エレクトロ・ポップスが炸裂するESMEのデビュー作が先行配信!

POPGROUPが初めて手掛けた男性シンガー・ソングライターESME(エズミ)のファースト・ミニ・アルバム『the butterscotch sessions』をリリース! “うたもの”とビート・ミュージックの共存を目指したデビュー作で、そのベールを脱ぐ! 今話題のビート・メイカーAmetsub、EeMu、Madegg等のREMIX3曲を含む、全8曲を収録。更に、オトトイでは1週間の先行配信! 次世代のポピュラー・ミュージックと成りうる新人が現れた。

強烈なダブ・ステップのビートと、詩が共存した衝撃作!

ESME / the butterscotch sessions

【価格】
mp3 単曲150円 / アルバム 1,100円
wav 単曲 200円 / アルバム 1,200円

【コメント】
急かすわけでもなく、止まるわけでもなく、ただ歩く速度で音は鳴り続く。始まる予感、終わる予感、あらゆる予感はビートに乗って広がり、メロディに乗って空に舞い上がる。美しく飛び散る粒子のように、ゆっくり瞬くPOPミュージック。とても良い。今の気分にキュンとフィットしました。
池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)

巡らす想いとたしかな決意

24歳のトラック・メイカー/シンガー・ソングライター、ESME(エズミ)のデビュー作『the butterscotch sessions』の1曲目「from」は、幼い頃の記憶を呼び起こすかのような静謐な鍵盤のループと、その記憶が紐解かれていくような感覚を覚える歌詞、〈君が生まれた日の歌をかけよう〉という静かな呼びかけで幕を開ける。

これまでにもTBS系ドラマ『SPEC』のサウンド・トラックに参加する等、トラック・メイカーとしてその手腕を発揮してきた彼が、このたびESMEとして、自らの歌と詩に軸足を置いたソロ・プロジェクトを始めた。今作は、2012年3月に“Solvents and orbits”名義でリリースされた『Maple Hill』よりもビートは抑えめで歌を引き立たせ、しかしトラックもしっかり主張した音作りになっている。そのバランスの妙は、もともとジャパニーズ・ヒップ・ホップに影響を受け高校時代にラッパーとして活動を始めた彼の、本領発揮といったところだろうか。

なかでも、印象的に情景が描き出されるのが「passenger of July」だ。最初に聴こえてくるクジラの咆哮を思わせる音が、私たちを海の風景へと誘う。その風景には自分ひとりではなく相手がいて、“~でしょ”、“~のよ”といった口調で、海で寄り添うふたりの、女性側の心情が柔らかな声で歌われる。柔らかに歌われる相手を想う切ない心情が、高まる鼓動を表すような高揚感あるビートと合わさって、聴く者の気持ちを揺さぶる。フィルムに撮った夏を思い出させる1曲に仕上がっている。

「from」も「passenger of July」も、未来よりは過去を思い起こさせる。しかし過去にすがっているわけではない。<昨日と今日の境目で佇んでみて 気付いたことさ/広い広いこの世界には/物語が必要なのさ>と歌われる「SEEDS」は、逡巡しながらも決意めいたものをたしかに感じさせるものだ。こうした逡巡する印象は、今作の基調となっているように思える。それはまず、作品全体に通ずる鍵盤のミニマルなループがそう感じさせるのだろう。そしてその鍵盤の音に乗せるべき言葉を、一音一音丁寧に探しながら発していく歌い方は、まるで日記に想いを少しずつ、正確に綴っていくかのようだ。意識下で現在・過去・未来と逡巡する想いをまず鍵盤で表し、それをなぞるように繰り返しながらトラックと歌詞を紡ぎ出し、想いを膨らませていく。過去を振り返りながら未来のことを考える、静かな時がここにある。

本作は奇しくも晩夏から初秋にかけてのタイミングにリリースされる。陽射しに灼けた肌とレジャーの記憶がだんだんとセピア色になっていくのを、ちょうど切なく思う頃かもしれない。本作を聴いてこの夏を振り返り、熱さが消えてもなお残る大切なものだけを抱えて次の季節へと歩み出そう。(text by 小川ワタル)

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PROFILE

ESME
1988年・埼玉県生まれのトラック・メイカー/シンガー・ソングライター。THA BLUE HERBやShing02などジャパニーズ・ヒップ・ホップに衝撃を受け、高校時代はラッパーとして活動。その後macを使ったトラック制作をスタートさせると、CM音楽を手掛ける傍ら、TBS系ドラマ「SPEC」のサウンド・トラックにも参加。2012年3月には、テクノ/アンビエント系の楽曲が収められたEP『Maple Hill』(LOW HIGH WHO?レーベル)を“Solvents and orbits”名義でリリースした。並行して、2011年春から自身の歌と詩にフォーカスしたソロ・プロジェクト“ESME”として楽曲制作を進め、約一年がかりで今作のデモを仕上げる。ESME本人から届けられたデモ音源のクオリティに驚いたPOPGROUPは早々に契約を決断し、今作のリリースに至った。

POPGROUP official HP

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レヴュー

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