Afroの会心作! 2014年の! 「今」のバンドサウンド! ってこういうことですよ! タイトルも最高!

もんでんやすのり(ふくろ / GROUNDCOVER. / Limited Express(Has Gone?) / kinzichi )
まだ見ぬ世界が知りたいならば七つの海を越えてDEAD ZONEで共に踊ろう。そこには魂を揺さぶる何かがある。

オノマトペ大臣
毎日の様に音楽の恩恵を受け素直に音楽を楽しめる大人達の快作かなと! 無理に格好つけたり、背伸びしてオシャレしたりする必要が無いから純粋にヤバさが心地良いし作りこまれた音は味わい深いんですね。聴くたびに揺れます

近藤直人(THE ACT WE ACT)
エグいファンク・ビートとスウィートなメロディー、 その狭間からなまめかしいラジカリズムが匂い立っていて、 無性にゾクゾクさせられる。妖しい中毒性ありまくり。

小山守(ライター)
憧れろ。全てのベースを弾く女の子はSolid Afroのベーシストに、誰よりもクールであろうとするギタリストはSolid Afroのギタリストに、タイトなリズムを探し続けるドラマーはSolid Afroのドラマーに、そして全ての眼鏡をかけたボーカリストはエルビス・コステロに、強く憧れろ。

タカ吉田(PROPOSE/CLISMS)
Solid Afroの新作、脂のってます感ハンパないっす。めちゃかっこよい!!
気が狂いそうになるトリッキーで骨太なグルーヴの波、彼らの真骨頂は相当な危険地帯の様。こんなに気持ちよくやりたいこと形にできてるバンドって少ないと思う。この窒息死は快感ですね。

YUJI ANDO(golf)
DEAD ZONEのPVは富士山の麓の廃墟で撮影しました。立看板や道案内は無くて、ソリッドアフロの男衆が地元の釣り師に聞き込みをした結果、辿り着きました。
山の中なのに西陽が強く差し込んでいて、PVののもとさんの横顔にかかっている、あたたかい光がそれです。バンドの演奏シーン、全員リラックスした表情が映ってます。
PVは、当たり前ですが録音が終わった後に作ります。バンドが獣道を一歩ずつ踏み進んで見つけてきた景色の額縁みたいなものになったらいいなと思ってます。
前置きが長くなりましたが、須藤監督の映画愛がこもったPV「DEAD ZONE」、ぜひ見てください。

岩淵弘樹(映画監督)

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>>>特集ページはこちら

LIVE INFORMATION

Solid Afro "DEAD ZONE" RELEASE PARTY「CABIN」
2014年6月21日(土)@池袋MUSIC ORG
時間 : Open / Start 18:30 / 19:00
チケット 前売り / 当日 共に1800円+1drink
LIVE : Solid Afro / 失敗しない生き方 / パブリック娘。

PROFILE

Solid Afro

2005年結成。須藤雄介(Vo&Gt) 、野本夏代(Ba&Vo昆虫キッズのメンバーとしても活躍中) 、藤田隆一(Gt) 、菊池正朋(Dr) からなる4ピース・バンド。 2011年1stアルバム『Mexican Zombie』リリース。当初はロック的なモノをやっていたが徐々に脱線、バンドをMPC2000サンプラーと勘違いしたリーダー、須藤の無理難題をメンバーが困惑しながら練り上げたチョットおかしなグルーブ・ポップを奏でるニュータイプ・ジャポネ・ミクスチャー・バンド。

Solid Afro Official HP

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インタヴュー

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