2009/05/03 00:00


雨雲がみるみると流れていき、青空がどんどん広がり、そしてギラギラと太陽が輝き出したじゃないか!!!!

nontroppoが始まる頃には雲ひとつない完璧なる晴天!

マジかこれ! マジなのか!? ほんとうにアッと言う間に真夏になっちゃった!!!!!!!!!!!!!!!

みんな「ウワーーーー!!! スゲエエエエエエ!!!!」と歓声を上げる!



おれ、鳥肌が立っちゃったよ。

こんな最高の演出がほかにあるだろうか? 神様ありがとう!!!!



nontroppoの「晴れバンド」という称号もここまでくると神懸かりだな(笑)

もちろんライブは過去最高のテンションと過去最高の演奏ができた!

あらゆる好条件が重なったからこそ出来たライブ。

これで良いライブできなきゃロックの神様に殺されちゃうよ。


総決起ではほぼ毎年、演奏してきた「赤い彗星」。

この曲を総決起でやることはもうないんだなと、最高にイイ顔で踊り狂ってるみんなの顔見ながら胸がギュッとなった。



演奏後、メンバーとグッと抱き合う。

いろんなお客さんが「ありがとう! 」と叫びながら抱きついてくる。

今、最高に幸せだ。



さあ! 真夏のような陽気に変わった総決起集会!!

これだよコレ! 本来の総決起の姿が最後の最後で戻ってきた!!!



当然ながらテンションはぐんぐん上昇! よっぱらいもドンドン急増!(笑)

顔にペンキ塗りたくってアホ民族と化す者たち。

俺もアホ民族の仲間入り!


ODORUいんどじんがゴージャスなインド・ダンスを踊り!

アート・チームがピンポン球やら生卵やら投げる!

まさにカオーーース!!!!!!!!!(笑)


そのまま総決起集会はクライマックスへ向けて突き進むのである。

神懸かりな奇跡の晴天で盛り上がるとこまで盛り上がった総決起もクライマックスが近付くにつれ、感傷的な気分となる。



ガロリンズ

10年間、結局一度も野外でトリができなかったね(2年前にトリやった時は雨降って屋内やったし)。

でも総決起で、一番苦労したのは藤井さん。

ほんとにおつかれさん! 女王のライブだったよ。



夕暮れに染まってゆくベイサイド、池永くん(あらかじめ決められた恋人たちへ)のピアニカが景色を彩る。

これは俺が今年どーしても見たかった光景だったんだ。

きっとこうなることもあらかじめ決められてたんだなあ。



いよいよ大トリのfolk enough

folk enoughのライブは素晴らしかった。

古い曲から最新曲までこの10年を振り返るような選曲。



俺はステージ裏から見ていた。

総決起はこのステージ裏から見るのが一番好きだ。

演奏者の背中、お客さんたちの表情、そしてベイサイドの景色、空。

見てよこの光景!


映画でもドラマでもない、作りものじゃ決して描けないこの光景。

この光景をじっとみてたら、たまんなくなって泣いてしまった。

いろんなことを思い出しちゃった。



須崎公園時代、なんにも分からずに手探りで始めた野外フェス。

騒音の苦情で役所やいろんなとこに3人で行ったり、協賛金集めに一軒一軒お店回ったり、何度も打ち合わせを重ね出演者決めに揉めたり、イベントの方向性を何度も話しあったり、毎年いろいろ大変だった総決起集会だったけど、


最後の最後で見れた奇跡のようなこの光景こそが、音楽の神様が俺たち主催者3人にくれた最高の贈り物だ。



井上さんは演奏途中でサングラスをスッとかけた。

きっとあのサングラスの下はボロボロに泣いとっただろう。

俺の隣に藤井さんがきた。

顔は見なくてもわかった。

ステージ前のお客さんたちもみんな笑顔で泣いていた。

なんだかんだ、カッコイイこと言ってもやっぱサビシイなちくしょう!



最後は主催者3人であいさつ。

夕焼けに赤く染まった空、日はもう海の向こうに沈もうとしていた。


最後にして最高の舞台。

この舞台を作ったのは我々3人と、そしてあの日あの場にいた全てのみんな。

本当に本当にありがとう。


一生忘れないでください。


この日、総決起集会は10年の幕を閉じた。

でも福岡はまだまだ終わらないし、終わらせない、これからが始まりだ!


福岡のシーンはこれからもっともっと面白くなるだろう。

主催のあと2人、井上さんや藤井さんも感想書いてるんで、ぜひ読んでみて。


井上ブログ

藤井mixi日記


それと大事な報告!

みなさんのカンパ金のおかげで今年もなんとか赤字を免れました!!!!!!!!!!!!

心から感謝します。

ありがとうございましたー!


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VOL.1 総決起集会 エピローグ

PROFILE

ボギー。ダンス仕様のライブ・バンドとして高評価を得ているnontroppoのボーカル&ギター。ニュー・ウェイヴ、レゲエ、ダブ、ジャズ、プログレ、サンバ、トランス・ミュージック等あらゆる音楽的要素を内包したカラフルで不思議なサウンドに、無国籍なダンス・ビートが絡み、聴く者全てを狂喜の「祭」、もしくはありもしない架空のリゾート地へといざなうちょっぴり危険なトロピカル・アヴァン・ダンス・ミュージックを奏でる。

artist page https://ototoy.jp/them/index.php/ARTIST/1829

blog ”ボギーの悪趣味音楽作法” http://www3.to/yokotin/

[コラム] SKA☆ROCKETS, folk enough, neco眠る, nontroppo, あらかじめ決められた恋人たちへ, おとぎ話

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