
ライヴを経て熟成された、モールスのニュー・アルバムを先行販売します!
これは嬉しい! モールスの5thアルバム『Weather Sketch Modified』が、CDのリリースに先駆けてototoyで先行販売開始。今作は、トータル・タイム65分というバンド史上最長アルバム。生粋のライヴ・アクトであるモールスが4年をかけて熟成し、最早ライヴ・クラシックと化した全12曲が収録されています。OGRE YOU ASSHOLE『アルファベータ vs. ラムダ』、YOMOYA『Yoi Toy』を手掛けたプロデューサー斉藤耕治&エンジニア多田聖樹の不動のプロダクション・チームとの共同作業による丹念な制作に加え、ブレント・アーノルド(Modest Mouse、Quasi他)、さや(テニスコーツ)やRyo Hamamotoなどのゲスト参加も作品にカラフルさを与えています。ボーカル、酒井が描く独創的な日本語詩とバンドならではの自由自在なグルーヴ感。ジャンル分け不能、日本で最もねじれた究極のポップス、モールス・ワールドへようこそ。
アルバム購入特典は、オリジナル・ウェブ・ジャケット!
モールスのニュー・アルバム『Weather Sketch Modified』をご購入頂いた方に、特典としてオリジナル・ウェブ・ジャケットをプレゼントします。『モチーフ返し』に続き、今作のアート・ワークを手掛けたのは、奇才カイル・フィールド。ボニー“プリンス”ビリーやザ・マイクロフォンズのジャケットを手掛け、リトル・ウィングス名義での音楽活動でも知られる彼の表現する世界とともに、モールスの印象深い言葉のひとつひとつを味わってみてください。アルバム購入後、こちらのリンクからダウンロードしてください。
ニュー・アルバム『Weather Sketch Modified』
1. 花食う犬 / 2. いるいらない / 3. アドバルーン / 4. 落雷含み / 5. こないよ / 6. 雪の結晶の表 / 7. 鏡が映さない / 8. CRC / 9. トイプードル / 10. 気象衛星 / 11. 影も形 / 12. サラ地が吠えている
INTERVIEW
モールスから約4年ぶりとなる新作『Weather Sketch Modified』が届いた。モデスト・マウスやクワージとのセッションで知られるチェロ奏者、ブレント・アーノルドによるストリングス・アレンジ。アナログ・テープで録音された、ふくよかであたたかみのあるサウンド。そして不動のプロダクション・チーム。そういった諸要素のすべては、彼らの音楽に対する周囲からの理解と敬意の表れだと言っていい。これまでの作品では、酒井泰明の並外れた創造力とアイデアがどうも楽曲単位で分散している印象があった。だが、この5枚目のフル・アルバムにして、ついに彼らはそのすべてをトータルで表現する事に成功した。迷いなく言ってしまおう。これこそがモールスの最高傑作だ。
気づけば結成から10年以上の月日が経過した。今でも彼らは自分達が「バンド・マン」である事に胸をときめかせている。酒井泰明、内野正登、有泉充浩。この3人がどこかで出会い、モールスというバンドを組んだ事、それ自体が僕には奇跡のように思える。
インタビュー & 文 : 渡辺裕也

つまり作品の全体像でびっくりさせたかった
——どの曲もライヴで披露していたものとはまったく違う仕上がりになっていて驚きました。
酒井 : 「今回はちょっと凝った作りにしよう」という話は、早い段階で出ていました。その時点で既に10曲以上の候補が挙がっていて、さらに昔の曲を見直す作業にも入っていました。前作の『モチーフ返し』を出した直後から、けっこう長い期間をかけて曲を揃えていった感じですね。「いくら何でもこれを入れる事はないだろう」みたいな曲も入れると、最大で30曲くらいはストックがあったかもしれない。そこから、今回の方向性には合わなさそうなものを省きつつ、また新しい曲を作ったりもしていました。今まではライヴでよく演奏している曲をそのまま収録するような感じだったんですけど、今回は曲選びとアレンジや構成について考える時間が十分に取れました。それも作り込んだ作品になった要因かもしれません。
——曲作りの工程にも何か変化はあったのでしょうか?
酒井 : 今回収録されている曲は、ここ1、2年の間に作ったものがほとんどなんです。前作の辺りから、曲を作り始める段階で、仕上がりやアレンジを想像するようになってきました。僕個人に関しても、曲作りに対する心構えがだんだんと掴めてきたところなんです。前までは、「みんなをびっくりさせよう」と考えながら曲を作っていたんです。それは曲の起伏、歌詞、題名や演奏、すべてにおいて言える事なんですけど、どこかでみんなをびっくりさせられるようなものを常に探していたんです。だから「これでは驚かないよな」という曲は全部ボツにしていたんですね。でも最近は「この1曲だけでみんなを驚かせようとしなくてもいいんじゃないか」と思うようになってきて。だから、抑揚が少なくてサラッと聴かせられるような曲も最近は披露出来るようになってきました。「そこまで工夫しなくてもいい」と思える余裕が出てきたんです。そうしたら徐々に曲作りも楽しめるようになってきて、よりアレンジに時間が割けるようになってきました。
——「びっくりさせたい」とは別に、新たな基準が出来たのでしょうか?
酒井 : 今回は1曲目から通して聴いてもらった方が楽しめる内容になっていると思います。「この曲の次はこの曲しかない」あるいは、「この曲はアルバムの中のこの位置でなければいけない」といった事を常に考えていました。つまり作品の全体像でびっくりさせたかった。

——前作をリリースして以降は、これまでのキャリアを総括するような動きも多く見られました。その一方で、今回のアルバムと前作は地続きになっているような印象もあります。
酒井 : そうですね。レコーディングした場所もスタッフもみんな同じだし、アート・ワークも前回と同じく、カイル・フィールドさんにお願いしました。『モチーフ返し』を作って、やっと自分達のやりたい事が形になり始めたという実感もあるので、今回はそれをもっと突き詰めたかったんです。レコーディングをするにあたって、今の環境はとても理想的な状態だし、それが作品にもよく反映されていると思います。結成10周年を迎えて、再発盤や歌詞集を出した段階で、自分の中でこれまでの活動を総括して一息つく事が出来たので、あまり肩に力を入れずに取り組めています。だから、最近はすごく楽しい。
「心象スケッチ」を「気象スケッチ」に
——『Weather Sketch Modified』というタイトルは何を意味しているのでしょうか?
酒井 : 今回のテーマは<お天気>だったんです。なぜか出来上がっていく曲が気象に関するものばかりで、アレンジや歌詞を考える段階でもお天気の事を意識していたんです。このタイトルは宮沢賢治の「メンタル・スケッチ・モディファイド」という言葉を拝借したものなんです。つまり「心象スケッチ」を「気象スケッチ」にもじったんです。なんでお天気がそんなに気になったのかは僕もわからないんですが、「落雷含み」「雪の結晶の表」「気象衛星」といった感じで、かなり前からその傾向が出てきて、レコーディングに入る前から、みんなに「今回は天気で行くよ」と伝えていました。みんなキョトンとしていましたね(笑)。だから、「トイプードル」なんかは途中まで外そうとしてました(笑)。
——(笑)。つまりコンセプト・アルバムにしようとしていたのですね。でも、その「トイプードル」がまさにそうなんですけど、今回は<犬>についての曲も目立ちますよね。先日のライヴで酒井さんが「僕達は今だに猫に追いかけられている」と話していたのが印象に残っているんです。つまり「仔猫カレンダー」の事ですね。もしかするとあの曲は今のモールスにとって少し足枷になってしまっているのかもと思ったのですが。
酒井 : (笑)。あの曲はそれ程苦労せずに出来た曲で、特に手応えがあった訳でもなかったんです。でも、ライヴのアンコールであの曲を求められたりするようになって、なんとなく「仔猫カレンダー」Tシャツを作ってみたりもしたのですが、僕個人はそれ程思い入れがある訳ではないんです。でも、僕ほど歌詞に動物を入れてくる人はいないですよね。これまで動物に関する歌ばかり歌ってきたと言っても過言ではないですから(笑)。でも、実はそんなに動物好きではないんですよ。敢えて言うなら(レッサーパンダの)風太君くらい。

——(笑)。そういえばギターに風太君のステッカーを貼ってましたよね。では、動物をモチーフに使う事も、あまり意識的ではないのですか?
酒井 : 意識的ではないし、使う時も、その動物に対して少し意地悪なニュアンスを含んでいる事が多いですね。
——「花食う犬」から始まる前半のメロウな流れにとても惹き込まれました。
酒井 : 最初は早いテンポの曲を頭に持ってくるつもりだったんですけど、曲数が増えていくうちに、一番座りがよい曲を探してみたら、「花食う犬」に落ち着いたんです。でも、僕らのアルバムって大体立ち上がりがゆっくりした感じになるんですよね。
——これまでで最長のアルバムなんですよね。
酒井 : 始めは2枚組という案もあったくらいなんです。無事1枚にまとまってよかったんですけど。
——「アドバルーン」と「サラ地が吠えている」は、曲中で表現されている風景や、メッセージに近いものがあるような気がしてきたのですが、どうでしょうか?
酒井 : そう言われると嬉しいですね。というのも「アドバルーン」は、バンドを結成したばかりの頃に作った曲で、今回それをリアレンジして収録したんです。そして、今回のアルバムの中で1番新しい曲が「サラ地が吠えている」なんです。つまり、変わっていないと言う事なのかな(笑)。今歌いたいと思っている事が、当時歌いたかった事にまた近づいているのかもしれない。「CRC」もかなり前に作った曲です。あの曲は元々すごくゆっくりとした曲だったんですけど、それを極端に速く演奏してみたら、今の雰囲気にしっくり来たんです。
ユーモアがうまく転がると、そこから哀しさが滲み出る
——ブレント・アーノルドさんにストリングス・アレンジを依頼する事になった経緯を教えてください。
酒井 : 以前、彼が日本に来た時にお会いする事が出来て、それ以来連絡を取り合うようになったんです。一緒にアメリカでやった事もあるし、『TOURNAMENT』の時もリミックスで参加してもらっていたので、「いつかまた一緒に何か出来たらいいね」という話はあったんです。今回それに見合うような楽曲が揃ってきたので、この機会にお願いしてみました。僕はあまりアレンジに関する注文は出さなかったんだけど、うまく咀嚼してくれたみたいで、やっぱり相性がいいなと思いました。
(ここで遅れてきた有泉が登場)
有泉 : 遅くなってすみません! よろしくお願いします。
——よろしくお願いします! 確かにブレントさんは楽曲に対する理解度がすごく高いという印象を受けました。それはプラス/マイナスが「いるいらない」をカバーした時にも思ったんです。ブレントさんのアレンジにしても、プラス/マイナスのカバーにしても、モールスのラウドな部分ではなくて、センチメンタルで繊細な部分を掬い上げているのが面白いなと思いました。
酒井 : 幸運にもこれまで4回アメリカをツアーで回れる機会に恵まれたんですけど、最初に行った時は完全に日本語しか話せない状態だったので、少し投げやりなところがあったんです。それこそびっくりさせてやろうと思って、激しいライヴを続けていた。でも、4回目になって、いろんな場所のいろんな会場で演奏していくうちに、聴いてくれる人達が曲の成り立ちとかも理解しようとしてくれていると肌で感じる事が出来たんです。つまり僕らが外国のバンドの音楽を何気なく聴いているのと同じ事なんですよね。プラス/マイナスのカバーを聴いた時も「伝わるものはあるんだな」と思いました。ブレントさんも、歌詞の内容を事細かには伝えていないのにも関わらず、曲の雰囲気や題名から汲み取って、楽しんでやってくれたようなので、嬉しかったです。前回アメリカを回った時は、日本で演奏する時と同じニュアンスで伝わるようにしようと思ってやりました。台湾で演奏した時も何かしら伝わるものがあったので、逆にそれを日本でも意識するようになりましたね。モールスを好きで観に来てくれている人の前でも、知らない人達ばかりの前でも、自分達の雰囲気は変えずに演奏出来るようになったと思います。それも曲作りに影響を与えたのかもしれませんね。
——日本と海外の盛り上がり方に違いはありましたか?
酒井 : 僕は元々、自分の演奏に合わせて踊ってほしいと思った事はあまりないんですよ。前で踊っている人と後ろで腕を組んで観ている人にそれ程の違いはないと思っています。だから、アメリカと日本のどちらがやりやすいかと言われると、どちらとも言えませんね。

——最近はモールスを中心にさまざまなバンドが繋がりを持ち始めているように感じます。
酒井 : 自分達がどういう位置にいて、周りからどう見られているのか、いまいちわかっていないんですよね。もしかすると自分達にとって居心地のいい場所があるのかもしれないけど、僕らはいつもそこにいないような気がする。だからと言って孤立しているような気はしていません。もちろん自分達が中心にいる実感はないけど、「この人達が僕らの音楽をいいと思ってくれているんだ」と意外に感じる事はある。じゃあそこに乗っかれるかと思うとそうでもないというか(笑)。
——今回は浜本亮さんが参加されていますよね。彼の事はミュージシャンとしてどう捉えていらっしゃるのでしょうか?
酒井 : 「影も形」という曲でギターを弾いてくれているんですけど、その時の雰囲気がとてもよかったので、ツアーでも一緒にやってみようと思っています。彼とは僕のソロ名義である<サイン会>の活動の中で知り合ったんです。僕が弾き語りでライヴをやる時に彼とセッションをした事があったんですけど、その時の印象がすごくよかったんですよ。何も言葉を交わさなくても合わせる事が出来たし、自分のギターともすごく相性がいい気がした。音源だけで聴き比べると、浜本君とモールスはかけ離れているように聴こえるのかもしれないけど、僕は割と近いものを感じていたんです。僕も初めて会った時は繊細で気難しい人なのかなと思っていたんですけど、何度か話を重ねていくうちに「この人はなかなかルーズな人なんじゃないか」という実感がありまして(笑)。すごく才能がある人だと思います。
——以前のメール・インタビューで「酒井さんが常に楽曲に込めたいものがあれば教えてください」という質問を送った時、酒井さんは「誠実なユーモア」とだけ返答をくれました。この「誠実なユーモア」について、もう少し詳しく教えてもらえませんか?
酒井 : そのままです。ちゃんとやるという事ですね(笑)。今回のアルバムにも、とてもシリアスな内容の曲が入っているけど、どこかには必ずユーモアを忍ばせたいんです。そしてそのさじ加減は多分僕にしか出来ないものだとも思っています。同時にそのユーモアを演奏の中に組み込む事も今の3人にしか出来ない。それがこのバンドの良さだと思っています。ユーモアがうまく転がると、そこから哀しさが滲み出る事があるんです。ふざけた事をやると、不誠実なイメージが付きまとうじゃないですか。でも僕らはそうじゃない。正々堂々とくだらない事を言っているんです。
——歌詞や曲のイメージについて、実際に有泉さんと内野さんに言語化して伝えたりはするのでしょうか?
酒井 : まず歌って聴かせた後に、紙に書き出したりしながら雰囲気を説明していくと、二人からもアイデアが返ってきます。そのパターンは色々ありますよ。セッションで曲を作る場合は、骨組みが出来てきたら、まず僕がいきなり一言突っ込んで、有泉君と内野君を笑わせる事から始まりますね。「それ本当に歌詞に入れるの?」みたいな反応が返ってくると、そこから閃きが出てくるんです。例えば「気象衛星」という曲の中に“鉄砲水”という言葉が出てくるんですけど、それも僕が突然「鉄砲水!」と叫んだら二人はびっくりするだろう、というサービス精神から出てきたものなんです(笑)。案の定二人は笑ってました。「何言ってんの?」って(笑)。
——(笑)。ライヴでもそういうサービス精神が多々見られますよね。有泉さんからすればもう慣れたものですか?
有泉 : 僕は少し切り離すようにしています(笑)。そうじゃないと揺さぶられてしまう。内野君は笑ってますけど(笑)。
酒井 : もう付き合いが長くなってしまったので、生半可な事では驚いてくれなくなってしまいましたね。だからそのハードルは上がっていくばかりです(笑)。でも、今回は本当に楽しかった。有泉君はベースだけでなく、ギターもマンドリンもバンジョーも弾いていて、音の幅を拡げる役割を担ってくれた。僕も鍵盤を弾いたし、レコーディングの幅がすごく拡がりました。
有泉 : 僕らは曲を演奏しながらどんどん変えていってしまうので、落ち着くまで粗熱を取る作業が大事なんです(笑)。今回はどの曲もいい頃合いになった所で録る事が出来ました。
酒井 : ライヴで演奏し始めると、どんどん変えたい場所が見つかってきてしまうんですよね。
——インタビューはここまでにしましょう。今日はありがとうございました。
有泉 : 遅くなってすみませんでした。
酒井 : こういう時に遅れずに来るのは、大抵僕だけなんだよな(笑)。
"American Gong" & " Weather Sketch Modified" Release Parties
モールスとクワージが、互いに大充実の新作を携えてツアーを開催します。モールスとクワージの共演は、ワシントン州オリンピアで開催されたUSインディの祭典YOYO A GO GO 1999以来。クワージは、エリオット・スミスの初来日公演へのバック・バンド&オープニング・アクトとしての参加以来実に11年振り、ベースにジョアンナ・ボルム(スティーヴン・マルクマス&ザ・ジックス)が参加してからは初の来日です。クワージの約3年振りの8thアルバム『American Gong』は、2010年2月3日発売です。

2010年2月14日(日)@渋谷 O-NEST
w / Qomolangma Tomato
open 6:00pm / start 6:30pm
前売り 3,500円 / 当日 4,000円
TICKET : 会場 / ローソンチケット(Lコード:79672) / e+
2010年2月16日(火)@名古屋 得三
w / ○(まる) (ex Sick of Recorder、YO-MA)
open 6:00pm / start 7:00pm
前売り 3,500円 / 当日 4,000円
TICKET : 会場 / チケットぴあ
2010年2月17日(水)@京都 UrBANGUILD
w / Ryo Hamamoto
open 6:30pm / start 7:00pm
前売り 3,300円 / 当日 3,800円
TICKET : 会場
2010年2月18日(木)@松本 ALECX
w / OGRE YOU ASSHOLE
open 6:30pm / start 7:00pm
前売り 3,300円 / 当日 3,800円
TICKET:会場 / ローソンチケット / PLANETS(0266-52-5477)
2010年2月19日(金)@渋谷 O-NEST
w / OGRE YOU ASSHOLE
open 6:30pm / start 7:00pm
前売り 3,500円 / 当日 4,000円
TICKET : 会場 / ローソンチケット(Lコード:79664) / e+
総合問合せ / チケット予約 : 7e.p.
協力 : P-Vine、PLANETS(松本)
DISCOGRAPHY
PROFILE
1997年、酒井泰明(Vo、G)、内野正登(Ds)、有泉 充浩 (B)の3名により活動開始。現在までメンバー・チェンジ無し。国内外、メジャー/インディーやジャンルを問わず幅広いラインナップとの共演を果たしており、bloodthirsty butchersの吉村秀樹、OGRE YOU ASSHOLE、Base Ball Bearの関根史織やトクマルシューゴなどアーティストの信奉者も多し。USインディー・シーンとの交流も深く、KレコーズのThe Microphones/Mount Eerie、Little Wingsの来日公演およびUSツアーでバック・バンドを務めており、 2007年秋には3度目となるUSツアーを、東海岸は+/-、西海岸はMount Eerieと敢行(14都市17公演)。 最新アルバムがビルボード・アルバム・チャートで1位に輝いたモデスト・マウスの3度の日本ツアーにおいて、毎回共演を果たした唯一のアーティストでもある。現在までに5枚のフル・アルバム、4枚のミニ・アルバム、2枚組編集盤2セットを発表。内野はtoddle、Swarm's Arm、酒井&有泉はカバディ・カバディ・カバディ・カバディのメンバーとしても活動しており、有泉は2002年よりレーベル7e.p.を共同主宰している。
- official site : http://www.moools.com/